AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

変態してる...

2007年03月31日 | やっぱりメタル!!
HMV店頭にて取り寄せ注文していたDOOMの1989年リリースの名作『Incompetent...』リマスター盤がようやく私の許に届けられた。(と言ってもWポイントデイに狙いを定めて買いに行ったのだが)
もちろんとっくの昔に所持していたアルバムだが、この名作はやはりデジタルリマスター音源で堪能したい!という押さえきれない強い衝動にかられ、今回の再発盤の購入に踏み切った次第である。

このアルバムは、前2作品に比べて最も“変態”しているアルバムという事で、私の中ではかなり格別な位置にある作品で、もう人間の内に潜む変態性を、彼らのあらん限りの演奏技術によって見事に表現しているといいましょうか、とにかく各楽曲ともヴァラエティに富んでおり、その彼らが影響を受けてきた音楽がDOOM特有の変態チックなアレンジ力により異常なまでのカオスを形成し渦巻まいている。
アグレッシヴ感よりもドロドロとした雰囲気勝負の曲が多く、リズム展開もややこしいので確かにとっつきにくいアルバムかも知れないが、後からジワジワと利いてくる慢性的な中毒性を持つアルバムなのである。

驚異的なフレットレスベーステクを誇る故諸田コウ氏は前作ほどは暴れていないのだが、それでも間奏のところでギターソロよりも目立ってしまっている#1“I can't go back to myself”でのベーシングはマジヤバすぎる!
もうこのベースを聴くだけでもこのアルバムを買う価値があるのではと思うほどの名演である。
藤田氏はこの作品ではブルース色をふんだんに取り込んでおり、それは奇をてらったものというより、至極自然で感覚的なものである。彼特有のスクリームもかなり変態さを極めており、それが特に顕著なのは#3“20th century a proud man”の後半部分。「アウアウアウア~~~!!」という変質的な呻き、またこの時のバックサウンドもかなり病的である。
そしてこの変態演奏についていってるドラムの広川氏もまた凄い!
どっかのツーバス野郎のように自己主張するのではなく、飽くまで曲の雰囲気に合わせて的確なドラミングを刻む彼の適応能力はズバ抜けている!作品中最もド変態な曲展開の#10“Desert flower”での木目細かなスティック捌きは驚異的である。
ラストナンバーのウネウネとしたベースラインで突き進むタイトル曲“Incompetent...the war pig”も、ラストジワジワと盛り上がっといてなぜかオチが定番のブルース調で〆る予想外の展開に、彼らの懐の深さを感じないではいられない。

そしてこのアルバムを聴いて彼らがなぜあんな異様なメイクをしているのかなんとなく理解できた気がいたしました。あれは多分アートなんだと。
しかしまだグランジとかいう言葉もない時代に、これだけの混沌とした内向的でアヴァンギャルドな音楽性を打ち出していた彼らは、ホンマ時代を先取りし過ぎた悲しきアートロックバンドであったなぁ~と、思わず三跪九叩してしまう。
この記事を読んで下さったPCの前のあなたも是非このねじれ歪みながらも美しいこのDOOMの傑作アルバムに触れてみて下さい。
あなたの心の奥底に潜むねじれた(まだ見ぬ)変態性を呼び覚ますかもしれません。


今日の1曲:『Incompetent...the war pig』/ DOOM
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さよならプリメーラ

2007年03月26日 | 晒しな!日記
ドナドナド~ナ ド~ナ~♪
愛車をの~せ~て~♪

今日我が愛車プリメーラを車屋に預けてきました。
14年間走り続け、走行距離は約149000km。

この車は5年前に義兄から譲り受けたモノなんですが、今までずーとマニュアル車に乗っててオートマ車を持ったのはこの時が初めてでした。だから最初はメチャメチャ戸惑いました。特にギアチェンジ。2速のまま走っていたりとか・・・
まぁ慣れてもーたら「車の運転ってこんな簡単やったんや!」って、もうマニュアル車に対する未練などなくなりましたが。



しかし5年間たいした事故も起こさず・・・といっても2回カマ掘られてますけど。
あと私がカマ掘った時が2回ありましたが(一度などは渋滞中に目をつむって音楽に聴き入ってたら、ブレーキ踏んでる足が緩んでしまって前の車に突進してた)、いずれも先っちょが少し当たっただけだったので当事者の方がいい人ばっかで2回とも見逃してもらいました。
ポリさんに捕まったのもシートベルト1回だけだったし。まぁこれがなければ人生初のゴールド免許だったんですが。
そういう意味ではなかなかのラッキー車だったのではないかと。歴代の車は全て2年以内に事故で廃車にしてましたから・・・
私の車の運転がもう少し上品でメンテナンスも怠っていなかったら後2年はいけてたと思うんやけど・・・・

だめだだめだ!いつまでも感傷に浸っててはいけない。
来月ニューマシーンが私の元に届けられるんだから!
今度の車はもっと丁寧に扱い、恋人のように可愛がってやろう!(多分無理)

