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12日「赤旗」選挙報道、ある感想  文科系

2016年07月13日 12時01分11秒 | 国内政治・経済・社会問題

 随分久しぶりに、日刊紙「赤旗」読んだ。通っている生協病院の待ち時間に。史上初めての野党共闘選挙投票二日後の紙面だから歴史的に重要な紙面なのだが、その報道の仕方に関わってある感想を持った。小さいことに見えるけど、僕は昔から「非常に重大な視点」だと考えてきた。そういう視点で、高評価がひとつと、同じ視点からの批判が一つ。

 高評価点はこれ。国民に呼び掛けるときに「市民、支持者、後援会員、党員」という順番になっていたこと。これが昔は逆だったのである。「党員・・・・市民」と。一般向け文書の時でも平気でそういう表現を使った時期もあった。この点は、支持者であった僕はずっと苦い顔をしてきたし、政党としての重要問題と解してきたことだから、以下の「考え方」を強く言いたいのである。
 同じ発想だが、今選挙結果に触れた12日の紙面中央機関文書で野党共闘と単独候補とついて、野党共闘結果を先に書いていて、党員当選者を後に書いていたのも、好感が持てた。これがこの歴史的な選挙で常識にかなった普通のやり方だろう。

 さてところで、当選者写真の方はどうだったか。一面には単独候補当選者のカラー写真はあっても、野党統一候補当選者の写真は無かった。4面だったかに両方の顔が載っていたが、一面にもあった(つまり2重に載った)単独当選者を先に載せて、後に統一候補当選者を載せていた。この事を僕は失礼だと言いたいのである。やや譲っても、史上初の共闘の観点から戦術上拙いはずだと。

 この事を詳しく説明してみよう。史上初めての全国的野党統一選挙ならば、統一候補当選者をこそ1面に持ってくるべきではなかったのか。12日の日刊紙にあった幹部会だったかの「選挙結果について」文章にも、野党統一候補結果の方を先に書いたのは、そうするのが「筋」だということだと僕は理解した。つまりこういうことだ。野党統一候補を組んだならばあくまでも、相手を尊重してそちらを先に持ち上げ、我が社のことは『弊社』と書くような常識的態度で臨むべきではなかったのか。
 こういう僕のような「感覚」がなかなかお分かりいただけないところに、他党から独善的と観られる特徴も事実として潜んできたのではないか。この点は僕にとっては、「やっぱりな!」という「悪弊の名残」、それも他党との共闘を難しくしてきた「この党独自の感覚」なのだ。僕は心から次のように期待していたのである。
「この歴史的な共闘において献身的に働き、ぐっと他党からの信頼を深めて欲しい。それが、戦争が出来る国になりつつあると不安な国民に応えられる道だろう」
 この献身的に働きというのも、自分から言うことではなく、相手が認めてくれて初めて意味を持つことと考えてきた。それが古き良き日本の美徳というものだと愚考する。

 なお、僕の選挙結果感想は、なによりもこれ。野党共闘が組めて本当によかった。これがなかったらと今考えると、ぞっとする。特に、野党第1党・民主党が3年前の17議席から32議席に増えたのは、なによりもこれのおかげ。自公政権党が選挙戦で第一にやった、天につばする「共産党との野合」批判も国民から退けられたようだし、この流れこそが都知事選以降もどんどん進んで欲しい。なお今回の僕は、2枚とも共産党に入れた。連れ合いと、お婿さんも、そう語っていた。

 

コメント (39)
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