AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

受難の日々

2011年04月25日 | やっぱりメタル!!
前ログで約13年ぶりに見る事ができると楽しみにしていたMORIBD ANGELの来日公演が急遽中止ということになって、その悔しさのあまり、つい怒りの矛先が彼らに向いてしまい(なんせモービッドしか知らんもんで、これまでの鬱憤もあったので。辿っていったら一番非難すべきは東電だよな)ダラダラと愚痴っちまいましたが・・・

噂によると、ラジオで伊藤氏が「う~ん今回のKABUTO METAL、BLACK-SIDEの全バンドは出演する!って言ってたんだけどね~、WHITE-SIDE(エモハードコアメタル部門)の2バンドが絶対行かない!って言いはったらしくってねー」みたいなことをおっしゃってたそうな。

もしこの情報が本当なら、私は前記事の罵詈雑言を撤回し、彼らの足許に跪いて失言不敬をお詫びせねばなるまい。

おお!盲唖の鬱々たる暗愚の蕃神よ!!全てを統べる白痴の神よ!

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

モービッド・エンジェルはやはり偉大であった!

イアク・サカス!!


だいたい、事情も知らんうちから感情にまかせてあれこれ言うもんやないと、いっつも反省するんよねー
ホンマに学習能力0ですわ。
その2バンドを追求する気もさらさらありませんわ。ホンマかどうかわからんし。
今更もうどーしよーもねーから。


いや、でも、俺は心の底では信じてたけどね。うん。
トレイ・アザトースはそんな肝っ玉の人じゃない!と。
放射能レベル7になった時も、絶対日本に行くぞ!って心に決めてたと思うんですよ。
まんだらげに行って『らんま1/2』のキャラクターグッズを買い漁るんだって!


しかし、この情報を聞いてもやはり私のやるせない気持ちはいよいよ増すばかりである。
2バンドだけのせいで、フェスそのもの全体が中止に追い込まれるって・・・
私の勝手な言い分としては、じゃあWHITE-SIDEだけ中止にすれば?もしくはその2バンド抜いてやりゃーいいじゃんかって思う訳ですわ。
もっと言うと、こちとらモービッド・エンジェルだけ見れれば言い訳で。
だいたい当初から出演バンドが多すぎるやんけ!って思ってたんですよ。
BLACK-SIDEだけでも6バンドって・・・・
トリとはいえ、モービッドの持ち時間どんだけ削られるねん!?って、メチャメチャ懸念してたんすよ。

初来日の時はコークステップ(現在のBIG CAT)でワンマンで見れたのに・・・
今はこうやってパッケージ形式でしかライブを行えないなんて・・・
寒い時代だと思わんか?
日本の教育が間違ってるとしか思えん。
きっとゆとり教育のせいだ。


とはいえ、私も一応モービッド以外のBLACK-SIDEの出演アーティストの音源はヨウツベで一通りチェックしておりました。
まぁやっぱりおっさんの老いた感性に響くものは殆どなかったけど、唯一このバンドだけは、「おっ」と耳を惹いた。

LEPROUS - Tall Poppy Syndrome


このバンドはメロデスに属するのかな?
日本盤は出てないらしいが、Dream Theaterに近いプログレメタルっぽさに、時折Porcupine Treeをも想起させる知性が感じられる。
歌入りの曲はちょっとしんどい部分もあるが、このインストナンバーを聴く限り、メロデスバンドによく見受けられる安っぽい叙情性というより、知的な妖美さが醸しだされていてグー。
全編インストやればいいのに・・・(ま、それじゃ売れないか・・・)


今日の1曲:『受難の日々』/ MORBID ANGEL
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臆病魔は崇めない

2011年04月22日 | やっぱりメタル!!
今年に入ってから、ことごとくライブ運に見放されている。
先週のUK来日もチケット獲れずで悔しい思いをしたし(聞くところによると、クリムゾンの“再び赤い悪夢”、“Starless”が演奏されたというではないか!!クッソー)。

そして、風評被害の影響でこんなニュースも・・・

5月9日のANTHRAX来日延期!
5月21日、22日開催予定だったアジア最尖鋭級ラウド系フェスKABUTO METAL中止!

