AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

U.F.O.とロバ・エル・ハリイェー

2010年12月31日 | ルルイエ異本
ゲッ!!
極寒やから布団にくるまって屁こいて寝とったら、今年ももう終わりやんけ!

ちょっと振り返ってみたんだが、特筆すべきことは何も浮かんでこず、振り返りすぎて去年のことなんかを思い浮かべてしまっていた。

まぁ音楽方面ではゆらゆら帝国の解散や、ロニー・ジェームス・ディオ、Slipknotのポール・グレイの訃報とか、結構暗いニュースが多かったような気がする。


ほかは~~・・・

あ、そうだ!AC/DCのライブ見に行ったの今年だっけ!
あれは至福の時間やったなぁ~・・・


あとは~~・・・・・・そうだな。
今年私が読んだクトゥルー神話関連作品でも発表して締めくくるとするかな。

「んなもん列挙されても、読む側にはなんのメリットもないがな」という意見もあるだらうが、まぁ一個人のブログなんてそんなものです。


(再読した作品も含む)

『アーカム計画』 ロバート・ブロック
『ネクロノミコン~アルハザードの放浪』 ドナルド・タイスン
『土星への扉』 C.A.スミス
『白蛆の襲来』 C.A.スミス
『エイボンの書』 ロバート・M・プライス
『イルーニュの巨人』 C.A.スミス
『特選あさりちゃん③ 気分はホラー』 室山まゆみ
『闇のプロヴィデンス』 ドン・ダマサ
『アーカムの蒐集家』 ピーター・キャナン
『ダニッチの破滅』 リチャード・A・リュポク
『ポーロス農家の変事』 T・E・D・クライン
『ヴァーモントの森で見いだされた謎の文書』 リン・カーター
『羽のある死神』 ヘイゼル・ヒールド
『永劫より』 ヘイゼル・ヒールド
『博物館の恐怖』 ヘイゼル・ヒールド
『アルハザードのランプ』 ラヴクラフト & ダーレス
『破風の上のもの』 ロバート・E・ハワード
『黄の印』 R.W.チェンバース
『アロンゾウ・タイパーの日記』 W.ラムリイ
『銀の鍵の門を越えて』 H.P.ラヴクラフト
『ロイガーの復活』 コリン・ウィルスン
『賢者の石』 コリン・ウィルソン
『ハスターの帰還』 オーガスト・ダーレス



まぁ年越しそばを食いながら、クトゥルー本読んでるうちに年が明けとるでしょう。

じゃ、みなさん。
よいお年を。




今日の1曲:『Lights Out』/ UFO
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あ、どうも、ゆらゆら帝国です。

2010年12月29日 | まったり邦楽
うわー、年末の特番ってほんまロクなのねえなー
唯一毎年楽しみにしてたM-1は最後の最後、誰もが疑惑の念を抱かざるを得ない審査結果出しよるわで・・・マジで心の底からシラケタわ。

もうこうなったら、年末はロックなゆらゆら帝国のライブDVDを見て過ごすっきゃない!!

つーわけで、先週届けられたゆらゆら帝国の2枚組みDVDBOX『LIVE 1997-2004』を毎晩のように鑑賞してるわけで・・・おかげで寝不足なわけで・・・

「1997-2004」ってゆーから、てっきり7年間の選りすぐりの何ヶ所ものライブ映像が散りばめられてる構成なのだとばかり思っていたが、Disc 1に2001年の日比谷野外大音楽堂のライブ、Disc 2に1997年のCLUB Que SHIMOKITAZAWAでのライブと、2公演のフルセット映像だった。
だったら「1997 + 2001」でしょ。

私がゆら帝ライブに最も多く足を運んだのが2003~2004年にかけての「しびれ」「めまい」時のツアーだったので、その時の映像がひとつもなかったのはもの凄く残念だった。
2004年のなんばHatchでのライブは、これ以上はない!と思った程凄かったんだけどな。
あのライブは私の中ではもう伝説。

いや、この2001年の日比谷野外大音楽堂でのライブも凄まじいですね!
4th、5th、6thから万遍なく演奏されててバランスもよい。
この頃はサイケデリック感も漂わせつつも、まだまだロック魂の激しかったイケイケの頃ですね。
千代の激しいベースワークが見れるのもこの頃。ほんまこの人の弾くベースラインはカッコええわ。
“グレープフルーツちょうだい”はライブで聴くとごっつジミヘンっぽいですね。

