数多くの貴重な闇黒神話の翻訳に携わっておられるかの著名な森瀬氏のSNSのつぶやきに、目を疑うような戦慄すべきパッケージのチョコレートが紹介されているのを見たときは、ひきつけを起こしかねぬ衝撃にみまわれた。
それは、昔から全国のお菓子屋で売られていて、誰もが知っているあのポピュラーな板チョコ、明治ミルクチョコレートである。
その「meiji」のロゴの”m”のところに触手を延ばし、まとわりついている異形のものは、あの太平洋ポナペ島海域の海底都市ルルイエにて夢見ながら復活の時を待っているという旧支配者、強壮なる“クトゥルー”ではないか!!
私の所持しているあらゆる資料に掲載されてるクトゥルー神の図が、人気板チョコのパッケージに描かれていたものが、その恐るべき邪神であることを裏付けていた。
ははは・・・・いや、そんなバカなことがあるものか!
こんなものが市場に出回るハズはないと。
これは森瀬氏がクトゥルー神話関連の知り合いのクリエイターにお遊びで作らせたフェイクものに違いない。
しかし、やはり気になって仕方がなかったので、仕事終わりに一応職場近くのイオンの食品売り場に赴き、その真偽を確かめに行くと・・・・
ああ、それは信じられぬことだが、確かに存在していた!
森瀬氏は、3軒のスーパーをはしごして、ようやくこのクトゥルーパッケージのを一枚発見したという。
なので、このヴァージョンのはかなり希少なレアパッケージなのだと思っていたが、私が訪れた奈良のイオンではけっこうな枚数を発見できた。
まぁ、店ごとに絵柄が偏って仕入れられているのだろう。
パッケージの上の方に、なにやらメッセージが記されてある。
なになに・・・・・?
「奇怪な姿を描いた浅浮彫りを目にしたのは、大伯父の遺品を整理していたときだった。その姿を強いて言葉にすれば、口元に無数の蠢く触角のついた果肉状の頭部が、背中に退化した蝙蝠のような膜状の翼をもつグロテスクな鱗に覆われた胴体に乗った怪物といえようか・・・・死せるクトゥルー、ルルイエの館にて、夢見るままに・・・・・」
って、なにやらせとんねん!!発狂してしまうわ!!
ところで、こんなパッケージの柄のも発見してしまったんだが・・・・
こ、今度のはまさか・・・・ティンダロスの猟犬ヴァージョン!??
か、角度!角度!角度を恐れよ~!
角度あるところにいてはならん!やつらが時空を超えて涎をたらしやってくる!てか、板チョコめっちゃ角度あるや~ん!
とまぁ、私のようにヘタに闇黒神話に通暁している者は、ついこのようにすぐ旧支配者のなんらかの類とむりくり結び付けて恐れおののく(または発狂)のがパターンなのである。
マリネラ王国国王パタリロ・ド・マリネール8世が「いや、取り越し苦労はやめにしよう。クトゥルーの邪神が宇宙の深淵から攻めてきたらどうしようと心配するようなもので、可能性はほとんどゼロに等しい。」と言及しているように(『パタリロ』第62巻参照)、誇大妄想癖の先人が悪夢にうなされて書きあげた物語を鵜呑みにして、ありもせぬ想像上の怪物の脅威にただ怯えているだけなのかもしれない。
しかし、かのH.P.ラヴクラフト御大言いけらく・・・・
「思うに、神が我々に与えた最大の恩寵は、物の関連性に思い当る能力を、われわれ人類の心からとり除いたことであろう。
人類は無限に広がる暗黒の海に浮かぶ<無知>の孤島に生きている。
いうなれば、無名の海を乗り切って、彼岸にたどりつく道を閉ざされているのだ。
諸科学はそれぞれの目的に向かって努力し、その成果が人類を傷つけるケースは、少なくともこれまでのところは多くなかった。
だが!いつの日か、方面を異にしたこれらの知識が総合されて、真実の恐ろしい様相が明瞭になるときがくる!
そのときこそ、われわれ人類は自己のおかれた戦慄すべき位置を知り、狂気に陥るのでなければ、死を秘めた光の世界から新しく始まる闇の時代へ逃避し、かりそめの平安を願うことにならざるをえないだろう・・・・」
ああっ!!今度はウルタールの猫ヴァージョン・・・・
ウルタールでは、何人たりとも猫を殺してはいけません。
そうえいば、今宵はバレンタインデー。
何も知らない人が、スーパーで確認もせずにこのおぞましきクトゥルーパッケージのものを購入し、思い焦がれる愛しいシトの郵便受けの中にそっと入れたりでもしたら・・・・・
いや、そのことは考えるべきでない・・・・
考えるにはおそろしすぎる!!
