AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

逝く年2022

2022年12月31日 | ♪音楽総合♪
もう逝ってしまわれるんですね・・・

2022年。


まだまだ収まることを知らぬコロナ禍の世ではありますが、だいぶ緩和もされて、国内外のアーティストも活動を活発化し始めてくれて嬉しい限りの今日この頃。
ただ、それによって演者側の感染者も増えて、急遽ライブ延期、来日延期になるという残念な事態も少なくありませんでした。
私の周囲でも今年、姉、職場のやつ2名がコロナに感染(カナダにマリリオンのライブ観に行って、キッチリコロナもらって帰ってきたツレなんかもおったな)、そして数日前、病院に科学療法受けにいって同室で同じ治療を受けていた人が陽性だと判明し(私は陰性だった)、もう今年3回濃厚接触者になっております。

まぁ相も変わらず効果あるのかないのかわからんような注射を何回も打ったり、マスクして外出することをいまだ厳守しとる国民ではありますが、さすがにみんな分別がついてきて、楽しむことを放棄するようなことをしなくなりましたね。


フェスもガンガン開催され、フジロック、ソニックマニアでは早くも小山田圭吾ことコーネリアスが見事に復活!!
日本には業界を含め、分別のあるマトモでちゃんとした音楽ファンがこんなにもいるんだと、ほんとうに嬉しくなった。
私自身、今年十数年ぶりにOTODAMAに参加し、久々に野外フェスを楽しんだ。

振りかえれば、今年はビルボードでのリリイ・シュシュに始まり、クラブ月世界での坂本慎太郎くんで締めくくるという、なかなかいい感じのライブイヤーを送ったように思う。





そして、今年もまた様々な方たちが逝ってしまわれました。

まぁ阿部晋三元総理の暗殺事件は、普段よく通りかかる近所で起こったことだったので結構ショッキングでした。

Sgt Pepper's lost stars club band 2022 阿部さんもこん中におられます。



元キング・クリムゾンの1st『クリムゾン・キングの宮殿』の功労者ともいうべきイアン・マクドナルド。
ビルが抜けた後、最近までずっとYESを支え続けてきた(かつジョン・レノンの『イマジン』にも参加している)ドラマー、アラン・ホワイト。
Grim Reaper、Onslaught、Lionsheartなどで、その卓越したハイトーンを響かせた渡り鳥型ヴォーカリスト、スティーヴ・グリメット。
メタリカや人間椅子もカヴァーしたNWOBHMのB級の代表格ともいうべきBudgieのベースヴォーカルのバーク・シェリー。

最近では、マイケル・モンローもArtilleryもカヴァーし、ガンズのアクセル・ローズなんかにも多大な影響を与えたというNAZARETHのヴォーカリスト、ダン・マカファーティさんも逝ってしまわれましたね。




そして先週、EDM系では私の数少ないお気に入りのカルトダンスユニット、FAITHLESSのMCを務めてたマキシ・ジャズの訃報を知らされたときは、ほんとうに悲しかった。



まだ65歳だったが、最近の写真ではもう80歳くらいに見えた。
FAITHLESSは一度解散していたんだが、また復帰して2016年くらいまではライブも演ってた。
でも2020年の最新アルバム『ALL BLESSED』では、これは全部聴き終わってからわかったんだが、もうそこにマキシのMCはなかった。
おそらく、だいぶ体調を崩していたんだろう。

一度でいいから、生ライブ観たかったな・・・・R.I.P.




あ、もう時間あらへん。

よいお年を。
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外人

2022年11月16日 | ♪音楽総合♪
今年の2月に、キング・クリムゾンの代表作『クリムゾン・キングの宮殿』の功労者ともいうべきイアン・マクドナルドが逝去した。

そのことがキッカケで、イアンが在籍していた英米混合の、いわゆる産業ロックバンドFOREIGNERをちゃんと聴き直してみようかという気になり、アトランティックからリリースされた7枚組ボックスを大人買いしてしまった(といっても3000円弱の中古だが)のは、少々思い切りが過ぎたかと。


まぁ私のこれまでの音楽嗜好的には、TOTOやJOURNEY、SURVIVERといった、80年代にアメリカのチャートを賑わせた、情熱くさいヴォーカル、ハートフルなバラードナンバーを主とする産業ロックと呼ばれるものにはあまり縁がなく、このブログでもこれらのバンドを取り上げたことは皆無に近いかと。

ただ、MTVをよく観ていた小学生の頃、上記のバンドらのシングルヒットソングにはそれなりに馴染みがあって、U.S.A. FOR AFRICAの「We are the World」が大ヒットして、サビを大勢で大合唱するナンバーが流行りまくっていたころにフォリナーが出した大ヒットシングル「 I Want To Know What Love Is 」はよく聴いていた。
今聴くと、「We are the World」意識しまくりじゃね?と思ったが、どうやらフォリナーの方が先だったようだ。




フォリナーに興味を示したのは、なにも小学生の頃だけではなく、浪人生の頃に偶然ラジオでフォリナー特集をしていて、そん時流れた「Juke Box Hero」がいたく気に入り、その曲が収録されている4thアルバム『4』を近所の電気屋(兼CD屋)で初めて購入したのを覚えている。
後に1st~4thまでのベスト盤『ベスト・オブ・フォリナー(Records)』も購入している。




ただ、オルタナやデスメタルが台頭していた90年代初頭、尖がった音を求めてやまなかった若かかりし頃の自分に、フォリナーのような大衆感溢れる中途半端に古い音楽を受け入れる余裕などなく、ひっかかったのはせいぜい「Juke Box Hero」と「つめたいお前」くらいで、長年放置状態にあった。
まぁあの頃はイアン・マクドナルドが在籍してたなんてことも全く知らなかったし、今回イアンが在籍してた1st~3rdを改めて聴き直してみても、彼の存在意義を全く感じることができなかった。
聞くところによると、イアンはフォリナーではほとんどギターを弾いていたとか。


いまだ7枚全て聴けてないんだけど、全体を通して充実した楽曲が揃っているなと思った作品が、やはり『4』。
全体的にはLOVERBOYのような爽快なハードロックを奏でている。
キーボード担当だったアル・グリーンウッドは前作『HEAD GAMES』を最後にイアンと共にバンドを抜けてしまっているが、シンセサウンドは継続されていて、あの程度のアレンジならサポートで十分だったということなのかな?
「Waiting For A Girl Like You」のような抒情的なバラードでのルー・グラムの歌唱は、ジョーリン・ターナー期のポップ志向のRAINBOWとの類似性を感じさせたりもする。
元スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズもなかなかいいギターを奏でている。

今回『4』を聴き直してみてギョッとなったのが、「Break It Up」って曲をよく覚えていたこと。
そういえば、自主編集テープにこの曲だけチョイスしてよく聴いていたのだ。
これがけっこうクサい曲で、これがフォリナーの曲であったことなんかすっかり忘れていた。

それにしても、独特のタメを作るルー・グラムのちょっと暑苦しい歌い方が案外クセになってくる。
それがとくに顕著なのが「Urgent」で、フォリナーの楽曲の中で一番好きかも。




先日、この辺のバンドが好きな音楽友達にフォリナーはどうかときくと、TOTOやジャーニーなどに比べるとかなり下に位置付けられているようで全く相手にされず悲しかった。
なんだよ、弾きまくりスーパーギタリストがいないからってフォリナーの音楽を愚弄するのかよ!それともルー・グラムのクリクリへアーがそんなに気に食わないってか!
って、何十年も放置してきといて、今更オマエはフォリナーの何?

いや、私にだってひとつくらい推しの産業ロックバンドがあったっていいと思う。


そんな折、先日奇しくもフォリナーがフェアウェル・ツアーを開催することを発表した。
まぁルー・グラムはとっくの昔に脱退していて、今はジャーニーと同様もどきヴォーカルが在籍しているみたいで、オリメンはミック・ジョーンズしか残ってないとか。

今のところ日本公演は組み込まれてはいないようだけれど、もし来日が決定したら、みんなで空港まで出迎えに行って「Welcome FOREIGNER!!」と書いた横断幕をかかげようではないか!

