AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

百円いただきましょう その2

2023年10月01日 | カテゴライズできない
9月に入ってからは、近隣のダイソーは手塚治虫商品は入荷どころか、減少していく一方で、最初にブラックジャックのジッパーバッグを見つけた店などは、盆明けにすでにもうこれ以上BJ商品入荷しまへんでという強い意思表示がみてとれた。

一方、奈良のS条のダイソーは毎週のように新入荷商品が追加され、見事期待に応えてくれる。

わざわざ人気ディズニーコーナーの棚の一角を空けてまで、手塚商品を並べてくれていることに好感度爆上がり!



ブロックメモ3種(付箋にしてほしかった)。
ブラックジャックに扮したピノコってのも秀逸だが、ヒョウタンツギがあるのがいいね。
(アトムはついで)



この辺ではまず入荷の見込みなしやろうと思ってた注射器ボールペンも。
BJとピノコの2種。



そして、今回秀逸過ぎるアイデア商品なのがコレ!
ブラックジャックのリングノート。

BJの顔のツギハギのところにリングを当てるという、これ考案した人マジ天才!


これが100円ってのがホント信じられない。
手塚プロダクション直営販売やったらもっととってるで多分。

やっぱ人気商品だったのか、私がS条の店で発見したときには2冊しか残ってなくて、しばらく店を徘徊して戻ってみると最後の1冊もなくなっていた。
あぶなかったー

一方、そのとなりに並べてあったアトムのリングノートは悲しいかな、山積み状態。
でもこれもスケルトン加工されててページをめくるとメカメカしたアトムと分離するという工夫が施されてて、とても100円とは思えないクオリティ。



今回この商品化を企画したダイソーの担当者は、たかが100円なのに高額設定のオフィシャル商品よりセンスいいのが凄い。
アイデアのバーゲンセールとは、まさにこのことだね。
とにかく遊び心がきいていて、手塚マンガへの愛も感じられるしね。


一方、9月に入っても全くといっていいほど手塚商品の入荷がなかった情けないうちの近所の店舗型のダイソー。



郵便局の向いにあって、不在配達の郵便物を受け取りにいくついで一応チェックはしていて、ある日入店した時、ちょうど仕入れ責任者と思しき店員のおばちゃんがスタッフと「手塚治虫の商品まだ入荷してなかった?発注はしてるねんけど。」「まぁさすがに鉄腕アトムの商品は怖くてようしてないけど」てな感じのやり取りが聞こえてきた。
この会話を聞いて、やはり各店の仕入れ責任者がどれだけ手塚作品を信用しているか?という度量にかかっているのだなと。


次の日、店をのぞいてみると・・・・・

デーーーン!!なんだ、やればできるじゃないか!
(アトム商品もあるやん)



ここのダイソーでは他店にはなかった何が出てくるかわからない袋入り商品が多数入荷されていた。
アクリルミニスタンド、缶バッジ、アクリルキーホルダーなどである。

手塚キャラのアクスタが100円で買えるなんて!と最初はテンション上がったが、私ぐらいの手塚ファンになるとこの辺のベタなキャラが当たっても正直あまり嬉しくはなく、せめて我王とかダイバダッタとか奇子とかフースケとか入れといてほしかった。

商品残り少なくなった頃に、袋の外から指で触りまくって見当つけたブラックジャックとロビタを見事引き当てたときはめちゃ嬉しかったが。




と、このように、1日3軒くらいはしごして「もっと入荷してくれよぉ~」と、もどかしく思いながらもチビチビ購入していってるうちに、気づいたら出てる手塚商品ほとんどゲットできてた。

あとはヒョウタンツギのリングメモくらいだったんだが、3店舗の中では一番遠方にあるダイソーの手塚コーナーにも置いてなく、ダメ元で普通の文具コーナーも一応探りに行ったら・・・・

あったーーっ!!
やはりヒョウタンツギ、神出鬼没の存在である。


そうか、スタッフさんこれが手塚キャラって知らなかったんだな。
だからお節介ながら私がそっと手塚コーナーに移動しておきました。


ここ最近はもう再入荷の見込みもなく、各店とも徐々に手塚キャラ商品はその数を減らしていっている。
まぁアトム商品は余りがち。俺も買わんもんな。
つか一般庶民に手塚キャラ商品ってどのくらいウケがいいんだろうか?購買意欲そそられるんだろうかと心配だったが、なんやかんや売れてるんだね。


ただ、ブラックジャックのこのシャレのきいたペーパータオルはいまだ山積み状態。
入荷しすぎ?
俺なんかまず使わんだろうけど(買ったこともない)3個は購入したけどな。

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百円いただきましょう その1

2023年09月29日 | カテゴライズできない
盆休み前からここ最近にかけて、毎週末はダイソーに行くのがひとつの楽しみになってた。
一日3軒ははしごしてた。




どういうことかというと、この度ダイソーが手塚治虫のキャラ商品を売り出したからにほかならない。


盆休み前に、買いたい必需品があって最寄り駅前のダイソーに寄ったら、ブラックジャックのコマシーンのジッパーバッグを発見し、これは何事かと家に帰ってググり、今回のこの素敵な企画を知ることとなった。

https://tezukaosamu.net/jp/mushi/entry/26614.html

各バッグの用途に合わせてBJのコマが割り当てられている。
ただ、お薬用サイズと書かれたピノコのやつ・・・
ダイソー企画部のジョークなのかマジなのか?

ピノコが口に放り込んでるカプセル、それ青酸カリでっせ!
(’第7巻 第66話『ガス』より)



そう、今回ブラックジャックの商品が大フィーチャーされているのは、今年ブラックジャックが連載開始から50周年を迎えたからにほかならない。
私の大好きなブラックジャックのキャラグッズが100円で買えちゃうなんて・・・
こんなにうれしいことはない。

これは50年経ったから使用料がグンと安くなったということなのかな?


この素敵すぎる企画を知った翌日、私は朝から思いつく近辺のダイソーを数軒巡ったのですが、どの店も手塚キャラ商品は全くといっていいほど入荷しておらず。
というのは、この時期ちょうど台風が接近しており、その影響で全国的に出荷が遅れているということが公式に発表されていた。

で、お盆明け、ダイソー巡り再開。ただし仕事が忙しかったので週末のみ。
まぁ日曜大工店の片隅で展開しているダイソーなんかはまず見込みがない。
大手電機メーカー店舗の1フロア丸々入居しているダイソーならあるだろうと。

ところがどっこい。ブラックジャックのブの字もねーじゃねーか!

ディズニー100周年の特設コーナーはあっても、ブラックジャック50周年コーナーはなかった。
非国民め!!



100均で買い物してて最近もよくだまされるのが、100円だと思ってレジに持っていった商品が200円だったり、時には400円以上もする商品だったこと。
でもその日2軒目のダイソーでようやく見つけたBJファンの誰もが待ち望んでいたこの素敵なブラックジャックトランプがたった200円なんて、安すぎるというほかない!




ジョーカーカードはドクター・キリコ。BJ愛しの如月先生カードも。
クイーンのカードは大体ピノコの絵が使われてたけど、いや、そこはブラッククイーンこと桑田このみ先生やろ!



なんかやたらBJの恩師である本間丈太郎先生がフィーチャリングされてた。
BJ好きなら誰でも知ってる本間先生の名言コマカードも。



しかし、やはり京都南端の辺境地のダイソーではいかんともしがたい。
HPで公表されている商品の2割も入荷していない。
なので奈良市街近郊のダイソーへと捜索の範囲を拡げてみた。

するとでっかい店舗を構えているS条ダイソーでは、やはりうちの近所よりはるかに品揃えがよく、小規模ではあるがちゃんと手塚コーナーも設置しており、私のテンションが上がったことは言うまでもない。
まさにハッピープライスパラダイス!!(ダイソー!)

