「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

南アルプスエコーライン

2008年05月24日 | 山の風景
 東京に住む母が山歩きのグループで下栗・しらびそ・大鹿方面に来るとのこと。こちらも以前から南アルプスエコーライン(しらびそ高原から遠山郷の下栗の里へ抜ける林道御池山線)は走ってみたいと思っていたので、じゃあ、お昼に下栗の「はんば亭」で合流しようということにする。
 あいにく天気予報が悪くて、南アルプスは見えないんじゃないかと心配していたけど、朝起きたら、曇ってはいるものの中央アルプスも南アルプスも見えている。もしかしたら早めにうちを出れば、まだ見えているかもしれないと思って、9時半ごろ出る。小渋橋でまだ見えている赤石岳の写真を撮り、国道152号線を上村方面へ。先日、農協で水稲の苗が配布になったばかりなので、週末の今日はあちこちの田んぼで田植えをしている。
 しらびそ高原へ行くのは、まだ私たちがここへ住みだしたばかりのころに2回ほど来て以来のことで、どの山が見えるのかもすっかり忘れていたけど、上の写真のような展望でした。南アルプスの展望だけなら夕立神の方がいいと思うけど(何せ赤石岳の全体像が見える)、標高はしらびその方が高いので(この「しらびそ峠」の看板には1833mとある)、眼前の谷が深く感じられた。木々の緑もここまで上ってくると、だいぶ季節をバックして、シラカバなどもまだ芽吹きの時期だった。
 エコーラインの途中、御池山隕石クレーターのビューポイントからの写真。クレーターの感じはこれではよく分からないと思うけど(見えている尾根がクレーターのふちに当たる)、木々の芽吹き具合はこんな感じ。

 下栗の一番上にある「はんば亭」の駐車場から聖岳。ここに「ビューポイント」として聖岳と兎岳が夕日に照らされて云々と書いてある看板があるのだけど、その場所からは聖岳しか見えなかったので、ちょっと不親切な看板だと思った(ちょっと下りると、去年の秋の写真のように聖岳と兎岳が並んで見える)。

 「はんば亭」で少し遅れてきた母たちと合流して、一緒に食事をして、またエコーラインを戻り、御池山に登る(といっても、コースタイム往復1時間半のハイキングコース)。そのころには既に南アルプスは雲に隠れていて、歩き始めたときは雨が降っていなかったものの、ちょっと行くと、ぽつぽつと降り始める。でも、日頃パソコンの前に座りきりのことが多いので、久しぶりに森の中を歩くのは気持ちよかった。
 その後、母たちはハイランドしらびそ泊まりで、私は家に帰る。しらびそから下りる道中はだいぶ霧が出て、視界が悪かった。