「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

全村停電

2005年01月16日 | 田舎暮らし
 昨夜から大雪注意報が出ていて心配したが、朝起きてみたら、思ったほどの雪ではなく(20センチ程度)、子供と一緒に雪かきをして、さて仕事にと取りかかってしばらくすると、突然停電。重い雪だと、山の中なので、木がしなって折れたりして、電線がやられて停電することが、たまにある。この場合、自分の家の付近だけだと、こちらから通報しないと、なかなか復旧しない可能性があるので、まず近所の家に確認に走る。そのうち、無線で全村停電というお知らせが流れる。
 雪による停電の場合、雷による停電よりも復旧に時間がかかることが多いので、まずは会社に連絡。復旧に時間がかかったら、パソコンを使った作業は全くできないので、もしかしたら納品が遅れる可能性もありうる。こういうときに、ノートパソコンだったら仕事ができるのになどと思いつつ、でも仕事しようがないしと、友達の家でのんびりコーヒーを飲んでいたら、思いがけず短時間で復旧する。
 ところが、うちは村の中心からかなり外れているにもかかわらず比較的短時間で復旧したけど、ほかの地区ではまだまだ停電が続いていて、夕方暗くなってから、ようやく復旧したところもあったようだった。そうなっていたら、徹夜に近い作業をしない限り、明朝納品は無理だったろう。仕事上の停電対策はやっぱり真剣に考えておかないとまずいなと改めて思った。
 山間部というのは、雷も多いし、雪も多いし、停電自体はよくあることなので、うちにも当然電気がなくても使えるストーブ(薪、灯油)などはあるけど、村内でも最近の高齢者住宅などではオール電化に近い家もあるらしい。そうなると、厳寒期の長時間の停電は悲惨だろうなと思う。電気は確かに便利だし、安全性も高いと思われるのだろうけど、非常時対策を考えると、それだけというのは、やはりどうかと思う。