北朝鮮からミサイルが日本近海に飛んできても、トップニュースはお相撲さんのことだ。北朝鮮からミサイルがすぐ近くに落ちても、国会の一番の関心は森友学園の値引き交渉のことだ。
長い間戦争がなかったからと言って、平和ボケになるほど平和な世の中が続いているわけではない。阪神淡路、北陸、東北、九州で大きな震災が起き、世界でも稀に見る原発事故を起こしておきながら、危機管理ということに関しては、まるっきり関心がないかのようだ。
朝鮮半島で有事になる可能性はゼロではない。もし万が一何か起きれば、日本だって韓国に劣らず被害は起きる。ところが、どのくらいの被害になるかの試算はまるっきりされない。どれだけの難民が日本に逃れてくるのか、それにどう対処するのかも何ひとつ考えてはいない。
驚くことに、朝鮮半島で有事になった場合、日本の自衛隊は韓国に足を踏み入れることができないため、数万と言われる韓国にいる日本人は、自衛隊の救出をあてにできないのである。
世の中には、一番面倒くさいことを後回しにして、どうでもいいようなことばかり先にやろうとする人間がいるが、これはもしかしたら国民性の表れなのかもしれない。
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