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悲しみのマクドナルド

2022年02月21日 | ♪音楽総合♪
2月9日、イアン・マクドナルドが逝ってしまった。


といっても、ロックファンの方で、どれくらいの人が彼の存在を知っているのか、ちょっと見当がつかない。
まぁ私が所持してるもので、彼が参加してた作品は以下の通りである。




ロックを聴きだした十代の頃、キング・クリムゾンの代表曲といってもいい名曲『21世紀の精神異常者』を初めて聴いた時の衝撃は、凄まじいものがあった。
これだけサックスが暴れまくっているロックなど、それまで聴いたことがなかったからだ。
ハマった!というわけではなく、どちらかというと戸惑いだった。
「え?これはジャズ?ロック?」とにかく、今まで体感したことのないこのいわゆる“プログレッシヴ”なロックに、とてつもない魅力を感じるとともに、ちょっと自分には難解すぎるなという印象を受けた。




キング・クリムゾンの1stアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』も、しばらく私を戸惑わせる内容だった。
1曲目であれだけド派手に暴れまくっといて、その後はやたらと幻想的で牧歌的で荘厳でインプロめいた楽曲が続く。
このオーケストレイションめいた幻惑的な音は、メロトロンっていう得体の知れない楽器で奏でているんだとか、「Moonchild」における「なんなの?この後半のわけのわからんクラシカルな即興演奏は?」とか。
でも「風に語りて」や、表題曲における流麗なフルートの音色がやけに心に響くんだよなぁ~なんて思ったり。

ブレイク後の、エンディングのフルートソロが秀逸。



つかこのキング・クリムゾンってバンド、メンバー何人いるんや?それともみんなゲスト演奏者?
で、よくよく調べてみると、サックスやフルートやメロトロンやヴィブラフォンの演奏は、どうやらイアン・マクドナルドって人がひとりでこなしてるんだってことがわかり、このアルバムにおける彼のマルチな貢献ぶりにぶったまげたのを覚えている。




イアン・マクドナルドは、クリムゾンの前身バンドGiles,Giles & Frippに、当時付き合っていたジュディ・ダイブルと共に途中参加することになるんだが、ちょっとしたジャズ/フォークバンドだったGG&Fに広がりと彩りを持ち込んだのは、このマルチな楽器の才能を持つイアンであり、彼の加入が壮大なるプログレッシヴバンドへと発展するキング・クリムゾンへの道筋を作る機動力となったのは間違いないかと(しかも、彼の親戚筋からの資金援助もデカかったらしい)。

イアン参加のGG&Fの音源は、『The Brondesbury Tapes』で聴くことができる。
クリムゾンの名曲「風に語りて」のオリジナルヴァージョンが、ジュディが歌うのと、イアンが歌う2ヴァージョン収録されている。




『クリムゾン・キングの宮殿』で衝撃デビューを飾ったイアンであったが、その後のツアーの重労働に耐えかね、「私がクリムゾンを抜けるから辞めないでくれ」というフリップの強い要請をも振り切り、マイケル・ジャイルズと共にバンドを去ってしまう。

その後にジャイルズと共に作った作品が、まんま『McDNALD AND GILES』。

クリムゾンを脱退してよっぽど開放的になったのか、なんやねん、このリア充ジャケ。


この作品、イアンのマルチな技が随所に光っているものの、全体的に極めて牧歌的で、クリムゾンで見せたマジックはすでにない。
これがリア充の作る音楽なのかと。私には馴染めなかった。


イアンは一般的によく知られている作品にも何枚か参加していて、たとえばT.REXの『電気の武者』がそう。




他にも、英米混合の産業ロックバンドFOREIGNERの創設メンバーだったりする。
フォリナーは80年代にシングルヒット曲も飛ばしていて、私自身幼少の頃より馴染みはあったし、ベストを含めイアン参加の初期作品も何枚か聴いたんだが、そこにイアンが参加してる意義というものを一片たりとも見出すことは出来なかった。つか好みじゃないので。




そして、イアンが再びクリムゾンのもとで、超名盤『RED』の超名曲「Starless」のクライマックス展開で、豪快なサックスソロを響かせていることは、クリムゾンファンの間では周知のことであるかと。




やっぱイアンは、クリムゾンにおいてその才能を遺憾なく発揮できるプレイヤーなんだと。イアンに一番ふさわしい場所はクリムゾンなんだと!誰もがそう思ったんじゃないかな。
ただ、キング・クリムゾンというのはよっぽどやっかいなバンドだったのか、居心地の悪すぎるバンドだったのか、ロバート・フリップは、イアンが『RED』のレコーディングにゲスト参加した時も彼にキング・クリムゾンを譲ろうとしていた。
その時はイアンも乗り気だったとかいないとか。だが、それも実現には至らずクリムゾンはアルバム発表後、突如解散してしまう。

もし、ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォード、イアン・マクドナルドの四者が同籍するスーパークリムゾンが実現し、70年代後半に躍動していたら・・・・

もう、想像するだけで震えが止まらないのである。


彼がこの世を去って、もう10日以上が過ぎてしまった。
今頃は向こうで、かつてのクリムゾンメンバーと再会して、セッションを楽しんでいるかもしれない。
ジュディ、イアン、グレッグ、ウェットンが順番に歌っていく「風に語りて」なんて、これは想像するだけで楽しい。


さて、虚しい妄想はこれくらいにして、最後に、イアンがプロデューサーとして元Carved Airのダリル・ウェイと共同制作した、彼のもの哀しげなエレピがフィーチャーされた、まさにイアンに捧げられた曲「悲しみのマクドナルド」で、彼の冥福を祈ることとしよう。

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車と女(秋のプレイリスト)

2021年10月23日 | ♪音楽総合♪
秋もやうやう深まってまいりました(てか急に深まりすぎやろ!)。

秋晴れの今日みたいな日にはどこかドライブに出かけたくなりますよね。


てな、ありきたりの前置きはさて置いて・・・・

先日SNSでPerfume_Staffから下記のような案内が舞い込んできた。


「10/1(金)のInternational Music Dayを記念し、Perfumeもポリゴンウェイヴ・プレイリスト・コンテストを実施します!
「ポリゴンウェイヴ」のMVに運転シーンがでてくることにちなみ、
“ドライブ”で聴きたい「ポリゴンウェイヴ」をいれたプレイリストを皆さんから募集します!

ハッシュタグ#PolygonWavePlaylist をつけてSNSにプレイリストをシェアいただいた方の中から抽選でオリジナルコースターをプレゼント!
皆さんが作ってくださったプレイリストを、是非シェアしてください!」



中学生の時分からメタル編集テープをシコシコ作るのが生涯の趣味みたいな私。
その私が、こんな企画を聞いたら張りきらないではいられまい。

さっそく今年機種変したばかりのiPhoneでプレイリストを作成してみた。
今回は珍しく控えめに10曲。わりとパッパっと思いつくまま30分くらいで完成した。


こいつをBluetooth飛ばして我が愛車で試聴してみたいところだが、そんな新鋭のオーディオはいまだ搭載しておらず、14年前から純正の最近反応が悪くなったCDと、ほとんど再生できないMDプレイヤーのカーステなのさ。

昔編集したドライブ用音楽MDをいまだ車に積んでいる。
が、現在ほとんどが再生できない。



まぁ自分の個人的に好きな曲を思いっきり入れたくるというのもいいが、今回はPerfumeの3人を車に乗せてドライブしてるときに流したいBGMっていうのを想定というか、妄想していっちょ選曲してみた。
普段は車でキングクリムゾンとかスラッシュメタルとかを大音量でガンガンかけまくっている私でも、助手席や後部座席に誰か座っていれば、その人の好みやTPOに応じて流すBGMをそれなりに変える気配りはしております。
ゆーても近年は助手席に母親以外座ってないけど。

そういう他人を意識して作るプレイリストを考えるってのもけっこう楽しかったりするんです(といっても結局はひとりよがりなものだが)。
そこには、己のこだわりと他人への迎合とが葛藤する、とてつもないスリリングなせめぎ合いが生まれるのである。


土曜日の昼下がりに、ドライブコースは近場の平城宮跡の間道を軽く流しているというイメージで。




#PolygonWavePlaylistで他の人のプレイリストを何個か覗いてみたところ、まぁ多いのがやはりPerfumeベストみたいな選曲。
次にcapsuleやきゃりーやMEGなどの、中田ヤスタカプロデュース楽曲中心のやつ。
確かにそういう選曲の方が率直にPerfume愛が感じられるし、オリジナルコースターもゲットしやすいかもね。
まぁ全体的に邦楽中心ってのが多かったような気がする。
中には自分があずかり知らんようなアーティストばっか並べてる音楽マニアそうな人もちらほら。


で、出来あがったのがこんな感じ。




う~ん、かなりキャッチ―めに仕上がってしまった。
誰でも知ってるか聞いた事ありそうなアーティストばっかでしょ?
あとちょっと歳がバレそう。

今回のポイントは、The Carsの「You Might Think」をチョイスした点で、まぁバンド名もそうなんだけど、この曲はPerfumeの「ポリリズム」も収録されているピクサー映画『カーズ2』のサントラのTrack1の楽曲。
まぁサントラに収録されてるのはWeezerヴァージョンなんだが、ここは敢えてオリジナルの方を(てかそれしか音源持ってない)。

Track5.「POLYRHYTHM」と英語でクレジットされている。


こういったポイントちゃんと押さえているのをPerfumeのスタッフの方観てほしいな。
それともPerfumeの三人が決めるのかな?

