三連休に入りびっくりするように陽気が良いので、一昨日昨日と「ああ、もったいないもったいない」とそればっかり口にしていた。ようやく今日カフェがお休みになり、早速山歩きに出かけることにした。この前から安達太良山のテッペンが白くなっていたので、雪が深くなり歩けなくなる前にどうしても行っておきたかったのだ。
で、犬たちは留守番、連休でタミちゃんが休みなので連れて行くことにした。近頃はちょこちょこと山登りに一緒に行くので、体力にも自信がついてきたようだから、少しくらいの雪ならへっちゃらだろう。
山のテッペンが雪と氷に覆われているとしても、少し標高が下がると雪が溶けて登山道がグチャグチャになっている可能性がある。ドロドロになるとテンションが下がるので、道の整備されたクロガネ小屋経由で登ることにした。
写真中央の黒い塊がクロガネ小屋。温泉もあるが登りで入ってしまっては、そこで登山は終了してしまうので、素通りして背後の山を目指す。もしかしたらアイゼンが必要になるかもしれないが、とりあえず登れるところまで行ってみよう。
峰の辻まで来ると、白くなった乳首山が正面に見える。さすがに連休とあって登山に来ている人たちが多い。
牛の背まで登り切ると、最高峰である乳首山に向かうのが一般的なルートだが、前回タミちゃんは乳首山の頂上に立っているので、今回は初めてとなる沼ノ平の縁を巡るルートをたどる。
崖の下をのぞき込むと股間がムズムズするが、ムズムズを我慢して磐梯山が正面に見える場所まで歩いてみる。
磐梯山の向こうには、雪に覆われ真っ白になった不気味な飯豊山が姿を現す。福島と山形の県境にあり、2000メートルを超える山だ。この季節に飯豊山に登るのは、僕の実力じゃ無理だろうな。
それにしても、11月で早くも雪山を体験できるなんて、やはりここは東北なのである。