AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

サイテーマンガ

2014年09月28日 | 二酸化マンガ
先日の名古屋遠征の行きし、四日市市街の1号線の大渋滞に巻き込まれイライラしてたので(ケチって下道で行くから・・・)、出発前にポストに投函されてた田中圭一氏のマンガ『神罰』を熟読して精神の安定を図っていた。
いわゆる下ネタマンガで、私が下系のマンガ本を購読することは滅多になく、徳弘正也の『ふんどし刑事ケンちゃんとチャコちゃん』、あるいは相原コージの『神の見えざる金玉』以来であろうか。

田中圭一のタチの悪いところは、巨匠クラスの漫画家の作品をパロディ化してドギツい下ネタを描くという点にある。
特にベースになってるのが手塚治虫キャラで、以前奈良のヴィレッジ・ヴァンガードで本書を見かけ、冒瀆的というか、その大胆不敵なカヴァーイラストにただならぬ魅力を感じ、いつか購入してやろうと思ってて気づいたら10数年の歳月が過ぎていたのであった。

おふざけ感が甚だしい。


田中圭一氏。世の中なめきっとんな。


中身は田中氏が自ら提唱するように、頭おかしいんちゃうか?と思うくらい下ネタ満載のサイテーマンガである。
もし、彼の親がこのマンガを見たら感動するどころか、勘当することは間違いないかと。
まぁ漫画家ってのは、自分の妄想を原稿用紙に具現化して商売にしてるってよく言うけど、ここまで己のヨゴレ感覚を曝け出してもよいものかと。中学生じゃあるまいし。
終盤に掲載されている『局部くん』シリーズなんてサイテーの極みで(ホンマにナニが主人公)、いや、これ、完全にアウトとちゃうか?っていうぐらいの猥褻描写で、全編に渡ってモザイク処理が施されてもおかしくないオゲレツ極まりない内容である。


キャラデザインは基本手塚タッチなのであるが、本宮ひろ志、藤子不二雄、永井豪など、様々なキャラ画で下ネタパロディマンガを楽しめる内容となっており、手塚マンガをパロディ化した話は本編には出てこず、実は表紙カヴァーの裏に一作だけシークレット掲載されてある仕掛けとなっている。

内容はギャルゲーネタ。「次は、奇子だ」ってセリフがディープ。


確かに冒瀆的で下品でサイテーのマンガだ。
当時『ジャングル大帝』のアニメ作品に感銘を受けた人は、これ読んで怒り狂うかもしれない。
まぁ『鉄腕アトム』、『ブラックジャック』、『リボンの騎士』ぐらいしか手塚マンガを知らないって方は、「手塚治虫=健全」というイメージを持ってて、テレビやマスコミもそういう部分しか見せない。
しかし、手塚マンガを数多く読み込んでいる人なら、みんな知っている。
手塚先生が実は、とんでもないエログロナンセンス性を秘めた変態作家であったということを!!

劇画タッチの『ばるぼら』、『MW』、『奇子』などを手にとって読んでみるといい。そこには数々の変態エロ描写がこれでもか!とばかりに満載されている。
ま、この辺はエロというより、倒錯的なグロっぽい性描写なのであるが。
少年向けでも、田中圭一氏を始め、私より10歳くらい年配の方は思春期の頃に『やけっぱちのマリア』や『ふしぎなメルモ』にただならぬエロティシズムを感じていたと言う話はよく耳にする。
まぁ上記の二作は、手塚治虫が性教育の一環として描いていたマンガらしいからな。
田中氏も巻末のインタビューで言っておられたが、彼の描く女体というより、日本特有の女性が恥じらうその表情にエロティシズムを感じていたのだとか。そこが手塚先生の巧みな部分であるのだと。
少年マンガにおけるエロってのは世代世代様々だが、そう言われると私も思い当たるフシがある。
今のワンピースとかみたいに、とにかく巨乳の女キャラを破廉恥なカッコウで描けばいいといった安易な感じとはワケが違う普遍的な内面性エロ描写といったところか。