ビースティの楽曲を選んだのは、十数年前のタモリ倶楽部にPerfumeの3人がゲストで出演してた時に、かしゆかかのっちかがビースティが好きってのを耳にしたから。
あとあ~ちゃんが意外(?)にもSalyu好きっていう情報も確認している(森三中大島談)。

うん、これでオリジナルコースターゲットだな。

あと、他の人のプレイリスト覗いててKIRINJIの楽曲選んでる人を2人ほど見かけて、しかもいずれも「AIの逃避行」と曲かぶりしていた。
自分は最初タイトル的に「車と女」を選んでたんだが、4つ打ちビートにオシャレベースラインのさわやか疾走のこの曲は、もうベスト・オブ・ドライヴミュージックといっても過言ではないくらいのカッコいい曲なので、即こっちにチェンジした。
え?どっちも選べばいいじゃんって?いや、お好み編集セトリ作るときにアーティストかぶりしたくないタチなので。


まぁ最初、ええ歳こいてこんなひとりよがりも甚だしいブログ記事恥ずかしいし載せる気はなかったんですが(今までの記事も十分恥ずかしいが)、今回YOUTUBEで再生リストが作れる機能を発見して、しかもそれをブログなどにも貼り付けられるって技を知ったので、それを試してみたかったってのがあったんです。


今回選んだプレイリストが順番に再生されていきます。よかったら聴いてみてね。



あと、助手席もいつでも空いてるので、よかったら。
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Coccoは歌謡かクリムゾンキング

2021年03月26日 | ♪音楽総合♪
三連続Coccoの記事で恐縮ですが・・・

先日、新作からまたCoccoがMVを公開して、なんや今回どえらい盛んやなぁと。
まぁこのコロナ禍で時間いっぱいあるやろうからなぁ。
家に籠ってますます創作意欲が沸く人なのだろう。

「女一代宵の内」



で、そのメディアの紹介文が「昭和歌謡ムード漂う新境地!DIY Music Video公開!」てな感じの鼻息の荒いもので、まぁCoccoがちょっとふざけたような曲タイトルにしたのも原因なんだろうが、なんかたいそうやなぁと。

いやいや、Coccoは以前からそういう楽曲けっこうやってはるよと。
最新作では「悲しい微熱」なんかもそうだし、「たぶんチャチャチャ」や「フレア」の曲調アレンジなんかモロやないかと。
特に復帰後(5th~)は、ちょっとイタいなぁと思うキャバレーっぽい曲をやるのが、Coccoの習癖みたいになってきている。
まぁ個人的にはそういうのはイロモノ的でやすっぽくなるので、Coccoにはあまりやってほしくないんだが、そういったものも元々Coccoの感覚にあった要素なのだろう。

今回の「女一代宵の内」は、Coccoののびやかな歌と、沖縄を想う彼女の郷愁を感じさす歌詞内容、そして後半の壮大な盛り上がりとCocco特有のエモーショナルなスキャットと、絶妙な仕上がりで、昭和のヒットメイカーが作った庶民向けの楽曲とは一線を画すものであり、安易に「昭和歌謡」などと表現するのはいかがなものかと。


ところで、私が当ブログで長年「Coccoは生粋のロックシンガーだ」と主張し続けているのは、いい加減ウザがられているだろうし、まぁCoccoはロックファン(とくに洋楽ファン)には、かなり過小評価されているフシがある。
ライブ会場に行っても、圧倒的に女性客が多いし(女性だからロックファンじゃないと言っているのではなく、ロック好きの客が多いならもっと男の比率が高いはずだと)、私のロック好き友達の間でもCoccoが好きという人間は皆無に近い。


だが!これ最近気付いたんだけど、ほぼ洋楽ロックファン向け(つまりオッサン向け)音楽雑誌『レコード・コレクターズ』で、私の大好きなロックバンドとCoccoとの共通点を指摘している記事を発見して、あまりにも意外すぎてビックらこいてしまった。

その記事が載ったのは2002年10月号で、「キング・クリムゾン進化論」というテーマでクリムゾンを特集した号だった。
確か、ライブアルバム『EARTHBOUND』と『U.S.A.』が初CD化された時期で、それに便乗した特集号だったと。



まぁその号は購入してなかったんだけど、2015年のキング・クリムゾン来日時に、レココレのこれまでのクリムゾン記事を総括した丸ごとクリムゾン特集本でその記事を確認することができた。

「クリムゾンのパースペクティヴ」というテーマで、クリムゾンのプログレッシヴな理性を共有するアルバムとして編集部が15枚選出していて、ムーディー・ブルースやP.F.M.、そして当時私がよく聴いていたロリンズ・バンドなどのアルバムの中に混じって、唯一女性VoのCoccoのアルバム『サングローズ』が選出されていたのである!

『サングローズ』(2001)




この記事を読んで「へぇ~そうだったのかぁ」と、感慨深い気持ちにはなったものの、普段からよく聴いてるこの両者が結び付いた事は正直今まで一度もなかった。
まぁライブでの破壊力や爆発するエナジーという部分では近いものを感じるし、そういったところはレッド・ツェッペリンやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなどにCoccoとの共通点を見出していた。
あと、突如活動中止したり解散したりするところは似ているかもね。

ただ、この文章を読んでやはりひっかかったのが、「クリムゾン歌謡」という部分。
え?Coccoって歌謡音楽なん?
筆者がどういうニュアンスで「歌謡」という言葉を使っているのかわからないが、「歌謡」というのは昭和期に流行った流行歌などを差すものと思われるし、Coccoは90年代のなかば、世界的にはグランジやオルタナが流行っていた頃に出現したアーティストで、やはりその辺の音楽にモロ影響を受けていたし、だいたいその頃から出てきた日本の音楽はJ-POP、あるいはJ-ROCKと呼ばれ始め現在に至っている。

この筆者はCoccoの歌に昭和からのノスタルジーや古臭さを感じたというのだろうか?
私自身幼少期に、それこそベストテンやトップテンなどを観ててそれなりに昭和歌謡に慣れ親しんでた世代なので、その感覚というのはわかる。
ただ、その頃流行ったヒット曲をいまだスマホで聴くほど思い入れはないし(「異邦人」くらいか)、20代の時、Coccoを初めて聴いて衝撃を受け、私はようやく邦楽に興味を持ち始めた。
(思えば、Coccoを知ったのは、昔購読していた洋楽専門雑誌にCoccoの作品が紹介されていたのを読んだからだった)
Coccoの紡ぐその時代に流行ったアイテムやキーワードを全くといっていいほど含めない洗練された歌詞の普遍性、そして何年たってから聴いても切実に響いてくる凄まじいこのリアル感は、昭和期に聴いたどの音楽を思い浮かべても見当たらない。
なので昭和歌謡っぽい曲はあっても、Cocco=歌謡にはなりえないのである。


とはいえ、Coccoからキング・クリムゾンの遺伝子を見出すとは、その塩基配列を示してもらってもなかなか解し難いものがあるかと思われるが、根岸氏がその辺の音楽に影響を受けてるのはなんとなくわかるし、CoccoがただのJ-POPではないってことを、こういうプロの音楽ライターの方から発信していただけるのは非常に心強い。
なんのキャリアもない虫けらのような私が自分のフィールドで「Coccoはダテじゃない!」といくらわめこうと、何の説得力も影響力もないからなぁ。


4th『サングローズ』のジャケットは、中でも特に好きなCoccoのアートワークで、花、もしくは実を表しているかと思われる部分を(おそらく本人の)血滴で表した鮮烈な深紅の色合いは、あたかもクリムゾンレッドというシンクロニシティを今さら感じさせるのである。


2001年 @Tokyo
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DIYサウンド

2020年09月06日 | ♪音楽総合♪
フィオナ・アップルが新作を出してくれた!

前作『The Idler Wheel』から約8年ぶりである。
まぁ前作が7年越しで、前々作も確か7年越しと、フィオナは2000年以降気が向かないとなかなか音楽活動をしない気分屋な人ってのは、この長いサイクルを通してなんとなく分かってるし、インタビューでも「いつでもミュージシャン廃業しますよ」ってな感じなので、もうアルバム作ってくれただけでラッキーという感覚になってる。


この8年間は、たまに海外でのライブ映像が回ってきたりする以外は、ドラッグでパクられたニュースとか、17歳の時に作ったファーストシングル曲「Criminal」の全収益金をなんかの基金に寄付するなど、相変わらず自由奔放でひきこもりな日々を送っていた様子。
そういえば、ボブ・ディランの新作にも参加してるとかいないとか。

自宅で愛犬と戯れるフィオナ。暇なのか、こういうプライベートな映像は割とアップしてくれる。



新作は、すでに4月くらいからストリーミング配信されていたが、さすがはフィオナ、洋楽が廃れた日本ではCharaが大絶賛していたくらいだけど、海外メディアでの評判がかなり凄いことになってた。

まず、辛口で有名らしい米音楽メディアPitchforkにて10年ぶりの10点満点を叩き出したんだとか。
まぁよう知らんけど、各国音楽メディアも本作を高評価しているらしく、フィオナが作るもんやからまぁそれぐらい普通やろと。
あとデイヴ・グロールが「コロナ禍を救ってくれた作品」などと評していたとか。

音源聴く前に入ってきた情報としては、「なんやねん!このジャケットは?」っていうくらいホラー感漲る安っぽいジャケット(フィオナの自作?)。
この貞子アングルなんやねん!
あと、本作では亡くなった愛犬の骨を楽器として使用しているとか、まるで原理主義ブラックメタルバンドさながらのレコーディング手法といい、アルバムへの期待と同時に、フィオナの益々の精神面における不安定さへの憂慮が尽きなかった。


CD盤には愛犬の写真。前飼ってた愛犬が死んだ時はツアーをキャンセルするほどの愛犬家。



今回は、フィオナ初のセルフプロデュース作で、レコーディングも自宅に機材を持ち込んで録ったとか。
ほぼ1テイク録りで、とにかく思いつくまま自分でドラム叩いたり、家の家具を叩いたりと、もうやりたい放題のレコーディング方法だったとか。
このやり方は、このコロナ禍時代ならではのレコーディング方法とも言えるが、豪邸一軒を貸し切ってそこに機材を持ち込んで音録りをしたレッチリの『BLOOD SUGAR SEX MAGIC』のレコーディング風景(『Funky Monks』参照)を彷彿とさせる発想の広がりの可能性をも感じさせる。