もう1枚のCLUB Que SHIMOKITAZAWAでの1997年のライヴ。
そういや第一回フジロックの年だな。
これはメジャーデビューシングル「発光体」のPV映像の元ネタライブですね。
いやー、メジャーデビュー前の映像がフルでこんなにキレイに残ってるってのは凄い!坂本君はジャクソン5風のアフロヘアだし。
ただ、PAはかなりヒドイ!ってか録音環境が悪かったのか?
ベース音は割れてるし、坂本君のヴォーカルは聞こえにくいし。
あと、足の動きはすでにこの頃からヤバいけど、まだまだパフォーマンスがおとなしめですな。

しかし、今回のゆら帝の3枚ものライブ映像を見るにつけ、ゆら帝を失った日本ロック界の損失はやはり計り知れないものがあるなと、改めて痛感させられる。


P.S.
こじつけも甚だしいかもしれんが、今回実質M-1優勝者であったスリムクラブって、あの独特の異様さというか、フリークさ加減、荒削りながらもフレーズの絶妙さといい、なんかゆらゆら帝国と通ずるものがある気がしませんか?
しませんか・・・


フジロックが洋楽至上主義のフェスでなかったら、ゆらゆら帝国が絶対大トリ務めてたよな。

今日の1曲:『EVIL CAR』/ ゆらゆら帝国
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ロイガーの復活

2010年12月25日 | ルルイエ異本
1977年にハヤカワ文庫から刊行され、すでに絶版となっているコリン・ウィルソンの『ロイガーの復活』を入手することに成功した。
今となっては『エルトダウン断章』ばりの稀購本であろう。訳者は団精二(プッ)。

コリン・ウィルスンは英国の有名な評論家で、かつてラヴクラフト作品を「三流作家の精神病暦カルテ」と批判したことによってオーガスト・ダーレスから「ほんならオドレもラヴクラフトばりの小説を書いてみい!」との抗議文を送りつけられ、「おっしゃ、書いたろうやないけ!」とばかりにクトゥルー神話に基づく三篇の長編小説を執筆したという、少々高慢ちきさが鼻につくインテリ作家である。
『ロイガーの復活』はウィルスン・クトゥルー神話三部作のひとつで、※『賢者の石』の縮小版というべき120ページほどの物語で、ウィルスン作品にしては俗っぽくてかなり読みやすい内容となっている。 

本書は手記形式で、ダンバー・ラング氏が『ヴォイニッチ写本』という、この世界で最も謎に包まれた写本の翻訳作業をしている内に、彼はヴォイニッチ写本がカバラに起源をもつ『ネクロノミコン』という厖大な著作の要約文の断片であることを突き止めることから物語が展開してゆく。
ちなみに『ヴォイニッチ写本』は実在しており、稀購書の発掘販売を手掛ける古書籍商のウィルフレッド・M・ヴォイニッチによってローマのモンドラゴーネ寺院で発見され、いまだ解読されていないという。

『ヴォイニッチ写本』


ここでのロイガーは、“星間宇宙空間のただなかで風の上を歩むもの”というより、どこか遠い星からやってきた透明な物体たちで構成されている種族、“ロイガー族”という呼び名で登場する。
長い触腕も有してないし、トゥチョ=トゥチョ人も出てこない。
そのかわり、古代ムー大陸には現在の人類によく似たもうひとつの民族がいた。
チャーチワードのナアカル碑版での言い伝えによると、人間はロイガー族が創り出した奴隷であって、ロイガー族は人間の奴隷たちの頭に(罰として使っていた)カニのそれによく似た触角を生やす力を持っていたのだそうだ。
ナアカル碑版にある1枚の絵には、両方の眼孔からカニみたいな触手を伸ばしている人間が描かれているという。
(カニというよりエビでは?)



英国にはアーサー・マッケンの出身地であるウェールズ地方がある。
マッケンの自伝的な長編小説「夢の丘」は、ウェールズ地方にある因習めいた不吉な“灰色の丘”がモデルとなっているらしい。
アーカート大佐著の「ムー大陸の謎」によると、太古よりこの地に住んでいるウェールズ人は実はムー大陸から来たものたちであり、かつてロイガー族の奴隷の子孫であったというのである。
てことは、アーサー・マッケンはロイガー族の創り出した忌まわしき奴隷の子孫ということなのか!!