最近、手塚治虫の書斎机の開かずの引き出しが25年振りに開けられて、その中からは『ネオ・ファウスト』や『グリンゴ』などの未完になった作品の断片やイラストの他、田中圭一の描いたイラストではないかと思われるような、エロでヒワイな絵が数点発掘されたのだとか。

本書の帯に直筆で「訴えます!!」とコメントを寄せた手塚治虫の娘さんであられる手塚るみ子さんもその現場に当然立ち会っており、そこで面白い指摘をしておられる。
「もしも、父の霊が私に憑依して、田中さんとエロマンガ対決しても、圧勝できる!」と。
それほどまでに手塚先生の描くマンガは、底知れぬエロティシズムを秘めているということなんでしょうな。


ぐるなびのサイトで現在連載中の田中氏描くグルメレポ漫画『ペンと箸』。
http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/1380
第2話で手塚るみ子さんがゲストで登場。上記のことが詳しく述べられている。


実際田中氏とるみ子さんは、リツイートし合うほど仲がいい?


あと、電気グルーヴの今年のオフィシャルフェイスタオルのデザインを手掛けたのも田中圭一氏。
田中圭一マンガのファンではないが、似非手塚キャラの絵柄がステキすぎて思わず購入。



今日の1曲:『ニセモノフーリガン』/ 電気グルーヴ
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名古屋へ サカエアフターナイト

2014年09月23日 | 名所ガイド、巡礼記
人間椅子ライブ終了後、今年のGWに大阪のとあるライブ会場で少しお話した顔見知りの椅子ファンの人(ただし、向こうは私のことを1ミリたりとも覚えていなかった)を見かけ、二言三言言葉を交わしてからそそくさと会場を後にし、名古屋一の繁華街、栄散策としゃれこんだ。

以前、名古屋に友人が住んでいたこともあり、栄には何回か遊びに行ったことはあるが、いずれも昼間で三越に入ったかなーってぐらいの記憶しかなく、あまり印象に残っていない。
けっこう名古屋には訪れているのに、観光らしい観光はしたことがなく、名古屋駅の前のコカコーラの球体ぐらいしか名古屋らしいものは思い浮かばないというありさまであった。

しかし、今回の栄散策で、私の抱いていたショボい名古屋観は根底から覆されることになった!
夜の栄は化ける!
そこには、昼間の名古屋のなごやかさからは想像も及ばぬ驚異的な世界が私を待ち受けていたのであった・・・


まず、信号機に面食らわされる。
11ってなんだ?


11秒待ってみたが、いっこうに信号は変わらなかった。
とりあえず先に進むことにした。

おっとあぶない!
他府県からやってきた者が知らずにこの下をくぐると、このでっけぇ玉が転がり落ちてくるって仕掛けか!これは気をつけないと。
こんなもんが転がってきたら、インディとてひとたまりもねぇぞ!



なるほど、これが噂に聞く花のンセス大通りか。
ビルはこいつに導かれて名古屋にやってきたのかもしれない。



むむむ、こんな街中に光るでっけぇ鉄の風車小屋が!!ルリヲだったらほっとかないぜ!


しかしこいつは見事だ。大阪ミナミの道頓堀にあるあの巨大な黄色い悪趣味な回り寿司式マシーンなんかよりもはるかに鮮やかだ!美しい!

私はどうも、名古屋をみくびりすぎていたようだ・・・・


な、なにぃ!セントラルパークだぁ!?
ここは本当に日本なのか!?ま、まるでマンハッタンじゃねぇか!!


どこかにギターを携えたフィービー・ブッフェがストリートライブでもしてねぇかと、思わず辺りをキョロキョロ見まわしちまったぜ。
あるいは、ジョーイ・トレビアーニが街灯の下でコケティッシュな女の子に「ハローベイビィ~」ってナンパでもしてるんじゃねぇかと。


とわった!ワッヒィ!未知との遭遇やんけ!!



