
80年代中期から90年代にかけて、エクストリームミュージックシーンで多大なる影響を及ぼした、私が敬愛してやまない伝説のメタルバンドDEATH。
その創設者であるチャック・シュルディナーが癌で亡くなってからも、まぁ日本ではそれほどでもないけど、DEATHの偉業を後世に繋いでいこうとする者は後を絶たない。
DEATHの壮大なトリビュート企画、Death To Allなどを始め、国内外にDEATHのトリビュートバンドが多く存在する。
その中で、私は1年くらい前に存在を知ったのだが、Left To Dieなるトリビュートバンドがあって、どうやらDEATHの初期メンバーが在籍してるとのことだった。
それでよくよく調べてみると、DEATHの2nd『LEPROSY』参加のテリー・バトラー(b)と、DEATHの前身バンドMANTAS時代からチャックと組んでたリック・ロッツ(g)の2人が立ち上げたバンドなんだとか。

YOUTUBEで最近のライブ動画もあがっていて、どうやらテクニック志向に走る前の1st~2nd期の突進型DEATHのナンバーを演りたくっているみたいだった。
で、私がこのトリビュートバンドがまさかの来日が決定していることを知ったのは当日の2週間前のことだった。
「これはアカン!」と思って、すぐさまe+でスマチケを購入し東京までの高速バスを予約し有休をとったのでした。
今回は2Daysで私は2日目に参戦。

会場は代官山のSPACE ODDとかいう聞いたこともないライブハウスで、スマホのナビ機能使ってもだいぶ道に迷った。

なんとか会場に辿り着いて、裏のインド料理屋で腹ごしらえをして入口に向かうと、この手のバンドのライブではだいたい見かける東京と大阪のスラッシュ好きの知り合い二人と5年ぶりくらいに再会し、DEATHの話で盛り上がる。
当日初めて知ったのだが、このイベント、Left To Die以外に3バンド出演するようで、Left To Dieの出番は20時過ぎくらいだと聞いてどうしようかと思った。
一応3バンドとも拝見したが、1バンドは日本のバンドでみな演奏力もあって会場も大変盛り上がってた。
日本が誇るデスメタルバンド、DEFILED。

そして待ちに待ったLeft To Dieのライブがスタート。
1曲目はキタ!「Leprosy」。
イントロの段階で鳥肌が立つ!

続けて「Born Dead」、「Forgotten Past」と、この冒頭の『LEPROSY』からの3連発の時点でノックアウトされてしまった。
想定以上の演奏力!再現度!
私も東京行きを即決したとはいえ、たかがトリビュートバンドと半信半疑で少しナメていた。
大好きなDEATHの初期メンバーに会えるというミーハー心もあったのだ。
半分はDEATH隊のメンバーの演奏で、DEATHの名曲を生で味わえることにこれほどの興奮を覚えるとは!
現在OBITUALYのメンバーで、来日も数回果たしているテリー・バトラーのベースは、やはり初期DEATHを支えていたドッシリとした安定感がある。
生のプレイが見れて本当によかった。

4曲目、記念すべきDEATHのデビューアルバムの1曲目を飾る「Infernal Death」がきたときは、1日目では起きなかったらしいモッシュが早くも勃発。
もちろん私もピットへ突入した。
なんせ5年ぶりくらいのモッシュ(2020年のTTF以来)で、私もあれから随分歳とって運動不足だったので不安だったけど、数回回ったら、大丈夫、全然いけると自信が持てた。
DEATHの楽曲でモッシュできることの幸せ!
日本に来てくれてありがとう!Left To Die!