ホンマ14年間お疲れ様でした!そして有難う!
さらばプリメーラよ!永遠に・・・



今日の1曲:『ミーのカー』/ ゆらゆら帝国
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匂いコレクター

2007年03月25日 | しねしねシネマ
大阪で恒例の午後の旧連臨時会合があるというので、明日廃車となるプリメーラに1000円分だけガソリンを入れておいたのだが、当日になってドタキャンとなり、雨の中ガソリン消化のため橿原くんだりまで映画を見に行く事にした。とんだ大気汚染である。

めっちゃ観たい映画があるというわけでもなかって、どれにしょーかと悩んだ挙句、結構評判のよかった『パフューム ある人殺しの物語』を観る事に。
久方ぶりの洋画。

舞台は中世フランス。驚異的な嗅覚を持ち一切の体臭を持たない男が、美しい女性の香りを永遠にとどめておく方法を探るため調香師となり、戦慄の連続殺人鬼と化していく男の物語。
魚市場で赤子を産み落とすシーンやら、最初ハリウッド的なコテコテしたヴィジュアルにかなり抵抗を感じたのですが、臭覚で獲物を狙う男の怪物像を見事に描いた新感覚サイコスリラーといった感じでなかなか面白かった。
13種の美女の香りを蒐集するまで殺人をも辞めないこの男の蛇のような執拗さ。
これって触覚芸術を完成させるために女を殺し続けた我が国の触手怪人“盲獣”になんか犯人像が似ておりますな。
何十キロ遠くに逃げようが彼の驚異的な臭覚から逃れることはできません!
で、彼自身体臭が無いので(それが彼のコンプレックスだったんですが)番犬の鼻も役に立たないのだからもう成す術なしといった感じ。いやいや恐ろしい怪物ですよ。
またこの役者がやせ細った野良犬のような容姿で、正に“臭獣”といったところか(全然上手くない!)。

そして13種の美女の香りを集めて調合した究極の香水には一種の幻覚剤のような効力があり、この香水をつけた者は世界をも彼の足元に跪かせてしまうのである。
彼をこの世界に導いた師匠的な存在の調香師も、最初に彼が調合した香水を嗅いで楽園にいるような幻覚を体験するのだが、この調香師役がダスティン・ホフマンであったのが面白かった。監督が彼をこの役に起用した最大ポイントは恐らくあのデカい鼻だったに違いない。
しかし、ラストの大どんでん返しがまさかの乱交パーティーとは・・・目がテンになってしまいましたわ。
いや~西洋的エログロ臭作映画ですな!

彼は香水をつけることでしか人々に自分の存在を認識してもらえない事にたとえようもない孤独と虚しさを感じていたのだが、半径10メートル以内に近づくとその存在にすぐ気付かれる体臭の持ち主とではどっちが不幸なのだろう?
いずれにせよ両者とも香水の力に頼らざるを得ないだろうが・・・
ちなみに私は周囲でワキガと噂されてる人の臭気にも全く気付かない鈍感な鼻の持ち主である。

オススメ度:★★★★

今日の1曲:『Smells Like Teen Spirit』/ NIRVANA
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エージェント・オレンジ~枯葉剤~

2007年03月24日 | やっぱりメタル!!
先日何気に近所のブックオフに立ち寄り中古CDを物色していると、オークションではかなりの高値で争奪戦となるSODOMの名盤とされる4th『AGENT ORANGE』の日本盤(もちろん廃盤でテイチク盤にはなぜかジャケに青い縁が施されてある)を発見!
ブックオフのクセに少々値は張ったが、ヤフオクではまぁまずこの値段では落札できない額だし、今度発見するのは何年後かわからんのでもうこの際購入に踏み切る事にした。
しかしここのブックオフはなぜかSODOM在庫数が非常に多く、いつ行っても常に5枚くらいは並べられてある。

さて、いよいよこのSODOMの最高傑作と誉れ高いアルバム『AGENT ORANGE』を耳にする時がやってきた!
そして聴き終わりました。

まぁソドムらしいごく普通のスラッシュアルバムだったかな。
次作の『BETTER OFF DEAD』の伏線的作品といいましょうか、似通った所が多々あります。

1曲目の“AGENT ORANGE”はミドルな調子で始まり一変してドッカンドッカンと疾走。まぁたしかにライヴでやられたら暴れまわりたくなるような曲で名曲と言われるのもうなずける気がする。
#2.“TIRED AND RED”もなかなかカッコいい疾走ナンバーですが、妙に陳腐なメロディアスギターソロが入ったり、中途半端にフェイドアウトしてしまったりで、なんかドタバタしておりますな。演奏力がまだ地に足が着いてない感じで、とくにクリス・ウィッチハンターのフィルインがかなりあやしくて危なっかしい。
#4.“REMEMBER THE FALLEN”は次作収録の“SAW IS THE LAW”の前身的なミドルナンバーで、ヴォーカルラインなんかほぼ一緒。#7“AUSGEBOMBT”なんかはG.B.H.のカヴァーか?と疑ってしまうくらいのパンキッシュなナンバー。TANKのカヴァー#9“DON'T WALK AWAY”は蛇足であろうヌル~いポップナンバー。

