AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

5150

2007年02月28日 | やっぱりメタル!!
最近車を乗り換えようと目論んでおり、通勤時に周りの車をシゲシゲと観察するのがクセになっておるのですが、今日ふと前を走っているホンダのFITとかいう車をポケ~と眺めておりました。
「この車はどやろか?なかなか燃費はよさそうやけど、前のスタイルとかはええんかいな?」などと思いを巡らしていたのですが、ナンバープレートを何気に見やると、思わず心の中で「ヘィロ~~ベイベェ~!?」と叫んでしまった。
そのナンバーは“5150”。そう、VAN HALENやおまへんかー!
この車の運転手はもしやヴァン・ヘイレンフリークでは!?車の中では“GOOD ENOUGH”が爆音でかかってるのではないやろか?もしナンバーのひらがな部分が“う゛”だったのなら100%相違なかったであろう。

デイヴが抜けて、サミー・ヘイガーが加入した新生ヴァン・ヘイレンの第一弾1986年リリースの『5150』は、実は私がヴァン・ヘイレンを聴いた最初のアルバム。
当時メタル入門したての私は、そのド派手なサウンドに衝撃を受けてこのアルバムを聴きまくってました。
お気に入りだったのが、サミーの「テレテレテレテッテーレレ♪」というハミングがカッコいい“WHY CAN'T THIS BE LOVE”。
あと、酒場で酔っ払いどもが騒いでるかのような雰囲気のラストナンバー“INSIDE”に当時不思議とハマっていた。

このアルバムタイトルの“5150”とは、エディ家の裏庭にあるスタジオの名前、及びエディのギターにも5150の番号が刻まれている、まぁエディのトレードナンバーといったところですかな。
で、時期を同じくしてデイヴがヴァイとビリー・シーン、そしてグレッグ・ビソネットという最強の布陣を従え、対抗アルバム『EAT ’EM AND SMILE』を発表し、私はその幻のスペイン語版『SONRISA SALVAJE』を聴いて一発で衝撃を受け、すぐさまデイヴ派となってしまったのであるが。
なんとこのスペイン語アルバムは今までCD化されておらず、4月にオフィシャルからリマスターCDで蘇るとのこと!!ヤッター!!
こないだヴァン・ヘイレン好きのツレの車の中でこの音源を聴かせたところ、完全無視された。
ま、彼らはエディのギターが好きなのであって、ヴォーカルがデイヴだろうがゲイリー・シェロンだろうが誰でもよいのだろう。

そんな彼らも此度のまさかのデイヴ参加のVH再編成ツアーにマイケル・アンソニーではなくエディの息子が参加という悲劇にガッカリしているご様子である。

今日の1曲:『WHY CAN'T THIS BE LOVE』/ VAN HALEN
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この壺は、いいものだ!!

2007年02月26日 | ミノフスキー粒子

今日の1曲:『Cult of the Internal Sun』/ Screamin Headless Torsos
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ハートワーク・チョコレート(ドロドロシテル)

2007年02月14日 | やっぱりメタル!!
ハッピーバレンタインデイ
どこがハッピーじゃ!
毎年「何の日だろうと俺は知ったこっちゃねぇや」と無関心を装ってはみるが、この日はどうしても周りを意識し、私の脳髄が勝手に甘~い妄想を抱いてしまう。
で、今年もチョコは2つだけ(姉と母)・・・とまぁ私の虚しくなるような話は止めにしてと。

皆さんやっぱりハート型のチョコを貰ったのでしょうか?
ハート型のチョコで思い出すのが小学校の頃、少年ジャンプで「シェイプアップ乱」という下系ギャグ漫画を好んで読んでおりまして、その中で主人公の乱が売れないお菓子職人に自分の胸を指してバレンタインデーにハート型のチョコを作って売り出すようにとアドバイスしたところ、当日そのお菓子職人がリアルな心の臓を模ったチョコを店頭に並べており、乱がズッコけるというオチのエピソードが大変印象に残っております。

多少無理矢理な展開になりますが、このエピソードで思い浮かぶのがリヴァプールの残虐王CARCASSの96年リリースの6曲入りEP『HEARTWORK』のジャケットワーク。
先にリリースされていた彼らの出世作でもあるフルレンスアルバムも『HEARTWORK』と同姓同名なので日本ではこのEPには『臓器移植』というステキな邦題が付けられておりました。
前半3曲は極めてキャッチーなナンバーが、後半3曲はグラインド・ゴアなナンバーが配置されているという二面性のあるこの企画モノ的な作品を今日はみなさんに紹介していこうと思います。

#1“HEARTWORK”はフルレンスに収録されているのと全く同じヴァージョンで特筆すべきことはありません。
#2“THIS IS YOUR LIFE”と#3“ROT'N' ROLL”は『HEARTWORK』レコーディング時のアウトテイクで、かなりユニークでお遊び曲のようなナンバー。特に“ROT'N' ROLL”はヘッドバングより、スウィングダンスの方が相応しいノリノリのデスったロッケンロー。
だが歌詞になると「クサってしまおう クサクサしよう この腐敗した死体 なあ腐った臭いがしないか?」という調子である。
「クサクサしよう」ってどういうことですねん!?

