AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

メイデン・ヴォヤゲ

2010年03月29日 | まったり邦楽
先にシングルリリースされたほとんどの楽曲がパッとしなかったのでレンタルで済まそうと思っていたSalyuの最新作「MAIDEN VOYAGE」だが、2009.2.10 日本武道館で行われたライヴをフル収録したDVD付ってのが太っ腹やん!と思い、一反木綿に乗って飛行する鬼太郎を思わせるジャケに首をかしげつつ限定盤の方を購入。

アルバムの方は、もう最初の3曲でますます張り上がるSalyuのハイトーンヴォイスにいきなり疲労感が溜まった。
2nd「TERMINAL」の時もそうだったが前作はまだ演奏のロックな躍動感とうまくマッチしていてよかった。今回はちょい打ち込みサウンドが濃厚なため、彼女の高音の粗雑さが際立ってしまっている。
ラスト曲のハミングナンバーなんてハッキリいって蛇足でしょう。神経に障るしいらなすぎる。
私としては#4“コルテオ~行列~”と、#7“emergency sign”~#11“cruise”の辺りが非常によかったです。

ライヴDVDの方だが、別売りで出した方がよかったんやない?というくらいボリューム満点の充実した内容となっている。
しかしさすがは武道館でんなー。ステージセットの絢爛豪華さは半端ないっすね!
これまた一反木綿を髣髴とさせる白い帯状の階段が設置され、そこでSalyuが優雅に歌い踊るといった幻想的な演出だった。



神秘的なスクリーン映像とともに“呼吸前奏曲”が流れはじめ、最初に歌われるのはリリイ・シュシュの“回復する傷”。このオープニングは見事である!
今回のセットリストにはリリイの曲も多く組み込まれていて、名曲“飛べない翼”“エロティック”“グライド”の他、林檎っぽい楽曲の“飛行船”など意表をつくナンバーも飛び出し、さらにはSalyuの衣装がえの間には外人のチェロ独奏を挟んで、なんとシングル「共鳴(空虚な石)」のカップリングインスト曲の“Sight”(これがまたいい曲なんだわ)が流れるなど、リリイファン泣かせの演出に度肝を抜かれる。
ただ、苦言を呈すると、ほとんどがリズムなしの伴奏のみで、最近のSalyuの歌い方にアレンジされてるのがリリイファン的にかなりいただけなかった。
あのフロイドのようなゆったりとしたリズムに切ない澱んだヴォイスがのっかるのがリリイの楽曲の醍醐味なのに・・・

一応Salyu名義でカップリングという形で発表されたが、リリイ時代に作られた“光の束”や“再生”なども中盤で演奏され、一反木綿の中央でSalyuがロバート・フリップ・スタイルで熱唱するという、これもかなり鳥肌モノ。

まぁ初の武道館の舞台にテンパってたのか、Salyuのイベント司会者のようなMCがちょっとマヌケだったかな。
話すことが普通かつリハーサル通りって感じでちょっと興醒める。
それと演出、演奏アレンジ共に完成度がもの凄く高いのだが、厳か過ぎるというか、ちょっと演出が固いような気がした。
いや、観ていてこっちが疲れるんよ。

しかし2時間以上ものステージで、全26曲。ほぼ全力で力強く歌いきったSalyuの歌唱力は驚異的なものがあった。それに今回の彼女はかなり安定していたと思う。
これほどのセットリストは今後おそらくもうないだろうことを思うと、この生ライヴを見逃したのは不覚であった。

ただ、やっぱボリュームがありすぎて全部見るには疲労感が溜まるんだなこれが。



今日の1曲:『HALFWAY』/ Salyu
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ケンカをやめて二人をとめて

2010年03月26日 | まったり邦楽
最近、職場で「手塚治虫『火の鳥』シリーズが大好き」「土屋アンナが嫌い」という意見で意気投合し、音楽方面でもDETERMINATIONSやDRY & HEAVYの名前とかも出てきて「こいつ話せるやん!」と思って仲良くしていた若い奴がいたのだが、プログレファン同士がツルむとロクなことがないように、やっぱ自己主張の激しい者同士がツルむとロクなことがない。