昨日の昨日まで行く気満々で、「さて、そろそろローソン行ってチケット購入すっかな」と思ってた矢先のダブルパンチの知らせでございました。

ANTHRAXは、スコットのカミサンが孕んだということで、7月にはツアーを離脱するとか言ってて、まぁ仕方ないのかもしれないが、ドサ回り業をなめてんじゃねぇ!と。
肉親に不幸があってもライブを敢行するアーティストかってぎょうさんおるのに、そんなヌルい姿勢でやってんのやったらさっさと足洗えと言いたい。
それにこういう状況下で来日してこそ、オマエらのバンド名意義が成り立つんでないかい!?
炭疽菌が聞いてあきれらぁ!バンド名を変えちまえ!


KABUTO METALは、まぁ見たいバンドはMORBID ANGELくらいしかなかったのだが、しかしモービッドは何年たっても煮えきらんバンドやのぉぉぉ~、モーー!
2003年以降1枚もアルバムを出すことなく(そのくせ、オフィシャルHPのデザインはコロコロ変わる)、2004年にオリジナルヴォーカリストのデヴィッド・ヴィンセントが復帰し大々的にツアーを敢行するも日本には全く来る気配なし。
のらりくらりしてるうちにドラマーの“人間発電所”ピートが腰痛のためバンドを離脱。
ちなみに6月に代行ドラマー、ティム・ヤングを迎えての8年ぶりの新作がリリースされる。
邦題は『狂える神々』(←ネーミングセンスなしなしか!)

しかし、今回のエキシトリーム勢のキャン玉袋の小っささには心底幻滅した!
東京滞在つったって1日や2日だろうが。ビビリすぎなんだよ。
普段「DEATH!」とか連呼しててからに、いざという時は自分の命がメッチャ惜しいんかーい。
とてもとてもカッコ悪い。

なにが「病魔を崇めよ!」だ。なにが「地獄門よりよみ返れイアク・サカス、赤坂サカス」だよー!
てか、地獄とかをテーマに歌詞書いてんのなら、いっぺんホンモノの地獄というものをその目で見てけよ。ちょっとぐらい放射能浴びてけよ。

トレイはアザトースの名を返上するべきだな。
そやなー、せいぜいトレイ・ヘビ人間が妥当であろう。

まぁそれでも今度また来日決定したら絶対行くだろうけどね。




そんな中、今から来日してくれる勇気ある、慈愛に満ちたアーティストには敬意を払わずにはいられない。
ありがとう!と、伝えたい。
こうなったらジャンル問わず、好き嫌い関係なくライブ見に行ったろかしら。
どーせ休みの日はクトゥルー本読んでるだけだし。

さすが、日本での下積み時代があっただけに、来てくれはりましたね。
アルゼンチンのブエノスアイレス空港での珍事件もあったし。



つい感情的になって散々ゴネまくった後ではあるが、冷静に考えるとタイミング的な問題、マネージメント面での興行的な格差が関係してるのかもしれない。
KABUTO METALなんか10のバンドが出演するフェスなので、各国バンドの折り合いもつかなかったろうし、やむなしといったところか・・・

今日の1曲:『ハイスクールはダンステリア』/ Cyndi Lauper
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カウチ・スラウチ

2011年04月12日 | やっぱりメタル!!
前途有望なるフレッシュマン諸君!

新しく社会人の仲間入りをした心境はどうだろうか?
まぁ今は厳しい新人研修の毎日であっぷあっぷ状態かもしれないな。
バリっとした青木のスーツの着心地はいかがだろうか?ブランドもんの黒い鞄にはノートPCや、ダイソーのシステム手帳なんかが入ってるのだろうか?
東急ハンズやパルコなんかで、そういったフレッシュマングッズを揃えるのはとても楽しいことだろう。小学校の新学期を迎える時のようなワクワク胸躍る気分なのではないか?


ところで、先日うちの姉がそういったフレッシュマンフェアかなんかにかこつけて、上のような事務グッズを購入してきた。
書類なんかを挟む人型をしたユニーク感覚のクリップだ(ええ年こいて、こういうの見つけたらすぐさま購入してきよる)。
姉の説明によると、これはおそらく急ぎの書類なんかを区別するときに、人が走っている恰好のクリップを一目みればわかるといったアイデアグッズだろうと言う。


でも、私は「いやまて、そうじゃないだろう!」と。
これはどう見たってU.S.ハードコアパンクバンド、D.R.I.が提唱した、この場ではスラッシングやモッシュ、ステージダイブなどを公認するという意の、通称“スラッシュ・マン”のマークにほかならないと!!