音源を聴いてみて、奇をてらったとか、実験的な何かを意図したというのではなく、衝動に突き動かされて本能の赴くままに作り上げてしまったという感じ。
よって、今までも割と即興性のあるシンガーであったフィオナだが、今回はそういう部分がより一層際立った、この沈黙の8年間の鬱憤が一気に大爆発した、今までで一番感情剥き出しの作品に仕上がったかと。
つかこのレコーディング模様の映像あったらいいのにな。


まずM1「I Want You To Love Me」。これはイントロからフィオナのしなやかなピアノ伴奏の、孤独感に満ちたディープな歌唱の、従来のフィオナらしい楽曲で安心して聴いてられるなぁと思いきや、終盤で突如ピアノが乱れ出し、「ど、どうしたんや!?」って言うくらいフィオナがトチ狂った奇声を発し出すのだ。
いきなりのこの壊れっぷりには少々戸惑いを覚えた。

で、M2「Shameika」では軽快なピアノ伴奏の、本作中最もキャッチ―な楽曲ではあるけれど、割と強引で乱暴な歌い方で、歌の無いところではずっとなにか病的な唸り声をあげていてなかなかクレイジーだ。

M3のタイトル曲「Fetch The Bolt Cutters」では、自宅録音ならではの生々しさが伝わってくる、フィオナの生活空間が垣間見られるような、言うなればフロイドの「アランのサイケデリック・ブレックファスト」を彷彿とさせる雰囲気の曲。中盤からフィオナの愛犬がずっと奥の方で吠えてて(これは偶然らしく、そのままこの音源を採用したのだとか)おもしろい。

まぁ全編に渡って驚異的なのは、フィオナの徹底したビートに対する拘りと、これだけ奔放なリズム主体の作品にして、フィオナの音楽的教養の高さを感じずにはおれない多重録音による芸術的ともいえるコーラスの絡み技の妙である。
アフリカ音楽のような原始的なビートが凄まじいM5『Relay』や、不穏な打楽器音とタンゴ風なステップ音で始まる、本作での個人的ハイライトとも言うべきフィオナのこれまでで一番感情剥き出しのドス声の利いた鬼気迫るM7「Newspaper」。この曲でもコーラスが実に効果的に機能している。
この曲、ライブになったらどうなるんやろう・・・軽く殺傷事件起こるんやないか?




あと、呆けたように歌うブルース調のM8「Ladies」は、映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』でのジュリエット・ルイスのラリった演技を彷彿とさせるし、Portishead風の不穏な質感が秀逸なM9「Heavy Balloon」、そして、本作中最も変化自在な展開のアカペラナンバーM11『For Her』では、中盤で突如ゴスペル調になったりと、フィオナの頭の中はほんとどうなっているのかと。
でもこれがちゃんと音楽として成立してるんだよなー、ほんとこの人天才としか言いようがない。


先月ジョン・ボーナムが表紙のロキノンを思わず購入してしまったのだが(この雑誌ボンゾ好っきゃなー)、それは本誌にフィオナ・アップルのインタビュー記事が掲載されていたからにほかならない。



本来ならフィオナを表紙にするのが筋だと思うが、これが洋楽雑誌が売れない、いまやオッサン向け雑誌と化した日本の現状である。
まぁフィオナの新作は、ドラム&リズムを焦点に当てた今回のロキノンのテーマに適っているともいえるが、従来の日本のロキノン読者層からも進化しすぎたフィオナは見放された感あるし、本作が日本で売れるかは前作同様大いに疑わしい。

そうなってくると、またフィオナの来日が難しくなってくる。
(まぁ私も前作、前々作と、日本盤買ってないけど)

でもこんなライブ感のある生々しいアルバム聴いてたら、ほんま観たくてしょーがなくなってくるんだよ!

だから、コロナ禍が収まった暁には、みんなでフィオナを呼ぼう!日本へ!


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追悼ピーター・グリーンさん

2020年08月09日 | ♪音楽総合♪
ちょっとタイミングずれましたが・・・

ピーター・グリーンが逝ってしまった。享年73歳。


まぁ最近いっぱいいろんな人が死にすぎて特に驚きはしなかった。
特別思い入れ深いミュージシャンってわけでもなかったので。
でも、「ああ、とうとう逝ってしまったか」という感慨深い気持ちにはなった。
寂しいことに、日本のTwitterのトレンドには全然挙がってこなかったけど。

ピーター・グリーンといえば、英国を代表するブルースバンドFLEETWOOD MACの創設メンバーであり、英国が生んだ最も偉大なブルースギタリストの一人とされるほどの人物で、ピーターの訃報を受け、ブライアン・メイ、ギーザー・バトラー、スティーヴ・ハケット、ポール・スタンレーなど、錚々たる面子が追悼コメントを発表している。
メタル、ハード・ロック系のミュージシャンにも信奉者が多く、ゲイリー・ムーアなどはブルースアルバムに傾倒していた頃「Stop Messin' Around」をカヴァーしてるし、JUDAS PRIESTはリフに感銘を受けたのか、「The Green Manalishi」をメタリックにカヴァーしている。
カーク・ハメットも大ファンらしく、かつてピーター・グリーンが使用していたのをゲイリー・ムーアが買い取ってThin Lizzyのアルバム『Black Rose』のレコーディングで使用したという1959年製レスポール「Greeny」を現在彼が所有してたりする。




まぁピーター・グリーンの名前を聞いてもピンとこない人が日本じゃ殆どだと思われるし、私自身ピーター・グリーンの凄さをハッキリ認識してるワケではないが、サンタナがカヴァーしたことで大ヒットした「Black Magic Woman」はピーター作曲で、個人的にはピーターの歌うオリジナルの方が断然渋くて好きだ。

Fleetwood Mac - Black Magic Woman, Stereo 1968-73 CBS 45 record.



FLEETWOOD MACは、高校の頃ホワイトブルースに傾倒していたうちの姉が企画盤的な『聖なる鳥』のレコードを持ってて、その中から何曲かいいなと思って聴いていたくらい。
15年前にソニーから紙ジャケリマスタシリーズが出て、「Looking For Somebody」が久々に聴きたいなと思って『聖なる鳥』だけ購入したんだが、こいつがめちゃくちゃ編集されていて、「Need Your Love So Bad」(これもいい曲だが)が5テイクも収録されてる代わりに、なんと「Looking For Somebody」がハショられてて発狂しそうになった。
その他のアルバムは廃盤になってからシコシコ買い集めてて、だいぶ希少になってたのでこんだけ集めるのには苦労した。




つか私FLEETWOOD MACのことをあまりよくわかってなくて、この帯見たらどっちも1968年作でどっちもデビュー作だという。
ピーター・グリーンズ~とただのフリートウッド・マックとを別物としているのか?
そもそもピーター・グリーンが率いてんのにバンド名は他のメンバーの名字だったりでややこしいんだよ。




しかしこのシリーズはLPジャケの再現度も素晴らしいが、音もものすごくいい。
この中で一番聴きやすいアルバムといったら、個人的にはやはりアメリカ編集盤である『英吉利の薔薇』かと。
ただ、名インスト「Jigsaw Puzzle Blues」や、哀愁感タップリの「Something Inside Of Me」など、三番目のギタリストであるダニー・カーワンが作曲した曲が割と多く、私はひょっとしたらダニー・カーワンが好きだったのかと。
スライドギターを得意とするダミ声が特徴のジェレミー・スペンサーの楽曲は明らかにあまり好みではない。


みたいな感じで、親父が亡くなってからあまり会話してなかった姉と、こないだ突如フリートウッド・マック論争を繰り広げてしまった。
まぁ論争というのは大袈裟で、どっちもあまりよくわかってないってことが確認できたくらいだ。
ただ、姉はピーター・グリーンのステージを生で観ているという点では負けを認めざるを得ない。


とまぁ、最近の冷めた姉弟の間に再び熱い会話をもたらしてくれたピーター・グリーンに感謝し、ご冥福をお祈りしたいと思います。

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GBに魅せられつづけて

2020年06月07日 | ♪音楽総合♪
小学生の時からずっと欲しかったブツをこの歳になってようやく入手した。

そう、レイ・パーカーJr.の主題歌で有名な『ゴーストバスターズ』のサントラ盤。
ほんとうはアナログ盤で欲しいんだけど、2009年に出た超希少盤の紙ジャケCDを見つけて即買いしてしまった。


映画『ゴーストバスターズ』は、私が小学高学年くらいの頃に一世を風靡した大ヒット映画で、当時はMTVが盛んに放映されてて洋楽のPVがお茶の間に頻繁に流れているという時代だった。

『フラッシュダンス』、『フットルース』、『グーニーズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、まずはその映画の主題歌が先行してMTVで流れ、そのPVの映像でだいたいどんな映画なのかを知り、よし映画館に観に行こう!っていう策略にみながまんまとハマるというバブリーで平和な時代だった。

このやる気に満ち溢れたリフサウンドに、覚えやすくキャッチーなコーラス。
80’s洋楽ポップスに興味を持ち始めたクソガキだった私も、このゴーストバスターズのPVにまんまとハマった。