シールセット全4種。



中でもSNSなどでとくに話題になってたブラックジャックの手術料のシールセットがあったのは嬉しかった。
もうここは優良店だなと。

高額の手術料を請求するときは悪党みたいな顔のBJだが、ウソみたいに安い手術料の時はとても穏やか。



マステなんかもかわいいので思わずカゴに放り込んでしまっていたが、普段生活していてシールとかマステとかはまず使うことがない。




なので、それらを使って自分だけのオリジナル手塚マンガをこしらえるってのも一興かと。



まだまだ続くぜ!!

レッツゴー、ダイソー!!
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さらば、スバルよ

2022年11月06日 | カテゴライズできない

15年前、初めて新車で購入したインプレッサスポーツワゴン。

ついにお別れの時を迎えました。





長年、特に支障もなく快適に走ってましたが、今年のお盆前の通勤時に、不穏な震えを伴ってエンジンストップ。
その後エンジンかかってなんとか職場まで走りましたが、仕事帰りにスバルショップに寄って看てもらったところ、ラジエーターから水が駄々洩れしててオーバーヒート起こして、それによってエンジンも随分傷んでしまっただろうと。
まぁ2年前の車検の時、もう乗り換えは考えていて、先月初めに次の車も注文済。


スバル特有の水平対向エンジン。
第二次世界大戦中、スバルの前身である中島飛行機が製造し、零式艦上戦闘機(通称「零戦」)に、この水平対向エンジンが採用された。
つまり「私はゼロ戦のDNAを脈々と受け継いできた自動車に乗っている!」と、非常に誇らしく思いながらこのインプレッサを運転してきた。




なんてうそぶいてみたけど、ほとんど車に関心がなく、ケチで面倒くさくて洗車もメンテナンスもろくにやってなかったので、このインプレッサを大事に乗ってきたなんてことは到底言えないし、申し訳なくて「愛機」あるいは「愛車」なんて呼べない。


荷台の整理。
作業着、軟球、バドミントンのラケット、レジャーシート、タオル、コンビニマンガ本、ウェッテないウェットティッシュ、UFOキャッチャーで獲った景品、傘も4、5本出てきた。
今年のOTODAMAに持っていった未使用のコンパクトテントも積みっぱなし。
太陽光でパリパリになったビニール袋、あと、ゴムのかけらがそこらじゅうに散乱していた。





秋晴れの休日。
よし、最後くらい遠出して色々名所でも巡ってやるか。

・・・と思ったんだけど、ガソリンもわずかだったし、色々やることもあったので、近場の平城宮跡周辺をちょっと走るにとどまった。




こなべ古墳前にて。




15年間よく走ったね。

ほんとうにありがとう。
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名探偵レインウーマン

2022年10月24日 | カテゴライズできない
以前住んでた同居人がなぜか置いていったブルーレイレコーダーがあるのだが、そいつが毎週日曜の23時から放送されているNHKの海外ドラマシリーズを録画予約していて、それがいまだHDDに録り貯められ続けている。

私自身、海外ドラマはあまり観ないたちで、20代の頃にWOWOWでやってた『フレンズ』くらいしかまともに観たためしがない。
まぁでも、TVドラマってのは一度観だしたら続きが気になるもんで、たまたま一話目からガッツリ観てしまったらそれにハマってしまうということは時々あって、もう放送は終わってしまったんだけど、そのブルーレイに録画されていた『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』を観てみたら、これがなかなか面白くて最近順番に観ていくのが楽しみになってた。

フランス制作のドラマで、まぁそう言われなければアメリカかイギリスの刑事ドラマかと思ってしまう。
確かによくみると、風景や登場人物に清潔感やオシャレっぽさを感じられなくもない。




音楽もすごくオシャレでOP、EDとも実に洗練された音色でけっこう心地よくて好き。

これはアストリッドの孤独のテーマ曲といったところか。



犯罪推理刑事モノというか、日本のドラマでいうと、『相棒』に近いものがあるのかな。
男勝りのラファエル・コント警視は、ガサツながらルール破りの大胆な行動で犯罪解明に挑む熱血の女刑事。
特に男には厳しく、部下のコーヒーを取り上げて飲んだりアゴで使ったり、一般男性にも腰の銃をチラつかせて国家権力を振りかざす、ちょっとフェミニズム且つコンプラ入ってるかと思われる恰幅のいいバツイチおばちゃん刑事。

「コラ、オマエら席どかんかい」



一方、探偵役となるアストリッド・ニールセンは、パリ犯罪資料局に勤める地味で華奢な文書係。
無類のパズル好きで、どんなパズルでも解かずにはいられない性質の持ち主。亡き父親が元刑事で、その影響で犯罪科学に異常な執着を示すようになる。
10年間文書資料室に籠って犯罪資料を読み込み、その内容をほぼ把握しているという驚異的な記憶力を持つ。日本のアイテムも好き。

アストリッドが子供の頃から通っている行きつけの日本雑貨店「ICHIBA」。



ただ、この性癖と特殊能力には理由があって、彼女は実は自閉スペクトラム症(自閉症:ASD)なのであった。

そこがこの謎解きドラマの特殊なところであり、日本の犯罪推理ドラマによく出てくるわざとらしいちょっと変わった探偵キャラものと違って、設定がしっかりとしてて説得力がある。


まぁ「自閉症の人=尋常でない特殊能力の持ち主」という私のなんとなくな認識は、『CUBE』や『マーキュリー・ライジング』などの欧米の映像作品からの情報である。
『CUBE』では因数分解を瞬時で解いてしまう男が出てきたし、『マーキュリー~』では機密暗号を簡単に解読してしまい、国家から命を狙われる自閉症の子供が出てきた。

でもやはり自閉症を題材にした一般的に一番よく知られている作品といえば、トム・クルーズ、ダスティン・ホフマン共演の名作映画『レインマン』であろう。




ほとんどの人が普段生活していて自閉症の人と対峙するなんてことはほぼないかと思われるので、ダスティン・ホフマン演じるこの男の様子の映像を見て、こういうのが自閉症の人なんだと認識する人は少なくないかと。


この『アストリッドとラファエル』のドラマの中でも、自閉症と聞いて「あの『レインマン』の?」という反応を示す場面が出てくる。
『レインマン』は感動的な映画ではあるんだけど、やっぱその功罪もデカくて、いじめにあってた高校時代のアストリッドのあだ名は”レインウーマン”だし、犯罪資料局の同僚からも目の前で爪楊枝をばら撒かれ「何本かわかるだろ?」と、からかいのネタに使われていた。

アストリッドの場合、ダスティン・ホフマンほど酷くはなく(まぁ資料局で普通に働けてるからな、『レインマン』のはかなり重症なケースかと思われる)、人を避けながらも普通に会話の受け答えも出来る(ただ、AIのように無感情でばか丁寧)。


ラファエル警視は、アストリッドの並々ならぬ犯罪科学の知識と分析力の凄さに気づき、犯罪科学の専門家として事件が起こる度にアストリッドを現場に同行させる(だから元々の相棒で同僚の二コラはちょっとスネてて可哀そう)。
アストリッドの一般的とは違う神経質且つドストレートな言動にちょっとイライラしながらも、情の熱い彼女は持ち前の包容力で自閉症の彼女に辛抱強く向き合い(まぁ事件を解決したいってのもデカいだろうが)、絆を深めていく。
アストリッドもラファエルのガサツで「今から飲みに行こうよ」みたいな突発的な言動にストレスを感じながらも、他の一般の人とはどこか違う情の深さやさっぱりとした性格に触れ、徐々に心を開いていく。

