AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

VIOLENT ATTITUDE ~その他編~

2015年01月31日 | コンサート
VIOLENT ATTITUDE東京遠征。
DOOM再始動!という大義のもと、いちもにもなく川崎クラブ・チッタにかけつけたわけであるが。
ハマのユニオンで長居しすぎたのはかなりの失策だった。ほんとドジ。
開場時間に間に合わずチッタ着いた頃にはすでに長蛇の列。先着で配布されるDOOM特典グッズアイテムはもう諦めるしかなかったが、ノロノロと一向に進まない列にイライラしながら並んでいると、DOOMパーカー売り切れのコールが!
確かに東京のDOOM人気をなめていたところはあったが、それにしても物販用意してなさすぎやろ!
まさか1時間もせん内に出演バンドのロゴがプリントされたイベントTシャツすら完売するやなんて前代未聞ですわ!

ちくしょ~、ひっぺがしてやろうか!と何度思ったことか。



憤然たる面持ちで昼メシ食いに行こか思ったら、私のこのやり場のない苛立ちにさらに追い打ちをかける信じられない注意書きがとびこんできた。



はぁ?7時間以上もある長丁場のイベントでこれはないやろ!このチッタのやり方にはさすがに発狂しかけた。
この悪徳システム、まさか3月のスラドミでも適用するんやないやろなぁ~

ま、それはさておき。
今回のイベントはDOOM復活!つーだけでも十分遠征の動機にはなったのだが、SHELLSHOCK、JURASSIC JADE、CASBAH、そしてGASTUNKのヴォーカルBAKIなど、あの時代DOOMとともにシーンを盛り上げた錚々たる盟友アーティストたちが出演するのもなかなかの魅力だった。



JURASSIC JADEはいつもの安定感と盛り上がりを見せており、HIZUMIの姐さんのサバサバしたMCも絶好調。
SHELLSHOCKは初見でけっこう期待してたのに、全員オリメンなのかな?みな普通のオッサンになってて、オラオラなイメージが強かった伊藤氏はガンバ大阪の遠藤にしか見えなかった。
それにしてもサウンドが弱い。ギター2人いてこの厚みのなさはチトしんどい。オマケに私の好きな『MOTAL DAYS』からは1曲たりともやってくれなかった。
BAKI氏のステージはさすがカリスマヴォーカリスト、オーディエンスもけっこう集まってた。ただ、まさかアコギ一本での熱唱系のステージとは思わなんだ。“MY WAY”とかカヴァーしてはった。個人的にこういうのはどうもなんだかな。

よく知らなかったが見てておもしろかったのがセウとZENI GEVA。
セウのフレットレスベースの兄ちゃんは、かつて故諸田コウ氏に師事していたらしく、演奏はバンド全体的にもかなりシッカリしていて、演奏が途切れることのない渦巻くようなカオティックなインストインプロヴィゼーションを展開していた。ラストにDOOMの“水葬”のフレーズを奏でだし、それに気づいた者がマバラながら歓声を送る。諸田氏への鎮魂のベースプレイをありがとう!キッチリ見届けさせてもらいやしたぜ!

ZENI GEVAはギター&ドラムのオッサン2人ユニットで、ギターはベースみたいな鈍くノイジーな音を奏で、ドラムの人はPC操作しながら忙しないエクストリームなドラムを叩きつけるという、本イベントのベストドラミングパフォーマーといっていいくらいの存在感だった。どちらかというとジョン・ゾーン辺りの音楽性に近いエクストリームなバンドだ。ギターの人が着てたバンドTカッコよかったので物販で買おうと思ったら俺サイズ売り切れてた。



それにしてもこのイベント、全くモッシュが起こらないのはどうしたものか。
大阪のTTFでは必ずモッシュの渦が巻き起こるあのJURASSIC JADEのライブでさえ全然だ。
CASBAHの筋肉自慢のヴォーカルの兄ちゃんが、最期の曲で客席に促してやっとだ。東京こんなものか?
まぁオーディエンスの年齢層が高かったってのもあるのだろう。なにせ1000円割高の2階席がソールドアウトになったらしいからな。




さてさて、いよいよ大本命のDOOMの登場である。


つづく・・・・




今日の1曲:『10,000 Light Years』/ Zeni Geva
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港のヨーコヨコハマひとり散歩

2015年01月25日 | 名所ガイド、巡礼記
いやいや、DOOM遠征疲れが思ったより長引きまして、仕事も冬の繁忙期の真っ只中で、その間に年賀状やら(2枚しか書いてないけど)DJイベントやら、カマほり事故やらいろいろありましてねぇ。
とりあえず、写真いっぱいとったんでライブ前の横浜観光の様子からレポしていくことにしますわ。

天王寺から夜行の高速バスに乗って、横浜に着いたのは朝の5時。
横浜はよくわからない。
パシフィコ横浜も今まで全く縁がなかったし、とにかく横浜に興味を持ったことがない。
まだあたりは真っ暗で、開場まで8時間どないしよかと思ったが、とりあえずみなとみらいでも適当に散策しようかと一日乗車券を購入。

日本大通り駅で降りて工場萌え見学をするつもりが、そのスポットがどこだかわからない。
港方面に歩いていけばあるだろうと、なんや木製のデコボコした床で構成されたオブジェちっくな船着き場を太平洋に向かって、風がビュービュー吹いていて凍てつくような寒さの中わけわからんとトボトボ歩いていった。

港のヨーコヨコハマどこすか?