このPVはほんと大好きだった。
終盤のゴーストバスターズウォークも小学校の廊下でよく真似してたし、大人になったらこのPVのレイ・パーカーJr.みたいに、ネグリジェ姿のネェちゃんに「イェーイェーイェーイェー」をやるんだって。
コロンボとかの有名俳優がカメオ出演してるのも楽しかった。




そして『ゴーストバスターズ』は、自分の意思で「映画館で観よう!」と思った初めての映画作品でもあった。
今観ると子供だましもええところの内容だが(『サイコ』や『エクソシスト』の要素もパクってるし)、まだ洋画が新鮮だった小学生の頃の私は、鑑賞後はもう寝ても覚めても「ゴーストバスターズ!」のオンパレード状態で、明治維新後の日本政府のように、生意気盛りの小学生が西洋カブレに染まっていくのに時間はかからなかった。

パンフレットはもちろん、ゴーストバスターズグッズは買いまくってた。
当時一大ブームを巻き起こしてたゴーストバスターズのグッズは、現在の『アナと雪の女王』ばりに近所の文房具屋で普通に売られていたのだ。




その後遺症は今でも引きずってて、Tシャツとか今更購入してるし(トップ・バリューで)。



ニトリで買った時間がとても分かりやすい掛時計を、わざわざゴーストバスターズのやつに挿げ替えたりもした。
こいつは長針と短針がちょうどオバケのところで重なると、時間が全然わからん。


しかもこれ、畜光でないのがとても残念。
昔のグッズはよく光ったものさ。




サントラ盤は当時めちゃくちゃ欲しかったんだが、小学生ん時ゆえの経済事情でなかなか買えず、映画を一緒に観に行った裕福な家庭に生まれ育った同級生の大野くんが先にサントラのカセットテープを購入したので、これまた当時最新鋭だった大野くんのダブルカセットデッキでダビングしてもらったのを聴くことで満足していた。

まぁでも、このサントラを改めて聴いてみて、当時私が経済的理由意外に購入に踏み切らなかった理由がなんとなく窺えた。
本作には、トンプソン・ツインズ、エア・サプライ、ローラー・ブラニガンと、80年代ポップスの代表的なアーティストがずらりと名を連ねてはいるんだが、やっぱ全体的には音楽鑑賞として楽しむにはちと退屈な内容と言わざるを得ない。
インストのなんとかのテーマとかになると、それは劇中でかかって初めて効果がでるものであって、まぁサントラってのはどうしてもそういう弱点が拭い切れない。
他の楽曲も主題曲を含め、このシンセ中心の時代を感じさせる古くさいサウンドと曲調は、今聴くにはちとしんどいものがある。

本作中今でもイカしてるなと思えたのは、ザ・バス・ボーイズの「きまぐれロック・タウン」。
ゴーストバスターズが要請を受けて出動するシーンで挿入されるナンバーで、歌詞内容からしてこの映画用に作られた楽曲なんだと思うけど、古き良き時代のアメリカンロケンローの普遍的なカッコよさがフンダンに盛り込まれた楽曲だ。

Cleanin Up the Town / The Bus Boys



あと劇中でも印象深かったこのサイケデリックなシーンで使われたミック・スマイリーの「Magic」。



最初はボブ・ディランを彷彿とさせる歌唱の眠たげなラブソングかと思いきや、中盤から延々とトリップ感溢れるエレクトロ展開に。その部分が劇中で絶妙な挿入歌として使用されている。とにかくミックスが素晴らしい。


まぁなんやかんや言うて、ゴーストバスターズってのは当時の若者に絶大な影響力があって、それは一見なんの関わりもなさそうなプロのミュージシャンにまで及んでいる。
例えば、イギリスのスラッシュメタルバンドXENTRIXは、デビュー当時あまりにもバカバカしい「ゴーストバスターズ」のカヴァー曲を音源化しているし、つい最近やっと気づいたんだが、電気グルーヴとスチャダラパーのステキなコラボ曲「聖☆おじさん」のあの印象深い決めのフレーズは、完全にゴーストバスターズのパクりである。

    


今現在でも、ゴーストバスターズのあのかわいらしいトレードマークはファッショングッズとして若者の間でも人気があるみたいだし、私と同じくらいの世代の人たちなんかは、幼少期の頃からの依存症が抜け切れず、いまだゴーストバスターズアイテムを見つけては買い求めて止まない人たち(今回購入したサントラ盤もまぁコレクターズアイテムみたいなものだ)が少なくないのではないかと。

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愛のさざなみ

2019年12月08日 | ♪音楽総合♪
今秋の始めに、念願のアナログプレイヤーを購入したことは以前の記事でお伝えした通りだが、まぁそれまで聴けないまま買いだめてあったレコード群を鑑賞できることのよろこびに日々酔いしれていたのだけれど、それによって信じがたい驚愕の事実が発覚してしまった。


私がイギリスはグラスゴー出身のブリティッシュロックバンド、THE SENSATIONAL ALEX HARVEY BANDが大好きなことは、当ブログで散々お伝えしてきたのでご存じかと思われる(知らん?)。




数年前、なにげにヤフオクで何かアレックス・ハーヴェイ(故)の作品でいいレアものでもないかなぁ~っと物色していると、帯付きのアナログ盤(トップ写真)が目にとまった。

タイトルは『愛のさざなみ』。歌はアレックス・ハーヴェイ。
何これ?こんなの見たことないぞ。
どうやらアレックスのソロアルバムらしい。しかも日本盤だ。
これはなかなかレアだな。

メチャメチャ安くで出品されていて(送料込で500円以下だったと思う)、もうこらコレクターズアイテムとしてもいい感じだし即座に落札に踏み切った。
出品元が東京の国分寺に拠点を置く中古レコード屋の珍屋さんで、坂本慎太郎くん画のステキなLPバッグに包まれて送られてきて、もう俺得感満載。




確かにアレックスは、THE SENSATIONAL ALEX HARVEY BANDを組む前、1950年頃からイギリスで流行っていたスキッフルのミュージシャンとして活動していたヴォーカリストで、彼の多様でユニークな音楽性はこの頃に培われたものであるかと思われる。
そしてマッケンナ、グレン、クレミンソンらが組んでいたバンドTEAR GASと合流し、THE SENSATIONAL ALEX HARVEY BANDが誕生したのである。

SAHBは紙ジャケSHM-CDで買い直してしまう程好き。



なので、その時代のアレックスのソロの音が詰め込まれているんだと!
このレコードを聴いたらアレックスのルーツがわかるのだと!
ジャケットに写ってるアレックスの顔もとても若いし。


で、ドキドキワクワクしながらレコードに針を落としたのであるが・・・・・

ん?なんか声質が全然ちがうな。アレックスのあの個性的でエキセントリックな酔いどれヴォーカルはいずこへ?
曲もいたってフツーというか、センセーショナルバンドとはずいぶんかけ離れたものだ。
昔のアレックスってこんな声太かったのかなぁ・・・
にしても・・・これはなんだかちょっと腑に落ちないぞ。


そして、裏ジャケにプリントされてあるライナーノーツ(昔のLPは時々こういうのがある)の中の「アレックス・ハーヴェイ・メモ」というのを読んで、私はとんでもない間違いを犯していたことに気づかされ、愕然となってしまったのである!!

んん!?テネシー州ブランズヴィル出身だと!?テネシー州といえば、アメリカじゃないか・・・・



だ、だまされたーーーーっ!!


なんと、私の買ったレコードは、THE SENSATIONAL~のアレックス・ハーヴェイではない、アメリカ出身の別人のアレックス・ハーヴェイのソロ作品だったのである!

ま、まさか同姓同名のもうひとりのアレックス・ハーヴェイというロックシンガーがいたなどとは・・・・・・

こんなことがあっていいのか・・・・


確かによく見ると全然違うな。
第一私の好きなアレックスはケツアゴではない。

右:英のアレックス。左:米のアレックス。
    


まぁ数年前に冬季オリンピックを見てたら、そこに出場していたカナダのクロスカントリーのスキー選手の名前がアレックス・ハーヴェイだったってこともあったので、欧米ではわりとよくある組合せの名前なのかもしれん。
(日本で言うと、岩崎ひろみみたいな)




ついでにこの場をかりて、今年の1月に急逝したTHE SENSATIONAL ALEX HARVEY BANDの全作品はもちろん、そのほかROLLY GALLAGHER、MSGなど、長年盟友クリス・グレンとのリズムコンビで一流バンドを渡り歩き、最近までMICHAEL SCHENKER FESで叩いていた英国を代表するベテランドラマー、テッド・マッケンナに哀悼の意を表したい。

また向こうでアレックスとセッション組んでいることと思う。

R.I.P.