このDEATHトリビュートバンドで目を見張ったのが、チャック役を担うギター兼ヴォーカルのマット氏。
彼はEXHUMEDというゴアメタル系のバンドに所属していて、なかなかキャリアのあるベテランらしかった。
ガス・リオス氏のドラミングもしっかりしていて、彼はマット氏と共にGRUESOMEというバンドに所属してるんだとか。

そのマット氏のプレイスタイル、ヴォーカリゼーション、咆哮、雰囲気全てがもうチャックが降臨したかのように遜色がなかった。
ギターもハンパなく巧くて、見事DEATHの楽曲を再現してくれていた。
まぁVOIVODにおけるダニエル・モングレインばりの適任者といえる。
一方リック・ロッツ氏は、ちょっと存在が薄かった。容貌も全然変わっちまったしね。
ていうか、ギターの音が小さかったんだよねー、PAのバランスの問題かと。
彼のピロピロアーム奏法をもっと堪能したかった。

バンド名にも冠した名曲「Left To Die」はもちろん、私の大好きな「Open Casket」と・・・
気づけばアルバム『LEPROSY』は全曲再現。これで盛り上がらない訳がない!
このライブには、おそらく100%に近い筋金入りのDEATHフリークが集結していたかと思われる。

30年前に本家DEATHの初来日公演を大阪で目撃しているが、あの時はハコのPAが悪すぎてなかなかライブに集中出来なかった記憶がある。
客層が最近食いついたにわか衆感が否めなく、初期の曲で盛り下がるというよくある現象も見受けられた。
今回、DEATHの定番曲「Pull The Plug」の「Why Don’t You!」を皆で叫べた時は、あの30年前の雪辱を果たせたような気がした。
正直30年前のライブより全然楽しかった。
「Zombie Ritual」ではイントロ部分の大合唱も起こったし。

とにかく初期名曲群のオンパレードで休むところが皆無といっても過言ではなかった。
こんな充実のメタルライブは何年振りだろうか・・・・
「Left To Die」辺りですでにお腹いっぱいだったが、ラスト一発「Evil Dead」でもうどんだけーーっ!!って感じ。
いや、これは今年一番のライブになるんじゃないかしら。

たかがトリビュートバンド、されどトリビュートバンド。
原始神母もそうだけど、我々が味わえなかったあの時代の興奮を、この令和の時代に再現してくれ体感させてくれるこういったバンドの存在意義というものは本当にデカくてありがたいと思う。
なんせこういったバンドはファンが観たいものをわかってるし、なんせプロだから再現クオリティーも高い。
だから最近高価になってしまったパロTも躊躇なく買っちゃったよ。
ええもん見せてくれたし。

次は『Spiritual Healing』完全再現とかレパートリー増やしての再来日を期待!
なんてな。
その創設者であるチャック・シュルディナーが癌で亡くなってからも、まぁ日本ではそれほどでもないけど、DEATHの偉業を後世に繋いでいこうとする者は後を絶たない。
DEATHの壮大なトリビュート企画、Death To Allなどを始め、国内外にDEATHのトリビュートバンドが多く存在する。
その中で、私は1年くらい前に存在を知ったのだが、Left To Dieなるトリビュートバンドがあって、どうやらDEATHの初期メンバーが在籍してるとのことだった。
それでよくよく調べてみると、DEATHの2nd『LEPROSY』参加のテリー・バトラー(b)と、DEATHの前身バンドMANTAS時代からチャックと組んでたリック・ロッツ(g)の2人が立ち上げたバンドなんだとか。

YOUTUBEで最近のライブ動画もあがっていて、どうやらテクニック志向に走る前の1st~2nd期の突進型DEATHのナンバーを演りたくっているみたいだった。
で、私がこのトリビュートバンドがまさかの来日が決定していることを知ったのは当日の2週間前のことだった。
「これはアカン!」と思って、すぐさまe+でスマチケを購入し東京までの高速バスを予約し有休をとったのでした。
今回は2Daysで私は2日目に参戦。

会場は代官山のSPACE ODDとかいう聞いたこともないライブハウスで、スマホのナビ機能使ってもだいぶ道に迷った。

なんとか会場に辿り着いて、裏のインド料理屋で腹ごしらえをして入口に向かうと、この手のバンドのライブではだいたい見かける東京と大阪のスラッシュ好きの知り合い二人と5年ぶりくらいに再会し、DEATHの話で盛り上がる。
当日初めて知ったのだが、このイベント、Left To Die以外に3バンド出演するようで、Left To Dieの出番は20時過ぎくらいだと聞いてどうしようかと思った。
一応3バンドとも拝見したが、1バンドは日本のバンドでみな演奏力もあって会場も大変盛り上がってた。
日本が誇るデスメタルバンド、DEFILED。

そして待ちに待ったLeft To Dieのライブがスタート。
1曲目はキタ!「Leprosy」。
イントロの段階で鳥肌が立つ!