警備員に見つからぬよう、忍び足でその得体の知れない建設物に近づいていった。
そこには、ゼリア・ビショップの小説『俘囚の塚』に出てくるクン=ヤンさながらの驚異的な地下世界が広がっていた。



ってな感じで、約一時間ほど夜の栄の街を徘徊し、名古屋の底知れぬスケールのデカさにブチのめされた私は、グッタリした体でまたもと来た道を引き返して行った。
それにしても、車停めた場所が遠すぎた。ライブ後の栄散策で足が棒状態のわてには遠すぎる距離だ。
思い返すと、最初の段階で道に迷い、アンドリュースさんに会われへんかったわ、ライブに遅刻するわで、なんか踏んだり蹴ったりな名古屋遠征だったような気もするが、人気のない寂しい暗がりの伏見通りをトボトボ歩いている帰りにはいいこともあったんだよ。

晩飯もまだ食ってなくて(栄の街のあまりの脅威で、あそこではよーメシ屋には入れなかった)、あ~カレーでも食いたいなぁ~って思いながらふと見上げると、目の前にカレーハウスCoCo壱番屋が出現したり、タイミングよくハコから現われた長年憧れ続けてきた我が敬愛すべき青森のギター仙人との邂逅・・・・



今回もまたご当地グルメ的なことは皆無であったが、名古屋遠征の〆としてCoCo壱のカレーっていうのも悪くなかった。とりあえず座って腹になにかものを入れたかったのだ。
そしてロースカツカレーを貪りながら、今日の人間椅子ライブの余韻に浸り、ニヤニヤしながら『無頼豊饒』のフライヤーを眺め、名古屋の優雅な最後のひとときを過ごしたのであった。


その後、車を運転しながらマックシェイクのMサイズを吸引してたことが原因で下痢便を引き起こし、立ち寄った亀山インターのコンビニの便所にi-Phoneを置き忘れてくることなど、その時は知る由もなかった。




今日の1曲:『夜ごと歩きまわるのさ』/ Steely Dan
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名古屋へ 人間椅子を追って

2014年09月21日 | コンサート
元DEATHのアンドリュースさんに会えなくて、なんのためにはるばる名古屋までガス焚いてきたのかと意気消沈してしまっていた私であったが。
ん?待てよ、いやいや、そうじゃない!今夜は人間椅子の初遠征ライブじゃないか!!


エレクトリックレディランドには行ったことがなく、私の方向音痴の思い違いのせいで到着が大幅に遅れ、会場時間も迫っていたのにもかかわらず、ライブハウスに向かう途中、なんかいい感じの仏閣があったので激写しに寄ってしまった。

だって、ビルの仁王さんが「こっちじゃ!」って言ってるんだもん。



どうやら交通安全を祈願する大須観音というところらしい。
こんなもん見学してる場合やないんやけど・・・とりあえず帰りの交通安全を祈っといた。



すると、その大須境内で人間椅子のTシャツを着てる人物を発見。すかさず「スンマセン、エレクトリックレディランドってこの近くですか?」と話しかけた。
こっからちょっと歩いた先にあるらしく、すぐさま大須観音を出て北へ進んで行くと、シックな趣きのライブハウスを発見。その前の歩道橋に人がズラーっと並んでいて凄いなと思ったが、この行列はどうやら3階で行われるビジュアル系のイベントの客らしく、そういえば人間椅子に似つかわしくないケバい客がいるなと思った。
無事目的地にたどり着けた私は「ま、時間はまだあるな、整理番号もどうせ410番やし」と、DISK HEAVENで中古CDを物色しながら余裕をぶっこいていたわけだが・・・



しかし!私はここでまた、重大なミスをやらかしてしまっていたのだ!
それは入場受け付けしてるときに気がついた。
なんか店内のBGMに“新調きゅらきゅきゅき節”のやけに生々しいヴァージョンがかかってるなーっと。しかも場内から「きゅっきゅきゅー!きゅっきゅきゅー!」と楽しげな大合唱まで聞こえてくるではないか!

そうなのだ、私は開演時間の18:30を開場時間と勘違いしておったのだ!