このアルバムと比べるとやはり個人的には5th『BETTTER OFF DEAD』が演奏力も楽曲のアレンジ力も十分に備わった完成形を見た作品であったと改めて思ってしまう。
『AGENT ORANGE』は、まぁ期待してたではなかったけど、この時既にトム・エンジェルリッパーのVoの醸し出すド迫力のダミ声はジャーマンスラッシュ界の重鎮たるカリスマ性を十二分に秘めているし、劣悪なレコーディング環境の中でギリギリ限界のパワーをこのアルバムに全力注ぎ込んでいることが伝わってくるスラッシュ根性溢れる力作である。


【エージェント・オレンジ”とは・・・】
ベトナム戦争中に米軍が北、南を問わずベトナムに散布した化学兵器で、通称“枯葉剤”と呼ばれるものである。
枯葉剤にはオレンジ剤、ホワイト剤、ブルー剤の三種類があり、その内の6割が2,4-Dと2,4,5-Tを混合したオレンジ剤(エージェント・オレンジ)と呼ばれるものであり、不純物として催奇性があるとされるダイオキシン類等を含んでいた。
ベトナム戦争で行われた“枯葉作戦”は、名目上はマラリアを媒介する蚊や蛭を退治するためとされたが、実際は米軍が掲げた作戦“Seek & Destroy(探索し、破滅させる)”からの発案で、ベトコンがジャングルに隠れられないようにするためであったと言われている。なおそれが撒かれたところは、以後一切植物が生えてこず、その地域では枯葉剤を浴びた人がベトちゃん=ドクちゃんのような、数多くの奇形児を生んでいることが多数報告されている。
原爆に次ぐまさに悪魔の所業とも言える罪深き米軍の化学兵器の1つである。
なお、アメリカ政府は枯葉剤と奇形児出生の因果関係は認めておらず、戦後補償も行っていない。

ベトナム戦争時のランチハンド作戦による枯葉剤散布の様子





今日の1曲:『AGENT ORANGE』/ SODOM
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乱歩地獄再び

2007年03月22日 | しねしねシネマ
ヤッターイ!
『乱歩地獄~DVD初回限定特典特製アウターケース&美麗解説書付のデラックス版~』を結構なお手頃値段で競り落とせましてん!

アウターケースは黒地に蜘蛛の巣がはってるという図柄でそこそこデラックス!
しかし、この解説書のどの辺が美麗なのか?
監督、キャスト、スタッフのプロフィールがズラーっと紹介されてるだけって、これ別にパンフレット見ればわかることでしょう。
最後にエンディングテーマ曲のゆらゆら帝国の“ボーンズ”の歌詞が掲載されてあるのだが、これも2nd「ミーのカー」の歌詞カード見れば載っとるし。
背表紙にカネコアツシ氏による猟奇的なイラストが描かれてあるのはまぁまぁ嬉しかったけど、ホンマそれだけですわ。

そして絢爛豪華なこの映像世界を再びTVで味わってみたのですが、よく考えたらこの映画って確かに映画館で見た時は衝撃的でしたけど、何回も見て楽しめるような内容ではなかったことに今さらながら気付かされました。
まぁ乱歩ファンなら持っておきたいコレクターズアイテムのひとつとして、書架に飾っておきたい一品といったところですかな。
まぁ本ディスクには、劇場公開に際して再編集された「R-15版」とは別の“刺激的な性的描写の含まれる”オリジナル版の『地獄鏡』が収録されておるんです。
ちなみにこのDVDは18歳未満の方への販売を禁じているんだとか。

竹内スグル監督の『火星の運河』はやっぱりワケわからんし、ピンク映画出身の佐藤寿保監督の『芋虫』はやっぱ鑑賞に堪えないエロ気持ち悪さである。
平井太郎(乱歩の本名)演じる松田龍平はなんかイマイチぱっとしない。“原作とは違う”オリジナルなオチはまぁまぁだが、『屋根裏部屋の散歩者』やら『怪人二十面相』やら『パノラマ島』など、他の諸作品を中途半端に盛り込み過ぎてて散漫となった感じ。

やっぱ私のフェイバリット作品は漫画家カネコアツシ監督の『蟲』ですな。
実に気色の良い蟲のCG効果、カサカサカサカサカサッと蠢く蟲のSE効果、ユーモラスで喜劇タッチなBGM。
そしてなんといっても浅野忠信のぶっ飛んだ演出が最高。

