春を題材に、まだ描いてないのは何かなと考えているうちに、子供の頃の情景がふと頭に浮かんだ。それは、お日様に温められた石垣で、ほかよりも気温が高いためか、石垣の上をチョウチョやミツバチが飛んでいたり、トカゲの仲間のカナヘビがうろちょろしていたり、石垣の隙間からヘビが顔を出していたりという光景だ。石垣を題材にした絵というのはあるだろうが、石垣で春を描くというのはあまり誰もやっていないのではないだろうか。
というわけで、石垣の絵に挑戦した。画中の赤い実はヘビイチゴ、トカゲみたいなのはカナヘビ。どちらも名前にヘビがつくがカナヘビの方はヘビのように尻尾が長いというところから来たのだろう。ちなみにトカゲとの違いは、カナヘビは乾いた場所を好み、体もガサガサした感じ、尻尾が全体の三分の二ほどあるのに対し、トカゲは湿った場所を好み、体も光沢があり、尻尾は全体の二分の一ほどとカナヘビに比べると短い。
絵とは関係ないけれど、早朝散歩の時にカメラを持っていき、花の写真を撮っていたら、頭上の電線にツバメが止まっているのに気づいた。毎年四月の第1週にはツバメがやってくるようだが、今年は早くに姿を現した。
ソメイヨシノも、今日には咲きそうだ。
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