続けて「Born Dead」、「Forgotten Past」と、この冒頭の『LEPROSY』からの3連発の時点でノックアウトされてしまった。
想定以上の演奏力!再現度!
私も東京行きを即決したとはいえ、たかがトリビュートバンドと半信半疑で少しナメていた。
大好きなDEATHの初期メンバーに会えるというミーハー心もあったのだ。
半分はDEATH隊のメンバーの演奏で、DEATHの名曲を生で味わえることにこれほどの興奮を覚えるとは!
現在OBITUALYのメンバーで、来日も数回果たしているテリー・バトラーのベースは、やはり初期DEATHを支えていたドッシリとした安定感がある。
生のプレイが見れて本当によかった。

4曲目、記念すべきDEATHのデビューアルバムの1曲目を飾る「Infernal Death」がきたときは、1日目では起きなかったらしいモッシュが早くも勃発。
もちろん私もピットへ突入した。
なんせ5年ぶりくらいのモッシュ(2020年のTTF以来)で、私もあれから随分歳とって運動不足だったので不安だったけど、数回回ったら、大丈夫、全然いけると自信が持てた。
DEATHの楽曲でモッシュできることの幸せ!
日本に来てくれてありがとう!Left To Die!

このDEATHトリビュートバンドで目を見張ったのが、チャック役を担うギター兼ヴォーカルのマット氏。
彼はEXHUMEDというゴアメタル系のバンドに所属していて、なかなかキャリアのあるベテランらしかった。
ガス・リオス氏のドラミングもしっかりしていて、彼はマット氏と共にGRUESOMEというバンドに所属してるんだとか。

そのマット氏のプレイスタイル、ヴォーカリゼーション、咆哮、雰囲気全てがもうチャックが降臨したかのように遜色がなかった。
ギターもハンパなく巧くて、見事DEATHの楽曲を再現してくれていた。
まぁVOIVODにおけるダニエル・モングレインばりの適任者といえる。
一方リック・ロッツ氏は、ちょっと存在が薄かった。容貌も全然変わっちまったしね。
ていうか、ギターの音が小さかったんだよねー、PAのバランスの問題かと。
彼のピロピロアーム奏法をもっと堪能したかった。

バンド名にも冠した名曲「Left To Die」はもちろん、私の大好きな「Open Casket」と・・・
気づけばアルバム『LEPROSY』は全曲再現。これで盛り上がらない訳がない!
このライブには、おそらく100%に近い筋金入りのDEATHフリークが集結していたかと思われる。

30年前に本家DEATHの初来日公演を大阪で目撃しているが、あの時はハコのPAが悪すぎてなかなかライブに集中出来なかった記憶がある。
客層が最近食いついたにわか衆感が否めなく、初期の曲で盛り下がるというよくある現象も見受けられた。
今回、DEATHの定番曲「Pull The Plug」の「Why Don’t You!」を皆で叫べた時は、あの30年前の雪辱を果たせたような気がした。
正直30年前のライブより全然楽しかった。
「Zombie Ritual」ではイントロ部分の大合唱も起こったし。

とにかく初期名曲群のオンパレードで休むところが皆無といっても過言ではなかった。
こんな充実のメタルライブは何年振りだろうか・・・・
「Left To Die」辺りですでにお腹いっぱいだったが、ラスト一発「Evil Dead」でもうどんだけーーっ!!って感じ。
いや、これは今年一番のライブになるんじゃないかしら。

たかがトリビュートバンド、されどトリビュートバンド。
原始神母もそうだけど、我々が味わえなかったあの時代の興奮を、この令和の時代に再現してくれ体感させてくれるこういったバンドの存在意義というものは本当にデカくてありがたいと思う。
なんせこういったバンドはファンが観たいものをわかってるし、なんせプロだから再現クオリティーも高い。
だから最近高価になってしまったパロTも躊躇なく買っちゃったよ。
ええもん見せてくれたし。

次は『Spiritual Healing』完全再現とかレパートリー増やしての再来日を期待!
なんてな。
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