それと、ウルトラマンで有名な実相寺昭雄監督の『地獄鏡』はやっぱ鏡だらけの舞台設定が魔術的な映像効果をもたらしており、本当にウットリさせられます。
問題の蝋燭タラタラなエログロシーンも火影が醸しだす映像美が妖艶すぎて、SM嫌いの私でも目をそむけずに見ていられるのです。
実相寺監督はほんと映像の魔術師ですな。

そういえば、実相寺監督は昨年11月に胃癌のため亡くなられたそうですね。
ほんで今週の土曜日に京都みなみ会館で、『実相寺昭雄追悼オールナイト上映会』があるみたいです。
『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』などの他、江戸川乱歩原作の『D坂の殺人事件』(1997年)とかも上映されるそうです。
D坂だけどんなものかちょっと見てみたい。



今日の1曲:『蟲』/ 人間椅子
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AIO AOI NIGHT ~ユリイカ編~

2007年03月20日 | しねしねシネマ
「AOI AOI NIGHT」続き。

『EUREKA ユリイカ』は青山真治監督の2000年作品で、宮崎あおい初出演作。
上映当時チケット代が2500円っちゅー高額設定だったため鑑賞を断念した映画なんですが、その一年後くらいにWOWOWで放映されたのを観て、やはり大変感銘を受けずにはいられない作品でした。
私の今までに見た日本映画の中で、5本の指に入るかも。

全編セピア映像で約3時間半もある映画なのに、全く無駄を感じさせず、最後まで退屈させないところが凄い。
BGMといえば、時々流れるピアノ伴奏くらい(これがとても効果的なのだ)。
この監督は編集カットという事を知らないのかと思わせるほど、どこどこまでも続く長編ロードムービーとなっている。

話は大変ショッキングなバス・ジャック事件のシーンから始まり、そこから辛くも生き延びたバス運転手の沢井(役所広司)と、乗客だった直樹(宮崎将)、梢(宮崎あおい)の兄妹(この2人のキャストは実際本当の兄妹)は、事件から2年後に偶然再会したのを機に共同生活を始めるようになり、こころの再生を求めやがて中古バスに飛び乗って旅に出る・・・・・・

というのがこの映画の全体のあらすじだが、とにかく3時間半もあるのに会話というものが全くない。宮崎あおいなどは終盤に2行くらいのセリフがあっただけでっせ。それで第11回日本映画プロフェッショナル大賞新人奨励賞を受賞したのだからすごい。

ただただこの4人の奇妙な共同生活が延々と映し出される中、事件のショックで言葉を失ってしまったこの兄妹が、突然の訪問者の沢井に微妙に心を開いていく様子が丁寧に描かれており、なんとも奥ゆかしくてたまらないのだ。
妹の梢はもう前半から殆ど沢井に心を全開にしていたが、兄の方は半開きという微妙な差も面白かった。
けれど途中参加の東京出身の従兄弟の秋彦には両人とも殆ど心を許さず。ぎこちなくただ黙々と彼らの身の回りの世話をする沢井とは対照的に、何でもわかってるかのように押し付けがましく面倒を見ようとする秋彦とは生理的に肌が合わないといった感じ。
もうこのしゃべりすぎる東京男のキャラクターは見てる側も嫌悪感を募らせずにはおれない。とにかく秋彦の存在は、他の映画やトレンディードラマでは普通なのかもしれないが、この映画の中では空回りの浮いた存在に映ってしまう。
多くを語らない男のカッコよさ、そしてダメ人間なりに不器用にも過去のシガラミから逃れようとする沢井の健気さがクローズアップされ、見てる側は自然と彼に感情移入してしまうのである。
説教がましいことを言わない沢井が後半に言い放つ「生きろとは言わん!死なんでくれ!」というセリフは凄く重みがあり印象的だ。
まぁ意味はよくわからないのだけれど。

そして、ラストに映し出される壮大な大観峰の絶景を大スクリーンで見ることができただけでも、今回映画館で再鑑賞した価値があったなぁ~と思いました。


最期に今回来場してた客に一言。

>気管支炎を患っていたと思われる私の斜め後ろの席の客。
「咳するなとはいわん!出ていってくれ!!」
(沢井も気管支炎キャラだったので、感染ったのかもしれん)

>上映中に熟睡していた客。
「寝るなとはいわん!イビキかかんでくれ!」

オススメ度:★★★★★

今日の1曲:『再生』/ Salyu
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AIO AOI NIGHT ~エリ・エリ編~

2007年03月18日 | しねしねシネマ
昨夜、京都みなみ会館毎週土曜恒例のオールナイト企画「AIO AOI NIGHT」に行ってまいりました。

ふたりのAOIをヒューチャリングし、2回に渡ってその作品群を夜通し上映しまくるという趣旨のもので、私が今回参加したのは今やNHK連続ドラマやアフラックのCMなどで大活躍中の“宮崎AOI NIGHT”の方。