このドラマは、人間関係や心理から犯行の動機を読み取るラファエルと、証拠物件や過去の犯行事例からパズルのピースを埋めていくように理論的に解析していくアストリッドとの対比、そしてこのデコボココンビがお互い影響し合い、徐々に距離を縮め関係を深めていく過程が丁寧に描かれていて、そこが非常におもしろい。

10話でアストリッドが行政に後見人を付けることを取り下げ、自分が自立した人間であることを宣言したとき、自閉症の人にとって他人に身体を触られることはタブーなのにも関わらず(『レインマン』のあのシーンは実に切なかった)、ラファエルが思わず彼女をハグしてしまうのだが、アストリッドは戸惑いの表情を見せながらも、抵抗せず、確かな心地よさを感じてるように見えるラストシーンは実に感動的であった。


アストリッドを演じている女優さんの演技もいい。
モデル出身っぽいスタイルのいいブロンドの女優さんだが、スラスラ機械のようにしゃべりながら、周囲の人間や音に気を取られ目をキョロキョロさせる神経質な仕草とか、神経衰弱したやつれた表情とか、目の見開き方も鬼気迫るものがある。
それを日本語吹き替え版では、女優の貫地谷しほりさんが担当されていて、早口で無表情なしゃべりの中でも、時折微妙な感情の起伏を出す感じとかがほんと絶妙。
アストリッドのキャラにフィットし過ぎてて、貫地谷さんがアフレコしてると感じさせないところが凄いね。


ところで、ラファエル警視であるが、この人たぶんメタル好き。
というのは、彼女には10歳くらいの息子がいて、元夫に親権を奪われてるから週末だけ一緒に過ごせるのだけれど、二人がメタルバンドの話題で盛り上がってるシーンがある。
息子が先週はメタルバンドのコンサートに行ったとラファエルに話してて、そこで彼女が返したセリフにドキっとしてしまった!

「E・Z・O?メタルだよ、あんたには早すぎない?」




私は「マジか!」と思わず身を乗り出してしまったが、よく聞いてみると、”ISIOW”(イジオウ)というバンドだった。
まぁんなわけねーわな。アストリッドも日本文化が好きだしひょっとしたらと思ったんだけど。よくよく考えたらE・Z・Oはとっくの昔に消滅してしまってるしね。

息子の話によると、ラファエルはアルバム全部持ってるらしい。
フランスのメタルバンドかな?今度Amazonで検索してみよう。



吹き替えのセリフも「ヘビメタ」ではなく、ちゃんと「メタル」と訳されていて好感が持てた。
ったく、いつまで昭和期のヘビメタという差別的な呼び方をするのかと、常日頃からひっかかっていたけど、ようやく日本も進歩したのかなと。


最後に、アストリッドがロック好きのラファエルの息子テオから教わったという、カート・コバーンのセリフを記しておこう。

「人と違う私を皆笑うが、私は人と同じ彼らを笑う」
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ちょいちょい一反木綿

2022年03月20日 | カテゴライズできない
水木しげる生誕100周年だからというワケではないですが、水木しげるアイテムを爆買いしてしまった。

まぁ爆買いってほどでもないんですけど、通販の妖怪舎(本舗?)を利用したのは今回が初めてで、こんなに水木グッズを一度に購入したのも初めて。


でっけー箱で送られてきた。



梱包のテープもええ感じ。なんとか保存しようかと思う。



キッカケはこのケロリン風呂桶をSNSで見かけて、なんか衝動的に欲しくなったのだ。
今考えると、自分でもよくわからん衝動であった。




水木グッズは高価なイメージがあり、通販となると送料がバカにならんという思いもあって、今まで避けてきたきらいがあるが、今回は「ま、このくらいだろう」という珍しく太っ腹な気持ちで購入にふみきった。

でもやっぱり送料を浮かしたいというシミったれた根性は拭い切れず、そのためついでにいろいろ購入してしまったといういつものパターンである。

そのひとつがコップのフチの妖怪フィギアシリーズ。
全種セットもあったが、今回は2個だけ購入。もちろん箱詰めでなんの妖怪が当たるかわからんシステム。




したら大本命であったバックベアードを見事引き当てた!



もうひとつはこなきじじい。



まぁ箱持った重量感で「バックベアキタ!」という手応えはあった(or ぬりかべ)。

う~ん、募金もしたし、日頃の行いの良さもあって、私の祈りが天に通じたかと。


いや、バックベアードのカップ&ソーサーも注文していたので、スタッフが気をきかせてくれたのかもしれない。



なぜかちょいちょい一反木綿。




最近のゲゲゲの鬼太郎アニメでも、悪役妖怪の総大将になってるのがこのバックベアードで、今では人気妖怪のひとつとなっている。

この水木特有の点描感と貞子みたいなギョロリとした一つ目がいいよね。



ところでこのバックベアード、ネット上でもよく指摘されてるんだけど、日本の妖怪「一目連」とよく間違われがちなんだってね。

じつは自分もそうだったんです。
こいつをずーーっと一目連だと思ってたんです。




バックベアードってのは西洋の妖怪らしく、昔水木しげるの妖怪図鑑で見たことあると思うんだけど、なぜかずっと一目連って認識を持っていた。
確かに最近の鬼太郎アニメでバックベアードって呼ばれてるのは知ってたんだが、「最近の子供に合わせて、カッコつけて横文字で呼んでんだろ、ケッ」なんて勝手に思ってた。
ずっと日本の妖怪だと思ってたし、そもそもバックベアードって名前がこの妖怪の見た目にはそぐわないというか、妖怪ネーム的に馴染めない。

だって一目連って名前の方がカッコええやん。



なぜかちょいちょい一反木綿。
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小さいふ

2021年10月03日 | カテゴライズできない
先日、突如サイフがぶっ壊れて難儀な状態に陥ってしまった。
小銭入れのチャックがバカになってしまったのだ。
なので小銭がバラバラ~とこぼれ落ちるわでニッチもサッチもいかなくなって、仕方なしに小銭は全部ズボンのポケットに移してなんとか難をしのいでいた。

まぁ自分、靴もそうなんだが、ぶっ壊れるまで物を買わないタチで、必需品に限ってこだわりとかいいモノを所持しようという気持ちがなく、欲しい銘柄もないもんだから買い替えるという行為がとても億劫な人間なのです。
よって日頃予備など持ち合わせているハズもない。


そんな私が、まぁサイフくらいはそういう時の備えとして持っておこうとなんの気まぐれか、ちい散歩ならぬ“小さいふ”なるものを衝動購入。

“小さいふ”とは、名前の通り、普通のサイフよりひとまわり小さい手のひらサイズのオシャレかつ収納性にも優れたサイフで、 大阪に工房を持つクアトロガッツというメーカーが製造・販売しているハンドメイドの革財布。




しかしサイフに一万以上出したの生まれて初めて。
いつも年末とかにスーパーなどで売り出す千円ワゴンセールサイフだから(だからすぐ壊れるんだよ!)。


小さいふの存在は以前から知っていて気にはなっていたのだが、免許証や保険証、キャッシュカードにポイントカードや会員カードをサイフに詰め込みまくる私としては(だからすぐ壊れるんだよ!)とても使い勝手のいいものではないなと敬遠していた。
どっかのスカしたオシャレユーチューバーが、小さいふの利便性を動画で紹介しているのを視聴したりもしたが、こういうカッコつけが己のスマートな私生活を見せつけるために使うもので、やっぱ自分には向いていないなと。




じゃあなぜそんなものが気になっていたのかと言うと、まぁもうお気づきかと思われますが、この小さいふ、手塚治虫とのコラボデザインの商品が以前から数多く出ていて、その各デザインがどれも秀逸でいいなぁ~と思っていたので。

『ブッダ』柄と『鉄腕アトム』柄の小さいふ。



今回私が購入したのは手塚ファンならもうおわかりですよね?
そう、『火の鳥』の復活編に出てくるロビタのあの行軍シーン(集団自殺)のデザインなのです!