そうこうしてるうちに冬はあけぼの、やうやう白くなりゆく。
いや~、横浜で暁に照らされた壮麗なる富士を拝めるとは思わなんだ。
その神秘的な姿を見て、思わずサイクラノーシュでのあの冒瀆的なフレーズを唱えてしまった。

「富士ウルクォイグムンズハー」と。



いいもの見れたので、もう明るくなったし工場萌え見学は諦め、今度は元町の中華街へ。
つってももちろんメシ屋は開いてない。
ドトールコーヒーに入ってモーニング食ってしばらく仮眠する。




それから中華街から海方面にちょっと歩いたところに山下公園というのがあったので、そこをテキトーに散策する。

赤い靴の女の子像。銅なので靴は赤くない。
歌詞読んでみたら人さらいめいた穏やかでない内容でドン引きする。
    


つかさっきの船着き場と目と鼻の先やったんね。電車で移動するまでもなかったんだ。
いつの間にやら、ごうきゃかくせんが港入りしてら。



ASKA・・・出てきたか・・・



横浜のオサレスポットといえばここですわな。これが朝早すぎてまだ開いとらんのですわ。



やっとオープン。中入るとこれまたごうきゃかくせん。



赤レンガ壁のオサレカヘでカレーミートボールを食す束の間のオサレなひととき。



中から出てきたらスケートやってら。横浜の人の休日はオサレだな。



考えたら、横浜ってのはたそがれ時にいってナンボの街なんではなかったか。
それも横におねーちゃん連れてこそ意味があるっていうね。
オッサンがひとり早朝のクソ寒い中ブラブラ散策したところでなんのメリットもないのだと。
私はもうここへはみなとみらい永劫訪れないような気がする。


仕上げはハマのユニオンにて中古物色で〆。やっぱここが落ち着くね。



で、中古アイテム選びに時間かけ過ぎて、開場時間まですでに30分をきっていたのだった!
ガビーン!!いそげ!あましん!


つづく・・・・・


今日の1曲:『みなとのヨーコヨコハマヨコスカ』 / ダウン・タウン・ブキウギ・バンド



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DOOMS DAY

2015年01月11日 | やっぱりメタル!!
昨年、日本中を震撼させたニュースといえば、笑撃の野々村議員のグラインドコア会見と、あとはやはりこれだろう。

DOOM再始動!!

この日をどれだけ待ち焦がれたことか・・・(てゆーかすでにあきらめてた)


今回、なんや知らんけど突如立ちあげられた『VIOLENT ATTITUDE 2015』。
DOOMの再始動を記念して始動した新イベントって説明書きだが、藤田氏のインタビューによると以前よりイベント開催は決まっていたらしく“ヘヴィ・ミュージックの祭典”としてヘヴィメタルやスラッシュメタルといったジャンルのシーン活性化を目的に今後も不定期に開催される予定となっているとのこと。
いや~、でもありがたいことです。




昨年の春、帰らぬ人となったUNITEDのベース横山氏の葬儀に参列した祭、昔のミュージシャン仲間から背中を押され、横山氏追悼ライブ『YOKO FEST THE FINAL』に再びDOOMとしてステージに立ち、藤田氏は再始動することを決意したという。
横山氏が亡くなり、諸田氏を含め次々とかつての盟友が死んでいく中、自分はまだ生かされてるんだから行動を起こさなくてはいけないという気持ちになったと、藤田氏は最近のインタビューで語っている。

つか、DOOMをヘッドライナーにこんな大々的なイベントを川崎チッタでやるやなんて(チケット超安いけど)、さすが東京というか、業界側にもDOOMの復帰を待ち望んでた人らがけっこういはったんやね。それが驚き。
改めてDOOMの存在のデカさを知って、オッサンなんだか嬉しかった。


今回のDOOMラインナップは、唯一のオリジナルメンバー藤田タカシ氏(g)、PAZZ氏(d)、KODAIRA氏(b)の3人。
KODAIRA氏は、元CASBAHのフレットレスを操るベーシストで、数年前SKULL SMASHというDOOMのトリビュートバンドで来阪したときにその卓越したプレイを目撃している。
元GASTUNKのPAZZ氏は、廣川氏脱退後、活動停止前のDOOMを支えた凄腕のドラマー。DOOMの後期2枚のアルバムにも参加している。

よって今フェスでは、その2枚から中心に演奏されることが予想される。
いわゆるメイク落とし素顔曝け出し期。
つーことで、今日はその後期2枚の作品を紹介していこうかと。




『HUMAN NOISE』(1991)


