オジー・オズボーンの訃報を聞いた時は愕然としたと同時に、ああ、大往生を遂げたんだなと、灌漑深い気持ちにもなった。
というのも、オジーは亡くなる約二週間前、生まれ故郷のバーミンガムで、『Back to the Beginning』と題したオジーにとって最後となるライブを敢行した。
ブラック・サバスのオリジナルメンバーが再び集結し、全4曲という短さではあったが、奇跡の復活ライブを見事果たしたのだ。

SNSでは、オジーのステージを批判する者も続出したと聞いているが、YOUTUBEでファンが投稿したライブ動画を見た限りでは、いや、全然歌えてるやんかと。
逆にまだこれだけの力が残っていたのかと、現地でオジーの最期の雄姿を見届けたオーディエンスを羨ましく思った。
ビル・ワードも割と叩けてたし。
すでにパーキンソン病を患ってたオジーは立って歌うことは叶わず、ずっと椅子に座ったままのパフォーマンスではあったが、まぁ現役バリバリの時代も手を叩いてステージを右往左往する印象しかなかったので、むしろあの物々しいサタニックな玉座で歌うオジーの方がメチャメチャ悪魔的雰囲気が出ていたように思う。

正直、私自身ヴォーカリストとしてのオジーをそこまで好きかというと、微妙だった気がする。
技術的にあまり巧いと思ったことはないし・・・まぁヘタウマの元祖という感じ。
ただ、個性としては飛び抜けてたと思うし、あの独特の野獣感は、他の者が真似してできる歌唱でもなかったように思う。
オジーは私にとって、昔からメタル界の名物おじさんという印象。
レセプションパーティーでの鳩喰いちぎり事件とか、ステージ上にファンが投げたコウモリに噛みつきそのまま病院に搬送事件とか、オジーの妻シャロン・オズボーンに殺人未遂で通報されるなど、彼のこれまでの奇行伝説は枚挙に暇がない。
メタル専門雑誌B!誌にページ一面に掲載されていたオジーが自分のイチモツを股にはさんで全裸で写っていた特大写真は、中坊の頃の私にとって強烈なインパクトがあった。

私が生まれて初めて観たオジーの動く映像は、MTVで流れたアルバム『罪と罰』からの「Lightning Strikes」のPV。
終盤でギターのジェイク・E・リーの長髪をつかんで引きずるシーンを見て、「うわ!こいつヤバいやつやなぁ~」って、ドン引きした記憶がある。
私が初めて購入したオジーのレコードは、『BLIZZARD OF OZZ』。

「I Don't Know」、「Crazy Train」、「Suicide Solution」、「Mr. Crowley」、「Revelation (Mother Earth)」と、今月再びザック・ワイルドと共演を果たしたソロラストライブでも本作からの楽曲が多く演奏され、私自身当時めちゃくちゃ聴きまくったメタル史上に残る名盤。
ジェイク、ザックも技術面で大いに優れているが、やっぱ感情的にかき鳴らす粗削りなランディ・ローズのギターが好きなんよね。
ドラムやり始めの頃、学園祭出演のため臨時即席で組んだバンドで「Crazy Train」コピった思い出もある。グダグダやったけど楽しかった。
ブラックサバスに出会うのはもうちょっと後で、中学時代の終わり頃、B!誌にも載っていたギターの通信講座でいち早くエレキギターを始めたメタル同級生が教材曲であった「Paranoid」のギターソロを私の面前で弾きこなすのを見て衝撃を受け、次の日くらいに自転車こいで3つ駅先のレンタルレコード屋まで赴き、2nd『Paranoid』をかりたのでした。

ブラックサバスに関しては、オジー参加作品はだいたい持ってるし、1st、2ndこそよく聴いてたものの、そこまでハマってたワケではなかったかな。
ただ、そのサバスに影響を受けたドゥーム系のバンドは大好きで、まずは人間椅子がそうだし、CathedralとかTroubleとか。

サバスがあらゆるメタルの始祖というのはおそらくその通りで、メタルの特徴であるヘヴィリフっていうものを打ち出した先駆的バンドとしては語り継がれるべきバンドであるのは間違いない。
それはメタル=悪魔というイメージ作りにも大いに貢献したかと。

私が中学からハマって一番音源保有数の多いスラッシュメタルにも、もちろんサバスからの影響が絶大で、『SABOTAGE』に収録されている「Symptom of the Universe」のアグレッシヴなリフは、スラッシュメタルバンドの手本となったバイブル的名曲であろう。
今月のバーミンガムのステージでは、この曲でトラヴィス・バーカーとダニー・ケアリーとチャド・スミスの三者がドラムバトルを繰り広げている。
数々の伝説、名曲、そしてフォロワーを遺して、オジーは逝った。
彼の残した悪魔の遺伝子は、これからも多くのメタルバンド、いや、オルタナティヴなロックバンドにも未来永劫受け継がれるであろう。
R.I.P. Ozzy Osbourne.....
というのも、オジーは亡くなる約二週間前、生まれ故郷のバーミンガムで、『Back to the Beginning』と題したオジーにとって最後となるライブを敢行した。
ブラック・サバスのオリジナルメンバーが再び集結し、全4曲という短さではあったが、奇跡の復活ライブを見事果たしたのだ。