『火の鳥』好きとしましては、チヒロ61298号がさりげに紛れ込んでいるのがテンションあがるポイント。



さて、届けられた日の翌日から使い始めて約一週間、その使い心地ですが・・・

まず上質な革の手触りとニオイが素晴らしい。やっぱ今までのサイフと全然違うわ。
もう持ってるだけでひとつ上の人間になった気持ちになります。
レジでパッと出す時も、店員にスマートな男として見られてるんじゃないかって意識してしまって、「あ、レシートは結構」と思わず気取った言い回しになってしまうのです。

ただ、やはり使い勝手はいいとは言い難い。
カード収納ポケットが3つしかないのはやっぱちょっとしんどい。
今のところクレジットカード、dポイントカード、ディスクユニオンのメンバーズカードしか入れてない状態です。
まぁポイントカードとかをサイフに詰め込まないのがスマートな生き方なんだろうけど・・・




あと小銭入れなんですが、一瞬「こんな剥き出しやったら結局こぼれ落ちてしまうやん!」て当惑したのですが、折りたたみの反対側の奥にジャラジャラ~と入っていく仕組みだった。あ~よかった。



ただ、細かいお金を払う時に、サイフの中に何円玉がどれだけ入ってるのかがすぐ把握できず、とても時間がかかってしまう。
けっこう取り出しにくいのも難点。


なので、やはりスマートな男としての生き方はあきらめて、早くカードをいっぱい詰め込める新しいサイフを購入して、この小さいふは予備として机の中に大事にしまっておこうかと思う。


言うても、スマートどころか最近身の周りのモノがだんだんと手塚モノで固められつつある、とてもイタいオッサンなのであるが・・・



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B-DASH!!

2020年11月29日 | カテゴライズできない
へへへ・・・・
いいブツが入りやしたので、紹介します。

なんと!うれしなつかしのゲームウォッチ(GAME&WATCH)です。
ゲームウォッチといっても、今の若い世代は知らん人が多いだろう。
私が小学生低学年の頃に流行った、まぁ日本で最初と言っていいくらいの初期家庭用ゲーム機なのです。
ケチな我が家でもゲームウォッチは買ってもらってて、姉のを合わせて4台は所持してたと思います。
ポパイ、オクトパス、マンホール、タートルブリッジ、オイルパニック、ドンキーコング・・・
学校から帰ったら中毒のように遊びましたし、どこへしまったか忘れて見あたらない時は、半泣きになりながら必死こいて家中を探したものです。

ゲームウォッチ国内外50タイトル【GAME & WATCH】



私の一番のお気に入りだったのが、4ボタン操作のミッキーマウスでした。
ゲームウォッチはどっかに置き忘れてきたり、友達にかりパクされたりして、今では一台も残ってはおりませんが、現在はPCのエミュレータなどで遊ぶことができます。

最後の方は鬼のように卵が転がり落ちてきて、なかなかエグいゲームでした。



で、今回私が購入したのは、35周年を記念してニンテンドーから発売された『スーパーマリオブラザーズ』で、そうあのファミコンソフトのスーパーマリオがそのままゲームウォッチの画面で遊べちゃうという画期的な商品なのです。

ああ、懐かしのゴールドパッケージ。箱見ただけでワクワクが止まらない。



まぁDSなんかでもこういうのプレイ出来たとは思うんですが、やっぱ昭和期に少年時代を過ごした我々としては、このレトロなフォルムのゲームウォッチ画面で、これまた昭和期に全国の小学生を熱狂させたスーパーマリオをプレイ出来るなんてのは、2倍のタイムスリップ感が味わえちゃうという、絶妙すぎるコラボレーションなワケでございます。

数か月前にこの商品の発売情報を知ったのですが、もう即購入を決意しましたね。
まぁ自分、小学時代は親が変に厳しいところがあって、どんだけ頼んでもファミコン機だけは買ってもらえなかったんですよね。
だから転々とファミコンを持ってる友達の家に入り浸っては、夕飯時に「早よ帰れや!!」とキレられて家を追ん出されるという悲しい少年時代を過ごしておりました。
「こんなファミコンソフトがあればいいな」などと、自由ノートに描いて空想のゲームを考案したりもしたっけな。
そんな健気で寂しい少年時代を送った自分へのちょっと早いクリスマスプレゼントといったところでしょうか。


「SUPER MARIO BROS.」「SUPER MARIO BROS.2」両方とも収録されてます。



小学生の頃以来やってなかった「SUPER MARIO BROS.」は、30代になってからPCのエミュレータでキーボード操作で必死こいてやってて、その時に初めて全面クリアしました。
ここで1upキノコが出てくるとか、豆の木が出てくるとか、亀の甲羅を使って延々1upする裏ワザとか、結構覚えてました。
どんだけ友達の家に入り浸ってマリオをやっていたのか窺い知れるというものです。そらキレられるわ。




さっそく今回のゲームウォッチ版をプレイしたところ、最初ボタンが小さくてちょっと操作しづらかったですが、すぐに慣れました。
画面ももちろん小さいんですが、全く問題なく遊べます。
ボリューム調整は出来ますが、全くの消音モードにしてしまうと、やっぱあの楽しいスーパーマリオサウンドが楽しめなくて味気がなくなってしまう。
ジャンプ音、ブロックを崩すボコボコ音、コインを取得した時のチリン音、土管に入っていく時のジョコジョコ音、海の中でのプヨプヨ音・・・・等、これらの電子音には一種の中毒性があって、それゆえにこのマリオゲームがあの頃の小学生どもを熱中させた最大の要素でもあったと思うのです。
イヤホンジャックもないので、今の時代公共の場でプレイするには向いてないかと。


で、今回はやったことなかった「SUPER MARIO BROS.2」に初めて挑戦。
家帰ったら小学生の頃みたいにずーーとやってて、現在余生の無駄使い状態です。
しかし、さすが2ともなるとなかなか難しいもんですね。どこにキノコが隠れてるかも全然わからんし。
毒キノコとかもあるんですね。1upキノコと間違えて喰ってしまい死んでしまいました。
2の方はなかなかブレーキ技術が問われるゲームで、けっこう身投げ率高めです。


そしてなんと!初代ゲームウォッチ「ボール」もプレイできるスグレモノ。
顔はマリオになっててちょっと残念。
ただお手玉するだけのシンプルなゲームなんだが、1回アウトでゲームオーバーって、そんな殺生な!
しかし、昔のゲームは単純やけど難しい。




ゲームウォッチと呼ばれるだけあって、ちゃんと時計モードもあります。
常にマリオが画面中を動き回っていて、時間に合わせて背景も変化します。
インテリア感覚で置いておくのもいいのですが、残念ながら後ろにスタンドが付いてなく、画面焼け防止のためか、すぐにスリープモードに変わってしまうという。

夜モード。




スーパーマリオ盛り上がりついでに、2005年にプチブレイクしたトンガリキッズのこちらのシングルも紹介。



トンガリキッズは、ニポポ、アナベベ、ハニホヘニハーの3人からなる日本のテクノユニット。
スーパーマリオのBGMをサンプリングし、テクノサウンドにのせてマリオあるあるネタを歌ったハイセンスな冗談ナンバー「B-DASH」は、昭和生まれのオッサンの心をくすぐり大ヒット。
その後フルレンスアルバムを出すも全く売れず現在は行方不明。
この昭和ネタ全開のテイストといい、歌詞のユルさ感といい、世間をなめきってる感といい、トンガリキッズの正体は電グルだと勝手に思ってたんやけど・・・
個人的には、カップリング曲「MEGANE(Ver.HANAGOE)」の方が中毒性があって好き。