私はアーサー・マッケンの著書は読んだことはないが、いつかマッケンの怪奇小説『三人の詐欺師』に収められてる、森に棲む邪悪な力と交わった女から生まれた知恵おくれの少年を描いたという『黒い石印の話』を読んでみたいと思っている。


本書の日本語訳版の刊行にあたって、ウィルスンがハヤカワにわざわざ親切?にもリン・カーター著『ネクロノミコンの歴史』の他、自分の論文『X機能と非合理的知識について』という増補原稿を送ってきてくれたらしく、それらもこの文庫本に収録されているのだが、読んでみてもティンプンカンプンだった。てかあまりにも論理的で面倒くさい。
ちなみに『ネクロノミコンの歴史』は本書でラング氏が参考にしていたテキストそのものである。


※『賢者の石』はもう随分と昔に読んだので内容は殆ど覚えてないが(今読み返してる最中)、かなりの厖大な文書で論理的過ぎてダラダラと小難しい物語であったが、それでもそこそこオモロかったなーという印象がある。
この書でも後半に『ヴォイニッチ写本』が取り沙汰されており、その際バンダー・ラング氏の焼却されてしまったメモ書きの存在が、甥っ子ジュリアン・ラングの口から語られる。
この焼却されてしまったメモ書きこそが、今回の『ロイガーの復活』そのものであるといってほぼ間違いないだろう。


とまぁ、このように様々な禁断の書物や失踪者の残した手記などが各作品でほのめかされ、リンクされているとこにクトゥルー神話のオモシロさがあるのである。
それらの書物を、失踪したどっかのオカルティストの書架や、アーカムのミスカトニック大学付属図書館、ブックオフなどで漁り歩くのもまた、クトゥルー神話体系の楽しみ方なんじゃよ。ムフフフフ・・・
フレイザーの『金枝篇』、チェンバースの『黄衣の王』、ダービイの『アザトース その他の恐怖』、日本最大の奇書『竹内文書』、アーマ=スィンの『だれでもできる!精神交換』etc・・・・

私には、読まねばならぬ書物がまだまだたくさんあるのだ!
芸能人のウソくさい自伝や、「もしドラ」などのベストセラー本など読んでるヒマなんかない!


今日の1曲:『アルタミラの洞窟の警告』/ STEELY DAN
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USB鈴木

2010年12月21日 | まったり邦楽
結局買ってしもとるやないけ!
よういわんわ。

リリイ・シュシュの『エーテル』デジタルパッケージ。

いや、どうしてもダウンロードという形式は受け入れ難くって、やっぱなんらかの媒体として欲しいんですわ(ジャケット付いてなきゃヤ!)
それだけリリイには深い思い入れがあるのさ。
だから今回は期間限定のエンハンストなマキシシングルを買うつもりで、「持ってけドロボー!」と、半ばヤケクソ気味でこの2500円もするUSB購入に踏み切った。
どうです?私って意外とガッツあるでしょ?


パッケージはCDサイズのスリムパッケージを予想していたが、意外と分厚い箱だった。
「CDアルバム風パッケージデザインで飽きのこない仕様となっています。」というショップ側の売り文句であったが、正直2秒で飽きた。


歌詞カードやブックレットなどが封入されてるのかと期待が膨らんだが、リリイのシンボルの入った小っさいUSBメモリー1個だけでした



じゃあメモリ内にはさぞかし盛りだくさんのエーテルが注入されているのだろうと期待したのだが、やはり予告通りWallpaper3種、3~4画面程度のScreensaver(データめっさ重い)、新曲「エーテル」PV(Quick Time、Realplayerのみ再生可能のMP4形式)のみ


・Wallpaper・・・いらん!!

・Screensaver・・・保護していらん!!

・「エーテル」PV・・・動作が不安定で、音声もプチプチ切れてストレスが募る。

こんなものにエーテルなど感じられるわけがない!


