「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

7人の卒業式

2006年03月17日 | 子ども・教育
 今日は次男の中学校の卒業式だった。長い子は保育園から10年以上一緒だし、小学校入学からの9年間は全く転入も転出もなく同じ顔ぶれで過ごした7人の子供たちだが、いよいよ村の学校を巣立っていく。
 村には高校がないので、昔は高校になると、みんな下宿生活だったそうだ。今は、バスと電車を乗り継いで、片道1時間半以上かけて通っている子も多いが、村と隣町を結ぶバスの本数が少なく、部活動で帰りが遅くなる子や、うちのように村の中心部からさらに遠い子はやはり通うのは大変なので、下宿するケースが多い。
 次男は、高校の近くの下宿はいっぱいらしくて、アパートを借りて自炊することになった。日ごろ家で手伝いをする子ではないので、ちゃんと自炊ができるかどうかがやはり気がかり。高校はすぐそばだけど、周りは畑が多く、お店がちょっと遠いので、簡単に調理できる冷凍食品など、頻繁に食料を運んでやらないといけないかもしれない。いずれにしろ、自宅から通う子たちに比べて、お金も相当余計にかかることになる。

 卒業式は済んだものの、後期選抜の合格発表は20日。いま一つすっきり晴れやかな気持ちにはなれないところもあるが、全員合格すると、7人中6人が同じ高校に進学することになるらしい。卒業式後の最後の学活で、担任の先生が、生徒指導という点では本当に楽をさせてもらった3年間だったと言っていたが、この子たちならそうだったろうなと思う。
 そんな中にあって、次男は「超楽天的な性格」で、生徒会活動などで、担任をいつもはらはらどきどきさせていたらしい。3年間、本当にお世話になりました。

<追記>全員無事、合格しました。