つーか私はてっきり“AOI”とは青山真治の“青”のことだと勘違いしておったんです。
というのも、今回上映されたのは『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』『EUREKA ユリイカ』の2本立てで、その両作品とも青山真治監督作品やったからです。
まさか今をときめく宮崎あおいさんがこの両作品ともに出演していたなんていう事を最初に上映された『エリ・エリ~』を見終わるまで全然預かり知らんことでありまして。


まず、以前よりちょっと気になっていた映画『エリ・エリ・レマ・サバクダニ』の方なんですが、2005年作と結構最近の映画でこれは“音響の映画”という感じでした。
劇中で浅野忠信と中原昌也が組んだノイズ系ユニットの音採集(風の音、打ち寄せる波の音、貝殻の触れ合う音)や、音作りなどの滑稽な音楽活動シーンが大半を占めている。
まぁ実際浅野氏はギター弾けるし、中原氏もサウンドクリエイターの人だからまさにうってつけの役柄、ちゅーかほとんどこの人らの音楽映画っつー感じ。


あらすじは・・・西暦2015年。日本をはじめ世界中に“レミング病”と呼ばれる致死ウィルスが蔓延していた。感染者は自殺という方法で死に至るこの病。唯一の抑制方法が“日本のあるミュージシャンが奏でる音”を聴くことだという。

もうこの近未来的な舞台設定だけで、『スワロウテイル』的な俗っぽさと安っぽさを感じてしまった。
私の場合まず、音楽に共感できんのでダメでしたね。浅野ファンやノイズ系音楽大好きな人にはたまらん映画なのでしょうけど。
ギターのハウリング音とかメッチャ好きなんですけど、ラストの浅野氏のギター演奏シーンは見事!というより、正直「早よ終わってくれ」みたいな気ダルさを禁じ得ず、目蓋が非常に重たいことになってた。
ホースをグルグル回してホーホーと音を出すやつ、あれ子供の頃持っててよく振り回して遊んでたなー、なつかしい。


いや、こんな音楽より私ならキング・クリムゾンの『太陽と戦慄 パート1』をおススメする。
これの方が絶対病魔に効くと思うのだが。




まぁ病魔が町に蔓延してるかのような雰囲気の不気味なバックサウンドと、青山監督らしいエンディング・テーマはかなりいい感じやった。


ちなみにタイトルの“エリ・エリ・サバクタニ”はヘブライ語で「神よ、何ゆえに 我を見捨てたもうや?」という意味。
主イエスが十字架に貼り付けられながら唱えた最期の言葉。(マタイ27章 46節)

終末思想映画?


『ユリイカ』の感想はまた次回にて・・・


今日の1曲:『貫通』/ ゆらゆら帝国
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プリメーラと私

2007年03月17日 | 晒しな!日記
来週廃車となる愛車プリメーラ。
今さらながらこいつの写真撮影にいそしんでいる毎日である。今まで全然写真なんか撮ってなかったので。
現在雨漏り、低速エンジン音異常、スモールランプ切れ、ほとんどのMD再生せず、右パワーウィンドウも開かないのでドライブスルーもできんという。ドライブススルーをスルーするだけみたいな。
でもまだまだ全然走るので、現在もったいない症候群に苛まれてます。




今日の1曲:『DRIVE MY CAR』/ THE BEATLES
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南の島の星の砂

2007年03月11日 | 本わか図書室
以前買いそびれた『文藝 冬 2002年』をヤフオクで入手。
Coccoが活動中止宣言をしてから1年半経った2002年の冬、予てから彼女がなりたかった絵本作家としての第一号作品『南の島の星の砂』が出版された時に、文藝がCoccoとこの絵本を大々的に取り上げた特集号である。

結構希少品なのに競り合う事もなく800円で落札。なんでか?
届いた商品を開けて見ると、表紙の左下がボキっと折れてた・・・・・・
「古い雑誌ですので焼け、折れや、擦れ、切れ、値札あと等があるかもしれませんこと、ご了承くださいませ。」というコメントがあったけど、いや、写真じゃこの折れ目はわかりまへんて!
カラフルなCoccoの絵がカモフラージュになっとったんですな。
他の閲覧者は気づいてたのか?
ま、それはええとして、本書の内容はCoccoのルーツなどが垣間見れてなかなか興味深かった。

まずCoccoが幼い時に読んだ「10冊の絵本」がCoccoのコメント付きで紹介されている。
その中の『つきのぼうや』という絵本は確か幼い頃私の家にもあったような気がする。縦長の形状が実に印象く記憶に残っている。
『ねないこだれだ』は、Cocco3rdアルバム※『ラプンツェル』に同名曲が収録されており、子供を諭すようなオドロオドロしい曲調がこの絵本のイメージとピッタリあてはまる。
ちなみに『ラプンツェル』というアルバムタイトル自体、Coccoの好きなグリム童話『髪長姫』から由来したもので、ジャケのタッチはCoccoの絵本と同じ画法が使われている。
確かにCoccoの歌には、赤子に童話を語って聞かすような母性的な包容力のある曲が多く見受けられる。それはおそらく、自分が幼い頃母親から受けた深い愛情からの影響もあるのだろう。