人間椅子ライブ訪歴22年目にして、初遅刻。1曲目を逃してしまった。
入場すると中はもうオーディエンスでギューギュー詰めで、仕方なく一番後ろの2階に上がっていく階段のところで観戦。こんな後ろで人間椅子みるのも初めて。まさに初めて尽くし。
でも会場全体が見渡せて、周りにあんまり人もいないので、思いっきりヘッドバンギン、エア楽器に興じることが出来たのでまんざらでもなかった。

≪セットリスト≫

1.新調きゅらきゅきゅ節
2.地獄の料理人
3.悉有仏性
4.蟲
5.生まれ出づる魂
6.みなしごのシャッフル
7.隷従の叫び
8.太陽黒点
9.グスコーブドリ
10.死神の饗宴
11.黒い太陽
12.宇宙船弥勒号
13.地獄
14.迷信
15.針の山

<Encore 1>

16.リジイア
17.地獄風景

<Encore 2>

18.なまはげ

※なんかの曲の前にツェッペリンの“ロックンロール”やらはったんやけど、どこか忘れた。


当然ながら新曲中心のセトリではあったが、まだ25周年ライブの一環らしく交互に旧作曲を挟むという構成だった。
私にとっては“みなしごのシャッフル”くらいしかレア曲はなかったが、4曲目の“蟲”の前回やったときのより超ロングでハイテンションな(早くも歯弾きが飛び出す!)ワジーのギターソロが炸裂した時点ですでに昇天!前回に引き続き超ハイライトであった。
そして、久々にきた“太陽黒点”。この時のワジーのワウりまくるワウペダルは「絶品!!」の一言に尽きる。
人間椅子に興味がない、Voがハイトーンあるいはグロウルでないメタルの良さがわからないって人でも、ワジーのギタープレイを拝聴するために一度人間椅子のライブに足を運んでも損はないと思う。


世界広しといえど、マーシャルにお札が貼ってあるのは人間椅子くらい。



新作『無頼豊饒』は最初あんま気にいってなかったが、行きの車中で復習がてら流してたら、けっこうライブ映えするであろういい感じの楽曲、フレーズなど発見でき、特に“生まれ出づる魂”の中盤の「捨てちまえ」「投げちまえ」の掛け声、イントロがメイデンの絶滅2分前にクリソツの“グスコーブドリ”の「オーイオーイオーイ」(ブドリの鳴き声?)の無表情な掛け声が楽しかった。
そして人間椅子の今後のアンセムになるのではないかと思われるハードナンバー“迷信”のサビタイトルの掛け声んときも高揚感がハンパなかった。興奮して思わず「エパだがや!」とかいうゴチャ混ぜの方言を発したぐらいだ(うそ)。
こん時のノブ氏の最後のキメのツーバスがヤバかった。やっぱこの人パワードラマーやな~って、ちょっと見直してしまった。
あと“迷信”のイントロフレーズもそうやけど、ラストに演奏された“なまはげ”の「ダダン!」っていうドラムのタメが、なんか初期スレイヤーの楽曲の雰囲気を彷彿とさせとんなーって、今回ライブ見て思た。


ワンバスからツーバスに増設されたことにより、より強力になったノブ氏のドラム。



今回印象深かったのが、大阪、東京みたいにソールドアウトではなかったものの、名古屋ELLでこんなに大入りしたのは初めてらしく和嶋氏が去り際に「いや、それにしても、もの凄い人だなぁ・・・」と感嘆の声を漏らしていたことだ。
私も今回ライブ観戦して、たまにの遠征ライブもいいもんだなと。
次も大阪の会場がショボかったらまた名古屋に来てもいいとさえ思った。


『人間椅子ライブレポ』 完。アフターナイトへつづく・・・




今日の1曲:『死神の饗宴』/ 人間椅子
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名古屋へ アンドリュースさんに

2014年09月20日 | 名所ガイド、巡礼記
人間椅子『無頼豊饒』ツアーライブの大阪公演が完売でチケットをとり逃し、名古屋公演の方に参戦を決意。
というより、もともと大阪公演は仕事で行けなかったってのが実情で、3連休のど真ん中日の名古屋公演の方に観光がてら車とばして行くのも悪くはないと、前々からおぼろげに考えていた。発券をしたのはライブ日の2日前。