話してる内に話がかみ合わないことが度々、しまいにはこっち側を見下したような横柄な態度になり、なんか自分の価値観で凝り固まっている奴ということがわかってきた。
まぁちょっとしたジェネレーションギャップも原因であろうが。
最近は話をふっても軽くあしらわれるようになり(てゆーか全然知りよらへんのよなぁ)、まぁこっちも無礼な奴には人一倍ムカつくタチなので口もききたくなくなり、しまいにはこいつの人格を全否定していまうほど嫌いになってしまった。
よってこいつがススメてた音楽も全否定したくなる。
人間荒んでるよな~
でも音楽に罪はない。

そんな中、YOSSY LITTLE NOISE WEAVERの新作『Volocano』を購入して聴いた。
大阪でDETERMINATIONS~BUSH OF GHOSTSなどのダブバンドでキーボードで活躍していたYOSSYと、その夫icchieの全面バックアップを受けた彼女の音響系ソロプロジェクトの第三弾。
レコーディングメンバーは、ギターに元DRY & HEAVYのThe K、ドラムにEGO-WRPPIN'などで叩いていた菅原雄太など、その辺の近しい気の合うバンド仲間を寄せ集め軽い感じで作ったという感じ。

DETERMINATIONS~BUSH OF GHOSTSと、作品、ライヴ共に彼女の活動を見守ってきたが、まさか今作でYOSSY自らリードヴォーカルをとるとは予想だにしてなんだ。
前作のインスト中心のスピリチュアルなエレクトロニカ・サウンドから一転、YOSSYのポップな歌を全面にフューチャーしたカラフルなバンドサウンドにちょっと面狂わされた。
最初「ちょっと楽曲が単調過ぎない?彼女のヴォーカルもなんだか地味かな~」って物足りなさを感じてたんだが、繰り返し聴くうちに楽曲の持つポップな素朴さや音色のやさしさ、とくにicchieの奏でるトロンボーンやフルートの音色が不可思議にも心地よい響きをともなっていていい塩梅です。

計算高さもないし、自己主張も全く感じられない。ただ淡々と浮遊し続ける音楽。
全7曲で税込み2100円、トータル時間も34分と、ちょうどええ。
何も考えてないようで、人間がちょうど心地よいと感じる音とメロディーとテンポと時間を悟りきってるって感じ。

なんかこの作品を聴いてると、YOSSYに「そんなに眉間にしわよせてないで、何も考えんと音を楽しめばええやん」って諭されてるような気がするんよね~

そうやんなー、俺はアホやった!

多分私のブログ読んでかなりムカついている人もいらっしゃるかと思います。
そういう方は是非ともYOSSY LITTLE NOISE WEAVERの新譜を聴いてみて下さい。

そう、音楽に罪はありませんって、俺が言っても説得力0か・・・



今日の1曲:『Volcano』/ YOSSY LITTLE NOISE WEAVER
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ギルガメッシュ

2010年03月23日 | 晒しな!日記
この三連休外出したのは万代行ったのとイオンにタダ水くみにいったのと結局2回だけだったな。

天気がいいからといって目的もなくどこかにでかけたりする性癖とかないもんで、かといって家に閉じこもっていても何をするというわけでもない。
(ちなみに姉がヘルメット付の10万以上もしそうな高級チャリンコを衝動買いして家に持ち帰ってきたのだが、この三連休一度たりともそのチャリに乗って出かけていない!バカだ。)

一応部屋を整理しようと思っていたのだが、結局いつも通りチラシの整理だけに終始した。

クローゼットの上に長年放置していたモーツアルト柄の紙袋の中にチラシがいっぱい入っていたのを思い出して漁ってみると結構モノ凄いお宝がねむっていて心トキめいた。

アナログレコードの帯が大量に出てきた他には・・・

幻のメタル専門雑誌『メタル・ギア』に載ったデビュー当時の人間椅子の貴重なインタビュー記事。
イングベイの「トリロジー」(アナログ盤)の特典ステッカー。
マッチのサインプリント入りシール(もちろん昔姉が購入したものだ。誤解せんといて!)。
飯島愛の「ギルガメッシュな関係」販売ビデオ宣伝用ポストカード(横の女優は誰だっけ?)。
内田有紀が集英社文庫のキャンペーンガールやってた時代の栞。
DEATHの名作「SYMBOLIC」のCDに封入されていたメタルステッカー。
トレイシー・ローズのヌードポスター。
昔B!誌が企画した「HEAVY METAL SCHOOL」というビデオコンサート見に行ったとき配布されたパンフレット及びステッカーなどなど。