Coccoは自分と髪長姫とを重ねていた。


あと、“絵”、“海”、“星”など、12のキーワードごとにCoccoが語る「12色のことば」では、この絵本のテーマだとか、画法だとか、沖縄を取り巻く現状とかが綴られているのだが、“歌”のテーマのところでちょっと気になる文があった。

「私はクレヨンで汚れたままの手を伸ばして歌を歌いました。届いたかな?いつかきっと届けるからね」

これは、この絵本の創作が後の『ゴミゼロ大作戦Vol.0』へと繋がり、いずれまた歌手として復活することを、この時ほのめかしていたのではないだろうか?

そして、文藝の表紙にもなっているカラフルなCoccoの自画像。
この自画像は大阪のdigmeoutまで原画展を見にいった時に原寸大のを間近で拝見したが、もう圧倒的な迫力で、そのCoccoの大胆な画法に度肝抜かれずにはおれなかった。
この自画像は絵本には掲載されておらず、現在では2002年12月発行の『SWITCH SPECIAL ISSUE』とこの文藝でのみ見ることができる。


※ラプンツェル:『ちしゃ』と訳されることが多いが、キク科のレタス(ちしゃ)を指してはおらず正しくはオミナエシ科の植物・ノジシャのこと。その栄養バランスから、妊婦が食べるのによいとされる植物である。

今日の1曲:『ねないこだれだ』/ Cocco
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激買うたれ!!

2007年03月10日 | やっぱりメタル!!
そういえば、今週は『EXTREME DOJO VOL.17』が開催されとったんですね~、すっかり忘れとった。
今回はVADERCRYPTOPCY、そしてBRUTAL TRUTHという脅威のブルタルデス野郎どもが集結しとったんですねぇ~、かなりエゲつない面子ですなぁ。
ほんでまた大阪の会場がクアトロ?大丈夫やったんですかいな~、あんな狭いピットで・・・ようゆわんわ。

まぁVADERは音源もっとらんし、CRYPTOPCYは1、2曲くらいしか知らんので、このイベントはちょっとキツイなと思ってちょっと踏みとどまっちまったんですが、再結成したBRUTAL TRUTHは凄く気になるところではありましたね。

BRUTAL TRUTHは、ANTHRAX、S.O.D.、NUCLEAR ASSAULTなどを渡り歩き、図太いベースを奏でていた長身の怪物ダン・リルカがサイド・プロジェクトとして1990年に結成したグラインド・コアバンド。
私も十数年前CATHEDRALとSxOxBとのカップリング来日公演で一度ライヴを拝見いたしました。
まぁあん頃は私のエクストリーム嗜好最盛期の頃でしたから、もうその圧巻の激烈パフォーマンスに興奮しまくりで暴れまくりでございましたなぁ。日本のバンドとの音圧の圧倒的な格差を見せつけられ、「やっぱアメリカ産グラインド・コアはイカついな~」と感嘆いたしておりました。

BRUTAL TRUTHといえばやはり名盤『EXTREME CONDITIONS DEMAND EXTREME RESPONSES(激昂たれ!』)』!!
まだ私がデスメタルとか全然聴いてなかった頃、最初にこのファーストアルバムを全部聞き終えた時、私の中には疲労感以外なにも残ってはおりませんでした。
まぁこの作品で私のヤワな聴覚が鍛えられたというか、狂わされたといいうか。このアルバムを聴きこなせれば、どんなエグい音でも耐えられるだろうと、それほどまでに当時この作品はエゲつない過酷さを放っておりました。
その重圧なサウンドは金属バットでド頭をボッコボコに殴られたような感覚に襲われ、暴虐性を剥き出しにしたケヴィン・シャープは「ヴォーー!!」か「ギャーー!!」の二面性しかないヴォーカリゼーションをそこらじゅうに撒き散らす。
そして正に驚異的なのが初代ドラマースコット・ルイスのドラミングである。
まぁ最近ではテクニカルで手数の凄まじいドラマーは吐いて捨てるほどおりますが、スコットの場合、最近のドラマーのようにツーバスで音を塗り濁してしまうというのではなく、ただその激烈ビートのみでリスナーを捻じ伏せるかのような、ドラムを“叩く”というよりは“殴る”或いは“鞭打つ”といった表記の方が相応しい、とにかくサディスティックな音を叩き出すドラマーでありました。

