AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

無免許医はどこだ!(六本木ヒルズ編)

2023年12月03日 | 名所ガイド、巡礼記
東京、吉祥寺でのキチムシで楽しいひとときを過ごした後、とりあえず新宿に行ってディスクユニオンをはしご。
ただ、収穫はなく時間をムダに過ごし疲れただけだった。

遅めの昼食をとり、次なる目的地である六本木に向かった。
六本木はだいぶ前に一度だけ行ったことあるが、世界一と言ってもいいくらい用のない場所だった記憶がある。

なぜか今回、この街のよく名前を聞く六本木ヒルズの森タワーで、『ブラック・ジャック展』が開催されるということで、今年BJ連載50周年を迎えたってのもあるし、なんか得るものがあるだろうと行ってみる気になったのだ。

とりあえず、新宿から一番ややこしくない経路でテキトーに六本木とつく駅名のところで降りたら何とかなるだろうと思ってたのが、今回の私の過ちであった。
まぁこの過ちいっつもやってるけどね。




降りた六本木の駅が閑静なオフィス街といったところで、しかも陽も落ちて辺りも真っ暗でどこにいるのか皆目見当がつかなかった。
しかたなくスマホのナビ機能を使ってみると、こっからメチャメチャ歩かなあかんやんけ!
ナビに導かれるまま歩いてたんだが、途中、矢印がグルグル訳のわからん方向を示しだし、東京タワー方面に”MORI”と書いた一際でかいビルを見つけたので、「あそこや!」と合点してしまい、ズンズン突き進んでるうちに「これは違うな・・・」と気付くのがだいぶ遅かった。

それから引き返し、なんやかんやでようやく六本木ヒルズ森タワーに無事辿り着くことが出来ました。
もう夜の7時を回ってたんやないやろか。どえらいタイムロスしてまいました。

でも大丈夫!『ブラック・ジャック展』は夜10時までやってますので。


なんという威圧感・・・
なんか『火の鳥 ~未来編~』に出てくるメガロポリス・ヤマトの“ハレルヤ”を彷彿とさせるな。



ただ、ビルの中に入ってからも、催し会場がどこなのか全然わからん。
受付嬢さんに聞くと、展望台への行き方を案内された。
いや、『ブラック・ジャック展』に行きたいねんけど。

エレベーターに乗ってビューーーン、あっちゅう間に52階についた。

辿り着くと、そこには東京の絢々爛々たる夜景と、ブラックジャックの名ゼリフとが一面に広がっていた。




そういえば東京の夜景を見たのは人生で初めてかもしれない。
ブラックジャックが好きでなければ一生拝むことはなかったかもしれん。
なんか手塚マンガなんて読んでなさそうな若いリア充の客が多い気がしたが、これ目的だったのか。




私が最初間違って行きかけてたビルはあれだな。東京タワー手前の。



手塚先生の昭和感溢れる仕事机。
ランニングシャツ姿でテレビのチャンネルガチャガチャやりながら、BJの物語の構想を練っておられる姿が目に浮かんでくる。




ブラックジャックと仲間(?)たち。
BJの医者友としてマンガにもちょくちょくでてくる手塚治虫先生も。
1回しか出てこなかったのに、BJファンには人気の高い椎茸先生もいらっしゃる。




そして、ここからがブラックジャック原画展。
もちろん撮影禁止でございます。

BJのこのセリフ、中にいる人はみんな患者なのか?



とにかく今までにない膨大な量だった。
全部じっくり見るには時間が足りなさすぎる。
しかも中に人が結構いて、みんな立ち止まって食い入るように見てはる!
なるほど、この人ら全員「ブラック・ジャック病」(21巻 第197話参照)に違いないて。


中身を伝えるのはなかなか難しいので、エビ中さんのレポ動画貼っときます。

黒い髪の方の人めっちゃ詳しい。そうとう読み込んではるな。
そうか、この世代のアイドルたちが幼少の頃に、平日ゴールデンタイムにブラックジャックのアニメやってたんやな。
若い子にBJ好き多いのも納得できる。


そして、三流大学出の無免許医の診察を受けてきました。
彼だったら完治不可とされる私のクローン病も治してくれるかもしれない。




オペ開始!!
目が飛び出るほどの手術料金を請求されましたが、美味しい寿司を握れるようになったり、お母さんを大切にしてればタダみたいな料金に負けてくれることもあるそうなので、頑張ります。




出てきたら間久部緑郎氏が小憎たらしい姿勢で立ってた。
からまれそうで、イヤだ。



そして最後はグッズ売り場。
よっしゃ、ディスクユニオンで収穫なかった分ここで散財すっぞ~っと。




ただ、やっぱブラックジャックの手術料ばりに高価。
1個が夏のダイソーで出てた全商品の合計金額より高いものばかり。
目ぇつけてたお手頃価格の商品とか、新発売のブラックジャックトランプとかがことごとく品切れ状態で、ほんと悔しい思いをした。




高価だったが思い切って購入したのが、これ。
ピノコの肩掛け?スマホケース。
いや、あまりにもデザインが秀逸だったもので。ピノコ分解した時のパーツとか。


最初同じ柄のトートバッグにしようと思ったんやけど、皮にプリントされてんのがよくて。
まぁ一生使わへんやろうけど。


いつも母の介護とかでめっさお世話になってる姉家族のお土産にと、定番のプリントクッキーを買って渡したんだが、なんか「フッ」と鼻で笑われ反応悪く、翌日クッキーを4枚残した状態で手提げ袋ごと返された。
まぁ姉はBJ好きな私の分もと4種の絵柄のクッキーと、BJの絵柄の入った袋は弟が保存しておきたいだろうという配慮だったんだろうが・・・

ふっ、莫迦め・・・・
私が自分の分をもう1セット購入してないとでも思ったか!!