そして後半は一転してグッチャグチャのドッロドロの世界が展開する。
まず#4“手術器具”。「鋼鉄製皮膚鉗子、摂子にメス、開創器、ドリル、先のつぶれた切断器、開口器に圧迫器・・・」と、ビルとジェフの2種類のデスヴォイスが交互に手術器具の名称を捲くしたて、途中ギターソロ(W.G.スティアーの歓びの切断)が挿入され再び、
「木槌、竿、洗眼瓶、縫針にカテーテル、圧低器、アイロンにシロップ・・・」と、手術器具の波状攻撃合戦。
最後に、
「これが俺たちの手術器具、極上品だから痛いですよ ステンレス製のメスが切断したくて踊ってる」
という文句で締めくくられるバカバカしくもストレートな曲だ。

#5“腐敗(ドロドロシテル)”は2nd『疫魔交響曲』に収録されていたナンバーのリメイク。曲の構成といい程よい混沌さ加減で、この作品の中では私のフェイバリットナンバー。さすがグラインド・ゴアな初期の時代の曲だけあって、リメイクであろうがこのドロドロ感は強烈である。

「お前の腐った血ヘドは既にガラスのように変態してるんだぜ」

と、歌詞も非情にクサクサしている。
ラストの#6“肝組織発酵再び”はビルがほぼヴォーカルの主導権を握るアグレッシヴなアルコール浸けナンバーで、時折バックでジェフが野獣のごとき咆哮を上げているのが実に効果的である。
ラストに“W.G.スティアーのヘベレケメロディ”がこの血みどろのハートワーク(心臓造形芸術)を完成させるのである。

今日の1曲:『HEARTWORK』/ CARCASS
コメント (2)
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Salyuの新作

2007年02月13日 | まったり邦楽

しかし最近のツタヤ各店舗、ゲオの半額合戦はいよいよ熾烈さを増してきたなぁ~、昨日もゲオにたまたま立ち寄ったらまた半額セールやってたのでSalyuの新作『TERMINAL』をレンタルしました。
前作デビューアルバム『landmark』がリリースされた時は予約までして購入したのだけれど、な~んか無難なというか全体的にヌル~い内容で、期待感がデカ過ぎた分かな~りモノ足りない感じだった。まだこの頃はリリイ・シュシュの幻影を追い求めていたエーテル依存症の時期だったこともあったので、もうそういうのを期待できないと認識した今となっては冷静に「レンタルで十分やろう」とあまり期待しないで今回の作品に挑むことができた。
ふ~む、確かに前作よりポップ感が増した感じではあるが、楽曲は全体的に深みが増し、なかなかいい塩梅なんではないでしょうか。やはりやりますな、小林武史さん。ケチョンケチョンにこき下ろしてやろうと思っていたのに拍子抜けですわ。
今回特に気に入ったのは映画『地下鉄に乗って』の主題歌に起用されたシングル曲#4“プラットホーム ~Merry Go Round~”。いいねぇ~、Salyuの力強いヴォーカリゼーションが最大限に効果的に活かされたナイスなナンバーである。どんな映画か知らんがたいして泣けんシーンでもこの曲が流れ出したとたんドバーーと濁流のごとき涙が溢れて止まらんのじゃないだろうか。
そしてそれに続く#5“故に”もいい!異国の地を彷徨うかのようなブルージーなギターフレーズとバンジョーのアコースティック風味の見事なハーモニー、そこへSalyuのディープな歌声が聴き手をオリエンタルな世界へとグっと引き込んでいきます。RADIOHEADのごときUKロック色の強いバックサウンドの幻想的でサイケデリックな雰囲気の#9“夜の海 遠い出会いに”もグー!
軽めのポップナンバー#6“Tower”や#7“Apple Pie”なども聴いていてそんな嫌じゃないし、サウンド面の創意工夫がとても心地よい雰囲気を醸し出している。
まぁ~でも前作でも気になっていたのだが、全体的にSalyuのハイトーンヴォイスが多すぎるきらいがある。なぜもこうキーを高くして歌うのだろうか?まるで発情期のヒバリのごときキーキーさである。特に1曲目の“トビラ”のサビなどは酷いものである。明らかに無理して歌っているのが見て取れる。小林氏の指示か?こういうのはライヴでモロにボロが出てしまいますよ。
あとNEWS23のオープニングテーマに起用されていた頃から気になっていたラストナンバー“to U”。今回はこの曲のSalyuオンリーヴァージョンが聴きたいがために今作をレンタルしたといっても過言ではない。だが、う~んこのヴァージョンはなんかイマイチだ・・・ピアノ伴奏と弦楽器というシンプルな構成で約8分にも及ぶ楽曲に仕上がっているが、正直タルい。Salyuももうちょっと低いヴォイスで歌ってくれれば深みが加わったと思うのだが・・・残念!!(ライヴで聴いた時は良かったんやけどね~・・・)
けどまぁ数週間は楽しめる内容だと思います。ひょっとして買いだったかも・・・