トンガリキッズ「B-DASH」
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猟奇パーティー

2016年05月04日 | カテゴライズできない
夜がひしめき犯罪が近づいている。
こういう晩は、体が熱く火照って眠れそうもない。

先月の話になるが、最近馴染みになった西天満の乱歩バー(少なくとも私にとってはそうだ)に寄った時、マスターから来週店の6周年イベントをやるので是非と招待された。
通常営業ではあるが、いつもとは違ったテイストでおもてなしをするのでということだったが、まるで想像がつかなかった。
言われたのは、三輪明宏主演の映画『黒蜥蜴』をコンセプトに盛り上がるというので、この作品はDVD化はされていないがYOU TUBEにあがっているので是非観といてくれとのことだった。
https://www.youtube.com/watch?v=pyJgu3ClTYw


映画のチラシはうちにあった。乱歩企画で再上映されたときのやつだ。


『黒蜥蜴』
1968年作。三輪明宏がまだ丸山明宏と名乗っていた頃の作品で、監督は深作欣二。
三島由紀夫が友情出演しているが、彼はこの原作を戯曲化した張本人。
もちろん江戸川乱歩の『黒蜥蜴』を映画化したもので、私も浪人か大学生かの若い頃に全集で読んでいるハズだが細かい内容は忘れてしまっていた。
女賊“黒蜥蜴”と探偵明智小五郎の愛憎もつれる二大ナルシスト対決といったところで、今回のイベントを機に読み返そうと思ってさわりだけ読んでみたが、今となってはちょっとバカバカしくてしんどい内容だ。
ただ、映画は今回初めて鑑賞してみて、やはり三島氏の戯曲のエッセンスがフンダンに盛り込まれており、この演出がかったセリフ回しのナルシスト感が舞台劇を見てるようで(てゆーか、もともと舞台化してたものを後で映画化したみたいね)、『ピストルオペラ』同様なかなかクセになってくる。
三輪明宏のセリフ回しも、ニューハーフならではの彼女独特のナルシス美学を伴って、とてつもない世界観を表現している。
この作品は今でも舞台劇として、色んな劇団や女優さんが題材に取り上げて演じていて、やっぱそっち方面でなにか特別な魅力があるんでしょうな。
マスターお気に入りの一本であり、彼曰く、数ある乱歩映画の中でもかなり原作に忠実であるとこのこと。




この犯罪的で怪しげな周年祭には、今回たまたま大阪で別用で会っていたサムソンも同行した。
ちなみに彼は最近夢野久作の『ドグラ・マグラ』は読破したらしいが意外にも乱歩ヴァージン。
比較的健全な精神の持ち主なのでほんまに連れてってええんやろかと。


店の階段を上がっていくと、赤い壁には三島由紀夫、三輪明宏のピンナップ写真に紛れて、マスターが黒蜥蜴に扮している写真も貼り付けられていた。
やっぱこの人はナルだと思う。



こういう夜はいつもと違うようだ。
ドアを開けると普段より客が多く、店内はなんか猥雑なピンク色の照明に染まっていた。
男装をしたボーイッシュな女助手がひとり。マスター曰く私の“奴隷”(三日間限定)とのこと。
BGMは三輪明宏のベストヒット集。
秘密クラブさながらで、やはり変な気分になってくる。




いつもは12時過ぎてから店に寄っているので、他の常連客は皆目知らなかったが、カウンターは女性客多めで占められていてワイワイガヤガヤ盛り上がっていた。
黒いドレスの女装したマスターが女言葉で我々を迎えてくれた(この人一応新婚です)。

「あら、あましんさんのお連れ?そちらの方、こんな夜はお嫌い?」

乱歩作品を全く読んだことがなく、ましてや『黒蜥蜴』を見てないツレはどう反応していいかわからず若干困惑してる様子だった。
私も普段とは違う、黒蜥蜴に完全に成りきっているマスターにちょいひきぎみだった。
そしてその演出はなんだかオカマバーにいるような感覚に近く、あまり心地のいいものとは言えなかった。
それとも、美しいものを見ても素直に酔えない私の持って生まれた批評家ぶった感覚がそうさせるのであろうか?
ただ「ちゃんと“エジプトの星”もあるのよ」って、宝石のレプリカを取り出したときは吹き出してしまった。
まぁ今朝鑑賞したばかりやったからな。
BOX席をあてがわれ、相席になった向かいに座っていたカップルの女性にも「あら、あなた弾みのいい均整のとれた美しい体をしているわね。あとで私のお人形にしたいくらい」とカラんでいた。

この演出がここにいるどれだけの人に伝わっているのかは甚だ疑問だった。
相席の私より10ほど若そうな男性の客も聞くと乱歩作品は読んだことがないらしい。
でもそれをやりきっちゃうマスターの心臓の強さに感心してしまった。
まぁこの人根っからのエンターテイナーでこういうのがやりたくて仕方がないのだろう。


指紋よりも確かなもの。このやさしい二の腕の黒蜥蜴(どう見てもオッサンの腕だが)。
この6周年記念の特製黒蜥蜴タトゥーシールは来客者全員に配布された。



私はと言えば・・・
このイベントでなら相応しいだろうと、人間椅子のこの“屋根裏部屋の散歩者”ツアーTを初に着れたことを嬉しく思っていた。



ただ、今回私はひとつ大きな失敗をやらかしてしまった。
最初大阪でサムソンとあった時は実は人間椅子のTシャツを着てはおらず(あんなTシャツで大阪の繁華街ウロウロできまっかいな)、電気グルーヴのカジュアルなデザインのTシャツを着ていたのだ。
で、バーの周年祭に行く寸前にどこかの便所で椅子Tに着替えるつもりが、予定外にもサムソンが店に行くといったので来る途中いろいろ話し込んでて着替えることをすっかり忘れてしまっていたのだ。
店に入ってBOX席に座ったとたんそのことに気が付き、今ならまだ間に合うとすぐに立ち上がってトイレに駆け込み椅子Tに着替えた次第である。
で、戻って再びBOX席に腰を下ろすと、向かいに座っていた男性客が「あれ?さっき電気グルーヴのTシャツ着てませんでした?」と不思議そうに話しかけてきたではないか!
この妖しい薄暗い照明の中、あんな一瞬の間に私の着ていたTシャツを記憶にとどめているとは!!この男、タダものではないな!!
ひょっとして、明智!?

バツの悪いままお茶を濁してよくよく話していたら、実はその男性、かなりの電グル好きだというのがわかった。
だからすぐにTシャツの電グルのロゴが目に入り「うわ、電グル好きの客が来た!」って気づいたのだ。
まぁその後、彼とは電グル話で大いに盛り上がり結果オーライ?


ちなみにこちらは燻製にされた三島由紀夫らしい。
マスターの家にあったGI人形の軍服をひっぺがしてお手製のフンドシを巻いたとか。
ほんとうに細かいところまで演出が凝っている。



0時を過ぎて、サムソンも帰宅し客もだいぶひいてカウンター席に移ってからはぼっちな状態になりがちだったが、隣にいた女性客と筋少や空手バカボンの濃い話ができたのはまぁよかった。
まさか「バカボンと戦慄-Staress&バカボンBlack-」の歌を知ってる人に出会うとは思わなんだ。
とまぁトータル的にはナゴム系列趣味の話で盛り上がったナゴやかな?夜となった。
私としてはオシャレな店を見つけたという感じだったが、やはりちょっと風変わりで一種異様な感覚の持ち主の人間が引き寄せられる店なのかしら?