SNSでは、オジーのステージを批判する者も続出したと聞いているが、YOUTUBEでファンが投稿したライブ動画を見た限りでは、いや、全然歌えてるやんかと。
逆にまだこれだけの力が残っていたのかと、現地でオジーの最期の雄姿を見届けたオーディエンスを羨ましく思った。
ビル・ワードも割と叩けてたし。
すでにパーキンソン病を患ってたオジーは立って歌うことは叶わず、ずっと椅子に座ったままのパフォーマンスではあったが、まぁ現役バリバリの時代も手を叩いてステージを右往左往する印象しかなかったので、むしろあの物々しいサタニックな玉座で歌うオジーの方がメチャメチャ悪魔的雰囲気が出ていたように思う。

正直、私自身ヴォーカリストとしてのオジーをそこまで好きかというと、微妙だった気がする。
技術的にあまり巧いと思ったことはないし・・・まぁヘタウマの元祖という感じ。
ただ、個性としては飛び抜けてたと思うし、あの独特の野獣感は、他の者が真似してできる歌唱でもなかったように思う。
オジーは私にとって、昔からメタル界の名物おじさんという印象。
レセプションパーティーでの鳩喰いちぎり事件とか、ステージ上にファンが投げたコウモリに噛みつきそのまま病院に搬送事件とか、オジーの妻シャロン・オズボーンに殺人未遂で通報されるなど、彼のこれまでの奇行伝説は枚挙に暇がない。
メタル専門雑誌B!誌にページ一面に掲載されていたオジーが自分のイチモツを股にはさんで全裸で写っていた特大写真は、中坊の頃の私にとって強烈なインパクトがあった。

私が生まれて初めて観たオジーの動く映像は、MTVで流れたアルバム『罪と罰』からの「Lightning Strikes」のPV。
終盤でギターのジェイク・E・リーの長髪をつかんで引きずるシーンを見て、「うわ!こいつヤバいやつやなぁ~」って、ドン引きした記憶がある。
私が初めて購入したオジーのレコードは、『BLIZZARD OF OZZ』。

「I Don't Know」、「Crazy Train」、「Suicide Solution」、「Mr. Crowley」、「Revelation (Mother Earth)」と、今月再びザック・ワイルドと共演を果たしたソロラストライブでも本作からの楽曲が多く演奏され、私自身当時めちゃくちゃ聴きまくったメタル史上に残る名盤。
ジェイク、ザックも技術面で大いに優れているが、やっぱ感情的にかき鳴らす粗削りなランディ・ローズのギターが好きなんよね。
ドラムやり始めの頃、学園祭出演のため臨時即席で組んだバンドで「Crazy Train」コピった思い出もある。グダグダやったけど楽しかった。
ブラックサバスに出会うのはもうちょっと後で、中学時代の終わり頃、B!誌にも載っていたギターの通信講座でいち早くエレキギターを始めたメタル同級生が教材曲であった「Paranoid」のギターソロを私の面前で弾きこなすのを見て衝撃を受け、次の日くらいに自転車こいで3つ駅先のレンタルレコード屋まで赴き、2nd『Paranoid』をかりたのでした。

ブラックサバスに関しては、オジー参加作品はだいたい持ってるし、1st、2ndこそよく聴いてたものの、そこまでハマってたワケではなかったかな。
ただ、そのサバスに影響を受けたドゥーム系のバンドは大好きで、まずは人間椅子がそうだし、CathedralとかTroubleとか。

サバスがあらゆるメタルの始祖というのはおそらくその通りで、メタルの特徴であるヘヴィリフっていうものを打ち出した先駆的バンドとしては語り継がれるべきバンドであるのは間違いない。
それはメタル=悪魔というイメージ作りにも大いに貢献したかと。

私が中学からハマって一番音源保有数の多いスラッシュメタルにも、もちろんサバスからの影響が絶大で、『SABOTAGE』に収録されている「Symptom of the Universe」のアグレッシヴなリフは、スラッシュメタルバンドの手本となったバイブル的名曲であろう。
今月のバーミンガムのステージでは、この曲でトラヴィス・バーカーとダニー・ケアリーとチャド・スミスの三者がドラムバトルを繰り広げている。
数々の伝説、名曲、そしてフォロワーを遺して、オジーは逝った。
彼の残した悪魔の遺伝子は、これからも多くのメタルバンド、いや、オルタナティヴなロックバンドにも未来永劫受け継がれるであろう。
R.I.P. Ozzy Osbourne.....