名古屋へは過去にライブやらなんやらで車で何回か行っており、天理~亀山区間はタダで乗れる名阪国道をとばして亀山から名古屋まで下道一号線をひたすら真っすぐ突き進むってのが毎回のパターンだ。
名古屋市街で道に迷うことを想定して(毎回そうなので)観光時間も念頭に入れて、今回は午前中に家を出た。カーナビも付いてないのでいつも全国マップ(しかも20年前の)を持参するのだが、また出発前にバタバタしててそれを忘れてきてしまっていた。
一号線はけっこう渋滞しててちょっと焦ったが、それでもけっこう時間に余裕を持って無事名古屋市街までスムーズに行けたので、一度も訪れたことのなかった熱田神社を参拝することに。




やっとかめ!(名古屋弁で「お久しぶり」の意味。熱田神社は初めてだが)



土偶がメガネの神様だったとは知らなかった。
「オマエハラガン。イマスグココカラ、タチ去ルガヨイ!ロウガンニナッタラ、マタオイデ」



家畜を発見。いや社畜と言うべきか。昼飯まだ食ってなかったので腹が減ってきた。



どさくさにまぎれカラスも。どうやらここには鳥類どもをひきつける、神秘的な何かがあるらしい(あとでここがエサ場であることが判明)。



本宮。ホングゥ・・・ますます腹が減ってきた。



といった具合に、別段これといった収穫もなくお土産のういろうを買って足早に熱田神社を後にする。
それからライブハウス、エレクトリックレディランド方面へ向かって最短ルートで車をとばしていたつもりが、この根拠のない思い込みがどえらい方向違いをやらかしてしまっていて、わけのわからん住宅街に迷い込んだりしてクソちびりそうなくらい焦ることになった。
「マズい、これでは、彼に会う時間がなくなるではないか!!」


実は私が名古屋遠征を決意したのは、人間椅子の他にもうひとつの目的があったのだ。
そう、ライブ前にエレクトリックレディランドのすぐ近所にあるメタルCD専門店DISK HEAVENに寄って、そこに勤務している元DEATH、MASSACREのドラマー、ビル・アンドリュースさんに再会しようと思っていたのだ!

これは5年前に会った時の写真。



コンビニや犬の散歩中のおばちゃんなどに尋ねまくって、なんとか伏見通り付近まで辿り着いた。
車をとある場所に停めて(これがけっこう離れた場所でここでまた焦った)、汗だくになりながらようやくDISK HEAVENに辿り着いた。

STAIRWAY TO・・・


DISK HEAVEN。


速歩きでハアハア言いながら店の扉を開けて店内に入った。
ところが、いくら店内を見回しても店員はレジに東洋人ひとりだけしか見当たらない。
まぁそもそもビルがまだこの店で働いてるかも確証がなかったから、最悪の事態も想定してはいた。
おそるおそる店員に、「あのぅ~、この店で元DEATHのドラマーのアンドリュースさん働いてはったと思うんですが、今日は・・・?」
そしたら、日曜は彼の個人的な定休日らしくってこの日は非番とのこと。「ハ~ア」ここで一気に力が抜けた。
まぁ今回はビルがまだDISK HEAVEN名古屋店で働いていると分かっただけでもよしとすることにした。
また有給とって名古屋行くぞ!

でも、おそらくHEAVENの店番の人に「こいつDEATHのTシャツまで着て気合い入れて来たのに、間の悪いやっちゃなぁ~」って、でら笑われてたと思う。

名古屋遠征記。つづく・・・・・




今日の1曲:『Spiritual Healing 』/ DEATH
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ブルルン!この30年この30枚

2014年09月15日 | やっぱりメタル!!
今月号のワールズヘヴィストヘヴィメタルマガジン『B!』の創刊30周年記念超特大号を立ち読みしてて、各ライターらが選ぶ「この30年この30枚(1984~2014)」という企画に触発され、家に帰って私もさっそく棚からメタルCDを30枚選び出し万年床に並べてみた。





