「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

教科書の削減内容の復活

2005年04月10日 | 子ども・教育
 来年の教科書の検定で、やっぱりというか、「発展的な学習内容」ということで、削減内容が復活したことが何日か前に報道された。教科書は厚くなっても授業時間数は変わらないわけだから、現場はどう対応するのか、また大変なのだろうと思う。
 京都市ではこの発展的内容の一部を必修にして、すべての市立小で教えるらしい。どこでその授業時間を確保するのかと思ったら、長期休業(夏休み?)を2~7日短縮するのだそうだ。きっと、こういう動きはほかにも広がっていくような気がする。確かに理科なんかでも、これを削っちゃったの?と思う内容が多々あったので、復活させたい方の気持ちは分かるけど、結果的には学力低下ならぬ二極分解がますます進むことになるのではないかとも思う。
 本当に文科省にはもっと腰を据えた施策を望みたい。

 ところで、もう一つ教育がらみで、教育基本法を変えようという動きもあるようだけど、教育基本法のすてきな絵本が出るそうです。
『11の約束―えほん教育基本法』
「教育は、めざします。一人ひとりのうちにめばえたものが大きく育ち、それぞれに花ひらくことを。」(読みとき条文・1条より)