AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

パーク阿部ニュー

2010年02月15日 | コンサート
昨日はバレンタインデーだったので、OUTRAGEのライヴに行ってきました。

会場は大阪キタのいかがわしい店の立ち並ぶパークアベニュー堂山商店街内のumeda AKASOというところで、昔はバナナホールという会場名で知られており、10年くらい前に人間椅子のライヴで一度だけ訪れたことがあります。
その時は商店街横のタバコ屋のおばあちゃんに「パークアベニューってどこですか?」と訊ねて「横や!」とつっこまれて恥をかいた覚えがあります。

で、新作も聴かぬまま行くことを決断した今回のOUTRAGEのライヴ・・・
言いたいことはいろいろあるけど、スラッシュのライヴで汗を全くかかなかったのは今回が初めてかも。
とにかく、今回は“DEATH TRAP”につきたな。この曲が来た時は最高に鳥肌が立った瞬間だった。
終盤はスピードナンバーのオンパレードだったが、ズカズカズカズカの一本調子で何やってるかワケわからんくなった。
“MY FINAL DAY”ですらそのズカズカ波状攻撃に同化してしまって、なんか特別さが薄れてしまっていた。

今回のライヴでわかったことは、あのような爆音空間の中、1ヶ所でボーと傍観してるのは耳によろしくないということと、バレンタインデーが安井氏(b)の誕生日であったことである。

P.S.
オープニングアクトのINHALEはメタルコアのようなメロデスな感じで、私の趣味からは随分かけ離れてはいるんだけど、ギターの人はかなりの名手だったんじゃねえかと。
いいフレーズをたくさん持ってるなと思った。
「いい感じに温まったところでOUTRAGE兄さんにバトンを渡したいと思います」と、芸人風のヴォーカル君の前説には思わず吹いてしまったが。
てか最近の若者はなかなか長髪にしないな・・・そこがダメ。



デザインのかわいらしさに思わず購入したOUTRAGEトートバッグ。
イオンのタダ水汲みに行くときにでも使うか。



今日の1曲:『CALL OF THE HUNTER』/ OUTRAGE
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恐怖!戦慄!マタンゴの怪

2010年02月13日 | しねしねシネマ
レトロ映画にさほど興味のない私が、ゲオの100円レンタルで東宝1963年作の映画『マタンゴ』をかりて鑑賞したのにはワケがあるんです。

これまたゲオが在庫の古本をオール50円で大処分していたので、なにかオモロイ小説でもないかと物色していたら、吉村達也著の『マタンゴ ~最後の逆襲~』というタイトルの文庫本を発見し、てっきり映画の原作本かと思って購入して読んでたらどうやらそうではなくて、オマージュ作品というか、あれから40年後くらいの後日談であることが判明して、じゃあ映画の方も観ておかなくちゃねと思った経緯からであります。




てゆーか筋肉少女帯の2nd『SISTER STRAWBERRY』(あるいは『ナゴム全曲集』)に収録されている、オーケンが「呪いの館には行っちゃいけねぇ!!」と連呼する中、三柴江戸蔵の超絶ピアノソロとジェットフィンガー横関敦の速弾きギターが炸裂する“マタンゴ”という曲が大好きだったもので、映画『マタンゴ』には以前から少なからず興味を抱いておりました。

「呪いの館」や「タマミ」という名前の女性は全然出てきませんが、マタンゴというキノコは人に寄生するというのは、大槻が語っていた通りでした。
ただ、あまねくすべての人がお庭にキノコを植えてはいなかったな。

内容は一応モンスターパニックものではあるんだけど、その前に大型ヨットで遭難し南海の無人島にたどり着いた男女7人が、そこで飢えと欲望に葛藤するというサバイバルな極限状態が細密に描かれていて、けっこうその辺の人間模様にドロドロ感がありましたね。

キノコ=幻覚作用ということから、やはりマタンゴの密生する森林や、そこにウジャウジャとひしめくキノコ人間が現れるシーンでは、サイケデリック感のある音響効果が使われておりましたが、ウルトラマンでバルタン星人やメフィラス星人が現れる雰囲気とかなり近いものがあり、その辺はやっぱ特撮監督円谷英二氏のなせる業なのかな。

まぁ幼少の頃にこの作品を深夜放送なんかで見ていたら軽いトラウマにはなっていただろうけど、私ももう大人だ。
最初に出てくる半キノコ状態のゾンビみたいな奴は文化祭のお化け屋敷程度の振る舞いしかせんし、森の中のキノコ人間もドコモダケが巨大化した程度。
こういうB級テイストを楽しむといったマニアック趣味もないので、見終わった後の脱力感は凄まじかった。
小説の方も140ページ超えたところから一向に読み進めないでいる。

オススメ度:★★


やっぱ僕ぁ筋肉少女帯の“マタンゴ”を聴いた時が一番衝撃だったなぁ。
最近『SISTER STRAWBERRY』の紙ジャケリマスターを購入したんだが、やっぱこれは筋少の最高傑作っしょ!!
帯には「申しわけない」という謝罪言葉の横に小さく“猟奇CYBER PUNK”というカテゴライズで紹介されているが、この言い方はもの凄く的を得た表現だなと思った。




「天才とキチガイは紙ジャケ一重」ということを具現化したステキな復刻盤。



今日の1曲:『マタンゴ』/ 筋肉少女帯
コメント (2)
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ありえざるポニョ

2010年02月07日 | ルルイエ異本
先週の金曜ロードショーでついに地上波初、宮崎駿監督『崖の上のポニョ』が放映されましたね。
いや、放送されてしまった!
あの忌まわしき戦慄のアニメーションが!!