ほしたら、マイミクさんの間でもけっこうブームになってて、普段B!誌をディスりつつもやっぱこの雑誌の影響力ってのはバカにでけへんなーと。
私のこの批評癖も、この雑誌からの影響であるといってほぼ間違いない。
そして、毎月5日になると、『BURRN!』のことが頭をよぎるのは、(元メタラー含め)メタラーの悲しい性なのであります。
これはおそらく一生つきまとうでしょう。それだけこの雑誌とメタラーとの関わり合いは根深いものがあるのでございます。

B!誌はほとんど元メタラーの姉が購読していた。
古いのは近所の幼馴染の兄ちゃんのかりパクもの。



ほなさっそく1984年~2014年にかけて発表されたあましん厳選メタル作品群30枚を発表したいと思います(って上の写真ですでに明白なのだが)。
「なんでB!誌創刊してからの30年間というくくりに合わさんといかんねん!」とも思うが、考えたらB!誌が創刊されてから約2年後に私はメタルに傾倒し出したので、まぁ私のメタル歴もそんなもんかと。
よく聴いたアルバムってのが中心で、必ずしもそのバンドのベストアルバムってワケではなく、当時衝撃をウケたってのを優先させました。私的重要作と申しましょうか。
(同じバンドの作品は意図的に外しております)


年代順(リリース日は曖昧)に並べてみました。


・S.O.D. / 『SPEAK ENGLISH OR DIE』(1985)
・IRON MAIDEN / 『SOMEWHERE IN TIME』(1986)
・DAVID LEE ROTH / 『SONRISA SALVAJE』(1986)
・METALLICA / 『MASTER OF PUPPETS』(1986)
・MEGADETH / 『PEACE SELLS・・・BUT WHO'S BUYING』(1986)
・SLAYER / 『REIGN IN BLOOD』(1986)
・GUNS 'N' ROSES / 『APETTITE FOR DESTRUCTION』(1987)
・CHASTAIN / 『The Seventh of Never』(1987)
・E・Z・O / 『E・Z・O』(1987)
・DESTRUCTION / 『RELEASE FROM AGONY』(1987)
・MOTORHEAD / 『ROCK 'N' ROLL』(1987)
・OVERKILL / 『TAKING OVER』(1987)
・MACE / 『THE EVIL IN GOOD』(1988)
・QUEENSRYCHE / 『OPERATION:MINDCRIME』(1988)
・RIOT / 『THUNDERSTEEL』(1988)
・VOIVOD / 『Dimension Hatröss』(1988)
・IT BITES / 『EAT ME IN ST LOUIS』(1989)
・KING'S X / 『GRETCHEN GOES TO NEBRASKA』(1989)
・KREATOR / 『EXTREME AGGRESSION』(1989)
・DOOM / 『INCOMPETENT...』(1989)
・TERRORIZER / 『WORLD DOWNFALL』(1989)
・DEATH / 『SPIRITUAL HEALING』(1990)
・TROUBLE / 『Trouble(4)』(1990)
・STONE / 『COLOURS』(1990)
・人間椅子 / 『人間失格』(1990)
・CATHEDRAL / 『この森の静寂の中で』(1991)
・DREAM THEATER / 『IMAGES AND WORDS』(1992)
・EXTREME / 『Ⅲ SIDES TO EVERY STORY』(1992)
・MORBID ANGEL / 『COVENANT』(1995)
・CELTIC FROST / 『MONOTHEIST』(2006)


見てもろたらわかるように、1986~1990年にだいぶ偏ってるのは、やはりここら辺が一番メタルに傾倒していた多感期の頃だったからでしょう。
で、1995年から2006年までポッカリと穴が空いてるのはやっぱメタル離れしてたから。人間椅子とVOIVODくらいしか新譜買ってなかったような気がする。
まぁ私のメタル探究歴なんて10年ぽっちですわ。


ちなみにこちらは、B!誌創刊30周年記念企画として再発されたCDを買ったら、特典でついてきたスペシャルステッカー。
いらん!!



皆さんもよかったら30選やってみてくださいね。




今日の1曲:『Burn』/ Deep Purple
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