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無免許医はどこだ!(キチムシ編)

2023年11月19日 | 名所ガイド、巡礼記
今月はじめの3連休初日に、私が高速バスに乗って東京に赴いたのは、デフレパード&モトリークルーのカップリングライブを観るためでもなく、VEKTORの東京公演を観るためでもなかった。

そう、全ては私が敬愛してやまない手塚治虫先生の医療マンガの傑作、『ブラック・ジャック』の為であった。


祝日の11月3日といえば、文化の日でもあるが、この日はなにを隠そう手塚治虫先生の誕生日。
この時期、東京ではブラック・ジャックに関する二つのイベントが催されていて、それを手塚治虫先生の生誕の日に一度に味わっちゃおうという欲張りな衝動に駆られたのであった。

東京に着いて、まず足を運んだのは吉祥寺。

吉祥寺といえば、私は5年前にも訪れていて、この街の「創」というギャラリーで毎年のように行われていた手塚マンガの二次創作フェスともいうべき『手塚治虫文化祭』、通称「キチムシ」がもうこの年で幕を下ろすということで、いてもたってもいられない衝動かられ、この時も高速バスに飛び乗って駆けつけたのであった。


で、今年その終わったハズのキチムシをまた臨時で開催するということが発表された。
なぜかというと、今年はブラック・ジャックが連載開始されてから50周年になるという節目の年で、今回はそのブラック・ジャックに特化したキチムシ、題して「JACK’N’KICHIMUSHI」を開催しようということになったワケです。


5年前訪れて、もうほんと非常にわかりやすい地理で、15分くらい歩いて迷わずギャラリー「創」に辿り着いた。




手塚先生の誕生日で、しかも祭日だからめちゃくちゃ混雑してるだろうと思ったけど、意外とすいてて拍子抜け。
でも外人さんなんかもいらして、なかなかいい雰囲気だった。

I ♡ MANGAと書いたTシャツを召されていて、ハートの中にヒョウタンツギがいた。
そんなTシャツどこで手にいれたんですか?



BJのTシャツにBJの髪の毛をモチーフにしたニット帽をかぶってる女性スタッフさんのファッションが気になってしゃーなかった。



ただ、以前行った時と比べて展示品が少ない。
今回出品に参加された作家先生方もなんか少な目で、私でも名前を知ってる巨匠クラスの作家さんは皆無だった。

今回は、キチムシ常連作家さんの作品が中心だったかなと。
それでも出品数はかなり少なかった気がする。
やはりBJに特化したのが原因だろうか?
BJ以外のもちらほらあったけど。


これはるみ子さんのあの方の創作もの。
ブラックジャックのコート。試着可能らしかったが、ちょっと遠慮した。



ヒョウタンツギもブラックジャックには欠かせないキャラ。



今回一番目を見張ったのが、島本和彦先生という方の作品。
色紙1枚にブラックジャックのエピソードごとの登場人物やブラックジャックの名言を盛り込むという構図のもの。
原作の絵に割と近いんで、しかも読み込んでるファンとしてはもうたまらない。


「三者三様」(2巻)



「畸形嚢腫パート2」(13巻)



「B・J 入院す」(3巻)



花小金井正幸先生のゆるキャラピヨックジャックもなんかいい。

1話「医者はどこだ!」のブラックジャック初登場シーンを再現。
これ見た時思わず吹いた。



原作を限りなく忠実に再現したこのシリアスな名シーンでも、よく見るとやっぱりピヨックジャック。
なんかこのギャップがたまらんくておこがましいとも思わない。



こちらも花小金井先生作品。非売品。欲しい!



いままでにない、異色の本格派アートな作品も。
このYOSHIFUMIさんのアート作品はかなり目を見張った。



他の来場者の方たちも、おそらく痛く感銘を受けたようで、アート集は完売していた。


るみ子さんと対立関係にあるかの田中圭一先生の作品も無造作に床下に置かれていた。
私は何年か前のブラックジャックとキリコがるみ子さんにワクチン(?)注射してる図のTシャツを出品してほしかったなぁ・・・




作品をポケ~っと閲覧してると、話しかけて下さったのが在廊されてた姫川明輝先生で、BJ話で色々盛り上がってとても楽しかった。
やっぱ姫川先生もブラックジャックが大好きなようで、今回の創作作業もほんと楽しくてしょうがなかったらしい。

それが作品によく表れてるのがこれ。
ルパンタッチというか、BJのアクションシーンに集約した柄のタオル。
思わずカゴに入れてしまっていた。そうそう、BJはよく後ろから殴られるんだよな~



実は先生に話しかけられる前、どの作家さんのか知らないまま、いいなと思ってカゴに放り込んでいたのが、だいたい姫川先生の作品だった。

殺人鹿ナダレをステンドグラス風にデザインしたアートフルなクリアファイル。


姫川先生と話してたんだけど、ブラックジャックに登場する動物って、だいたい最後死ぬんですよね~って(悲)。


今回もキチムシ主催者である手塚るみ子さん(神の子)とお話させていただきました。
やっぱり恐縮でたいしたこと話せませんでしたが。
着ていったアトムキッスのTシャツもご指摘くださり私服の至り。
それよりもるみ子さんのしてた(おそらく田中圭一画)ネクタイが非常に気になった。




ちなみに、本日こそは、『ブラック・ジャック』が週刊少年チャンピオンにて連載開始された記念すべき日だという。

この日にあわせてこの記事をとりあえずアップしたかったのです。

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生駒 OF HEAVEN

2023年09月10日 | 名所ガイド、巡礼記
筋金入りのスレイヤー好きの店長が経営している関西のカレー屋さん、その名もカレイヤー(Calayer)。

以前大阪心斎橋筋付近で店を構えてた時に2度ほど訪れたことがあったが、(といっても夜の居酒屋タイムの時のみ)しばらく行ってない間に奈良の生駒駅近くに移転しており、うちの家からだと車で30~40分のところなので行こう行こうと思っててなかなか行けてなかった。




なので先週末、意を決して食べに赴いた。

よく考えたら今まで一度も生駒駅に降り立ったことがなく、車で近くを通ったくらいで全然馴染みないところだった。

駅前の「ぴっくり通り(びっくりではない)」という商店街内でカレイヤーさんは営業してはるという。




だが行ってみたらその日は(日曜日)定休日でシャッターが閉まっててぴっくりした。




なのでぴっくり通りを抜けた離れた場所に、カレイヤーさんが設置したカレーの自販機があるというので行ってみることにした。




ちょうどぴっくり通りを抜けた左側の古民家みたいな建物の前に、確かにその自販機は存在した。




オオっ!!カッコいいーーっ!!