マジックハンドを手に黒蜥蜴クライマックスのキメのポーズをとり悦に浸るマスター。
やっぱナルだこの人。



決して気持ちのいいものではなかったが、いやいや、なかなかこのバーの店名に相応しい妖艶で犯罪的な周年祭であった。
もっと早く映画『黒蜥蜴』を鑑賞して精観しておれば、三島由紀夫をイメージした裸人形を見て、「おや、不思議不思議!この人形にはウブ毛が生えている!」みたいな気の利いたツッコミをかますこともできたろうにと今更ながら悔んでいる。


さて、来年はどんな犯罪的な周年祭が待ちうけているのか?
今から楽しみである。




今日の1曲:『黒蜥蜴の唄』/ 三輪明宏
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少年探偵ブーム再び

2015年07月19日 | カテゴライズできない
江戸川乱歩の『少年探偵シリーズ』マグネットのガチャガチャを、ならイオン地下のトイレに行く通路のコーナーで発見したのでさっそく。

で、いきなり引き当てたのが、シークレット(シークレットっつっても、ぼやけた写真見たら一発で何かわかったけど)アイテムの江戸川乱歩先生でなんともいえない心情に陥った。
いや、ご高名な人物とはいえ、おそらく乱歩先生のモノクロ写真をあしらったマグネットなんて、今までなかったろうからレアっちゃーレアなんやろうけど。




実は幼少の頃、ポプラ社の『少年探偵シリーズ』はほとんど通ってなくて(その頃はアルセーヌ・ルパンものに夢中だったので)、ただ、あの劇画タッチのオドロオドロしいカヴァーイラストだけはすごく印象的で、小学校の図書室や市の図書館で見かけてはそのおっかな表紙を手には取らず畏怖のまなざしで見ていたのを覚えています。

現在家にあるのは『怪奇四十面相』の単行本と、『少年探偵団』の文庫版の2冊。



コップのフチの太陽の塔の時とは違って、一回の値段が半額の200円なのでダブってもあまりショックでないので(しかも実用的。ただし磁力かなり弱め)、この数日の間にけっこうチャレンジしました。
で、一回ダブっただけで、残りあと2種だけとなりました。
でもまぁ、こっから徐々にダブってくるんやろうなぁ。


今回のマグネットは裏側もカッコよく、『少年探偵シリーズ』本のシンボルの黄金仮面があしらわれているのがいいね。
でも黄金仮面の正体は怪人二十面相ではなく、実はアルセーヌ・ルパンだったりする。
それともルパンが怪人二十面相だったのか?



最近、少年探偵シリーズがリバイバルされてるのかどうか知らないが、ヴィレッジ・ヴァンガードでもこのようなキャンペーンを展開している。


http://vvstore.jp/feature/detail/5765/


そして、今頃になってヴィレヴァンのいくつかの店舗で展開し出した人間椅子コラボ企画。



ヴィレヴァンよ、今こそ人間椅子の9thアルバム『怪人二十面相』をフィーチャーした一大乱歩キャンペーンを展開しないでどうする?
まったく、相変わらずトロいな。

しかもアルバム『怪人二十面相』のカルトなジャケ画は、3rd『黄金の夜明け』のジャケでも腕を振るわれた漫画家の大越孝太郎先生の筆によるものである。
裏ジャケのエロティシズムに興奮する者もいるだろう。



で、こちらは筋肉少女帯の昨年発売されたアルバム『THE SHOW MUST GO ON』のジャケット。
江戸川乱歩の小説『蜘蛛男』のポプラ社版の表紙イラストをまんま使用したものである。


なんならカヴァーイラストを手掛けた柳瀬茂氏に筋少用に書き下ろしてもらえばよかったのに・・・って、もうご存命でないでしょうね。




今日の1曲:『怪人二十面相』 / 人間椅子
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それぞれの太陽の塔

2015年05月06日 | カテゴライズできない
岡山遠征の予定がいきなり中止となったり、GWの2~3日は家でほとんどふて寝して過ごしていたが、3日目夕刻を過ぎていたが、またしてもいいしれぬ衝動に駆られ、梅田LOFTで開催中の建立45周年を記念しての『みんなで太陽の塔展』という魅惑の展覧会を見に電車に飛び乗ってしまったのであった。
まぁLOFT閉店の21:00までだったから時間にそこそこの余裕はあったので。

(注)『みんなで太陽の塔展』は来週の水曜までです。上記の文読んで行く気になった人は以下掲載の写真はご覧にならないように!
http://re-suntower.com/

入場券をレジで購入し、入口の受付のねーちゃんにまず、ユニクロで購入したばかりのメタリカコラボTにMサイズのシールが貼り付けなままであることを指摘される。
これはかなりバツが悪かった。私はどちらかというとSだ。

最初の通路の壁には、コップのフチの太陽の塔のデザインも手掛けたタナカカツキ氏のゆる~いイラストがなんか含蓄のある言葉とともに壁に数点ズラ~っと描かれていた。



通路先の短冊型のカーテンをくぐると、四方赤一色のまるで江戸川乱歩の『赤い部屋』を彷彿とさせる幻惑的かつべらぼうな世界が広がっていた。



私にもし子どもがいれば、イヤがられるの覚悟で絶対買ってやりたいアイテム。



「塔衆済」浮世絵はベタだが着物デザインがナイス。サインとかもオシャレ。



カッコいいが、先月来日したポール見に行かなかったこと思いだすのでなんか複雑。



再びタナカカツキ氏作品。勝手にコラボ。太陽の塔とならどこまでも堕ちていきたい。



蛭子能収さん作品も。アヴァンギャルドだね。



ヨダレが垂れそうな太陽の塔お宝コレクション(おそらく万博当時のもの)が展示されてあった。



赤い太陽の塔ってのはレア。太陽の塔ロボがあるくらいだから、シャア専用があったっていいじゃないか。


他、ソラミミストで著名な安齋肇さんデザインの作品など、計25組のクリエイターの作品がズラリと展示されていた。
どれも個性豊かで創造力に富んでいた。
太陽の塔はやはりいまだ多くのクリエイターたちを魅了してやまない不可思議で創作意欲をかりたてる優れた題材なのだと、改めてその魅力に感銘した。


ロフトに着いたのは閉店1時間前だったが、本展覧会はまぁ15分もあれば(作品の説明、プロフィールとか読まなければ)十分堪能できる小規模なもので、それ考えると500円という入場料はちょっとべらぼうな気もするが、私の当初の目的は展覧会よりも他のところにあった。

そう、グッズ売り場である。



まずはガチャガチャコーナーを探した。
ここで「コップのフチの太陽の塔」のガチャガチャが設置されていると聞き知っていたからだ!

そしたらこんな貼り紙がしてあってジダンダを踏んだ。やっぱ人気なんやな。



その代わり、ガチャボックスには海洋堂の岡本太郎アートピースコレクションが入荷されていて、こっちも十二分に魅力的なので挑戦することに。



なかなかいいのが当たったので、すぐさま上機嫌に。
(その後寄ったいきつけのメタルバーにて撮影)



グッズ売り場で入手した太陽の塔ロボ極秘設計図。オヤジが熱中するワケだ。



私も触発されて立ち寄った喫茶店で描いてみた。
題『太陽の塔とあましんと戦慄』。ほんまに俺の絵心はどこへいったんや?