まぁ全15曲、ファスト、スロー、ミドル、ブラストと、縦横無尽に曲中で変則しながらもハッキリと特徴を持った楽曲がギッシリと詰め込まれている。
私のフェイバリット曲をピックアップしていきますと、イントロダクションから徐々に攻撃態勢に入っていき、一気に畳み掛ける#2“無知が生み出すもの”。世界最短のミュージックビデオとして、2001年のギネスブックに登録されている3秒の#7“二次災害”。あまりといえば心臓に悪すぎる究極の激烈グラインド絶叫ナンバー#9“歩く死体”
そして「同性愛大賛成!」と叫びながらも「たぶん俺はゲイじゃない」と、一応断りの意思表示をしてるクライマックス的名曲#14“ANTI-HOMOPHOBE”と、いやもう列挙しだしたらキリがない。

2nd『NEED TO CONTROL』では既にグラインド色が薄れ、ノイズやドゥーム色の強い混沌とした楽曲が目立つようになり(フロイドの「あなたがここにいてほしい」をノイズィーにコピったりもしてる)、もうこの作品以降のアルバムには全然興味なくなっちゃったんですが、1st『激昂たれ!』だけは今なお輝きを失うことのない、グラインド・コアの歴史に残る名作でありましょう。

最後に、当時ダンが言い放ったとても印象的な名言を以下に紹介しておこう。

「今のメガデスが過激かい?アイツはまたクスリをやるべきだ。」



今日の1曲:『Collatoral Damage』/ BRUTAL TRUTH
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幻魔大戦

2007年03月07日 | しねしねシネマ
小学低学年の時からずっと気になってて観てなかった『幻魔大戦』を、先日ようやくレンタルでかりてきて観ました。

『幻魔大戦』は、1983年に公開された日本のSFアニメーション映画。
平井和正と石森章太郎の共作による漫画『幻魔大戦』、および平井和正による小説『幻魔大戦』を原作とした幻魔大戦シリーズの映像化作品。
監督はりん・たろう氏で、キャラクターデザイン・原画はあの大友克洋。


実は家に、誰が買ったが知らないが、この映画のテーマソングのシングルドーナツ盤があって、小学生の頃、洋間の親父のステレオでよく聴いてたんです。
これ聴いていると、なんか闘志が湧いてくるというか。
この曲を聴きながら、地球を守るため、サイキックエースたちが闘志を燃やし幻魔と戦うシーンをイメージしてたんだと思います。




主題歌は『光の天使』。
歌はローズマリー・バトラーという女性シンガーが歌っており、作曲はなんとキース・エマーソン!!
プログレッシヴロックにハマりだした高校生の時に、後からこの事実を知ってビックラこいたことは言うまでもありません。




主題歌も感動的だが、私はとりわけB面のインスト曲『地球を護る者』を好んで聴いておりました。
幼少の頃から、エマーソンの奏でるスペイシーなシンセ音に、なにかしらいいしれぬ魅力を感じていたのかもしれません。
まぁ今聴くとサビの部分などはバカバカしくも幼稚くさいフレーズですが、ちょっとグルーヴ感がでるパートのところはかなりカッコいいです。




で、肝心の映画の内容はというと・・・

正直しんどかった。今じゃこんなストーリーはまず通用せんでしょう。
単純明快なサイキックパワーというものをテーマとした勧善懲悪モノで、ヒネリもヘッタクレもない。
アニメーションは当時としてはまぁまぁな緻密さではあるんですが、静止画な風景がけっこう目立つ。
最初に登場したグリーンスレイドのジャケに描かれてそうな預言者みたいなやつが語りながら奇妙な舞を踊ってるシーンからして、ちょっとやってしもーた感が漂ってたが、世界各地からいつのまにか集まった「アンタ誰?」みたいなサイキック仲間たちの、いつのまにか深まっていた結束力の説明不足さ、主人公の異常なまでのシスコン振りは見ていてゲンナリさせられます。
原作は小説で20巻もあるらしいので、それを2時間ちょいのサイズに落とし込むのはちょっと無理があったのかもしれない。

ところで、キャラクターデザインは大友克洋が担当しているが、サイボーグのベガだけはよかったけど、あの女戦士のリマールのような髪染めの趣味の悪さはなんとかならなかったのか。
まぁああいうのが80年代ファッション的にナウかったんだろう。
う~ん、小学生の頃に観ていれば感動してたんかなぁ~・・・




この5年後に『AKIRA』が上映されるわけだが、この間にアニメ界にどんな変革が起こったのだろうか?