いや~多感期だったあの青春時代の思い出が再び呼び覚まされます。
あの頃はよかったな~
あの頃の自分にはまだ情熱というものがあった。

よくテープにレタリングしたもんだ。
メタル雑誌切り抜いてはコラージュ作って下敷きにはさんだもんだ。
編集テープ作ってはなんの接点もないクラスメイトに送りつけたもんだ。
コンビニでゴルゴ30とデラベッピンを立ち読みしたもんだ。
てか今とやってることたいして変わらないね。

ああ~懐かしいな~・・・・・

ハッ!!

こんなことしてるからいつまでたっても部屋の整理ができないんだ!



今日の1曲:『Not with standing 』/ Gilgamesh
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死ぬまで飲もうぜ

2010年03月20日 | コンサート
FLICK OF THE SWITCH!!
って、演ってねーけど叫ばずにはいられまい!

にわかながら、AC/DCのロック魂!悪魔のパフォーマンス!しかと見届けて参りやしたぜ!!
いや~、スケールのデカいビッグバンドのロックコンサートを見た!!って感じでしたね。

近鉄ドーム前駅を降りてエレベータを上がって地上に出ると、もうその目の前が京セラドーム(旧大阪ドーム)だった。
今月のEUROPEコンサートの宣伝を一生懸命する営業さん(売れてないのか)、ダフ屋の他、AC/DCのTシャツを着た兄ちゃん達がちらほら出現しはじめ、ドーム入り口前ではあの赤くピカピカ点滅するデヴィルズホーンを頭に装着してる人たちがすでに奇声を発して盛り上がっていた。
「ちぇっ、お前らもどうせにわかだろ」と横目で見つつ自分の席へと急いだ。

ラッキーなことに、本来ならスタンドの上段席だったんだが、やっぱ集客が微妙だったらしく下段のスタンド席で見ることができた。
ただ、アンラッキーなことに、我々の後ろの席の奴らがなんか騒がしいなと思っていたら、酔っ払いの欧米3バカトリオがビールカップ片手にはしゃぎまくっており、床をビール浸しにして、我々の席の方にも浸水してきて足元がとても気持ち悪いことになっていた。
それに欧米人てのは、無駄に奇声を発したがる人種なので鬱陶しいことこの上ない。後ろを振り返って睨みつけると、私の肩をもんできて「Take it easy」みたいな態度にでる。
耳元で大声で歌われるのが辛抱たまらず途中で席をこいつらの隣に移動してやった。「お、なんだこのジャップ。俺達と一緒にはしゃぎたいのか?」と勘違いして手を広げてきたりしたが、適当にあしらっていた。おかげで被害が少なくて済んだ。

でもこいつらビールくさいだけでなく、なんかにわかくさいんだよな。
はしゃいでるのは『BACK IN BLACK』からの曲の他、せいぜい“Thunderstruck”ぐらい。
新作の曲とかになると「知らねーよファック」みたいな態度になる。
ほんま欧米人てのは単純でわかりやすい。まぁ私も人のこといえんけどね。

汽車にも角が生えてたんだね


普段ライヴ中でも「今のところミスった!」とか言って、ミュージシャンの粗探しをするツレたちも、AC/DCの圧巻のパフォーマンスの前ではバカになって大いにはしゃいどった。
普通MCとかでインターバルをおき適度に休憩するもんなんだが、ほんと矢継ぎ早に次から次へとアトラクションが繰り出される。
にわかにわかと連呼しているが、AC/DCはにわかでも一度は見るべきロックバンドだということを実感した。
てかこの人たち、60歳手前であることを全く感じさせないのが凄いよな!もう30年前と変わらずって感じで当たり前のようにマイペースかつ全力投球。
ケンケン奏法、小走り、床に転げまわっての足ジタバタパフォーマンス、そしてストリップと(残念ながら生ケツは拝めなかった)・・・
頭が禿げ上がってもステージ上にいるのは20代のままのアンガスだった。
まさにロック界の現役アスリート!この人すげーわ。
ブライアンが地獄の鐘のロープに飛びついてブランブランしたのには度肝抜かれたな。
60過ぎのオッサンのすることではない!