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オケイセックに捧ぐ

2019年09月22日 | ♪音楽総合♪
16日の朝、Twitterニュースでリック・オケイセックの突然の訃報を知らされた時はかなりショックだったが、それと同時に彼がすでに75歳だったという事実にも驚いた。
ポールと2歳しが違わへんやん。

てことは、私が初めてThe Carsで彼のクールな歌声に出会った頃にはすでに40歳だったてことか?
確かに今思うと他のメンバーより若干老けてたかも。




奇しくも訃報を知らされる前日の夜、先日購入したばかりのマスタングのレコードプレイヤーでカーズの『Shake It Up』のレコードをかけながら、そのまま眠り込んでしまっていたのだ。
トップ写真は、訃報を聞かされた朝、針がレコードの最後までいってそこで停止した状態にあったのを写真に収めたもの。

アメリカのフォード社のマスタングモデルのレコードプレイヤーにカーズのレコードなんて、これほどピッタリな組み合わせもないんじゃないか。




まぁ残念ながら夢にリックは現れなかったけど。
多分ベンジャミンとの19年ぶりの再会で盛り上がってたんだと思う。


その日は朝からトレンドに上がってたリックの追悼ツイート(追ー悼)を閲覧しまくってたんだが、著名人では矢野顕子さんのツイートくらいしか見かけなくて寂しい気持ちになった(もっといると思うけど)。

あと、私は全然知らなかったんだけど、80年代を通ってない若い連中(まぁ同年代かも知れんけど)は、カーズとしてのリックではなく、90年代ロックの名プロデューサーとしてのリックをリスペクトしてるのが多かったかと。
Weezerでの仕事が一番有名なのかな。これ上げてる人がかなり多かった。




国内オンリーでなく、全世界共通版で劇中歌として採用されたPerfumeの「ポリリズム」が収録されていることでも話題になったピクサー映画『カーズ2』のサントラの1曲目がカーズの大ヒット曲「You Might Think」なんだが、実はこれWeezerがカヴァーしてるヴァージョンだったんね。

Weezer - You Might Think (From Disney/Pixar’s CARS 2)



こちらがオリジナル。PVめっちゃおもろい。
ちなみにこのPVはマイケル・ジャクソンの「スリラー」など、多くの強豪PVを押し退け第1回MTVアウォードを受賞したらしいことをさっきWikiで知った。
この曲はエリオット・イーストンのジャキジャキギターが秀逸なんだ。


その他、BAD BRAINS、BAD RELIGION、NO DOUBTなんかの作品も手掛けてたそうだ。
遅咲きながらやっぱ音楽作りに関してはタダ者じゃなかったんだなと。


3年前にリリースされたリック・オケイセックが自ら監修したカーズの6枚組リマスタBOXセット『THE ELEKTRA YEARS』。
カーズはほんとうにジャケットアートワークがオシャレ。



そして、その数カ月後にリリースされたこれまたリック・オケイセック監修によるカーズ最新ベストアルバム。
なぜか両方とも日本盤は発売されてない。
これがリックのカーズでの最期の仕事となったのかなぁ・・・・



私はこのベストアルバムを「Tonight She Comes」1曲のためだけに購入した。
だってこの曲はエリオット・イーストンのギターソロが秀逸だからね。




とにかくリックのニヒルでエキセントリックなボーカリゼーションが好きだった。クセになるというか。
楽曲センスも抜群だし、私にとって80年代のキング・オブ・ポップは彼だったかもしれない。

だからリックの死をキッカケに、カーズは日本でもっとリバイバルされてもいいと思う。
あんな映画一本だけでフレディはアホみたいにもてはやされてんのにねぇ・・・
いつまでやっとんねん。NHKはカーズの特番やれっちゅーの。


ちなみにカーズは1985年のライブエイドにも出演しており、カーズ最大のヒットとなった故ベンジャミン・オールの歌う「Drive」は、その年のライブエイドのテーマ曲として選ばれてたんだって(ことをさっきWikiで知った)。

俺って、カーズのことなにも知らなかったんだなぁ。

R.I.P.

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アナログ太郎

2019年09月15日 | ♪音楽総合♪
別に増税前だからというわけではないんだけれど(というわけでもあるんだけど)・・・

思いきって買っちゃった!

悲願のレコードプレイヤー(アナログプレイヤー)を!!


ION Audioの中国製のやつで、別にアメ車が好きなわけやないけど、65年型フォード「マスタング」のインパネを再現したクラシックなボディについつられてしまいましてねぇ。




届けられた現物を拝んだら思ってたより安っぽい。特にレコードプレイヤーが。
ワンボタン自動再生ではなくて、自分で針を持っていかなあかんやつ。
値段が万を超えていたのでまさか手動式とは思わなんだ。
見てくれで選んだので、このスペックでこの値段はちょっと失敗したかなぁ~と。
まぁこう見えて一応AM/FMラジオチューナー、USBメモリ録音機能も搭載されてるんやけど。




長年アナログプレーヤー購入に踏み切れんかった一番の要因は、やはり置き場所。
とりあえず16年間の酷使に耐え忍んでいるオンキヨーのコンポの上に置いてみたら、まぁまぁシックリおさまった。
一応スピーカーも本体に内蔵されてるんやけど、あまりにも音があれなので、オンキヨーコンポのオプション機器シアターサラウンドシステムにさっそくつなげてみた。
どのサラウンドがアナログに一番フィットするか模索中だが、まぁまぁいい感じ。
その内針もスピーカーも、もっといいやつに換える必要があるかもしれない。




しかし、このブツが届けられた日は久々に興奮が収まらなかった。
俺、新車買うたときですらこんな心踊らんかったし。

自分の部屋でレコードを再生するのは、おそらく大学生の時以来だと思う。
金曜の晩だったので、その日の晩から次の日の昼頃まで寝ても覚めても取り出しにくい棚に放置してあったレコードを引っ張り出してはかけまくっていた。




そして、こう思った。
「やっぱレコードっていいなぁ~~」って。

なんといいましょうか、ケースからおもむろに盤を取り出すあのワクワク感!
そしてターンテーブルに盤をソっと乗せるときの厳かな佇まいは、茶道の礼儀作法と共通するところがあるのではないか。
そうなってくると自然と背筋もピンと伸び、音楽と向き合う時の姿勢がCDとは全く違ってくる。
そして針を盤に落とすときの、あのなんともいえない緊張感!
最初のブツっと入るノイズ音ですら、ある種の趣を感じさせ、音楽を聴く実感と意欲が沸々と沸いてくる。
B面に盤をひっくり返す作業の煩わしさというのも、不思議と感じない。おそらく音楽を聴きたい!という意欲がそうさせるのであろう。
そして、聴き終わって盤をビニール袋に収めるときは最後、端を折るのを忘れないで(てゆーかこれはもう自然とやってしまっている)。

最近は家で音楽を聴くこともなくなり、通勤時間ですら、車の中で何か聴くもんないかなぁ~~なんて無音状態で運転してることが多く、「俺ってホンマに音楽が好きなんやろうか?」という疑念すら抱き始めていた。

そうなんだ!私は何年間もこの感覚を忘れていたのだ!!


実はこう見えて、洋楽にハマり始めた小学高学年から高校にかけては頑固なアナログ派だった。
なので元々アナログ盤は100枚くらい所持してて、プレイヤーが壊れて聴かなくなってからもずっと売らずにもってた。




メタルにハマりだした中学生の頃がアナログ最盛期で、アイアン・メイデンの初期7枚、メタリカの初期4枚、アンスラックスの初期4枚、タンカードの初期4枚、デストラクションの初期4枚、オーヴァーキルの初期4枚等、全てアナログで買いそろえてた。

ずっとアナログ音源の質感に慣れ親しんできてたので、徐々に普及しはじめた旧規格のCDの音質は、最初ほんとうに耐えられるものではなかった。
たとえば、デヴィッド・リー・ロスの『EAT EM AND SMILE』がそう。最初、なぜかスペイン語版の方の『SONRISA SALVAJE』のアナログ盤を購入して、それにドハマりして愛聴していたのだけれど、友達が英語版の方のCDを買ったというので、そいつの家でおニューのステレオで聴かせてもらったところ、「なんじゃこのショボい音質は!?」と、愕然としたことを今でも覚えている。そのせいか、最初の頃私はこの英語版の方を全然好きになれなかった(ジャケットも小っちゃくて迫力ないし)。




まぁそれでも高校生になると、時代の波には逆らえず、日本盤で出る新譜はCDを購入するようになりましたよ。
スっと再生できるし、盤面ひっくり返さんでもええし、時間もわかって編集テープも作りやすい。
その便利さに徐々に感化されていきましたね。

でも、都会に出るとついつい中古レコード屋に足を運んでアナログコーナーをチェックしてしまうんですよね。
特に70年代のハードロックやプログレッシヴロックの作品なんかは、やっぱアナログでないとねってところがあった。
まぁまだCD化されてない音源もけっこうあったし、そういうマイナーなお宝モノを老舗の中古屋で掘り当てたときのトキメキといったらなかったなぁ。




ベルトが腐ってアナログプレイヤーが聴けなくなってからも、これまでアナログ盤はちょくちょく買ってはおりました。
やっぱジャケットをデカいサイズで見ると興奮しちゃってついつい欲しくなってしまう。




まぁコレクターズアイテムってところもありましたし、そういうのは部屋のオブジェとして素敵に機能します。



ときには実用的だったり。



私くらいの世代でもCDが普及してからアナログで聴くことをやめてしまった人が、私の周囲で見る限りほとんどだと思う。
まぁもうデータ化の時代だし、かさばるし、不便だ。私もそんな感じだった。

でも、いつか自分ででっかいプライベートルームを手に入れたなら、贅沢な環境で音楽を聴きたい!という夢はおぼろげにあった。
それには、やっぱアナログレコードは不可欠だ。
小学生のころから買い貯めたレコードを売らずにずっととっていたのは、そういう思いがどっかにあったからだと思う。