自販機横のショーウィンドウには、フラッグ、メンバー全員サイン入りポスター、セトリ、ケリー・キングの写真付きサイン色紙など、店長のお宝スレイヤーコレクションの数々が展示されてある。




2種のカレーの他、餃子も買うことができる。もちろんすべて冷凍。



なんと、この自販機ではカレイヤーさんのオフィシャルイベントTシャツまで買えちゃいます。

あ、これは私の行ったやつで持ってる。
(こちらは冷凍商品ではありません)



チキンカレーを購入。



カレイヤーオフィシャル保冷断熱トートバッグも自販機で売ってたので買いました。
買ったとたん両方とも売り切れになったのでまたしてもぴっくりした。

さしずめホレイヤーといったところか。



さっそく帰って昼ごはんにおいしくいただきました。



店舗では、お昼時、女性のお客さんなども多く店に食べにくるらしいのに、店内のBGMは容赦なくスレイヤーの曲だけがガンガン流れてるのだそうです。

近いうちに、また食べに訪れようかと思います。
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土佐の残虐王

2023年06月12日 | 名所ガイド、巡礼記
個人的には、日本のハードロックバンド人間椅子の2ndアルバム『桜の森の満開の下』のジャケットで馴染み深い、幕末土佐の天才絵師”絵金”。


絵金が生まれた土佐、高知県では、毎年夏になると、県内各所の神社の境内や商店街の軒下に絵金の屏風絵が飾られ、提灯やロウソクの揺らめく火で浮かびあがらせるという、大変魅力的でおどろおどろしい行事が開催される。
私もいつかこの行事を現地まで観に行きたい!と、常日頃思っておるのですが、なかなか行く機会がなくって・・・


そこで!大阪のあべのハルカス美術館が、その高知の夏祭りを疑似体験させてくれる?『絵金展』を開催してくれたので、先週の土曜、色々大阪で寄りたいところもあったので、天王寺まで馳せ参じた。





あべのハルカス。
ここもなんだかんだ数年前の人間椅子のライブで訪れた時以来かな。



入ったビルの入り口を間違えて、催し会場まで辿り着くのに苦労した。
絵金さんも生前、まさかこんなビルの高層階に自分の絵が展示されるなんて、思ってもみなかったろうな。
しかも今回高知県外の展示は、なんと半世紀ぶりなんだとか。


受付カウンター。いざ絵金展へ!



カウンター後ろの丸フレーム絵金。



血しぶきが飛び、生首がころがる絵金の残酷絵の現物。
もちろん撮影はNG。
いやー、やっぱり迫力ありますよ。
各作品の解説を読むと、いろんな昔の言い伝えによる侍同士の復讐劇や、男女関係のもつれによる殺傷事件、四谷怪談、中には痴話喧嘩の仲裁をしてるシーンとか、とにかく穏やかでない、ただ事ならぬ風景がその絵金の画力によって色彩豊かにダイナミックに描かれている。

コミカルなタッチの絵巻物なんかもあって、土佐の年間風俗を表したものだとか、震災時の町の様子を記録したものもあって、なかなか興味深かった。
その中で、なぜか蛸が地上の畑の作物をドロボーしてるファンタジックな場面が描かれてる画はユニークで面白かった。


そして、ここから撮影OKの絵金祭りコーナー。
けっこうな人だかり。みんな残酷な絵が好きなんだなぁ~




高知の神社では参道に「絵馬台」というやぐらを組んで、芝居屏風を飾る。



場内の照明も提灯が明滅したり、ブラックライトを施したりと、美術館ならではの祭りの雰囲気を出そうと工夫を凝らしてくれている。



てながあしなが?







絵馬提灯型の絵金コーナーもあった。

石川五右衛門釜茹の連図が大変興味深かった。



はい、出来上がり。












SNS投稿キャンペーンやってて、その場で投稿してカウンターで絵金チロルチョコをもらう。



絵金プリクラ。今回は見合わせた。



いやいや、インスタ映えする写真もいっぱい撮れたし、物販で散財してナイスな絵金アイテムもゲットできたし、行ってよかったと思う。


でもやっぱ現地のあの幽玄なる祭りの雰囲気は、50%も出せてなかったのではないか。
まぁ美術館施設の整った内装では限界があるわな。
絵金の絵は、やっぱロウソクの灯りで鑑賞したかったってのもある。
防火防災の安全上、それは無理なんだけどね。


なので、家帰って物販コーナーでゲットした屏風ポストカードで、ひとりおうち絵金祭りを開催してみました。
手頃なロウソク立てがなかったので、画鋲を代用しております。




あべのハルカス『絵金展』は今週末まで。

興味ある方は是非。
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月に吠える

2022年09月25日 | 名所ガイド、巡礼記
秋もやうやう深まって参りまして、もう部屋でパンツ一丁じゃ過ごしにくい季節となりましたね。

うちの住んでる近くに、水景園というたいそうな規模の庭園がございまして、十数年前に一度迷い込んだんですが、まぁこれといった催しがなければ全く用のない所で、わざわざ入場料を払って行くところでもないなと。


先日、姉から連絡があり、その水景園で月見イベントがあるということで、母を連れて行って月見でもしようかというので、その日は入場無料というのに吊られて久々に赴いたのでした。


オオ!こんな典型的な月見だんごを見たのは初めてかもしれない。

「宿れ 宿れ 宿れ ア~ハッハ ア~ハッハ 月の魂よ~♪」 by レッド隊




まるでロジャー・ディーン画のような幻想世界が広がっていた。



暗くなってきてもなかなか月が出ないので、庭内を散策することにした。




映えはするんだけど、人工ものだし整いすぎてて散策しても意外とつまらない。
子供は楽しいだろうな。




結局19時を過ぎても、木々に囲まれた庭内では月がなかなか出てこず、もう時間も遅いので庭園を出てから月を拝んだ。

月の写真は撮ってません。
スマホのカメラ程度のスペックでは撮っても白い丸みたいなのが写るだけってのはわかってるので。





いつかもっといいカメラ買って、幻想的な月の写真を撮ってアップできればと思うのですが。
今は月にまつわるアイテムを並べてお茶を濁すとしましょう。

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行きあたり詣

2022年01月04日 | 名所ガイド、巡礼記
新年あけましておめでとうございます。

年明けてからもなんの予定もなく、まぁ絵に描いたような寝正月を過ごしております。

昨日は天気もよかったので、というかちょっとした家庭の事情もあり、当てどもなく車乗って京都南部(南山城)らへんをブラブラしてたんですが、たまたま通りかかった田舎道(163号)で「←海住山寺」みたいな看板がふと目に飛び込んできた。
以前も通った時に「この先行ったら山寺があるんや」と思いながらもそのまま通り過ぎていた。
今回はまぁせっかくここまで来たから初詣がてら行ってみようかという気になり、左指示器を出して未知なる山寺を目指し車を走らせた。




想定してたより急斜面の山道を登っていかなくてはならず、ちょっと怖じ気ついたが以前訪れた笠置山の山寺の道のりよりはマシだった。
5分ほどしたらその山寺の駐車場に着いた。


今回も「海住山寺」が読めない。
家帰って調べたら「かいじゅうせんじ」と読むらしい。そのままっちゃーそのままだ。



地元の人かな。まぁまぁ賑わっていた。



立派な五十塔もある。



かっこいい鬼瓦やしゃちほこもある。



ナスもある。


100円入れたら動き出しそうな雰囲気のモニュメントだが。
ここにまたがって願掛けすると「成す」ということで願いが成就するらしい。
たとえば男女二人でまたがれば縁結びに効くとか。
ただ、さすがにええ大人でまたがってる人はいなかった。


持ち上げ大師というものらしい。



一応説明書きがあるんだが、以前書かれていた文字とダブって何を言っているのかさっぱりわからんくて御利益薄そう。
住職さんもっとちゃんとしといてくれ。
とりあえず持ち上げといた。



輪廻塔。願いを込めて回すとアレってやつ。



コロナ退散!CORONER来日祈願!