まぁべつにこんなの買わなくたってヨウツベで高画質のPVが余裕で閲覧できることは知っとったんですが。



まともに聴いてみて、曲調は全体的に「コルテオ」と系統が一緒のような気がする。
リリイというにはSalyuの歌い方があまりにもエモーショナルすぎる。
これなら「光の束」、「再生」のほうがよっぽどリリイ的だ。
間奏部分とエンディングにはとてつもない憂いが感じられてよいが。

PVはかなり力入ってる感じ。精神病患者が描いたかのようなイラストアニメがレディオヘッド、あるいはフロイドの『THE WALL』を彷彿とさせている。


正直今回の突発的なリリイの再始動には疑問を禁じ得ない。
これはおそらく小林氏のひとりよがり的なものであろう。
そこにはもう“エーテル”は存在しない。



空気が二つに分裂する瞬間、頭の中で音が鳴り出す。

光のような何かが溢れ出す。闇のような何かが迸る・・・・・・


リリイにはまだ音源化されていない楽曲が20曲くらいあるという。

「沈黙の味」「午後」「ビデオテープ」「化粧をしない生活」「土曜日の郵便」「みずうみ」・・・

その中で歌詞の存在が確認されている曲が8曲。

「踊る魚」「犬の眼」「オルゴオル」「飛行船」「指先」「家」「セーター」「九月の雨の心臓」


十分アルバム作れるじゃないか。

再び野田周、UFO木下を呼び寄せるんだ!


今日の1曲:『エーテル』/ Lily Chou-Chou
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サントリーの脅威

2010年12月19日 | ミノフスキー粒子
スーパーでペプシネックスに付けられた景品を見た時は「せこ!!」と思わずにはおれなかった。

いやこのオマケは卑怯すぎる。
ALESSIのマグネットが終わったと思ったら、今度はたて続けにガンダムのベアブリックストラップときたもんだ!
過去のスターウォーズシリーズといい、ほんまペプシどんだけせこいねん!
しかも今回は袋に各々のキャラの名場面のポーズをとらせたイラストが描かれてるもんだから捨てるに捨てれない。
ほんまにせこすぎるでサントリーは。

この一週間は毎日2~3本のペースでペプシを買い続けるハメとなったわけだが、全部で16種類もあり、最初は私の好きなグフ、ドム、量産型ズゴックなどをまず押さえたのだが(ドムは3体買ってもいい)、やはりシャアや赤のシャア専用MSが数量も少なくすぐ売り切れるようで、人気のないギレンや量産型のMSは後回しにして、何件かスーパーを巡って赤MSを優先的に確保する方針をとった。
そんなこんなでこの一週間で14種類そろえることができ、後はジムと量産型ザクを残すのみとなった。


おかげでこのありさまだよ。

寝ても覚めてもペプシネックス。毎日三食ペプシネックス。ペプシネックス暴飲生活。
そのうちペプシ色のしょんべんが出るんじゃねぇかとビクビクものよ。


ノーマルスーツ姿のアムロのメットにはスケルトンを施したり、シャア専用にストラップの紐が赤にしてあったりと、今回は結構こだわりが垣間見られたが、ベアブリックの形状ゆえの限界もあってザクの顔には動力パイプがなくみな旧ザクになっちゃってたり、ガンタンクやジオングなどの特殊MSは外されていたのは残念である。
まぁジオングに足を生やしたら反則だし(あんなの飾りです!)、ガンタンクからキャタピラとったらタンクじゃなくなるからなー

だったらなんで今回ガンキャノンは外れなかったのか!?上の写真をよく見て欲しい。
一応あの伝説の四つん這いシーンを再現させてみたのだが、このガンキャノンには肝心のキャノン砲がついていない!!
この四つん這いシーンはキャノン砲の威力が最も効果的に描かれてるシーンなのにこれでは意味がないではないか!!
こいつはガンキャノンなんかじゃない。ただのガンだ!!
えらい人にはそれがわからんのです!!


ゴチャゴチャ言っとるが、仕事帰りのここ最近の一番の楽しみはスーパーを巡ってペプシを買い漁ることだった。
冷蔵棚の奥の奥までゴソゴソとチェックする私の姿は、ひどく怪しげに映っていたことであろう。


このCMもなんかせこ!!

今日の1曲:『LOVEFOOL』/ Perfume
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三ツ編ミスギ

2010年12月15日 | ♪音楽総合♪
ビョークの2004年作の5th『medulla』を聴いた。
一部を除き、総てを声で作り上げたという奇作である。
ビョークが曲作ってるうちに、「あ、もう楽器いらねーや」みたいな突然の思いつきで制作されたものらしい。
声のサンプリング・コラージュといったとこかな。
声ゲストにはロバート・ワイアット、アイスランドのコーラス隊、そしてなんとFAITH NO MOREのマイク・パットンなども参加している。