それは、昔から全国のお菓子屋で売られていて、誰もが知っているあのポピュラーな板チョコ、明治ミルクチョコレートである。
その「meiji」のロゴの”m”のところに触手を延ばし、まとわりついている異形のものは、あの太平洋ポナペ島海域の海底都市ルルイエにて夢見ながら復活の時を待っているという旧支配者、強壮なる“クトゥルー”ではないか!!
私の所持しているあらゆる資料に掲載されてるクトゥルー神の図が、人気板チョコのパッケージに描かれていたものが、その恐るべき邪神であることを裏付けていた。
ははは・・・・いや、そんなバカなことがあるものか!
こんなものが市場に出回るハズはないと。
これは森瀬氏がクトゥルー神話関連の知り合いのクリエイターにお遊びで作らせたフェイクものに違いない。
しかし、やはり気になって仕方がなかったので、仕事終わりに一応職場近くのイオンの食品売り場に赴き、その真偽を確かめに行くと・・・・
ああ、それは信じられぬことだが、確かに存在していた!
森瀬氏は、3軒のスーパーをはしごして、ようやくこのクトゥルーパッケージのを一枚発見したという。
なので、このヴァージョンのはかなり希少なレアパッケージなのだと思っていたが、私が訪れた奈良のイオンではけっこうな枚数を発見できた。
まぁ、店ごとに絵柄が偏って仕入れられているのだろう。
パッケージの上の方に、なにやらメッセージが記されてある。
なになに・・・・・?
「奇怪な姿を描いた浅浮彫りを目にしたのは、大伯父の遺品を整理していたときだった。その姿を強いて言葉にすれば、口元に無数の蠢く触角のついた果肉状の頭部が、背中に退化した蝙蝠のような膜状の翼をもつグロテスクな鱗に覆われた胴体に乗った怪物といえようか・・・・死せるクトゥルー、ルルイエの館にて、夢見るままに・・・・・」
って、なにやらせとんねん!!発狂してしまうわ!!
ところで、こんなパッケージの柄のも発見してしまったんだが・・・・
こ、今度のはまさか・・・・ティンダロスの猟犬ヴァージョン!??
か、角度!角度!角度を恐れよ~!
角度あるところにいてはならん!やつらが時空を超えて涎をたらしやってくる!てか、板チョコめっちゃ角度あるや~ん!
とまぁ、私のようにヘタに闇黒神話に通暁している者は、ついこのようにすぐ旧支配者のなんらかの類とむりくり結び付けて恐れおののく(または発狂)のがパターンなのである。
マリネラ王国国王パタリロ・ド・マリネール8世が「いや、取り越し苦労はやめにしよう。クトゥルーの邪神が宇宙の深淵から攻めてきたらどうしようと心配するようなもので、可能性はほとんどゼロに等しい。」と言及しているように(『パタリロ』第62巻参照)、誇大妄想癖の先人が悪夢にうなされて書きあげた物語を鵜呑みにして、ありもせぬ想像上の怪物の脅威にただ怯えているだけなのかもしれない。
しかし、かのH.P.ラヴクラフト御大言いけらく・・・・
「思うに、神が我々に与えた最大の恩寵は、物の関連性に思い当る能力を、われわれ人類の心からとり除いたことであろう。
人類は無限に広がる暗黒の海に浮かぶ<無知>の孤島に生きている。
いうなれば、無名の海を乗り切って、彼岸にたどりつく道を閉ざされているのだ。
諸科学はそれぞれの目的に向かって努力し、その成果が人類を傷つけるケースは、少なくともこれまでのところは多くなかった。
だが!いつの日か、方面を異にしたこれらの知識が総合されて、真実の恐ろしい様相が明瞭になるときがくる!
そのときこそ、われわれ人類は自己のおかれた戦慄すべき位置を知り、狂気に陥るのでなければ、死を秘めた光の世界から新しく始まる闇の時代へ逃避し、かりそめの平安を願うことにならざるをえないだろう・・・・」
ああっ!!今度はウルタールの猫ヴァージョン・・・・
ウルタールでは、何人たりとも猫を殺してはいけません。
そうえいば、今宵はバレンタインデー。
何も知らない人が、スーパーで確認もせずにこのおぞましきクトゥルーパッケージのものを購入し、思い焦がれる愛しいシトの郵便受けの中にそっと入れたりでもしたら・・・・・
いや、そのことは考えるべきでない・・・・
考えるにはおそろしすぎる!!