『幻魔大戦』劇場予告編


今日の1曲:『奈落のボレロ』/ EMERSON LAKE & PALMER
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オーバードーズ

2007年03月05日 | コンサート
腰痛もだいぶマシになったので、以前同じ職場で働いていたドラマーの兄やんのバンドのライヴに、ブラジル人スラッシャーのロブと供に見に行ってきた。

バンドの名はオーバードーズといい、私が一聴してお気に入りとなった今時珍しいオールドスクールなハードコアバンド。
正月にロブと飲みにいった時、奇遇にも彼の口からこのバンドの名前が出てきて、よく話を聞くと、実はオーバードーズのギタリストとロブは最近スタジオで出会っていて、親しい間柄になっていたことがわかった。
で、じゃあ今度一緒にライヴ見に行こうかという運びになったのだ。ドラマーの兄やんも、この偶然の繋がりに「世間は狭いなぁ~!」とビックラこいていた。

身内ということを抜きにして、このバンドに好感が持てるのは、ハードコアバンドにありがちなイチびった演出がないということ。MCなども控え目でドッシリと構えていて、演奏するそのシンプルな姿勢だけでオーディエンスをグイグイと惹きこむセンスを持っている。とにかくムダというものがないのだ。
今回は(またエコひいきと思われるだらうが)兄やんのドラムがやけに重量感を持って響いてきて、なんか神がかっていた。

今年の2月に完成した5曲入り2ndデモ音源も会場で売られていたので購入。1stデモに比べて遥かに音作りに磨きがかかっていた。というかミックスが向上したのかな。
今回はいたってシンプルな楽曲が並び、そのピュアかつストレートな曲運びがとにかく痛快である。80年代ハードコア/スラッシュの影響をモロに感じさせるMeguru氏のギターリフが的確にツボをついてくる。彼独特のバックコーラスも効果的。正にハードコアの手本のようなアルバムである。
お気に入りは、4曲目の“Survive”。シークレットトラックとして、1stデモに収録されていた“Fake”のリメイクが収録されているのも嬉しい限りである。



今日の1曲:『Survive』/ オーバードーズ
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血塗られたひな祭り

2007年03月03日 | 晒しな!日記
灯りつけましょ ぼんぼりに呪われた火を
花をあげましょ 桃の花に恨みを込めて
お内裏の口は曲がり冷たく笑い
お姫さまの目は血走りひきつり上がる
五人囃子の笛怪しく太鼓は乱れ
三人官女は不吉な予感に恐れおののく

今日は楽しいひな祭り
二人並んで嫌な顔
今日は楽しいひな祭り
二人並んで歪み顔

上記の歌詞は、人間椅子の7thアルバム『頽廃芸術展』に収録されている“血塗られたひな祭り”という曲である。
見ての通りひな祭りの歌を冒涜的にもパロったもので、作詞はやっぱり鈴木氏で小学生が考えつきそうな、なんのヒネリもない稚拙な内容である。この後、お内裏さまの首はもげてこと切れ、お姫さまは虚しく後を追うといった結末である。

まぁ楽曲そのものは、和嶋氏の琴の音色を意識したフレーズやファズを効かしたギターワークがかなり風流で不吉な雰囲気を醸し出しており、鈴木氏が五人囃子の雄叫びをイメージして得意の「ヒャーハハ!!」という狂った笑いを演出する部分などはかなり効果的で、全体的にかなりユニークな曲ではある。

話変わって今日仕事終わり間際にギックリ腰になってしまった。
かなり強烈なやつで、車の乗り降りもままならずかなり辛い事になっている。明日は知り合いのバンドが二組出るライヴに行く約束をしているのだが、この状態では無理くさい。
先日の“赤い彗霊”の呪いだろうか?奴の事をブログに書いたのが逆鱗に触れたのかもしれない。

クワバラクワバラゴメンクダサイオハイリクダサイ。

『頽廃芸術展』


今日の1曲:『血塗られたひな祭り』/ 人間椅子
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赤い悪夢

2007年03月02日 | 晒しな!日記
どうも私の部屋には何かがとり憑いているようである。
先週、床に就くと妙な夢にうなされ、魂が体から抜け出すような浮遊感に襲われ、グルングルンと回り出したのである。
昨夜などは夢の中で何か得体の知れない影が私の背後に現れ、私の魂をグイーと引き抜こうとし、私は恐怖のあまりガバっと飛び起き動機息切れ状態。その時天井を見るとなにか赤い光が頭上に浮かび上がっているのが見えるのだが、それをジーと見てると視界がだんだんと暗雲が立ち込めるかのようにブワ~~っと暗くなるのである。
この現象は先週と全く同じで、私は思わず心の中で「奴だ、奴が来たんだ・・・」などと若井おさむ口調で呟いてしまうのである。

まあ高校時代から疲れたときなど金縛りはよく経験しており、これは別に霊的現象などではなく、体だけが眠っており脳だけが起きているという状態に過ぎないのだ。
しかし今回のはどうもそういうものではないようだ。何か霊的なものの力が作用しているようなのである。まだ人の姿などは見ないのだけれど、とにかく一晩中執拗に襲ってくる。ちょっとでも熟睡しかけると揺り起こしてきやがるのだ。
あまりにもしつっこいので私は「頼むし寝かしてくれ!明日仕事やから。金土になんぼでも付きあったるし!あんまりしつこいと、お前のことブログに書くぞ!」と一喝してやった。

しかし、奴はまだ止める気はないらしい・・・ホンマ難儀ですわ。



今日の1曲:『赤い悪夢再び』/ KING CRIMSON
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