「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

やっと長ネギを定植

2005年05月18日 | 田舎暮らし
 子供2人に続き、大人もダウンして、かつ仕事もあって、数日前に買ったきり水につけたまま放置してあった長ネギの苗を、雨が降り出す前にようやく定植した。去年はやはり5月になってから友達に頼んで買ってきてもらった苗が、たった36本しかなくて、980円もしたので、ネギで買った方が安いんじゃないかと思ったが、今年は農協で買えて、しかも500円で130本ぐらいあった。これなら十分もとが取れる。ついでに幾つか種まきも。
 鹿除けの網を張り直していないけど、大丈夫かな。大根類は芽が出たばかりのところをハトがついばみに来るし、イノシシもいれば、猿もいる。来たばかりのころは、イノシシはいたが、鹿や猿の被害はなかった。年々獣害がひどくなって意欲も喪失しがちだけど、せっかく自ら開墾した畑が家の周りにあるのだから、やっぱりせめて自給分の野菜ぐらいは作りたい。自分で食べる物は自分で作るというのは、田舎暮らしをしたいと思った原点だから。
 でも、現実には、うちだけでなくて、同じようにIターンで来た近所の友人たちの多くが、条件の悪い山間地の畑では十分な現金収入を得られないので、別の現金収入を得る仕事について、畑に十分手が回らなくなっている。子供に金がかかる間は仕方ないと思いながらも、せっかく開墾した畑が草ぼうぼうになっているさまを見ているのはつらい。あまり何年も放っておいたら、また畑に戻すのは大変になるだろうな……。
(村の中でも、田畑の担い手は大部分が元気な高齢者。高齢化率は長野県トップだけど、逆にいうと、元気な高齢者の多い村でもある?)