まぁ「ロックが全てだぜ!!ベイベー!!」みたいな人には理解不能の世界だろうが、私もかなりのロック野郎だし、なんせゴスペルなんかも苦手なもんだから聴く前は大丈夫やろかと不安だったが、そこそこのビョーク免疫がついているので一聴してみて「うん、いつものビョークやん」って感じだった。

今回のサウンド面で要となってるのが、ヒューマン・ビートボックスなるもの。
たまにストリート系のジャリがマイクパフォーマンスでやってるボイスパーカッションみたいなのを思い浮かべてくれればよいかと思う。

注目に値するのが、日本からDokakaというアーティストがゲスト参加している。
そういえば、スパイク・ジョーンズ監督の“Triumph of a Heart”のPVにも出演してた、あの無脊椎動物みたいなコーラスを担当してた東洋人か。
この人この道の世界ではかなり有名らしい。

Dokaka-ニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”やってます。

他にスレイヤーの“Angel of Death”、アイアン・メイデンの“The Trooper”もカヴァーしている。


#11.“ANCESTORS”あたり、私の部屋の3.1chサラウンドで聴いていると、この声のオールレンジ攻撃にけっこう変な気分になってくる。
ちょっとビートルズの“Revolution 9”を思い浮かべた。
スターウォーズのジャワの会話みたいなコーラスもあり。

SACD(ハイブリッド、5.1ch)盤も出てるらしく、それで聴いたらさらにヤバいことになりそうだ。



今日の1曲:『Triumph of a Heart』/ Bjork
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フロットサムとかジェットサムとか

2010年12月12日 | やっぱりメタル!!
ジェイソン・ニューステッドのデビュー作であり、彼がFLOTSAM AND JETSAMに参加した唯一の作品でもある86年作『DOOMSDAY FOR THE DECEIVER』を今さらながらゲット。
6年の歳月を経て、92年にアポロンより発売された日本盤です。

ジェイソン参加作品はメタリカ、ヴォイヴォドを含め5作品ほど所持しているが、彼の実力の程が一番よく分かるのは実はこの作品かもしれない。
本作では、彼のリードしまくるバッキバキのピック弾きベースが凄まじいまでの存在感を放っており、タダモノではないことを窺わせる。
#6「Metalshock」の間奏部分では、名演というべきベースソロも披露。
なるほど、メタリカが引き抜いたことにも納得がいく。

だからといって「エンターサンドマン最高!!」とか言ってる程度の人は手を出さないほうが身のためだろう。
楽曲はどうしようもなくダラダラとしており、初期アイアン・メイデンの出来損ないみたいなスラッシュメタルを展開している。
ギターリフはショボいし、ヴォーカルのエリックA.K.はハイトーンの活用法をまだよくわかってない様子。
ジャケットは妖怪人間みたいでとってもステキなんだけどね。




ちなみに日本盤のみボートラに、シングル“Flotzilla”のB面曲“I Live You Die”が特別収録されている。
この曲は2nd『NO PLACE FOR DISGRACE』でリメイクされているが、B面ヴァージョンのは『Best of Metal Massacre』に収録されてるのと同ヴァージョンだった。のであまりお得感はなかった。


客少な!!


今日の1曲:『Hammerhead』/ FLOTSAM AND JETSAM
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UFO木下

2010年12月08日 | まったり邦楽
どうやらいつの間にやらLily Chou-Chouが再始動してたみたいね。

http://www.lilychouchou.jp/

メンバーは小林武史(Produce,Compose,Key)、名越由貴夫(G)。
何のことはない。いつものSalyuメンバーだ。

本日、約9年ぶりのニュー・シングル『エーテル』がリリースされる。ただしダウンロードのみ。
これじゃあ蓮見くんのリリイ新譜発売時に伴なう、CD屋での儀式が実行不可能となっちまったな。


ヨウツベで視聴配信もされてます。



新曲は8分以上にも及ぶプログレッシヴな大作とのことだが、
これってどう聴いてもSalyuやんけ・・・
しかもこのなんのひねりもないタイトル・・・昔のリリイの感性からは程遠いな。

一体どういういきさつで今さらまたこのユニットを発動する気になったのかな?
リリイの中でまた「エーテルが動き出した」とでもいうのか?
とてもそうは思えないが・・・

リリイ発動にともないオフィシャル・グッズなども発売されてる。
Tシャツの他に、得体の知れないCDアルバム風パッケージデザインのUSBメモリーとかいうのがある。
新曲「エーテル」のPV、PCのウォールペーパー、スクリーンセーバーといった内容のデータが、1GB分収録されてるとか。
てか、この液晶画面時代にスクリーンセーバーとかかける人いんのかい!
2500円となかなかの値段。


来週には中野サンプラザで復帰ライブも敢行するって話だが(『呼吸』完全再現?それでも曲足らんのでは?)、一体今後どのくらいの規模で活動していく気なのか?
フルレンスアルバムは制作するのか?
そこにエーテルは存在するのか?