絶景かな。京都南部も見渡せるぜ。



今年もよろしく。
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太郎と信楽

2021年11月23日 | 名所ガイド、巡礼記
今秋、滋賀県立“陶芸の森”で『岡本太郎と信楽展』という催しが執り行われているという情報は、このイベントの主催者さんにSNSでいつのまにかフォローされていて、「おや?」と思ってページを見に行って知ることとあいなったわけですが、まぁ主催者さんの思惑通りということですわな。


主催者側の説明によると・・・

「岡本太郎が、1964年の東京オリンピックでの「競う」などの陶板レリーフ群や1970年の大阪万博での太陽の塔「黒い太陽」をはじめとした陶作品の多くを甲賀市信楽町で制作したことは広く知られています。
1971年には当時の信楽町名誉町民になっており、信楽との関わりは非常に深いものとなっています。」

とまぁ、私が生まれる以前の話とはいえ、敬愛する岡本太郎先生がわりと近いところの町で深い関わりがあったなんてことは今まで全然知らなかった。


今回、信楽産業展示館で展示されている作品は、あくまで「岡本太郎と信楽に関わる作品」であって、だいたい信楽で作られたものではあるんだけど、岡本先生のオリジナルでない作品やら、滋賀の作家さんが作った二次創作的なもの、中には最近発見されたもので信楽町の個人が所蔵していたおそらく太郎氏の作品であろうという曖昧なものまで展示してあるとのこと。





旧都庁の壁を飾っていたやつ。これは型やろな。型でもカッコいいね。



「顔」どうみても太郎作品以外のなにものでもないようだが、詳しいことはわかってないらしい。
開運!なんでも鑑定団に出してみてはどうかと。



岡本太郎先生が東京オリンピックから大阪万博の頃にかけてアシスタントを務められていた小島太郎さんに送った皿らしい。



「坐ることを拒否する椅子」これは信楽で作られたものらしいが、復元ものだとか。



「坐ることを拒否する椅子」 の配色パターンのメモ図なんかも展示されてあった。
カワイイね。



私の大好きな「犬の植木鉢」。これはオリジナルだとか。
諸星大二郎のマンガに出てきそうな異次元っぽい感じがたまんないね。



大塚製薬の社内で使われてたものらしい。行けばゲットできるのかな?
で、この紙コップの底にも顔はあるのかな?
紙コップの底に顔があってもいいじゃないか!!



「むすめ」というタイトルの陶器。娘さんがモデル?
中に蝋燭などを入れると目が邪悪に光る灯籠になる仕組み。



滋賀の作家さんの太郎オマージュ作品。
もの凄く邪悪な配色と宇宙的なフォルムが無貌の神ナイアルラトホテップを彷彿とさせている。



足元に太陽の塔の顔がいっぱい転がってるのがいいね。
なんかラムネみたいでおいしそう。一個ちょうだい。



ショップブースではタヌキはもちろん、岡本太郎グッズも盛りだくさんに売られていたが、来月はキングクリムゾンのライブで散財する予定なので、TAROグッズは控え目にしといた。

その代わりと言っちゃあなんやけど、まぁせっかく信楽まで来たので、ちょっと奮発して信楽焼湯呑みを2点購入。




本イベントは12月5日までやっているそうなので、興味ある方はぜひ。
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トーキング・タヌキ

2021年11月22日 | 名所ガイド、巡礼記
秋も深まり、紅葉もやうやう色づいてきたけど、別に行きたいところもない。
でも、その日はいい陽気だったのでどっか行きたいなと。

そこでふと思ったのが・・・・


そうだ!信楽へ行こう!


以前住んでたとこからもけっこう近場で、昨年身罷った父も仕事でよく訪れてたらしい地ではあったんだけど、多分私自身信楽へは今まで行ったことなかったと思う。


滋賀県東南部の山間に位置する陶磁器“信楽焼”の産地で有名な信楽町へは、今住んでる処からは車で約1時間くらいで行けたかな。

まぁ信楽町に入るやいなや、こんな感じの陶器屋がいたるところに点在している。



タヌキが1匹、タヌキが2匹、一にタヌキ、二にタヌキ、三四もタヌキと・・・
噂には聞いていたが、ちょっと食傷気味になるくらい陶器タヌキ三昧。
多分この地で生息している野生のタヌキより多いんじゃないかと。




おそらくこいつが信楽でいちばんでっかいかと思われる涅槃型タヌキ。
なるほど、タヌキ寝入りとはこのことかと(違うだろ)。



信楽町の中心街に着いて、まずはテキトーな店で腹ごしらえ。
なにが名物なのかよく知らなかったけど、近江鶏の親子丼というのをオーダー。

したらやっぱりタヌキが出てきた。
しまった注文する前に「タヌキ抜きで」というのを忘れてた。
うん、親子丼は美味であった。




ところで、私はなにもただいたずらに信楽町にタヌキを観に来たわけではなかった。

一応目的地があって、滋賀県立“陶芸の森”というけっこう大規模な公苑や展示館などが設けられている立派な施設。




ここでもやっぱりタヌキが出迎えてくれた。



タヌキ以外に、こんな名状しがたいクリーチャーの陶器像もあって、この信楽の地は私の所蔵する禁断の闇黒神話に出てくるなんらかの類の邪神と深く関わりがあるのではないかと。



この邪悪な陶器像を目撃した瞬間、私の中のイケナイ探究心がモラホラと疼き出したが、歳古りた母親も連れてきていたし、ちょっと施設内での催し事にも行きたくて時間も押してたので、それはまたの機会にと信楽産業展示館へと急いだ。




館内に入り、まず目に飛び込んできたのが、この催しの展示作品のひとつである魑魅魍魎な柄のピアノ。




実はこの日、このサイケなピアノで京都出身在住の松尾優さんというプロのピアニストの方の演奏が聴けるということで、興味をそそられてその開演時間に合わせて来館したという訳なんです。




