おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

低山登れず

2023-11-28 11:16:57 | トレッキング
 知人宅に用事があって尋ねると、話のついでに目の前にある三角形をした小さい山に、ちょっと前に登ってきたという話題になった。山裾にお寺があり、山そのものが御神体だという。
「普段から山登りするんだったら、30分もあれば登れるんじゃないかな」
「登山口がお寺だったりお宮だったりするのは当たり前だから、てっぺんに上るための道をきっと整備しているんだろうね」

 というようなことがあったので、今日は朝からランニングする気満々だ。登ろうとする低山は(おそらく300メートルくらいだろう)、出発地点から7、8キロというところか。それなら走って1時間かからない。それから登って下りて1時間見るとして、往復しても3時間あれば行ってこれるだろう。

 というわけで、朝飯後すぐに出発する。お昼までに帰る予定である。



 目的のお寺に37分で到着。予定より早いが、休まず走ったので距離にして8キロくらいか。





 低山とは言え、久々の山登りにワクワク感が止まらない。雑木林の中からはシジュウカラかエナガかはわからないが、野鳥のさえずりが聞こえてくる。正体を見たいと目を凝らすが、木々の上のほうはまったく様子がわからない。この辺が落葉樹林帯の東北と違い、照葉樹林の九州の山は鬱蒼として野鳥観察には向いていないのである。

 しばらくははびこる竹を伐採している雑木林の中を進んだが、そのうち踏み跡もなくなり、行き止まりになってしまった。登山道によくあるピンクのリボンが木に縛りつけてあるから、おそらくこの辺が取り付きなんだろうなと思い、次のリボンを探すがわからない。眼の前には伸びたばかりの竹が鬱蒼と斜面を覆っている。小さい山だから、この辺から登って行けばてっぺんには出そうだが、ランニングの格好なので、道に迷い体が冷えると困ったことになる。

 少しだけ歩き回り、人の歩いた踏み跡でもあればと探すが、それも見つけることはできなかった。仕方ない。今日のところは諦めるか。



 で、予定通りに登ることができなかったので、遠回りして帰ることにした。写真の真ん中の三角の山が今回断念した山。



 開けた田園の農道を走っていると、ときどきお宮に出くわす。山の中を走るトレイルランニングというのがあるが、僕の趣味から言えば、明るくのどかな里道ランニングのほうがよほど気持ちがいいのである。
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