で、今回レコードプレイヤーを購入して、音楽愛好家であるなら、やっぱレコードで音楽を聴くという行為は捨ててはいけない!という強い思いに達観した次第である。


しかし、中学ん時以来となるレコードを蒐集することの興奮に再び火がつき、歯止めがきかないくらいヤバい状態となってて、これ以上モノが増えると寝るところなくなるぞ!という危機感におびえると同時に、レコードのノスタルジックな代用品とばかりに買いまくってた紙ジャケCDの立場はどうなるの?という悲しい現状に直面しているので、誰か私をとめてほしい。




とまぁ、最後の方は自分の所持してるアナログ盤を見せびらかしたいだけの様相を呈したことをお詫び申し上げる。
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コケのむすまで

2018年08月05日 | ♪音楽総合♪
先月十三の映画館で『北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ』を鑑賞し、再びライバッハの音源に興味が湧いてきて、さっそくオンライン中古で見つけて購入したのが、牧歌的なジャケットが印象的な『VOLK』というカヴァーアルバム。

今回の映画でも北朝鮮の民謡をライブでカヴァーしていることからも、実はライバッハにとってカヴァー曲はかなり重要な位置を占めており、これまでヨーロッパの「The Final Cowntdown」、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の主題歌、ローリング・ストーンズの「悪魔を哀れむ歌」、そしてなんといってもビートルズのアルバム『Let It Be』の楽曲を、タイトル曲以外をまるまるカヴァーして一枚のアルバムとしてリリースするという、ふざけたようなことまでしている(ポールがこれを聴いてすごく気にいっていたとか)。




で、今回購入した『VOLK』は、全編世界各国の国歌のカヴァーという、なに考えとんねんというか、大それたことを敢行している。
カヴァーされてるのは、ドイツ、アメリカ、イギリス、ロシア、フランス、イタリア、スペイン、イスラエル、トルコ、中国、日本、スロヴェニア、バチカン市国、NSK。
で、案の定、ロシアからは「国歌を侮辱した」ということで入国禁止をくらっている。

ただこの作品、彼らの意図してる事はともかく、内容的にそれほどふざけた作品でもない。
まぁ私の知ってるのは日本の「君が代」とアメリカの国歌ぐらいなのであるが、とにかく楽曲アレンジがとても洗練されていて秀逸。
ロシア国家など、少年合唱団の聖歌のようなコーラス、そしてロシアの発明家が生み出した電子楽器テルミンの音色も導入されていて、とてもこだわりが感じられる。

イスラエル、トルコらへんになると、まぁ元曲を知らないので何とも言えんが、普通にカッコいいインダストリアルナンバーにしか聴こえない。
ヴォーカルのミランは、普段太めの厳めしいダークヴォイスでブツブツつぶやくといったスタイルが主流かと思われるが、本作では実はかなりの美声の持ち主?ていうくらい澄んだ声で歌っているのだが、これはひょっとしたらミランではなく、影のヴォーカリスト(匿名のメンバーもいるらしい)の歌声かもしれない。
いかんせん、謎の多いバンドで自分もよく知らんので。

そして注目に値するのがやっぱり日本の国歌「君が代」のカヴァー(曲タイトルは「Nippon」)。
なんとちゃんとオリジナルの日本語で歌っている。
このアレンジのクオリティがまたすこぶる高い。
水墨画のようなピアノとストリングスのみの伴奏で、厳かでしなやかな美声に透き通るような女性コーラスがのっかるという。しかも他の国歌より3分くらい長い作り込みようで、なにかしら敬意すら感じとれる。

この映像を観るとやはり歌メロを歌っているのはミランやないみたい。そおいえば、映画でもこのスキンヘッドの人チラっと出てきたな。


なんかの世界タイトルマッチで、日本の有名歌手による国辱的な歌唱アレンジの君が代をよく耳にすることがあるが、それこそライバッハを日本に誘致し、是非そういった場で君が代を歌ってもらいたいものである。


まぁラストの「NSK」に関しては、正確にはカヴァー曲ではない。

NSKとは・・・・・
ライバッハのメンバーが1984年に設立したNewe Slowenische Kunst(新スロベニア芸術)という活動組織。
NSKはスロベニアの首都リュブリャナを拠点とし、国境や民族などの概念を超えた多角芸術運動体として活動を開始。
1992年にはSpiritual State(精神国家)を宣言し、モスクワとベルギーのゲントにはNSK大使館を設置し、NSKパスポートの発行や各種展示なども行っている。
NSKはさまざまなアーティスト活動を行う集団が複雑に絡み合い「時間軸上の空間」を形成している。
誰でも、どこに住んでいてもNSK国民になることができ、NSKパスポートを取得することができるという。

こないだのライバッハ講演会でレコード屋の店長さんが持参してたNSKの蔵書。


で、この「NSK」の国歌が一番インダストリアル感がなく、やけにリアルな民族的国歌に仕上がっている辺り、ライバッハのヤバくて強いユーモアが感じられた。


まぁ自分が求めてたのは、もっとバッキバキでメタル色の強いインダストリアルなライバッハの音源であったが、これはこれでなかなか趣のある作品である。
寝るときに聴くととてもよい。


今日の1曲:『Nippon』/ Laibach
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Kool Thing

2017年12月10日 | ♪音楽総合♪
さて、上写真のは、先日またしても通販で購入したおろしたての限定Tシャツでありますが。
まぁ洋ロック好きの方ならこのTシャツの柄を見て「おっ」と思われるだろうが、果たしてこれが手塚マンガのキャラTだと気づく人が何人いるだろうか?


柄全体の構図は、SONIC YOUTHの言わずと知れた1990年のメジャー作第一弾『GOO』の有名なジャケット画。


ソニック・ユースは自分の中ではまぁまぁ好きなバンドといったところ。
大学に入って、そろそろメタル、ハードロック以外にも色々聴きたくなる年頃になって、同じ学部のロック好きの奴から借りた『Dirty』を聴き衝撃を受けたのが最初。
時代はグランジがいよいよ勢いを増していた頃で、ニルヴァーナやメロコアなんかも流行ってて、ま、いわゆる“パンク”が再び返り咲いたみたいな時代を迎えていた。
ただ、それらよりも、「エレキギターは歪ませてナンボ」みたいなノイジーなサウンドをカオティックに繰り広げるソニック・ユースの楽曲に言いしれぬパンク精神を感じたのだ。
門外漢だが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやパティ・スミスなど、NYパンク、ニューウェイブの流れを汲んでいることもなんとなく感じとれた。
フロントの3人がかわるがわる個性の違うヴォーカルを担当してるが、“Shoot”や“My Friend Goo”など、官能的かつダーティに歌うキム・ゴードンの楽曲が特に好き。
それからインディーズ時代のアルバムにも何枚か手を出して挫折。やはりソニック・ユースは私にとって敷居が高いなと。


で、グラサンかけてるカモとウサギは一体何なのかと?
これらのケダモノどもは、手塚治虫先生が1965年少年サンデーに連載していた『W3(ワンダースリー)』というSFマンガに出てくるキャラクターたちである。



表紙を見てもらってもわかる通り、まぁ小学校低学年向けのいわゆる少年冒険マンガですわ。
当時、連載と同時にTVアニメ(白黒)も放送され、私より15才くらい年配の方が幼少の頃にけっこう人気だったらしく、ま、今でいう『ワン・ピース』ぐらいの立ち位置だったのではないかと。




タイヤを改良して作ったW3たちの乗り物ビッグ・ローリーに乗ることが、当時の子供たちの憧れだったとか。



実は私も『W3』のマンガに出会ったのは小学校低学年の頃。
同じクラスの子が朝日から刊行されていた小学生新聞というものをとっていて、私もそれに影響され親にせがんだところ、「この年で新聞を読みたいなんて・・・うん、この子の将来のためにもなる」と思ったのだろう、いとも簡単にとってくれた。
実はその小学生新聞には3~4つのマンガが掲載されていて、当然それが目的で結局それしか読んでなかった。
その新聞の最後のページに再連載されていたのが、手塚治虫の『W3』だったのである。
確かに当時、これは大変ワクワクしながらおもしろく読んでた記憶がある。
少年と動物に扮した3人の宇宙人たち(この辺に当時から手塚治虫のケモナーたる性癖が見え隠れする)との愛憎もつれる友情関係や、スパイアクションなど、少年のハートをわしづかみにするドラマと冒険活劇がフンダンに盛り込まれていた。

で、成人して黒手塚作品などに触れて、再び手塚マンガの魅力にハマった頃、ふと幼少の頃に読んだ『W3』の事を思い出して単行本を買って再読したら、やっぱ内容が稚拙すぎて正直読んでられませんでした。


ちなみに、このソニック・ユースとW3のコラボパロTのデザインを手掛けられたのは、きはらようすけというイラストレーターさん。
毎年吉祥寺で開催されている『手塚治虫文化祭(キチムシ)』で、今年出品された新作Tシャツである。
なるほど、彼の年齢からして『W3』はまさにリアルタイムに体感したアニメマンガで思い入れが強いことが窺い知れる。
でも音楽趣味がソニック・ユースってのは、なかなか耳が若い気がする。
まぁロック大好き人間のようだ。
W3たちの動物なのに人間みたいな黒髪が生えてるところに着目し、今回の『Goo』との普通ありえないコラボが実現したのであろう。

今回の通販に際して、なんかいろいろ特典つけてくれた。いい人のようだ。
(着払いで送料720円もとられたけど。Tシャツ1枚で・・・・)