演奏前、簡単な挨拶と自己紹介があって、ティックトック(これが未だなんなのかわからない)やYOUTUBEなどのSNSで「街中で突然何々を弾いてみた」みたいなフラッシュモブ的なヤンチャ動画もアップされたりと、やっぱ今どきのミュージシャンって感じ。

演奏中もアシスタント(?)の方が至近距離でずっとスマホで動画を撮っているっていう。
今は自己プロデュースの時代なんだな。



こういったミュージアムでは、バッハの「G線上のアリア」や、ドビュッシーの「月の光」、EL&Pの「庶民のファンファーレ」などの演奏が聴きたかったが、休日の行楽日和ということもあり、親子観覧者も多かったせいか、今全国のガキどもが集団ヒステリーぎみに熱狂している人気アニメおにめつのはのテーマ曲とか、中島みゆきのヒット曲など、無難な庶民的ナンバーのカヴァー曲中心のセトリだった。

そんな迎合セトリの中でも、本編ラストに演奏された松尾さん作曲のオリジナルナンバー(タイトル「愛」だったかな?)が一番感銘を受けた。


つづく・・・・
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桜樹ルイ

2021年04月03日 | 名所ガイド、巡礼記
駅の構内のポスターに目がとまり、3月いっぱい夜間入場無料というのにまんまと釣られ、平日決算休みということもあって行ってみることに。

この京都の植物園は昔住んでた処の近くだったが、こんな施設があるのを今まで知らなかった。


私はタダならどこでも入る。



まだ全然明るい。ちょっと来るのが早すぎた。



親に無理矢理連れてこられたガキどもを退屈させない工夫か、この植物園はジュラシックパークの様相を呈していた。




ふぁ~あ、鯛靴。



だいぶ歩いてやっと桜のあるところにたどりついたが、この辺ではとうに見頃を過ぎており、青葉がかって残念な状態の桜しかなく、こっちがしだれたい気分だった。




ようやく暗くなって映えてきた。



ウルトラセブンも映えだした。



チューリップも映えてきた。



今回一番マシだったしだれてない桜。



暗くなって青葉がぼやけてライトアップでなんとか映えた。
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ばるぼら 宝塚編

2020年12月16日 | 名所ガイド、巡礼記
梅田で映画『ばるぼら』を鑑賞する前、大阪出がてら実はちょっと寄りたいところがあって、宝塚くんだりまで赴いたのであるが。


私が宝塚に行くといったら、もうここしかありませんね。

そう、手塚治虫記念館。今回で4度目になるのかな?



記念館の入り口まで来て驚いたのが、珍しく20代前半くらいの学生らしき男女集団が館に入場しようとしていたのを目撃した時であった。
厳重なチェックを受けて入館してからも、若いカップルなどがけっこう目についた。
この神聖なる場所にリア充感を持ち込むとは不敬なとは思ったが、「オオ、ようやく最近の若者の間でも、手塚マンガの素晴らしさに理解を示す意識の高い者が増えたのか・・・」と、感慨ひとしおな喜ばしい思いにふけっていたのだが・・・・


こっち目的やったんかーーーい!!



どうやら手塚治虫記念館では、この度カプコンと手塚キャラとのコラボ企画が実施されてるみたいだった。
カプコンといえば、私が学生の頃から流行りだした格闘アーケードゲーム「ストリートファイター2」やら「ロックマン」などを生み出したゲーム会社で、若い頃はゲーセンに足繁く通っていた身としては馴染みあるものではあるんだが、そのゲームキャラクターには全く思い入れがないし、私はどちらかというと「鉄拳」派だったので。

今の若い連中がいまだ「ストリートファイター」に熱中してるとは考え難いので、おそらくそのキャラを描いたクリエイターの誰かが若者の間で人気があるのだろうと推測される。




そのコラボ企画の特設展示コーナーは30秒で通り過ぎて、私が一目散に向かったのは、やはりグッズコーナー。

正面では、今回のコラボ企画グッズがフィーチャリングされており、若い連中もだいたいそこに群がっていた。



もちろん今公開中の映画『ばるぼら』もフィーチャーされてましたよ。
隅の方の一角で・・・・

何を隠そう、私がこの来てもあまりメリットのない手塚治虫記念館に今回赴いたのは、映画『ばるぼら』公開記念グッズを漁りに来たからにほかならない。




しかし、なんと情けないことだろうか・・・・
手塚治虫記念館においても浮いた存在になってしまう、完全アウェイの私。
悲しいかな、売店の隅の方にひっそりと設けられていた「ばるぼら」グッズコーナーにかじりついて物色していたのは、オッサンの私ひとりだけだった。
あまりにも目立たないところに設置されてたので、最初なかなか見つからなくって一瞬「もう引き上げられた??」とほんまに焦った。


というわけで、今回の手塚治虫記念館での散財の品は以下の通り。


ばるぼらマグネット。



ばるぼらボトルキープホルダー。



缶バッヂ。瓶詰めのばるぼら。



ポストカードセットはことごとくデザインがオシャレすぎて、もっサイコー。



いやいやこれも手塚眞監督がばるぼらを実写映画化してくれた賜物ですって。
じゃなきゃこの辺のマイナー黒手塚キャラなんてなかなかグッズ化されないからなー


今の期間、売店で3000円以上お買い上げの人には、ばるぼら非売品缶バッヂが1個貰えちゃうという。


しかし、カプコンのキャラファンの人で美倉のオッサンの缶バッヂ貰って喜んでる客はいたのかな?と、心配してたんだが、ばるぼらグッズを含む3000円以上のお買い上げの人限定だったみたい。そりゃそやわな。


手塚治虫ライブラリーは今までスルーしてたんだが(だっていつもガキどもでいっぱいなんだもん)、洋書コーナーがあることを見落としていた。
手塚作品の洋書版は表紙がとてもオシャレなので是非チェックしたかったんだけど、やっぱ今の時期は閉鎖されてました。

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イノダコーヒ

2020年07月02日 | 名所ガイド、巡礼記
いつもガストやココスのドリンクバーが主流であるこの私が、今日はふと思い立って、京都のイノダコーヒに寄ったのであるが。
(最初”イノダコーヒー”と表記してもーてて”コーヒ”に訂正し直しました。どうもすいません)

イノダコーヒといえば、京都の老舗の由緒正しきコーヒーチェーン店で、今年ちょうど80周年を迎えたんだとか。
まぁうちの父方の親類の者はだいたい京都市内の人間で、イノダコーヒにも昔から馴染があり、私も子供の頃からちょくちょく連れて行ってもらった記憶がある。