ここでサウンドプロダクションがグっと良くなる。
いきなりインダストリアルな「NAKED A LUNATIC」の金属的なドリル音ループが脳髄を貫通し、そこへ諸田氏の粘着質のフレットレスが爬虫類のごとくうねりまくってくるその気持ちよさったらない!この辺の曲はマリリン・マンソンとか好きな人には感じうるものがあるのではないだろうか。
ジャズドラムの教養を身につけていたPAZZ氏が加わったことにより、さらに曲調が複雑化、そしてアヴァンギャル度が増している。
ゲストにサックスプレイヤーの菊池成孔氏を迎えるなど、インプロジャズ的な展開もみせ、楽曲の随所にクリムゾン的な破壊力も加わってくる。

ただ、以前のと比べてDOOM独特のイビツさや変態ちっくな雰囲気は減少し、そこらへんはメイクを落としたことによるところが大きいのか、楽曲全体的にはワリと整合感を伴ってて、ストレートでわかりやすい展開もみせる部分も多くなった。よってヘッドバンガーズにも十分楽しめる内容。
もうちょっとレコード会社やメディアが大々的に広報活動していれば、DEATHにおける『INDIVIDUAL THOUGHT PATTERN』的な金字塔を打ち立てるアルバムになっていたのではないだろうか。





『ILLEGAL SOUL』(1992)


バンドブームも終焉を迎え、ビクターとの契約が切れ、再びインディーズに戻ってからのDOOMだったが、さらにアヴァンギャルドさが度を増していよいよ厄介なバンドになっている。
もう変拍子、変転調のオンパレード。はっきりいってプログレアルバムだ。
まぁ最初ほんとうにワケがわからんが、聴き解いていくと非常にオモシロ楽しいスルメ作品である。
ただ、環境が変わったせいか、サウンドが少し薄味になっており、藤田氏の歌い方も若干ソフトになってしまった。
弱体化したというのではなく、進化しすぎたバンドの最終形態といったところだろうか。




てなワケで、いよいよ明日!!
みなさん、川崎でお会いしましょう。

つか客どのくらい入るんやろう・・・・東京を信じてるからね!(関西はあかん)

今日の1曲:『Those Who Race Toward Death』/ DOOM
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大和郡山ミステリー

2015年01月04日 | 名所ガイド、巡礼記
や、新年の挨拶が少しおくれましたが、
明けましてましておめでとうございます。

9日間という長期休暇にもかかわらず、年末年始はこれといったイベント事もなく、大掃除もはかどらず(ていうか引っ越しせんと無理)もうホンマにダラダラと無意義な時間を過ごしちまって新年早々死にたくなります。
寒すぎて家から出たくなかったてのもありますが、家でもほとんど夢の中で過ごしているというありさま。
仕事始めが怖すぎて新年早々死にたくなります。


それでも正月2日目は決まって姉ファミリーと大和郡山のいつものイタめし屋で新年会って行事だけは避けられません。
親戚付きあいは苦手やけど、それは私にこれといった用事がないのがいけないのです。
ピザとパスタをたらふく食い、甥っ子どもにお年玉をくれてやってから初詣・・・・

という例年通りの運びにはならず、イタめし屋の近所に郡山八幡神社なんておあつらえ向きの詣で所もありましたが、前を素通りするだけにとどめました。
家族の者も寒いので早く家に帰りたがっていたので。




それでも、私だけ車を降りて少し郡山の寂れた商店街を散策してると、アキ・カウリスマキ監督のフィンランド映画に出てきそうなガソリンスタンド跡を改築したと思しきアンティークなカフェを発見。




そこで車の中で待たせている家族の者にコーヒーはいらんかと電話で聞こうと思ったら、ケータイを家に忘れてきていることに気がついた。
その店の敷地内に懐かしい電話ボックスを発見したので、こういった古風な趣きもいいものだなと、久々に忘れ去られたアナログ時代の密室で電話しようと10円玉を手に近づいていったら・・・・

?!?!?!
なんだかそのボックスの様子がおかしいことに気がついた。



そこで私は、そのボックス内の空間に浮遊するありえざる赤い物体を見出し、驚愕のあまりキング・クリムゾンの「CIRKUS」の曲中でゴードン・ハスケルが発してたような素っ頓狂な奇声をあげてひっくり返りそうになりました。

こんなバカなことがあろうか!!

さ、魚が泳いどるやんけ!!しかも中にあるのは電話などではなく、レゴ??!!


まるで大正時代にタイムワープしたかのような摩訶不思議デカダンスショック!
ここはパノラマ島か??
K-Coffee


とまぁ、しらじらしくも面倒くさい演出はここまでとして。
そうなんです。
なにを隠そう、大和郡山市は金魚の養殖業が盛んな町として有名なんですよねぇ~
だから、電話ボックスの中に金魚が泳いでるだなんてことは、ここ大和郡山では普通のことなんですよ。

大和郡山市を舞台にしたこんな少女マンガとかもあるくらい。
「すくってごらん」・・・てか。ここいらの娘を口説くときの殺し文句なのだろうか?



大和郡山イオンいったら、巨大な金魚に軽くからまれますしね。

「見せモンじゃねぇぞコラ!」ひ、ひぃ~~~~っ



てなわけで、今年もよろしくお願いします。




今日の1曲:『CIRKUS』/ KING CRIMSON
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