映画が上映された当時も、この作品が明らかにラヴクラフトの『インスマスを覆う影』を元にして描かれたものであると、多くのクトゥルー論者を騒然とさせておりました。
「かつては私も人間だった」というポニョの父親による台詞は、マサチューセツ州の港町インスマスにあの忌まわしき「深きものども」を引き込んだ、オーベッド・マーシュ船長を彷彿とさせ、ポニョがお母さんと呼ぶ「あの人」は太古のデボン紀の海を懐かしんでおり、どう考えても「旧支配者」のなんらかの類にほかならないなど(「あの人」と呼んで決して名前を口にしないのは、その名前が「忌み名」だからという説も筋が通っている)、以上のようなことがどのクトゥルー関連記事においても、まことしやかにほのめかされている。




私も金曜の放送を1時間遅れで見ていたが、最初は「なんだ、ただのお子ちゃま向けのかわいらしい話じゃないか」と、股間をかきながらリラックスムードで傍観していた。

しかし!!ポニョが突如人間から魚の姿に変容していく様を見た時、私は恐怖した!

あれはまさしく“インスマス面”そのものではないか!!




“インスマス面”とは、両眼がギョロリと膨らむ蛙、あるいは魚のような容貌のとこ。
かつてマサチューセッツ州の港町インスマスでは、深海からの種族「深きものども」と人間たちとの忌まわしき異種交配が盛んに行われた。
大いなるクトゥルーの眷属である「深きものども」の血を受け継いだ子孫たちは、生まれてからある程度の期間は普通の人間と変わらない姿をしてはいるものの、同族との接触や極度のストレスなどをきっかけに“インスマンス面”と呼ばれる「蛙に似た容貌」に変容するのである。

    

日本の著名人でいうなら、さかなクン。彼はあきらかに「深きものども」の血を受け継いでる者かと思われる。
あとはその特徴が顕著にみられるのが日本の現首相である鳩山由紀夫氏であろう。
あれはどう見ても宇宙人というよりインスマス面そのものだ。
民主党が外国人参政権を強引に採決し、いずれは「深きものども」にも参政権を与え、やつらにこの日本を乗っ取らせる気でいるのでは?


いや、そんなことよりだ。
私は仕事の疲れからウトウト居眠りしてしまってこの「ポニョ」の放送を半分も見れてなかったのだが、普段映画やアニメを忌み嫌う母がやたら熱心にこの作品に見入っていたではないか!
まるで故郷を懐かしむかのように・・・

そういえば、30過ぎてから私は急激に頭髪の方が薄くなってきている。

満州生まれだと聞いていたが・・・

私の母は・・・・もしや!!





ふとメタリカのナンバー「THE THING THAT SHOULD NOT BE」の歌詞が私の脳裡をよぎる。


「恐怖の使者が姿を現わす / 暗黒の欺瞞が光の息の根を止める

混種の子供たちは海を見つめ / 自由に徘徊する祖先に祈る

恐れ知らずの輩 / 狂気 / 彼は見つめる / 海底に潜みながら

偉大なる父 / 禁じられた光景 / 彼は探す

影の狩人が今、立ち上がる / 不死 / その狂気の中、お前は暮らす」


ラ・ル・リュー!クトゥルフ・フタグン!ラ!ラ!

いや、私は決してリーブ21なんかに行きはしない。そんなマネは断じてごめんだ!


私はいずれあの怪しい影に包まれたインスマスにでかけるのだ。
そしてあの沖合いにうずくまっている暗礁目指して泳いで行き、暗黒の深淵を潜り抜けて、巨大な石を積み上げた、太い柱の立ち並ぶヰ・ハ・ンスレイに到着したら、深海の魔神の巣窟の中で、驚異と光栄とに包まれたまま永遠にそこを棲み家とするだろう。




「深きものども」のことについて謳ったメタリカ3rdアルバム『Master of Puppets』収録の名曲。
歌の3番では、アラビアの狂詩人アブドゥル・アルハザードのあまりにも有名なあのニ行聯句が!


「そは永久に横たわる死者にあらねど 

測り知れざる永劫のもとに死を超ゆるものなり」


今日の1曲:『THE THING THAT SHOULD NOT BE』/ METALLICA
コメント (4)
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