私の中では三条にある本店よりも、京都駅のポルタ地下の端っこらへんでひっそりと営業していた支店によく連れて行ってもらった印象が一番強かった。

なので、行くならそこだろうと、電車に乗って京都駅に向かったのであるが・・・・


八条口を歩いていると、最近新しくできたなんかちょっとオシャレな店構えのイノダコーヒが目に入り、「え?!ひょっとしてポルタ支店はなくなって、こっちに移転した!?」という、いやぁ~な懸念が脳裏をよぎった。




京都駅周辺は近年どこもかしこもリニューアルしていて、イノダも外国人観光客向けに店構えを一新して、目立つところに移転したのだと。
それでも、ひょっとしたら残ってるんやないかと、一応確かめにポルタ方面に向かったら・・・・・

なーんだ、やっぱりまだあるんじゃねーかよ!
私の記憶では、昔と全然変わってない感じ。
やっぱこの珈琲店強いねぇ~・・・・




おそらく、ひとりで入るのは今回が初めて。
入口に黒い正装姿のギャルソンっぽい年配のスタッフさんが立っていて、(まぁ普段の私ならこの時点で怖気づくわなぁ)席に案内される。

「オヤジ、まずはうまい水をくれ」



この高級感・・・
この度のご時勢にも関わらず、けっこう人が入ってる。
コーヒー1杯でもなかなかの値段なのに、若い女性ひとりっていうのもけっこういる。




彼が以前何をよく飲んでたのか、全く記憶にないが、とりあえず一番安い“アラビアの真珠”というのをオーダーした。
ま、ブレンドだな。




子供の頃の私は大方、クリームソーダあたりを注文してたに違いない。
パフェは高くて親は許さなかったであろう。

でも今回は奮発した。
サンマルクカフェのやつの倍以上はするこいつを。
うん、供養パフェですよ。



それにしても、さすがは由緒正しき京都の珈琲店のパフェ。
掘っても掘ってもフルーツ三昧で、今年大ブレイクした大阪の漫才コンビのネタのように、コーンフレークでかさ増ししてるなんてことは一切ない。


“アラビアの真珠”を味わいながら、先日入手したドナルド・タイスン著の『アルハザード』を読む。
なんと中東的で贅沢なひと時であろうか。



会計時に売店で何点か。
まぁこれが当初の目的だったんだけどねぇ。
明日白木のハコに入れてやろうかと。




ところで、イノダコーヒっていえば、やっぱこのキャラやんなぁ?
この絵柄のマッチ箱が昔家にあったような記憶がある。
ちなみに右のはフセンコーヒ。
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神からの託宣 ~高野山巡礼~

2020年01月04日 | 名所ガイド、巡礼記
新年あけましておめでとうございます。


9日間の休日を与えられたものの、年が明けても全く予定がなく、例年のごとくゴミ部屋の整理もままならず、おまけに大晦日からウンコが一滴も出ないときた。
このままではずっと家で餅やら駄菓子を食っては寝ぇの自堕落な休暇を過ごして身も心も腸も腐っていき、仕事始め前に鬱に入り自殺しかねない状態にあった。

そこでふと脳にひらめいたことがあった。


「そうだ!和歌山へ行こう!」


行く前にどっかいい詣施設はないかと調べていたが、まぁ熊野古道らへんはちょっと遠いし混雑してそうなので、高野山付近が無難なんじゃないかとテキトーにネットでググってみると、一番最初に出てきた「丹生都比売神社」?ってところがいいんじゃないかと。
なんか神社の割には見栄えもまあまあだし、なかなか立派な輪橋(そりはし)もあるみたい。
あと、ここにはなんだかやけに親しみを感じるというか、私のルーツになにか深い関わり合いがあるような・・・・
この神社にはそういったただならぬテレパシーを感じていたことは確かだ。




まぁ和歌山に着いてから決めてもいいかと、とりあえず次の日の朝電車に飛び乗って和歌山へと赴いた。

タマ電で和歌山に到着(ウソ)。



う~ん、やはりなにか、私を呼んでいるような・・・・



昨年訪れた神社同様、「丹生都比売」の読み方が皆目わからない。
“にうつひめ”と読むらしい。“つ”と“ひ”はわかるが、他自由すぎるやろ。




おお~~、これが輪橋かぁ・・・立派立派。
では、さっそく・・・・



いや、渡らせろや!!(激怒)



じゃあ真ん中を渡ればいいんだろ!と、柵を越えかけたが、警備員にとめられ渋々あきらめた。
クソ、また暖かくなったらこよう。


あま酒がふるまわれていたのでありがたく頂戴する。
私はタダならなんでももらう。
しょうが入りでなんかしょうが湯っぽくて(神社ーだけに)私好み。



焚き火。



楼門にて家族の健康、そして快便祈願した後、本堂からちょっと外れた人気のない場所に、私の好きそうな古色蒼然たる列石があるというので、行ってみることにした。
そこへ行けば、ひょっとするとこの神社と私との関連性のヒントが見つかるのではと。


オオオオ・・・・



この石碑に刻まれた蒼古たる象形文字(神代文字か!?)さえ解読できれば、呪われし我が家系にまつわるなんらかの秘密が解き明かされるのでは・・・・

アーマ・・・・ハナモゲ・・・・ウロ・・・・タンシュ・・・テケリ・リ・・・クトゥルフ・・・ククルス・・・・ドアン・・・・



結局なにも分らぬまま、その秘められし場所からはなれ、まぁ昨年の11月に交通事故を起こしたので、神社グッズブースまで行ってお守りを購入することにした。

いつもよりちょっと高めのやつ。こういうのは値段が大事やからな。



もうひとつ、シールタイプのやつ。
白犬と黒犬のデザインが気に入ったので。これは柴犬か?
奇遇にも私は大の柴犬好き。
やはり、この神社は私となんらかの関係があるとしか思えない。



で、このお守りを購入して神社の表に出たら、ギョっとしたことが・・・・・!

外鳥居の前に、なんと白と黒の異様ないでたちの洋犬が、あたかも私を待ち受けていたかのように並んでおったのである!



いやはや、こんな奇妙な偶然はそうあるものではない。

これはいよいよ神からの、なんらかの託宣に違いない!