R.I.P.ボン・スコット


私のヴォルテージが最高潮に達したのはやはり“Let There Be Rock”のパワフルなドラミングが鳴り響いた時だった。
同じフレーズを延々と繰り返して、あそこまで盛り上がれる曲もなかなかないんじゃないかな。
周りに人がおらんかったのでもうヘドバン全開で思う存分はしゃぐことができた。スタンド席じゃなかったら確実にモッシュしていたことだろう。
笑ったのが、横の欧米3バカトリオ。曲がわからんくてぜんぜん盛り上がってない様子。
なんじゃい!こいつら俺よりにわかやんけ!!YANKEE!GO HOME!!
(と思ってたらこの曲が終わるや3バカともどこかへ立ち去っていきはった。)

ツレが私が激しくヘドバンしてるの見てなんか笑ってたように思うが、言っとくけどヘドバンの創始者は実はアンガスなんだぜ。
これが正しいAC/DCののり方なのさ、このにわかめどもめが!!

バッキングに徹することに人生を捧げたマルコム兄やんの生き様を垣間見た気がした。



ライヴ終了後、Tシャツ、パンフともども完売でゲットならず。
BACK IN JAPANTシャツ超~欲しかったんですけど!ぐ~や~じ~~
仕方がないのでアンガスのカッコした兄ちゃんとツーショット撮って帰った。
ちゃんと『地獄のハイウェイ』の時のような歪み口をしてくれてた。

今度の「征服者」完全再現ツアーの時はTシャツ絶対ゲットするぞ!



今日の1曲:『ロック魂』/ AC/DC
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仲間喧嘩はやめようぜ

2010年03月15日 | ♪音楽総合♪
さいたまのセットリスト完全シャットアウト!!
なんていきまいてたんだけど、よく考えたらAC/DCの曲そんなに知らんかったことに気付いた。
まぁ代表曲はほぼやるだろうし、「お、1曲目にこれがきたか!」なんて意外性も多分ないんだろう。
1stの1曲目とかやられても困るしな。
なんせ私の持ってるAC/DCのアルバムなんて3枚程度ですから。

中学時代のまだHM/HR入門したての頃、なんの予備知識もなく中古屋で何気に手に取ったAC/DCのレコードが『征服者』だった。
なんか得体の知れない透明の容器に(アンティークなぶらさがり健康器か?)アンガスがぶら下がっている図の、このシンプルな白いエンボス加工のジャケになぜか惹かれたんだなー。

本作はシンプルなジャケットを象徴するかのような地味さに満ち溢れた良作に仕上がっている。
まったりと始まる#1“RISING POWER”は地味~な渋さが印象的だし、一応PVも存在するタイトル曲“FLICK OF THE SWITCH”の地味~なマイペース感にも凄く感銘を受けた。
地味だがこれライヴで演ったらコール&レスポンスで盛り上がること請け合いの“NERVOUS SHAKEDOWN”もいい。
そしてこの作品中最もアップテンポのナンバー“LANDSLIDE”がまた地味~に疾走感があってカッコいいんだなこれが。



その後、名作『BACK IN BLACK』、ボン・スコットの遺作『地獄のハイウェイ』と聴いていって、「AC/DCはまぁこんなもんかな」と、それ以上追求することはなかった。
いや、だってだいたい一緒じゃないですか。

で、今でも愛聴盤なのがやっぱ『征服者』なんだな~
私はこれをAC/DCの隠れた名盤であると、常日頃まわりに吹聴し続けている。
RUSH作品で一番好きなのは『GRACE UNDER PRESSURE』って言った時同様、全く相手にされてないけど。

いや!しかしだ!
今回AC/DCの大阪公演に初参加するにわかな人にも是非ともこの『征服者』は聴いて欲しい。
聴けばわかる!きっとわかる!
私がなぜこんなにまでこの作品を熱心にススメてたのかが!
何人かの人にはきっとわかる!私はそう信じている!

まぁライヴじゃこっからは1曲たりともやらんだろうけどね。



今日の1曲:『LANDSLIDE』/ AC/DC
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地獄は楽しい所だぜ

2010年03月13日 | ♪音楽総合♪
映画『ターミネータ』シリーズで一番しょーもなかったのは・・・

3だ!!アアア ア~アア ア~ア♪

さっきから俺の頭にたれてくるこの液体なに?

