「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

鶏小屋の中の猫

2008年05月09日 | 田舎暮らし
 昨日うちにいる猫が子を産んだ。この猫、もともとご近所の母猫がごく小さい子猫のころに連れてきて、うちの庭先に置いていってしまったもの。かわいかったし、うちに猫がいなくなって久しく、子どもも以前から飼いたがっていたので、そのまま餌をやるようになって2~3年ぐらいだろうか。雌だったし、そのうち子猫を産むようになるんだろうなとは思っていたけど、今まで産まなくて、今回が初めてのお産。
 それが何と、以前突風が吹いてひっくり返ってしまって、ずっとそのままになっていた鶏小屋の中で産んでいた。(鶏はその後、動物にやられてしまったので、中は空だった)
 ひっくり返って波トタンの屋根が床になっているので、鶏も中でつるつる滑って歩きにくそうにしていたから、一部すのこを敷いてあった。そこに底の抜けた段ボール箱が置いてあって、その中で産んでいた。猫なりに考えて、この中なら外敵からも安全だと思ったんだろうけど、どう考えても居心地は良さそうではない。大体、最初に発見したとき、生まれたての子猫が1匹だけ小屋の外に転がっていた。箱の底が抜けてたし、すのこのすき間からトタンの上に落ちて、やや傾いていたので、そのまま小屋の外まで滑ってしまったんだろう。たまたま気付いて、すぐにお母さんのところに戻してやったから無事だったけど、そうでなかったらまず自力では戻れずに死んでしまっていただろうと思う。
 あと、問題は屋根。とりあえずコンパネをかぶせてあるだけなので、雨漏りするんじゃないかと、ちょっと心配(と書いているそばから雨が降ってきた)。
 それにしても、いつまでも解体せずにほったらかしになっていたのが思わぬ役に立ったのは良かったけど、扉も閉まった状態のまま、つるが絡んでいたし、一体どうやってこの中に入ったんだろう???