「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

国語教科書の思想

2006年03月22日 | 子ども・教育
 去年も書いた話だけど、今日は転退職される先生がたの送別会があった。今年は中学校からは6人も転退職されるということで、がらっと顔ぶれが変わってしまうことになる。次男の入学と同時に転入してきて、3年間次男の担任だった国語の先生も転任することになった。
 実は次男は、特に国語力がないとは思わないのに、何で?と思うほど国語のテストで点が取れなくて、先生にこぼしたこともある。あるとき業者テストか何かの答案を見ながら、あんたがどう思おうと、テストの出題者の求める解答は道徳的な答えが正解に決まっているじゃない、と思ったことがあった。そんなときに新聞の書評欄か何かで標題の本の紹介を読んだ。
 本自体は読んでいないのだけど、紹介によれば、要は国語教科書の内容は一種の道徳教育になっていて、テストで道徳的でない解答を書く子は国語の点が取れないといったことが書いてあるらしい。
 そんな話を送別会のときにちらっとしたら、先生たちの中でもそういったことは時々話題になって、先生は作文などでは道徳的であるかないかということでは評価しないと、子供たちに言っていたそうだ。で、息子はあまり道徳的でないけど、それなりに面白い作文を書いたりしていたらしい。
 学年だよりのお便りに、子供たちの学校生活とは全く関係のないラーメン屋さんの話をよく書かれていて、我が家では楽しく読ませてもらっていた。子供たちからも慕われていた先生で、いなくなると寂しくなります。