酸だ!!アアア ア~アア ア~ア♪


というわけで、結局AC/DCの京セラドーム大阪ライヴに行くことになりました。
なぜってそれはみなさんと一緒、日本でAC/DCが見られるのはもうこれで最期かもしれないという理由からです。
まぁ徐々にまわりに感化されたっていうのもありますけど、ツレがえらい盛り上がってたので。
今回一緒にいくツレは昨年IT BITESを東京まで見に行った時と同じ面々。私を含め、いずれもにわかだ。
ひとりなんかAC/DCのCすら知らんのじゃなかろうか・・・
じゃ、Cはなんなのかって?
多分「地井武男」のCじゃないかなぁ・・・まぁ解釈は人それぞれです。

AC/DCは日本では人気ないのでまぁ6000円席は余裕だろうと思っていたのだが、「豆粒やろうけど安いのでいっちょ見てみたろか」という、私らみたいなシミったれたにわか野郎が案外多かったみたいですでに売り切れとった。
仕方がないので場所的にも値段的にもいっちゃん中途半端な8000円席をとりました。

まぁ天下の基本パターンロックバンド、AC/DCですから予習の必要はないかと思ったんですが、一応ツレに最新作『悪魔の氷』をかりて聴きました。

いやいや思ったよりイケるじゃないですか。
最近のサウンドプロダクションで音が良くなった分、各楽器の音が非常にクリアでよりいっそう楽曲のシンプルさが際立った感じ。
新しいこととか、実験的なことなど皆目やる気なしって姿勢が潔くてほんとカッコいい!
ツェッペリンの「死にかけて」を彷彿とさせるギターフレーズが渋すぎる“STORMY MAY DAY”がお気に入り。

てゆーか東京公演はすでに昨夜行われたんすよね。
感想ゆわんといてゆわんといて。



今日の1曲:『Thunderstruck』/ AC/DC
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人気投票とキーボード

2010年03月11日 | ♪音楽総合♪
B!誌の今月号に発表されてる2009年度読者人気投票の結果を見てると、果たしてこの企画にマジメに投票してる人っていったいどれくらいいるんだろうかと思ってしまう。
私は中学の時一度だけ投票ハガキを送ったことがあって、まぁ当然私の投票したアーティストなぞ上位にランク・インされるはずもなく、バカを見た記憶がある。
つーか本質的なもんは、アイドル人気投票とたいして変わらんのではないかと。

ベーシスト部門は、いまだにビリーはんとスティーヴはんが君臨し続けておりますなぁ。
20年前とちっとも変わっとらんやんけ・・・
一生やってなはれ!って言いたくもなります。
で、3位がトム・アラヤはんでっか・・・新作でよっぽど凄いベースを弾いていたんだろうね。

キーボード部門はちょっとはマトモになってますね。
IT BITESのジョン・ベックが14位だ。大健闘(笑)。
昔はヒドかった。
だって、筋少のエディというのならまだ分かるけど、エディ・ヴァン・ヘイレンとかが上位にランクインって、そんなバカな!
極めつけはトミー・リー・・・“HOME SWEET HOME”のあの伴奏だけでどんだけ評価されとんねん!!

まぁ仕方ないっすよ。この雑誌はザ・ワールズ・ヘヴィスト・ヘヴィ・メタル・マガジンなんですから。
メタルというカテゴリーの中で選ばせること自体に無理があるよな、キーボードの場合。
メタルキーボーディストなんてあんま知らんだろう。俺も知らん。
70年代ブリティッシュロックとか掘り下げれば凄腕のキーボーディストなんてゴロゴロ出てくんのに。まぁジョン・ロードの認知度だけは飛びぬけてるけど。

私は中学の頃から注目していたキーボーディストはドン・エイリーだったんだけど、彼の本当の凄さを知ったのは、浪人時代に買ったCOLOSSEUM Ⅱの1st『STRANGE NEW FLESH』を聴いた時だった。