それが何かわかればよいのだが・・・・・・


その後、めしを食ってから紀州路快速に揺られ帰路についたのであるが・・・・

何を思ったか、乗り換え駅である鶴橋でそのまま直結の電車に乗り換えず、いったん駅を出てしまった。




鶴橋の街はとても退廃的で趣がある。



そして、しばらく歩いたところのスーパーに入ってトイレに閉じ籠り、そこで4日ぶりの快便にありつけることができたのであった(初グソ)。


祈りは通じた・・・・


今年もシクヨロ。
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ナラヤン 奈良公園鹿三昧編

2019年09月08日 | 名所ガイド、巡礼記
まぁ奈良公園っつても、家から車で15分くらいで行ける近場で、学生時代はバイトの連中とよくこの界隈でフラフラ遊んでた。
映画館も昔はこの辺にしかなかったし。
最近はよっぽどの用事でもなければ、わざわざ電車に乗ってこんなところにはこない。
最寄りの駅から4駅しか隔たってないのに、途中で乗り換えんといかんところも煩わしいし。


春日大社付近に差し掛かると、さっそく鹿どもがぞくぞくと出没する。



鹿三昧。鹿放題。



人をこわがらず、クソをまきちらす。
鹿せんべいを持ってない人間には全く興味を示さない。



別に鹿には用がなかったので、さっさと奈良駅に向かう。


あれ、いつの間にこんな施設が・・・
なら仏像館か・・・なかなか立派やおまへんか。



え!そうなん!
やったー、ラッキー
私はタダならどこでも入る。



まぁ当然館内は撮影御法度で中の様子をお見せすることはできないが、どれも実に見ごたえのある立派な仏像たちを閲覧できておもしろかった。
3等身くらいのマンガみたいなんもあった。
仏像ってポーズがいいよね。いろいろあって。

個人的に一番ウケたのが、手のひらサイズの子供ブッダ。
これってブッダが誕生した時の姿やって。
すでにパンチかけて「ちーすっ」て、めっちゃチャラいやん!



仏像館を出て東向き商店街へ赴く。
やっぱ昔と比べて格段に外国人観光客が増えたね。新しい店もどんどん増えてるし。
でも大阪京都ほどではなく、商店街もそんなに歩きにくいことはないし、爆買い外人向けのドラッグストア乱立もいたってひかえめなところもいい。


謎の八百屋を発見。
なぜか古着メタルTシャツがいっぱいビミョーな値段で売ってる。



さてそろそろ帰ろうかと奈良駅に向かうと、駅入り口付近でなんかタカアンドトシのツッコミみたいな人が、ドッケンの昔のPVみたいにトラック(軽)の上でひとりステージパフォーマンスを繰り広げていて、思わず見入ってしまった。

演奏はなんかジミヘンみたいなエフェクトがかけられててよくわからなかった。



ただその実体は、どうやら大道芸人だったことが後に判明した。
軽トラステージの装飾といい、スゲー完成されていて、ひょっとしてプロの方なのかな?




久々に来たけど、いやぁ、奈良っておもしろいところだなぁ。


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ナラヤン 戦慄!高畑編

2019年09月07日 | 名所ガイド、巡礼記
第一章 『検定試験とおいしいカレー』

8月の盆明け土曜休みいっさいなしの繁忙期のさなか、久方ぶりに検定試験を受けに奈良市街に赴いた。
検定試験なんて、6年前の第一回クトゥルフ神話検定以来(その後、第二回目が開催された様子はない)のことだ。
まぁ会社で受けさせられた全く興味の持てないおカタい検定なので、テキスト買って勉強する気にもなれず、前日にネットにアップされてた過去問をほぼ徹夜で一通りやったぐらいで本番に臨んだ(高校の中間テストちゃうぞ)。
まぁ一番やさしいコースだったので90分ジックリ解いたらいけるだろうと思っていたら、当日受験票に顔写真を貼ってくるのを忘れて、急遽近くの薬局敷地内の写真機ボックスまで撮りにいくハメとなり、遅刻してしまうという・・・


まぁ朝から散々だったが、12時に試験が終わり、会場から出た時の解放感たらなかった。
「よっしゃ!6連勤で疲れてて寝不足やけど、今日はいっちょう奈良市街を散策してみっか!」という気分になり、まずは試験会場近くのギャラリーなどが並ぶ古長屋に、オサレな店構えのカフェレストランが目にとまり、そこでランチを食うことにした。




2か月前にようやくガラケーから切り替えたスマホ情報によると、「みりあむ」という朴訥なフランス人のおばさんが切り盛りしている店らしく、けっこう人気店らしい。
店に入るとやはりオサレ。BGMは壁のボンボン時計のみ。
最初は若者もいたが、後から後から入ってくるのは、中高年の夫婦が7割を占めていた。
同じ検定試験を受けたと思われる女性の二人連れなども見受けられた。




カレーが人気らしかったので、ドリンク付のカレーセットを注文。
レーズンとヨーグルトも付いてきた。
カレーはちょっと辛めで、辛口がちょっと苦手な私にとってレーズンのトッピングが実に効果的だった。
ビーフが濃厚でベリグッ!




食後のチャイをチビチビやりながら読書としゃれこもうかと思ったんだが、持参したサブカル本を読むにはこのカフェは少しオシャレすぎた。
なので本はまた後でどっかのチェーン店で読むことにし、チャイを飲み干してさっさと出て行くことに。
カウンターに会計しにいくと、「ええ~と、確かシチューのセット頼んだお客さんですね?」と、日本語はペラペラやけどけっこういい加減である。
いやでも、久しぶりに優雅な午後のひと時を過ごせました。いつかまたこよう。



第二章 『ピラミッドの恐怖』

腹もいっぱいになったので、鹿でもひやかしに行こうかと春日大社の方へ向かっている途中、民家越しに思いもかけぬモノが目にとまり、私はその場で全身が凍りつくような恐怖に襲われたのだった。

あれは!!も、もしや・・・・・



たしか、5~6年前であったろうか、テレビでたまたまそのおぞましい映像が流れたのは・・・・
奈良の隠れ家的なスポットを紹介するという、よくあるローカル番組だった。

あれは、おそらく航空映像か何かだったと思う。
そこに映し出されたものを見て、私はガタガタと全身が震えだすのを抑えることができなかった。
「ま、まさか、そんなバカな・・・」私はその時とても自分の目が信じられなかった。

そう、それはまるで、エジプトにあるあの強壮なるピラミッドであるようだったのだ!
奈良の町中にピラミッド!?あまりにも現実離れした話である。
これはCGか何かに違いない!私はその時自分にそう言い聞かせた(なぜなら、そんなものが存在してはならないからだ)。

その番組の解説者の話によると、奈良公園から少し隔てた人通りの少ない、とある厭世的な民家の建ち並ぶ秘められし場所があるという。
そこにうっかり迷い込んだ者が、悠久の太古の人類誕生以前に建立されたとしか思われぬ、あまりにも古い、あまりにも冒涜的な恐るべきピラミッド型の建立物を目の当たりにすることになるというのだ。