つか、そろそろホンモノ見にいかないとね。

今日の1曲:『赤い悪夢再び』/ King Crimson
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恐怖!機動太陽の塔

2015年04月19日 | カテゴライズできない
この記事は、約1ヵ月遅れとなったことを申し添えておく。

コップのフチの太陽の塔ガチャガチャ。3連続で違う種類を当てて、「よっしゃーっ!」ってまた調子こいてルンルン気分でヴィレヴァンに挑戦しにいったら、2連チャンでカブリンコ。
そら違う種類当てる確率が低くなってくるのは当たり前やわなー。
もう、戦意喪失して大阪に行く姉に俺の代わりにガチャガチャしてきてくれと頼んだら・・・・

こんなん出ました。



タネを明かすと、姉の大阪の行きつけの雑貨店が閉店セールやってて超合金「太陽の塔のロボ」が定価の5000円引きで売られていたので私にメールで打診してきたのだ。
この太陽の塔のロボは、昨年スラドミの帰りに寄った青山の岡本太郎記念館にてショーケースに展示されていたのをすでに目撃してて「ええーーっ!!太陽の塔って可変型やったんや!」と、その驚愕の事実を知って、「ジオンはあと10年は戦える」と思ったのと、あと「こら市販されたら欲しいな」と。
私が姉に即GOサインを出したのは言うまでもない。

このキットに太郎はついていません。



「今までのモビルアーマーとは違う・・・装甲も、パワーも、インパクトも・・・・」早くも夢の共演が叶った!


ワァーーッハッハッハ!!
この太陽の塔ロボが量産の暁は連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ!


しかし、この機動性といい可動性といい・・・ホンマ精巧でようできた超合金でんな。もう家宝。
これを考案した設計者はバケモノか!

驚異の三段形態!これが超兵器発動形態か・・・バ、バケモンだーーっ!!



ロボ化させる時より、塔形態に戻す方が難儀。とくに手を収納するのがやっかいで、もうバキッ!と逝きそうで気が気でなかった。そうなったらアッガイの二の舞や。



ロボ化しても後ろ姿はやっぱりカッコいい太陽の塔。



しばらく休日はエンジョイできそうである。
(そんなヒマなら早く吹田の本物見に行けや)

今日の1曲:『太陽賛歌』/ Pink Floyd
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コップのフチの太陽と戦慄 Part.2

2015年03月18日 | カテゴライズできない
仕事場の近所のヴィレッジ・ヴァンガードが、「コップのフチの太陽の塔」を再入荷しておったので、私がすぐさま千円札を両替気に投入し再チャレンジしたのはいうまでもない。
前と同じ種類のが出てきたらどうしようかとビクビクものではあったが、見事別種の太陽の塔を引き当てた!
ようし、今度再入荷の見込みはもうなさそうだなと思い、思いきって2回目を敢行。また違うの出てきた!
今回引き当てたのは、「乗り越え太陽の塔」と、「腰かけ太陽の塔」の2種だ。


意気揚々と、そのままコーヒーハウスへ。
言うまでもなくこいつらをコップのフチにのせて撮影するためだ。
しかし、私がロケーションを変えようと思って近商内のタリーズコーヒーを撮影場所に選んだのは大きな誤算だった。
なんと、この店ではセルフサービスの水の容器が紙コップだったのだ!!
いや、白い太陽の塔と同化してまうし、紙コップのフチの太陽の塔ってのは、いささか貧弱すぎる。つか絵にならない。
しかしせっかく高いコーヒー代払って入店したのに撮影を断念する気になれず、意を決してカウンターのねえちゃんにグラスのコップを要求。もちろんメチャメチャ不審がられた。
こいつ、全国のコーヒーハウスを荒らしまくってる噂のグラスコレクターやないか?と疑われたかもしれない。
なんだよ、グラスを要求したっていいじゃないか!(いささか字足らず)
まぁカバンからおもむろに太陽の塔のフィギア取り出してテーブルに並べてる時点で、すでに不審者だがな。


さすがにこれには気づくだろ!



しかし、今回の2種はいささか不安定でよっぽどバランスよく並べないとすぐにフチから落っこちそうだ。

案の定落ちた。いわんこっちゃない。でも万華鏡みたいないい画が撮れた。


この安定の悪さは破損防止のために普通のコップよりもフチが分厚く作られてることも原因かと。
よって、タリーズコーヒーではコップのフチの撮影場所には向いてないってことが分かった。
紙コップの件を含め、次来る時までにそういったところを改善してくれればよいなと思い、店を後にした。


窓に!窓に!(これはやっとかないとね)



しかし、私を含め、世の中の多くの人々がこれほどまでに太陽の塔に魅せられるのは、多分このクリーチャーの形状がなんとなく、太古の南極に生息していたと考えられる先住種族<いにしえのもの>を彷彿とさせているからではないか。
こいつらと戯れながら、ふとそう思った(ここで巨大白化ペンギン登場!)。




そして、太陽の塔3人組に忍び寄る巨大な何かが・・・・



つづく・・・・

今日の1曲:『太陽と戦慄 パート2』/ King Crimson
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コップのフチの太陽と戦慄 Part.1

2015年03月10日 | カテゴライズできない
昨年秋より予てから話題になっていたコップのフチのフチ子さんならぬ、「コップのフチの太陽の塔」が、今年2月に入ってようやく発売。
昨年、青山の岡本太郎記念館に訪れて、太陽の塔に対する思いも一段と深まっていたこともあり、この商品の発売情報を入手するやいなや「絶対全種ゲットしちゃる!」という熱い思いを抱いて、発売はまだかまだかと首を長くして待ちわびておったのでした。

以前から人気を博していたコップのフチ子さんに関しては、ユニークだとは思うがキャラに全く思い入れがないので正直あまり興味は沸かなかったが、それが太陽の塔となると話は別。
あんな不条理でかわいいやつがコップのフチにぶらさがってる姿を想像するだけで、もう心騒がされるのはどうしようもない。

ただ、ガチャガチャ形式の販売なので、そのガチャガチャの設置場所がどこにあるのかわからない。
噂では似非サブカル雑貨店ヴィレッジヴァンガードにいけばだいたい設置してあるということで、仕事場近くのイオン内のヴィレヴァンに寄ってみると、あったあった!



さっそくチャレンジしよと思ったが、全7種ネット通販で定価で買えるかもしれんというシミったれ風に吹かれ、その日は思いとどまった。
いや、1回400円で、2回連続岡本太郎引いてもたところ想像したらショックがデカすぎるんですよ!(岡本太郎先生にあやまれ!ゴメンナサイ)

でも結局次の日くらいに、辛抱たまらずやってしまったんですよねー、一回だけ。
出てきたのは、逆さひっかかり太陽の塔。
そして私は、そのままイオン内のサンマルクカフェへと足を運んだのであった。


フフフ・・・ベトナム珈琲をすすり、違いのわかる男を演じながら読書に耽っている、ごく普通の様子の私のテーブルの上のコップのフチにひっかかってる不可思議な物体に、一体どれだけの者が気づいただろうか。



しかも、太陽の塔のうしろの顔の意思でコップのフチにぶらさがっているなどと、誰が気づこうものか。



フフフフ・・・・・


つか頼む!誰か気づけ!
そしたら「グラスのフチに太陽の塔の顔があったっていいじゃないか!」ってセリフ言えるから。



窓に!窓に!




休み明け、仕事帰りに再びヴィレヴァンに寄ってみたら、コップのフチの太陽の塔はすでに品切れてしまっていた・・・・・・


今日の1曲:『太陽と戦慄 パート1』/ King Crimson
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あなたもバケットになれる!