リリイはもう過去の偶発的栄光として、最近やっとSalyuの音楽を素直に受け止められるようになってきたのに・・・

これ以上ひとの心を揺さぶらないでよ!!もう!!


今日の1曲:『エロティック』/ Lily Chou-Chou
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気コしたオン

2010年12月05日 | やっぱりメタル!!
ゆらゆら帝国のライブ盤に引き続き、人間椅子のライブ盤もAmazonより2日遅れで届けられた。
ゆら帝と同様、2CD+DVDという形式だが、こちらはライブ音源が初。

Amazonで購入したのは、一番安かったから。
タワレコとディスクユニオンでは特典にそれぞれ各社異なる1曲入りライブDVDがつくということだが、椅子ファンのみをターゲットにした姑息な特典商法になんかいやらしさを感じて、今回は見送った。
だいたい1曲だけっちゅーのがスコいんだよ。
まぁ中には2枚とも購入する熱心なファンもいるみたいですが。
その特典2曲は「どだればち」と「品川心中」らしい。ま、どうせヨウツベでアップされるだろう。

しかし、なんだかな。今回のジャケットの適当さ加減・・・
ある意味80年代風なチープさがあるのかもしれんが、明らかに予算削減の様相が窺える。
タイトルも『疾風怒涛~人間椅子ライブ!ライブ!!』って・・・
率直でいいかもしれんが、盤にはバンド名も表記せんと、とってつけたような副題で済ませてるって、ほんとにこれでいいのか?!
知らん人が見たら“疾風怒涛”の方がバンド名かと思っちゃうぜ!
歌詞カード内にはライヴ模様のモノクロ写真がコラージュされているが、映像からキャプチャーした程度のもの。
歌詞載せるヒマがあったら、カラーでオフショットとか載せるくらいの気をきかせてほしいものである。
ま、人間椅子に愛情があり、いい仕事をしようというスタッフが周りにおらんのだろう。特に徳間ジャパン傘下に入ってからの手抜きさ加減は顕著だ。


まぁでも念願であった第4期?人間椅子でのライブ映像がDVD化されたことは大変喜ばしいことではある。
今年7月の渋谷O-Westでの「疾風怒涛」ライブ17曲入り映像は、椅子ファンにとっては今までにないくらいヴォリュームタップリの人間椅子が堪能できてたまらんかと思います。
91年の初ライブ映像『遺言状放送』で見られる、あの演出味タップリの妖艶な人間椅子の姿はないが(まぁ風貌が変わりすぎとるからな)、20年以上もの実績を誇る現在の熟練された等身大の人間椅子の演奏を十二分に堪能できる内容となっている。
特に年を重ねるごとに味を増していく熟達した和嶋氏のギターワークはかなり見モノ!
個人的には“塔の中の男”、“賽の河原”、“地獄”あたりのヒズミカルギターがたまらんかった。

少し苦言を呈しておくと、“羅生門”やら“水没都市”などの重要曲をカットしたのはかなり的はずれだろう。
あとはアンコールでの鈴木氏の鑑賞に堪えないふんどし姿くらいかな。

ライブCDは東名阪それぞれの音源が散りばめてあり、大阪公演の音源が半分以上。
いや、ライヴ映像でお腹いっぱいで、なかなか聴く気にはなれませんわ。


人間椅子とゆらゆら帝国と、連続して私の大好きな日本のバンドのライブ映像を堪能することができた、まさに至福の2週間であったわけですが。
ま、私が好きで3ピースで日本語でロックをやってるということで、両者は同類のバンドなのかと勘違いされるかもしれないが、実は全く異なる世界であり、決定的に違うのはやっぱバンドの姿勢かなー
前者はファンに媚びてるきらいが強いが、後者は全く媚びてない。


今日の1曲:『天国に結ぶ恋』/ 人間椅子
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永劫より

2010年12月01日 | ルルイエ異本
せっかく月3回も映画を1000円で観られる日があるというのに、近所のマイカルではろくな映画がやってない。
邦画のしょーもなそうなアイドル映画か、3Dを施しただけの続編モノばっか。
だからといってゲオの100円レンタルで子供向け特撮ヒーローものをかりとるオレもどうかしてるぜ!