そこにたどり着いたものは、その呪われた場所に5分と立っていることもかなわず、誰もが這う這うの体で逃げ帰ってくるという。
ただ、その恐るべきピラミッドへどうやってたどり着き、どういう経路で逃げてきたのか、覚えている者は誰ひとりいないという。
好奇心旺盛な者がそのピラミッドへ訪れようとしても、そこへ通ずる通路というものがいっさい見当たらず、あたかも外部からの者の侵入を阻むがごとく、そのピラミッドを周囲の民家が覆い隠すかのように密集しているのである。

私が民家越しから、その石碑の一部(先端部)を目撃した時ですら、そこからはなにやら得体の知れぬ不吉なるなにかが感じられた。
しかし募りゆく恐怖心とは裏腹に、その“奈良のピラミッド”なるものの全貌をどうしても目撃したいという抑えがたい誘惑には打ち勝つことができなかった。

そして、幸か不幸か、私はとある施設の(カルト密教団体の本部か)敷地内からそのピラミッドへ通じる扉を見出すことができた。
不吉にもその扉は、愚かな訪問者を待ち構えてたかのように無防備にも開け放たれていた。

恐怖のあまり、引き返そうとする私の意思は、その扉の中から放たれる抗いがたい催眠的な誘引力に無残にも負けてしまい、ついにその門をくぐってしまったのだった。




オオオ・・・・こんなことがあっていいのか。

神よ!!




夢ではない!!

奈良市街に、このような古色蒼然たるピラミッドが存在していたなどとは・・・・




そこには丁寧にも、このピラミッドの全貌を示す、あまりにも禍々しき構造図が!!



そんな、そんな・・・・

人類誕生以前に、このような宇宙的建築様式ものがこの地球上に存在していたなどとは・・・・

見るべきではなかった・・・、知るべきではなかったのだ。


石垣がランダムに積み上げられ、ピラミッドのいたる層に屋根瓦が何十個と設置されている。
こんなデタラメな、宇宙的で冒涜的な建築様式は、地球上のどこにも存在するものではない。




そしてその屋根瓦の下に刻まれたレリーフ・・・・

人類が誕生する前の、遥か太古の地球に飛来し、この奈良の地を支配していたという(人はそれを“グレート・オールド・ワン”と呼ぶ)、邪な神々の似姿なのでは!!




この施設内でピラミッドを管理するカルト団体、そしてその周辺の住民は、おそらくこのピラミッドの奥底に眠っているかと思われる旧支配者を崇め奉っている偏執狂的な信者なのに違いない。

ここではおそらく、古来から、そして現在に至るまで、人身御供の血なまぐさい冒涜の儀式が執り行われているのではなかろうか!!

その事に思い当った私は、全身が凍りつくようなゾッとする恐怖感に見舞われ、早々と撮影を終えていちもくさんにその呪われた場所から立ち去ったのであった。




思うに、神が我々に与えた最大の恩寵は、物の関連性に思い当る能力を、われわれ人類の心からとり除いたことであろう。
人類は無限に広がる暗黒の海に浮かぶ<無知>の孤島に生きている。
いうなれば、無名の海を乗り切って、彼岸にたどりつく道を閉ざされているのだ。
諸科学はそれぞれの目的に向かって努力し、その成果が人類を傷つけるケースは、少なくともこれまでのところは多くなかった。

だが!いつの日か、方面を異にしたこれらの知識が総合されて、真実の恐ろしい様相が明瞭になるときがくる!
そのときこそ、われわれ人類は自己のおかれた戦慄すべき位置を知り、狂気に陥るのでなければ、死を秘めた光の世界から新しく始まる闇の時代へ逃避し、かりそめの平安を願うことにならざるをえないだろう・・・・

H.P.ラヴクラフト


奈良の旅は続く・・・・
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東京ブレイド

2019年01月31日 | 名所ガイド、巡礼記
今回はVOIVOD以外に、東京遠征目的はとくになかった。
行きたい所も思い浮かばなかったし。

まぁいつものようにライブ前はディスクユニオンを巡って盤漁りしてたワケだが、とくに掘り出し物もなく別に買わんでもええようなCDを数枚買ってしまった。




VOIVODライブ後は、東西問わずこの手のバンドのライブ会場で必ずといっていいほど遭遇するメタラーさんと、今回珍しく一緒にメシでも食おうかという展開になった。
の前に、その人に渋谷のOIOI(オイオイ?)のあるところまで案内してもらった。

電気~グル~ヴ~♪30周ね~ん♪
前髪たらした 知らない動物がどこかにいないかしら?



そして代々木で降りてPAZZさん経営の御天ラーメンへ。

いつもの自分でポークソテー定食。


PAZZさんとは最初キング・クリムゾンの来日公演の話で大いに盛り上がってたが、実は今回PAZZさんに会って確かめたいことがあって、それはPAZZさんがCoccoが好きかどうかということ。
というのは、PAZZさんのツイッターのプロフ写真がなぜかCoccoの『エメラルド』のジャケ画で以前からずっと気になって仕方なかったのだ。
で、訊いたらやっぱりPAZZさんはCoccoが相当好きらしくって、エメラルドツアーん時のライブも見にいったそうだ。
もっと語り合いたかったが(Coccoネタならめっちゃ持ってるので)、時間も時間だったので昨年リリースされたDOOMのミニアルバム『No/Re:MORSE』を購入して店を後にした。




その日の宿は歌舞伎町ゴジラロードにある寝カフェにした。確かにゴジラはいた。


寝不足でライブで疲れてて御天ラーメンでチューハイ飲んだせいか、部屋に入ったとたん痛烈な睡魔が襲ってきてゴロンと横になって「はっ!!」と目覚めたら朝の7時半・・・
寝カフェ放題アイテムを全然利用できなかった上に1時間半もの超過料金を支払うハメとなった。
まぁ寝カフェ出てからバスの時間までモーニングを食う余裕だけはあった。


普段とは1日ズレた移動だったからだろう、今回は行きも帰りも隣座席に誰もいないとても快適な高速バスの旅でかなりゴキゲンだった。
厳密に言うと、行きは隣に人がおったんやけど、こやつのイビキが尋常でないくらいうるさかって前の座席がガラ空きやったから即そっちに移動した。

帰りは昼の便でせっかくいい天気だったのに、富士のよく見えるSAには停車してくれなかった。

フジウルクォイグムンズハー。



海老名SAでちょっと高価なカレーパンを食す。確かにうまかった。



そういえば、Perfume米コーチェラフェス出演決定したんやってねぇ。



今日の1曲:『honey bunny』/ Vincent Gallo
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