今日の1曲:『Kool Thing』 / Sonic Youth
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レイジ

2017年10月22日 | ♪音楽総合♪
こんなこと言うと、非難轟々にさらされるかもしれませんが、私はトランプ大統領に感謝しなければならないかもしれません。

先月の終わり、タワレコの特典ミニタオルに惹かれ、久々に店舗購入したPROPHETS OF RAGEのフルレンスアルバムが、現在私の車の中でヘヴィロテ中。
てゆうか、花金の仕事終わりに車の中で爆音再生して帰るというのがこの2週間のパターンとなっている。
一週間仕事で溜まったストレスを発散させるのに、この怒りのサウンドが実に効果的なのだ。
だから最近は金曜まで聴くのをガマンしている。


PROPHETS OF RAGEは、RAGE AGAINST THE MACHINE(以下RATM)のトム・モレロ、ティム・コマーフォード、ブラッド・ウィルクの強力な演奏隊と、そこにPUBLIC ENEMYのチャックDとDJロード、そしてCYPLESS HILLのB-リアルが加わった、まさに最強ともいえるスーパーユニットである。




すでに昨年の5月頃に動き出し始め、EP『Party's Over EP』を発表しているが、2011年のRATMの期間限定的な再結成以来活動してなかったトムらを再び突き動かす原動となったのは、言うまでもなく昨年のアメリカ大統領選にドナルド・トランプが出馬したことに他ならない。
そう、彼らが再び「怒り」出したのだ!

ザックがここに合流しなかったのは(つかソロ作すら全然出さないからなぁ)、まぁ色々な事情があるんだと思うが、その代役と言ったら語弊があるかもしれんが、RATMのぶっ太いサウンドの上に、イデオロギッシュなライムをブチかます要員として、ヒップホップ界のレジェンドであるチャックD、そしてギャング出身のメキシカンジャンキーB-リアルが起用されたと聞けば、興奮せずにはおれんわけです。
まぁこの両者は、過去にRATMとも共演しているので、全く想定できない組み合わせでもなかったろう。カヴァーもしてるしね。

    


私も最近歳のせいか、音楽に対しての探究心も衰え、メタルなんかもよく聴いてるけど、こうアドレナリンを煮えたぎらせるような、激情に満ち溢れたサウンドってものにはほとんどお目にかかることがなくなった。てゆうかもう何がリリースされても聴く気すらおきんのだ。

実はこのPROPHETS OF RAGEに関しても、最初はそうだった。
確かにこの豪華面子を聞いて「おもしろそうだな」と興味は沸いたものの、私はラップには免疫があるけどなんせヒップホップにはかなり馴染みが浅い。
サイプレス・ヒルは3枚ほど作品を所持してはいるが、結局ハマるまでには至らなかったし、パブリック・エネミーに関しては音源はほとんどまともに聴いたことがなかった。せいぜいアンスラックスとの共演曲くらいか(あの曲全然好きじゃないんよなぁ)。
まぁRATMのサウンドにはそれなりにフィットするとは思うが、ザックの捲し立てるラップほどの強烈さもケミストリーもないだろうと。
実は昨年「Killing In The Name」をカヴァーしてるライブ映像をYOUTUBEで視聴したんだが、「なんか違うな」と思ってEPには手が出なかった。


で、今回本作を聴いて、それほど期待してなかった分、想定以上の満足感を得ることができた。
まぁやってることはRATMの延長線と言えるし、ザックの代わりに二人のラッパーがMCを買って出たという構図しか考えられなかった。
だから最初はどうしても頭の中でMCをザックの声に変換してしまって「ザックのラップならもっと興奮できたろうに・・・」と、「Wish You Were Here」な気分に陥ってしまうのであった。
しかし、2、3周してからこのチャックDの野太いラップと、アクセント的な個性を備えたB-リアルのラップとのコンビネーションの絶妙さが段々クセになってきた。
それに彼らはザックと違ってちょっとメロウな部分もあったりして、なんだかRATMよりキャッチーな感じもする。

そして、なんといっても、いささかの衰えも感じさせないRATMの3者による躍動感あふれる鉄壁の轟音サウンドである!
はっきりいってこの3人の重厚なうねるサウンドに適うリズム隊はいないんじゃないかなぁ?
今回トムのトリッキーなギターが想定以上に大暴れしているのにも嬉しくなった。
このリズム隊での新録は2006年のAUDIOSLAVEでの『Revelations』以来と、実に11年振りだから、長いブランクで溜め込んだギターのアイデアが一気に爆発したといったところか。

あ、そうだ。クリス・コーネルなんでか死んじゃいましたね(泣)。
この場を借りてお悔やみを申し上げておこう。

R.I.P.イケメンさん。
彼の熱苦しい程にエモーショナルな歌声も3人のリズム隊と見事フィットしていた。



このユニットでおもしろいと思ったのが、今回ディスク・ジョッキーであるDJロードが加わっていることである。
いやいや、スクラッチ音はトムのトリッキーなギターがその役割を果たすのでDJは不要だろうと思うのだが、なかなかどうしてDJロードもこのプロフェッツサウンドに効果的な味付け役を果たしている。
「Hail to the Chief」ではなんと、トムのギターとのスクラッチバトルなんかも繰り広げている。




出だしモロ「Bulls on Parade」やんけ!!みたいに突っ込むところも多少見うけられるが、RATMやオーディオスレイヴみたいに捨て曲やいらんバラードもなく、アルバムの完成度としては本作が一番よいデキかもしれない。
こうなりゃ一刻も早い来日が望まれる。
オーディオスレイヴの曲は無理だろうが、おそらくRATM、パブリック・エネミー、サイプレス・ヒルの楽曲なども織り交ぜてのライブ構成となることは必至だろう。
今からトムのジダンダステップが目に浮かんでくる。

さて、問題はPROPHETS OF RAGEの略称をどう呼ぶべきかってことなんだが・・・
また「レイジ」って呼んだら、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとゴッチャになって難儀することこの上ないだろう。
いや、それよりも、本家本元のジャーマンメタルバンドのRAGEファンから苦情が殺到することが予想される。
しかるがゆえに、メタルファンの前でレイジの話をする時は気をつけることだ。
実際に大きなすれ違いを生じさせたことがある張本人の私からの忠告である。





今日の1曲:『Unfuck The World』/ Prophets of Rage
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ジャケット・コレクターズ

2017年10月14日 | ♪音楽総合♪
先週の3連休に盤漁りがてら寄った京都の(元)立誠小学校でのお別れイベント『RISSEI PROM PARTY』で、レコードマーケットよりもなかなか興味深いアート展が3階の一室で展開していた。

ミュージシャンをビックリマンチョコのキャラ風に、アルバムジャケットをスヌーピーのマンガ風にパロったロックアート展といったところ。
それぞれ2人のクリエーターさんが今回のイベントのため、ユニットを組んで展開したものらしい。
メタルはよってなかったが、洋邦問わずその種類の豊富さから、2人の音楽趣味の振り幅の大きさと懐の深さを感じ取れた。
ま、はっきりいって音楽マニアに近いかと思う。




全然わからんわ。音楽趣味浅くてスンマシェン。



ロバート・フリップ発見!!願わくばスツールに座らせてあげてほしかった。



音楽が好きかどうかは別として、スヌーピー(ピーナッツフレンズ)のパロディジャケットはかわいくてユニークさに満ち溢れていた。




ようやく好きなのが出てきた。



かわいいね。



グッズも販売していて、思わず数点購入。レコードマーケットよりも倍金を使ってしまった。
残念なことに、ビックリマンチョコシールは売ってなかった。
(売るべきだろ!許可がおりないのかな?)


カセットテープケースに収められたオシャレなドローイングカードセット。



全部で24枚入ってて、裏と表に分けてスヌーピーとビックリマンチョコの絵柄が両面プリントされているのだが、私がアーティスト名とアルバムを認知できたのは、裏表それぞれ10枚程度。
徹底的に非メタルで、ハードロックすら皆無。音楽趣味は私とはほとんど合わないかと。



はぁ?字体が・・・そうなのかな?




ジャケコレ。ステッカーと思って買ったら、ただの紙だった。

これサイコー!

『幻とのつきあい方』 / 坂本慎太郎



妙に色気づいちゃって、あんま好きなアルバムではないが、ピーナッツメンバーに置き換えるとオシャレになったね。

『FEVER IN FEVER OUT』/ LUCIOUS JACKSON



こじまゆの中でも一番オシャレなこのジャケットをパロっちゃうとは、ニクイね。

『愛のポルターガイスト』 / 小島麻由美



これもエイジャないか。国際派モデルの山口小夜子さんがこんな丸みを帯びちゃって・・・

『彩(エイジャ)』 / STEELY DAN



ざっと作品見てみて、『ミュージック・マガジン』とか読んでるディープな音楽趣味の方たちだと思われる。
まぁマニアかつオシャレな人たちだから、メタルなんてダサいので聴いてませんよ。
Y.M.O.が大好きなんはわかった。坂本龍一のパロディ画が何点も描かれてたから。
クリエーターの方が現場にいらしたので、その辺のこと詳しく訊いたらよかったなぁ・・・
いや、俺人見知りだから・・・・


今日の1曲;『幽霊の気分で』/ 坂本慎太郎
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