「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

縄ない競争

2005年10月09日 | 田舎暮らし
 今日は村民運動会だった。この村は明治時代に大河原村と鹿塩村が合併して大鹿村になったが、以来ずっと二つの中心があって、運動会も二地区の会場で行われる。昨夜の雨でグラウンドコンディション不良のため、大河原地区は中止だったが、鹿塩会場のみ開催された。人口も減っているし、村民が一堂に会して行えばいいのにとも思ってしまうが、(その辺の事情は転入者にはなかなかうかがい知れないところがあるが)、今年も分かれて開催。中止になった大河原から流れてこないかなと思ったけど、子供の姿を多少見た程度だろうか。鹿塩会場では、公民館の分館単位で例年8地区対抗で順位を競っていたが、今年は人口減のため、1地区が単独で出られなくなり、7地区での対抗戦となった。
 農村の運動会ならではの種目がこの「縄ない競争」。男女6名のチームで、次々と交代しながら縄をなっていき、10メートル(?)ぐらい離れたところにある俵にしばりつけて、早く俵を引いてきたチームの勝ちとなる。縄ないのスピードもさることながら、しっかりなっていないと、重い俵を引いてくる途中で切れてしまう。
 若い人たちは縄なんてなう機会もないだろうから、出場するのは年配の人ばかりだが、みんなすごく手際よくなっていく。こういう手仕事、ぜひ若い人や子供たちが教わっておくといいのになと思いながら毎年見ている。