フレッシュマン諸君も社会に出て世間の荒波にもまれながら、これから理不尽な仕打ちや、ぶつかり合いにも遭遇することであろう。
でも、そういうのは若い内からうんと経験しておくとよい。
君たちの中には、ハードコアにおけるモッシュというものを経験したことのある者はいるか?
ライブ会場でボケーっとステージ見てたらいきなり横から人がぶつかってきたり、後ろから肩に手をかけられ、クラウドサーフの土台にされたことは?


1993年3月27日、心斎橋ミューズホールでのD.R.I.の初来日公演(前座ガーリックボーイズ)で、私はモッシュを初経験した。
母が買ってきたダサいブリーフを恥じらいもなくはいていた十代の頃である。




今でも言えるのだが、この時ほど最初から最後までライブというものを心から楽しみ、完全燃焼しきったライブはないだろう。
演奏が始まるやいなや、いきなり私の足許に客が将棋倒しになって転がってきた時の愉快さったらなかったな~
フロアの中央にモッシュサークルという名のカオスが形成され、そこに飛び込んだとき、私はスラッシュのリズムに合わせて跳ね回ることの楽しさを始めて知ったのだった。

ステージからはガンガン人が降って来て、落下した者を「大丈夫ですか」と駆け寄って介抱しようとするセキュリティスタッフの姿は、なんだかちょっと滑稽だった。
しまいには、ボーカルのカートに「オマエらもういいから、あっち行ってろ」って退場させられてたしなぁ。
マニュアルに従って真面目にやってはっただけやと思うので気の毒に思ったが、彼らはおそらくD.R.I.のトレードマークの意味を理解してなかったのだろう。

今の草食系とかが蔓延してきてるヤングな君たちには、もうスラッシュとかハードコアのライブなんて触れる機会などないのかもしれない。

さて、そんなフレッシュマン諸君には、是非ともU.S.ハードコアパンクバンドのD.R.I.のライブビデオ『LIVE at THE RITZ』を見ることを強くオススメしたい。



これは、ニューヨークにあるクラブRitzでシューティングされたD.R.I.の1987年の生々しいライブ映像だ。
私がこのVHSに出会ったのは中学の時。スラッシュ仲間のナガモの家の居間で鑑賞し、もうそこで矢継ぎ早に展開されるハードコアナンバーと、客と客とがもみくちゃに犇めき合う阿鼻叫喚ともいえるカオス映像に胸打たれ、私はこのときからもう、ハードコアにおけるライブ、モッシングというものに、なみなみならぬ憧れを抱いていた。

まず1曲目の間奏部分で早くもボーカルのカートは客の中へと飛び込んでいき、ライブ開始4分後にはセキュリティスタッフのマッチョマンと客とが、最前列で殴り合いのケンカをおっぱじめている。
最初から最後までやむことのないステージダイヴの嵐!狂気の肉弾戦!
そしてステージ脇では、ローディーとおぼしき黒人がゴリラダンスを披露している。
最前列の客など身動きがとれず、顔を蹴られ、押しつぶされるのをジッと耐えてる様子。
後ろの方では、ステージなど見ようともせずに意気投合したスキンヘッド者同士(ナチパンクスどもか?)が握手を交わしてる。

この映像を観て私は思ったね。

「ハードコアライブ会場は戦場だ!」と。



最後に、先輩からスラッシュマン諸君にエールを送ろう。

MOSH IT UP!!

AND I HATE DRY HEAVES!!

今日の1曲:『THE FIVE YEARS PLAN』/ D.R.I.
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Heaven's Hell

2011年04月08日 | まったり邦楽
最近すっかり関知しなくなってたが、やっぱ彼女も動きましたか。

Cocco×映像クリエイター陣が完全自主制作で作り上げたコラボ、USTREAM観覧数最高位世界第2位を記録した『Inspired movies』7本の映像作品。

この度、Cocco本人の強い希望により東日本大震災救援企画として発売することが決定したそうだ。
発売日は2011年6月8日。
http://www.cocco.co.jp/