2014年11月12日 | カテゴライズできない
先月のロックバーでのハロウィンパーティで、私が仮装したバケットヘッド。
あれは、1999年の春先に見に行ったバケットヘッド初来日ツアーの岡山PEPPER LANDでのライブ模様を激写したときの写真(写真上)を基に扮したものである。

思いがけない初仮装パーティ参加とはいうものの、元々私にはそういった変装願望があったフシは否定できない。
摂津の伝説的ハードロックバンドHORIDEATH再結成ライブのときは、他のメンバーは誰ものってこない中、私ひとりその場の思いつきで馬のマスクをかぶり、「うましん」としてステージに上がったことも、その性癖の顕れであったかと。
まぁ、これはアランフィッツ=ジェラルド星に棲まう私のもうひとつの局面でもあるのだが。




ロックバーのママから仮装パーティの知らせを受けて、私の頭の中にはすぐに色々なキャラ候補が思い浮かんでいた。
先述したデストラクションの『Release From Agony』のバケモンジャケもそのひとつだ。

他には・・・・

・諸田コウ


白塗りのメーキャップ用具がどこで手に入るかわからんかったし、誰も知らなさそうなので却下。

・映画『スクリーム』の殺人鬼


一応昔若気のいたりで買ったのを持ってる。でもあまりにもベタすぎるし、この映画たいして思い入れがない。

・エイフェックス・ツイン


やっぱり前が見えん。このクリアファイルはクリアじゃない。

・21世紀の精神異常者


これもメーキャップが面倒そう。ヘン顔も疲れるし。しかもすでに中川家の礼二にやられてるし。

・サンマロ


連邦ユニホームは日本橋のキッズランドで入手可能だが、高そうだし、だいいちダサい。


結局バケットヘッドに決めたのは、その辺の店で変装道具を手軽に取り揃えられそうだったからだ。
まず、白仮面はドンキで手頃なのが見つからず、Amazonでいいのがあったので入手。約500円。
つなぎはワークマンで一番安いのを購入。1900円。今後何かの作業でも活用するかもしれない(にしても着にくいなこれ)。
そこまでせんでもええかと思ったが、より完成度を高めるため長髪のカツラをドンキで購入。1800円とけっこういい値段した。

そして、これがなけりゃ話にならない。バケットのシンボルであるKFCのバーレル。
実は今回の変装道具の中で、こいつが一番金かかってんのね。ただの紙製の容器なのに。
なんせ、バーレルを手に入れるためには、10ピース以上のチキンをオーダーしなければならない。
10ピースで2400円!!
もうここまで盛りあがったら引き返せるものではない。近所のKFCで思い切って注文しましたよ。

ところが、この時店員がとんでもないオーダーミスをやらかしてくれた。
番号札をテーブルに置いて待機してると、店員のねーちゃんがなんと、チキンを小箱に小分けにして持ってきやがったのだ!
私は愕然となった。
「10ピースバーレル」てオーダーしてんのに、バーレル抜きとはいったいどういうことか!
その店員は若い女の子でまぁまぁかわいかったが、私は思わず公衆の面前で、「ワレ何さらしてくれとんじゃい!!」と怒鳴りつけかけたが、なんとか平常心を保ちバーレルに入れ直すよう指示した。
家に帰ってチキンはすぐにバーレルから取り出して家族のものにふるまった。あと、翌日の弁当のオカズに。

実際バケットのかぶっているクラシックデザインのバーレルは入手困難。現在のデザインでガマンするしかなかった。



こうしたすったもんだのすえ、ようやくバケットヘッドの変装用具を全て取り揃えることができた。
変装自体は5分とかからなかった。

ね、簡単でしょ?そうなんです。誰だってバケットになれるんです。
あとは、ヌンチャク技と超絶ギターをマスターするだけ!


現在、フェルナンデスのエレキで「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のイントロ、「禁じられた遊び」を猛特訓中!!


今日の1曲:『Jump Man』/ BUCKETHEAD
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オキチサン

2012年05月28日 | カテゴライズできない
4月上旬から放映スタートした手塚治虫原作、BS時代劇『陽だまりの樹』もいよいよ大詰めを迎えようとしております。
先週の第8回目は、万次郎と添い遂げるだろうと思われていたおせきさんが、アメリカ使節団の通詞であるヒュースケンに手ごめにされるというまさかの展開に、原作を知らない視聴者さんにはおそらく大変ショッキングブルーな内容であったことでしょう。
まぁこのヒュースケン、実は万次郎も下田で警護していた当初から手をやいていた好色毛唐で、とにかく若い女を見ると見境がつかなくなる。

BSドラマでは完全にハショられてしまっていたが、ヒュースケンが日本に赴任してきたばかりの下田でも、お吉という娼婦に一目ぼれして関係をもってしまい(というか強姦)、後々このシガラミが彼の運命を大きく左右させることになる。お吉は自分を捨てたヒュースケンを心の底から怨み、その後虎視眈々と復讐の機会を窺い続けるのである。

実はこのお吉、齋藤きちという実在のモデルがいて、『唐人お吉』というタイトルで小説にもなっており映画化もされている。
小説上ではかなりロマンチックに創作されているそうだが、手塚先生はそこを過酷な真実に近い形でこの『陽だまりの樹』に盛り込んでいるのだ。




お吉の入浴姿を見てから欲情がおさえきれないヒュースケン。
とにかくすぐ手ごめにしてしまう性欲の塊のような人物。



万次郎もヒュースケンの女グセにはほとほと手をやいており、「おぬしいつか女で身を滅ぼすぞ」と忠告しながらも、禁欲生活を強いられてきた若い彼の気持ちをくんで、できるだけ自由を与えたりいろいろ配慮してやっていた。
そのお人よしが、今回のような悲劇を生むことになろうとは・・・




ラシャメン(洋妾)という言葉を初めて耳にしたのは、浪人時代、初に見にいった人間椅子のライブでだった。
その時に演奏されたそれまで未聴であった“人面瘡”という楽曲にぶっとばされ、次の日くらいにその“人面瘡”が収録されている『夜叉ヶ池』のシングルCDを中古レコード屋で探し当て購入してしまったほどである(のちにベストアルバム『人間椅子傑作選』に収録)。




とにかくこの楽曲にハマりにハマっていて、古風な言い回しの難解な歌詞もそらで歌えるようになり、その頃京都の予備校で知りあった人間椅子フリークで博識の女の子に歌詞の意味を詳しく解説してもらっていたのを思い出す。
この楽曲において、注目すべきなのは3番の歌詞である。


“横浜の波止場はぬばたまの 黒船が闇夜に消え失せる 

洋妾お駒の首吊る床の間は メリケン憎しと散りぬる女郎花”


“黒船”という単語が出てくることから、これは幕末の時代のことを歌ったことが窺い知れる。
ちなみに“黒船”や“闇夜”というのは、黒を意味する“ぬばたまの”にかかる枕詞である。
洋妾(ラシャメン)とは、万次郎が説明してるように西洋人の妾になった者への蔑称であり、そういった女性は日本人から相手にされなくなり、一生蔑まれ続けるというのが当時の日本の風潮だったらしい。
つまり二行目の歌詞は、洋妾のお駒が己の行く末に絶望し、自分を捨てたメリケン(アメリカ人のこと)を呪いながら床の間で首を吊って自害したという悲劇を歌っているワケだ。
ちなみに女郎花(オミナエシ)とは秋の七草の一つで、女郎は昔の娼婦のこと。つまり女郎花の花が散るのと、洋妾お駒の命が散るのを掛けているってぇ寸法だ(あれ?江戸っ子みたいなしゃべり方になってる?)。

う~む、やっぱ和嶋さんは天才だなぁ。


思えば浪人時代、手塚治虫と人間椅子の作品に夢中になり、そこから色々なことを学ばされたよなぁ~
おかげでみごと第四志望の大学に合格したもんな。





今日の1曲:『人面瘡』/ 人間椅子
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