今回かりたのは1996~1997年にかけて放映された平成ウルトラマンシリーズの第一弾「ウルトラマンティガ 13巻」。
実はこのティガ最終巻にはなんと!超古代尖兵怪獣ゾイガー、そして邪神ガタノゾーアが登場するのだ!!
フフフ・・・ここまで書いたら暗黒神話を読んでいる者ならピンとくるかと思います。

そう!何を隠そう、ティガの監督小中千昭先生は大のクトゥルー神話好きで有名なのだ。

まぁクトゥルー神話研究の一環とはいえ、ええオッサンになってからこのような特撮ヒーローもんを鑑賞するのはかなりキツいものがあった。
ただ、クトゥルー眷属邪神群(CCD)などという、邪神モンスターが続々と登場するラムレイ作品などを読んでると、怪獣退治的な幼稚さが否めないところもあるんよね~、クトゥルー作品って。


南太平洋に突如浮上した「超古代都市ルルイエ」から、とうとうそのおぞましき姿を現した「闇の支配者」にして「世界を暗黒に塗りつぶす者」ガタノゾーア。

無数の触腕、鉤爪、邪悪な眼光・・・
これはクトゥルーの落とし仔であるガタノトーアそのものであると言っていいかもしれない。

フォン・ユンツトの不埒な著書『黒の書』によると、ガタノトーアはルルイエではなく、古代ムー大陸の聖地クナアの中心部に聳えるヤディス=ゴー山の頂きに巨石造りの巨大な要塞の地下墓所に棲息しており、地球の生命が誕生する前に地球を植民地にしていた暗黒星ユゴスの落とし子どもによって外宇宙より連れてこられたのだという。

『黒の書』によると、ガタノトーアを目にした者は、甚だ慄然たる類の麻痺と石化が起こり、犠牲者は肌が石や革に変じるとともに、脳がその内部で半永久的に生き続けるということがほのめかされている。


ガタノゾーアの魔力で石化してしまったウルトラマンティガ。

かつてシュブ=ニグラスの大神官、トゥヨグはこの邪神に立ち向かうべく、ラグ金属で作られた円筒容器の中に収めた、石化を免れるナアカル文字の不思議な呪文の書かれたプタゴン皮紙の巻物を携えヤディス=ゴー山に向かったが、ガタノトーアを崇拝する大神官イマシュ=モの謀略で、彼は邪神による石化魔力の餌食となった。

マサチューセッツ州にあるキャバット博物館には、その石化したトゥヨグのミイラが未知の金属から作られた円筒容器と共に展示されてあるという。
(この博物館には、噂のミイラを見るために、かのチャンドラプトラ師も来館したらしい。)
その石化したミイラの左目を覗くと、トゥヨグの網膜に焼き付けられた邪神ガタノトーアの恐るべき姿が映し出されるという。
そして、その姿を見たものもやはり・・・・・


聞くところによると、ガタノトーアの似姿を目にしただけでも石化すると言われているのだが、幸い小中千昭監督がプロデュースしたガタノゾーアの姿で私の身体が石化することはなかった。
ただ、同時出没した超古代尖兵怪獣ゾイガーを画面上で目撃した時は、その姿のあまりのショボさ加減に思わず石化してしまったことを告白しておく。


ゾイガー。
言うまでもなく、ビルマのスン高原にあるとされている伝説の廃都アラオザルの地下深くに封印された、星間宇宙を歩む双子の神格ロイガーをもじった怪獣名である。
ロイガーは緑の目と奇怪な触手を持つ巨大で邪悪な肉塊で、かなりグロテスクであるとされるが、このゾイガーはどう見ても単なるトンビ怪獣。

サンドウィン氏が、「わしはクトゥルーも恐れはせんし、イタカとて恐れはせん。しかし、チベットの高原でツァールに仕えるトチョ=トチョ人を従えるロイガーだけは別じゃけん」と言わしめたほどの脅威的な存在だとは思えないし、こいつはほとんど別物だと言ってよい。
ただ、負傷した自分の翼を自らもぎり取ってしまうだけの根性はあるようだ。



今日の1曲:『SHOES』/ TIGA
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