今日の1曲:『再生』/ Salyu
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LIVE WITHOUT SENSE

2007年02月04日 | やっぱりメタル!!
まー私って昔っからライヴ音源ってなんか苦手で、だからブートレグなんかも全然興味ありません。ロックファンの風上にも置けない奴ですよね~
ライヴは生で見るか、映像で見るかしないとなんか楽しめないタチなんです。
そんな私がレコーディング音源よりも好きになった数少ないライブアルバムの一つを先週ヤフオクでゲットいたしました。
それはジャーマンスラッシュ界のカリスマ、DESTRUCTIONのライブアルバム『LIVE WITHOUT SENSE』!!
このアルバムはアナログ輸入盤で所有しておったのですが、発売当時日本でもかなりの評判を呼んでとうとう国内盤でCD化され、これをキッカケに過去の作品もテイチクお得意のカップリングという形式でデストラクションの過去の作品が続々とCD化されるに至った、正にモンスターアルバムなのでありました。

このアルバムには88~89年の間に行われた“リリース・フロム・アゴニー・ツアー”でのベストテイク11曲が収録されており、この頃はメンバーも3人から4人編成となり、演奏技術も格段にレベルアップし、ツインギター特有の華麗なるメロディックさを武器にするも、いささかも冷酷さを失うことなく彼ら独自のスタイルを追求、確立した正にデストラクションの最盛期ともいえる時期であった。
その彼らの目覚しい勢いは特にライヴにて昇華し、このライヴアルバムはその当時の彼らの勢いの凄まじさを一番雄弁に物語っている作品でありましょう。

まずは“CURSE THE GODS”の不気味なイントロSEが流れ出し、この時のオーディエンスの盛り上がりがまた熱い!そしてレコーディングにはない4カウントを刻んでから一気にジャキジャキジャキジャキという獰猛なリフが展開するこのカッコよさ!もうその場にいた者には鳥肌モノだったであろう。
そして間髪いれずに“UNCONSCIOUS RUINS”が連続演奏され、さらに勢いを増しとどまることを知りません。
それにしても各曲マイクとハリーのツインギターのハーモニーがとても効果的で素晴らしい。“REJECT EMOTIONS”の間奏部分などその最たるものでありましょう。
3人編成時代の時の曲もツインにて再構築され、さらに厚みを増したサウンドに仕上がっており、その迫力はレコーディングの比ではない。特に3曲も演奏されている2nd『INFERNAL OVERKILL』からの曲が圧倒的に凄まじいサウンドで蘇っている。
“INVINCIBLE FORCE”の冒頭のシュミーアのヒステリックな「ィヤァァァ~~~~ア!!」という唯一無二の狂気の雄叫びもキレまくってるし、CDにて新たに収録されたインストナンバー“TRASH ATTACK”、そしてラストを飾る“BESTIAL INVATION”のリフの応襲はもうスラッシャーのアドレナリンを分泌させて止まない。
2ndの曲は実はこのライブ盤で初めて聴いたので、後で購入したショボいレコーディング音源を聴いた時はあまりの迫力のなさにズッコケたもんです。
まぁ名曲“MAD BUTCHER”などはオリジナルアレンジの方が良かったりもしますが、このライブアルバムは今聴いても全く色褪せないスラッシュメタルの名盤の一枚と言えましょう!!


まぁ実はこの名ライヴアルバムを出した後、あの悲劇のシュミーア脱退事件が起こってしまうんですが・・・
THE KNACKの一発当たり曲“マイ・シャローナ”をカヴァーするかしないかでシュミーアが他のメンバーと対立し、逆上してバンドを抜けてしまったのである。
なんと他愛もないイザコザであったことか・・・
当時いよいよ日本でも人気が出はじめ、来日の気運も高まっていた頃だけに誠に残酷なニュースであった。

今日の1曲:『REJECT EMOTIONS』/ DESTRUCTION
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