ついに!念願のビル・ブラッフォード(ブルーフォード)の生演奏を拝むことができた。
イエス、キング・クリムゾン、UK、ジェネシスと、数々のビッグプログレバンドを渡り歩いた技巧派レジェンドドラマー、ビル・ブラッフォードは、(10年前くらいだと思っていたのだけど)2009年、還暦を迎えたことからライブ活動からの引退を表明していて、私自身、浪人時代から憧れていたドラマーのひとりだったにも関わらず、1995年のキング・クリムゾンの来日公演を不覚にも見逃しており、一生彼の生演奏を拝むことは叶わないだろうと。
それがまさかの引退を撤回、それどころか来日公演が決定したときは、飛び上がらんばかりに歓喜した!!
まぁ彼が引退を撤回したのは、実は3年前のことで、2022年にPete Roth Trioっていうジャズバンドを結成し始動していたことは全然知らなかった。

しかも、ビル自身、昨年ファンのコンベンション出演のため来日していたらしい。
もーう、俺ってどんだけ情弱ソン!!
(ま、知ってても行かなかったろうけど)
ビルの奇跡の復帰来日公演。
これを観たがらないプログレファンがいるってのも不思議なんだが、またしてもSalyu繋がりであるお馴染みサムソンひとりが同行に応じてくれた。
公演日間近になると、なぜかBrufordのそんなに好きじゃないアルバム『One Of A Kind』から、「Hell's Bells」のイントロが私の頭の中で繰り返し流れていた。
ビルの最近のインタビューから、若い頃携わった名曲群は99%演奏されないのはわかっていたが、せめて1曲くらい演ってくんねーかなーっという期待と願望がどこかにあったのだろう。
会場はビルボード大阪。
リリイ・シュシュ(Salyu)のライブ以来だから3年ぶりか。
入口どこかもう忘れてた。

ビルボードだから1日2公演で、両方行くファンもいるだろうが、私は2部の方を選択。
20:30と開演時間遅いが金曜日だったので心のゆとりはあった。
年齢層は当然ながら年寄り目。
やっぱ「太陽と戦慄」Tシャツの方がチラホラと。
かくいう私も実はカバンの中に忍ばせており、ライブ直前になって着替える予定だったが、カブるの恥ずかしいし面倒くさいので思いとどまった。

せっかくこういうとこ来たので高めの(ジュースみたいな)カクテルを。

正直ジャズはそれほど得意というわけではない(ジャズっぽいロックは好きだが)。
今回のPete Roth Trio、ライブ前YOUTUBEでチラっとだけ拝見したんだけど、ライブ中ウトウトしてしまうこと必至感がかなり濃厚であった。
まぁ言うてもこちとら目的はビル・ブラッフォードの生演奏。
ただ、ビルにしてもプロとして13年ものブランクがあり、今年齢76歳。
劣化した爺ちゃんがジャズ奏者に適当に合わすだけの無難なプレイになんのかなーっていう懸念は拭い切れなかった。
TAMAのドラムを愛用してると聞いてはいたが、これはビルの自前の?

固唾を飲んで待っていると、ブラッフォード、いや、ピート・ロスご一行がステージに登場!
初生ビル・ブラッフォード姿に私が興奮したのは言うまでもない。
うん、元気そうだ。
開演。
最初2曲は・・・うん、つかみどころのないジャズって感じで、ビルのプレイもそこまで派手じゃない。
開場前にモンスターを飲んでライブに臨む予定だったが、それをすっかり忘れててやはり少し眠気が襲って来たんだけど、3曲目でツボをつくようなリズムの曲がきてシャキっと目が覚める。
(この曲の前にピート氏がMCの中で「One of A Kind」ってフレーズを言ってた気がしたのは、私の聞き違いだろうか?)
そしてこれぞビル!!なドラミングが展開され、一気に気分が高揚し、歓喜した!
ホンマに13年間も引退してたん!?っていうくらい全く衰えを感じさせない、従来の技巧派ドラマー風格タップリのビルのプレイに驚きを禁じ得なかった。
もちろん後ろに座っていた友人サムソンも大興奮。
やはり、引退後もドラムキットに座ってそれなりに鍛錬をされていたんだと思う。
でなきゃあれだけのプレイは出来ないかと。
Pete Roth Trioは、基本ジャズなんだが、やはりビルが叩いているせいもあってか、ジャズロック然とした感覚がある。
中心メンバーであるギターのピート氏も、エフェクターを駆使し、時折オルガンっぽい音色を奏でたりなかなか面白いことを繰り出してくる。
それからも、ビルのソロ的な場面が何度かあって、その度に「ワーーーっ!!」と歓声があがり、皆大興奮。
ビルのあの神ストロークも飛び出し、もう感無量といったところだった。
それにしてもビルの歳を感じさせぬ佇まいよ。
背筋もシャンとしてるし、一時ドラム席から立ち上がりステージ袖で2人のプレイを冷静に眺めるという余裕なんかも見せていた。
全プログラムが終了し、スタンディングオベーション。
ビルは手を振って余韻に浸るでもなく、静かにステージを去っていく。
その時、後ろにいたファンが数名Brufordの名盤『Feels Good to me』のアナログ盤を掲げて、大慌てでビルの方向へとかけていったのだが、ビルはさっさと退場して、ファンはスタッフに制止されていた。
実は私もひょっとするかもと思って同じアルバムのCDジャケをカバンに忍ばせていた。
ブラッフォードファンは考えてることが一緒やなー。