この作品の売上利益は義援金として全額寄付されるそうです。

今回のパッケージ化に合わせて、是枝裕和監督、仲村颯悟監督と、いずれもCoccoと深い親交のある映像クリエイターによる撮りおろし新作映像2本が加わったCocco主演全9作品のDVDに、Coccoの未発表音源2曲が収録されたCD付き(DVD+CD2枚組)作品となるとのこと。



この告知映像でチラっとかかった英詩の曲がいい感じだった。
昨年リリースの『エメラルド』に収録されてる曲かな?いまだ未聴なので。
今回のDVDは未発表音源CDも付くということで、購入するしかない。


映画『ヴィタール』、『双生児』などでおなじみの塚本晋也監督も今回の映像プロダクションに参加してますね。
つかしんといえば、映画『ヴィタール』のテーマソング提供を、活動停止中だったCoccoに直々に頼み込んだ人。
シングル曲“日の照りながら雨の降る”では、コーラスでCoccoのレコーディングにも参加しておられる。
一時小沢ガールズの下世話なヌード騒ぎで話題騒然となった映画『盲獣VS一寸法師』では、明智小五郎役を演じたりと、乱歩趣味といい、Cocco趣味といい、勝手に親近感を覚えてたんだが、最近は昨年末のNHKドラマ『坂の上の雲』で、ロシアでの諜報員みたいな役でチラっと出てたな。

映画『ヴィタール』主題歌。



余談ですが、こないだMステに出演したCoccoが、堂本つよしがインタビュー受けてる後ろの席で居眠りしていたのがけしからんとかで話題になってたらしいが、Coccoファンは「精神を集中させていた」「被災者のために祈っていた」と、強く主張してるそうな。
真相はどっちゃでもえーけど、私としては“寝てた説”の方が断然おもしろい。
国民的アイドルの後ろで居眠りなんて、大物Coccoらしいじゃございませんか。
だいたい、大衆向け歌番組の常識なんて通用しない人だからなぁ。


ジュゴンの夢でも見てるんじゃない?



今日の1曲:『blue bird』/ Cocco
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ムメイシャイシショ

2011年04月04日 | ルルイエ異本
先日の木曜、ゴールデンでやってたアメトーークスペシャルは、3時間も放送してた割には笑うところがほとんどなかったが、「滑舌悪い芸人」のくだりで滑舌悪い芸人決定戦の例題に“マサチューセッツ州”という言葉が出てきたので、思わずドキっとさせられてしまった。
(ちなみに“滑舌”という漢字変換が全然できひんな~と思ってたら、“滑舌”という言葉は広辞苑にも載ってない業界の特殊用語とのこと)

マサチューセッツ州といえば、アーカム、ダンウィッチ、インスマウス、イプスウィッチ、キングスポートなどのいわくつきの町が混在する、クトゥルー神話の主な舞台となっている地域で、17世紀初頭、イギリスからの入植者が足を踏み入れた、アメリカでもっとも古い地域である。
諸植民地同士の血なまぐさい争い、住民を狂気に陥れた魔女裁判事件など、そのたどってきた歴史から立ちのぼる暗く陰鬱な空気の影には、計り知れない太古からの“闇”の存在が感じられる。

テレビの前で私も「この名称が言えなければクトゥルーファン失格だな」とばかりに、“マサチューセッツ州”という言葉を発してみたが、見事に「ましゃちゅーせってぃつー」になってしまった。
まぁその前に私には“マサチューセッツ”のことを“サマチューセッツ”と間違えて覚えていた暗い過去があるのだけれども。


ところで、昨今マクドでは州にちなんだかなり高額設定のバーガーシリーズが人気を博しているが、テキサス→アイダホ→マイアミとくれば、そろそ出るんじゃないかな。

マサチューセッツバーガー(バリューセットは略してマサチューセット)。

おそらくダンウィッチ産のウィップアーウィル(夜鷹の一種)肉が100%使用されるので、マックチキンの様相を呈したものになるかと思います。
そこに悪臭放つタール状のねばねばした得体の知れないソースをタップリと注入。

今回私が食したのは、マイアミバーガーであったが、サイドメニューよろしくロバート・E・ハワードの『黒の碑』を横に添えて食ってたので、ま、シュトレゴイカヴァールセットといったところですわな~


マクドナルドの幻想的で壮麗きわだかなかぼそきフルートの音色・・・

今日の1曲:『風に語りて』/ Steve Hackett - Ian Mcdonald - John Wetton
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