COLOSSEUM Ⅱ在籍時のドン

私もかなりリスペクトしていた超絶ジャズ・ロックドラマーのジョン・ハイズマンがCOLOSSEUM~TEMPESTを経て1976年に結成したスーパーバンドがCOLOSSEUM Ⅱだった。
第一期のメンバーにはニール・マーレイ(b)、ドン・エイリー(Key)、マイク・スターズ(Vo)、そしてギターにはなんとゲイリー・ムーアがいたりして今じゃ考えられへんくらいペッチペチの音色を掻き鳴らしております。
けど、ここで注目すべきなのはゲイリーじゃなくって、ジョン・ハイズマンとドン・エイリー2人のプレイで、天地と大地をひっくり返すかのような両者の超絶バトルがまぁ凄まじいことになってる。
当時ハイズマンが目指していたのは“ジャズとロックの融合”であり、フュージョン的手法をも心得ていたドン・エイリーの卓越したキーボードプレイがその要求に見事に応えている。


といってもこの作品、一応マイク・スターズというリードVoを擁しており、1曲目の壮絶なるインスト曲以外はけっこうキャッチーな歌モノが大半を締めている。
個人的にこのマイクのハイトーンがいささかクドくてウザかったりするんだよな。
Voが抜けてからの2作目以降から、COLOSSEUM Ⅱはいよいよインスト中心の本格派ジャズ・ロック・バンドへと変貌を遂げていくことになる。

そういえば、私ドン・エイリーの生演奏を見てるんですよね。
4年前のサマー・ソニックでのDEEP PURPLEのライヴで。
やけにバカデカい音のオルガンを奏でてらっしゃって、スティーヴ・モーズ氏のギター音を見事にかき消しておりました(涙)。

あんなのドン・エイリーぢゃないやい!ディープ・パープルぢゃないやい!



今日の1曲:『Inquisition』/ COLOSSEUM Ⅱ
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あかたー

2010年03月05日 | しねしねシネマ
先日、噂の3D映画とやらを初体験してきました。作品はお察しの通り『アバター』です。

3D映画というものがどれほど凄いのか想像できなくて、チラっとだけ通常版を見たほうが作品に集中できるのでは?と思ったのだが、劇場まできてこの最新技術映像を体験しないなんて天一まで行ってこってりラーメンを注文しないようなものだと思い、追加料金300円を支払い配布された3Dメガネを装着し、この驚異のスペクタル映像作品に挑んだ。

ただ、先に「アリス・イン・ワンダーランド」の予告編でチェシャ猫の目がスクリーンから飛び出してきてその時既に私の面白がり方がピークに達してしまい、肝心の本編では「お~飛び出してるや~ん」とか、「奥行きが感じられるね」くらいの感動で、まぁ10分も見たら飽きちまってました。

それにね、私は普段メガネとかかけとらんのでこの3Dメガネのフレームがわずらわしくてしょうがないのね。メガネを外したりつけたりして超落ち着きがなかった。
それにやっぱ若干視界が暗くなるんすよね。だから非常に目が疲れる。
よって作品にもなかなか集中できない。
おまけに始まって15分くらいで尿意を催してしまうというソリッドシチュエーションに突入してしまった。

今思うとクラゲみたいなのが浮遊しているところ以外は「そこ3Dの必要性ありまっか?」てな感じだったな。

ストーリーはなんのことはない。
白人が鉱物資源を求めてそこに住む先住民を殺戮しまくり土地を奪ってきた歴史を地球外の衛星を舞台に置きかえて描いただけ。
惑星パンドラの先住民ナヴィなんてアメリカインディアンそのものだし(青い皮膚は宇宙戦艦ヤマトのガミラス人からの着想だろうか?)。
ただ白人のひとりがその先住民の仲間になって救世主となるところがファンタジーなだけだ。
よく似た話前にもけっこうあったな。

でもやっぱジェームズ・キャメロン作品はスケールが半端ねえわ!
衛星パンドラの神秘世界はCGでよーそこまで描き出したなぁ~ちゅーくらい細密で幻想的です。
ロジャー・ディーン描くプログレ画をも髣髴とさせてたな。
ただ、飛行石みたなのが出てきたときは思わず「バルス!!」って叫びそうになった。
あぶねー!あやうくワーナーマイカルを滅ぼしてしまうところだった。
あとやけにたくましいマイケルJが戦闘機を操縦してたな。

終了後、3Dメガネをかけたままとか、胸元にかけたりするオシャレさんは残念ながら見かけなかった。
でも俺ってこの3Dメガネがなんかやけに似合うんだよねぇ。



え、何?これってサングラスとして使うことはできないんだって!?

そ、そんなー!!

そ・・・それを先に、先にいって・・・いってれぼ!!

オススメ度:★★

今日の1曲:『同志』/ YES
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