うん、ビルもまだまだ元気そうだし、2年後くらいにまた来てくれるんじゃないかな?
イエス、キング・クリムゾン、UK、ジェネシスと、数々のビッグプログレバンドを渡り歩いた技巧派レジェンドドラマー、ビル・ブラッフォードは、(10年前くらいだと思っていたのだけど)2009年、還暦を迎えたことからライブ活動からの引退を表明していて、私自身、浪人時代から憧れていたドラマーのひとりだったにも関わらず、1995年のキング・クリムゾンの来日公演を不覚にも見逃しており、一生彼の生演奏を拝むことは叶わないだろうと。
それがまさかの引退を撤回、それどころか来日公演が決定したときは、飛び上がらんばかりに歓喜した!!
まぁ彼が引退を撤回したのは、実は3年前のことで、2022年にPete Roth Trioっていうジャズバンドを結成し始動していたことは全然知らなかった。

しかも、ビル自身、昨年ファンのコンベンション出演のため来日していたらしい。
もーう、俺ってどんだけ情弱ソン!!
(ま、知ってても行かなかったろうけど)
ビルの奇跡の復帰来日公演。
これを観たがらないプログレファンがいるってのも不思議なんだが、またしてもSalyu繋がりであるお馴染みサムソンひとりが同行に応じてくれた。
公演日間近になると、なぜかBrufordのそんなに好きじゃないアルバム『One Of A Kind』から、「Hell's Bells」のイントロが私の頭の中で繰り返し流れていた。
ビルの最近のインタビューから、若い頃携わった名曲群は99%演奏されないのはわかっていたが、せめて1曲くらい演ってくんねーかなーっという期待と願望がどこかにあったのだろう。
会場はビルボード大阪。
リリイ・シュシュ(Salyu)のライブ以来だから3年ぶりか。
入口どこかもう忘れてた。

ビルボードだから1日2公演で、両方行くファンもいるだろうが、私は2部の方を選択。
20:30と開演時間遅いが金曜日だったので心のゆとりはあった。
年齢層は当然ながら年寄り目。
やっぱ「太陽と戦慄」Tシャツの方がチラホラと。
かくいう私も実はカバンの中に忍ばせており、ライブ直前になって着替える予定だったが、カブるの恥ずかしいし面倒くさいので思いとどまった。

せっかくこういうとこ来たので高めの(ジュースみたいな)カクテルを。

正直ジャズはそれほど得意というわけではない(ジャズっぽいロックは好きだが)。
今回のPete Roth Trio、ライブ前YOUTUBEでチラっとだけ拝見したんだけど、ライブ中ウトウトしてしまうこと必至感がかなり濃厚であった。
まぁ言うてもこちとら目的はビル・ブラッフォードの生演奏。
ただ、ビルにしてもプロとして13年ものブランクがあり、今年齢76歳。
劣化した爺ちゃんがジャズ奏者に適当に合わすだけの無難なプレイになんのかなーっていう懸念は拭い切れなかった。
TAMAのドラムを愛用してると聞いてはいたが、これはビルの自前の?

固唾を飲んで待っていると、ブラッフォード、いや、ピート・ロスご一行がステージに登場!
初生ビル・ブラッフォード姿に私が興奮したのは言うまでもない。
うん、元気そうだ。
開演。
最初2曲は・・・うん、つかみどころのないジャズって感じで、ビルのプレイもそこまで派手じゃない。
開場前にモンスターを飲んでライブに臨む予定だったが、それをすっかり忘れててやはり少し眠気が襲って来たんだけど、3曲目でツボをつくようなリズムの曲がきてシャキっと目が覚める。
(この曲の前にピート氏がMCの中で「One of A Kind」ってフレーズを言ってた気がしたのは、私の聞き違いだろうか?)
そしてこれぞビル!!なドラミングが展開され、一気に気分が高揚し、歓喜した!
ホンマに13年間も引退してたん!?っていうくらい全く衰えを感じさせない、従来の技巧派ドラマー風格タップリのビルのプレイに驚きを禁じ得なかった。
もちろん後ろに座っていた友人サムソンも大興奮。
やはり、引退後もドラムキットに座ってそれなりに鍛錬をされていたんだと思う。
でなきゃあれだけのプレイは出来ないかと。
Pete Roth Trioは、基本ジャズなんだが、やはりビルが叩いているせいもあってか、ジャズロック然とした感覚がある。
中心メンバーであるギターのピート氏も、エフェクターを駆使し、時折オルガンっぽい音色を奏でたりなかなか面白いことを繰り出してくる。
それからも、ビルのソロ的な場面が何度かあって、その度に「ワーーーっ!!」と歓声があがり、皆大興奮。
ビルのあの神ストロークも飛び出し、もう感無量といったところだった。
それにしてもビルの歳を感じさせぬ佇まいよ。
背筋もシャンとしてるし、一時ドラム席から立ち上がりステージ袖で2人のプレイを冷静に眺めるという余裕なんかも見せていた。
全プログラムが終了し、スタンディングオベーション。
ビルは手を振って余韻に浸るでもなく、静かにステージを去っていく。
その時、後ろにいたファンが数名Brufordの名盤『Feels Good to me』のアナログ盤を掲げて、大慌てでビルの方向へとかけていったのだが、ビルはさっさと退場して、ファンはスタッフに制止されていた。
実は私もひょっとするかもと思って同じアルバムのCDジャケをカバンに忍ばせていた。
ブラッフォードファンは考えてることが一緒やなー。

うん、ビルもまだまだ元気そうだし、2年後くらいにまた来てくれるんじゃないかな?