棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

オバマ新大統領

2009-01-21 17:56:47 | 山郷の暮し
昨夜はオバマ氏の大統領就任式を視聴するんだと気合がはいっていましたが、本を読んでいるうちに眠ってしまった。
なんのことはない、今朝の5時ごろがピークのようでした。ビデオで十二分なのですが、なんとなく選挙の勝利宣言時のようにライブをあじわいたかった。世界平和を願いつつ、大いに期待したい、新しい指導者といえます。
就任演説のラストを・・
すべての人種が性別や世代を超えてこの場に集い共に祝えることこそがわれわれの自由と 信念の意味するところだ。
米国よ。希望と美徳をもって、冷たい流れに立ち向かい、どんな嵐が来ようとも 耐え抜くような勇気をいま一度持とう。いつの日か、子孫たちから困難を前にわれわれが決して あきらめず、たじろがず、自由という偉大な贈り物を未来の世代に無事に届けたと言われるように。

いつも思うのですが、西欧社会は「言葉社会」だと感じます。(インドは哲学的にも、言葉で説明できないものは存在しないとまで。言葉で説明できれば、無も在ることになる)
アメリカに住んだことのある友によりますと、物事を決定するまで喧々諤々。そんなアホなことまで・・・。という質問にもきちんと答える。いったん決まったら、賛成・反対派も結束する。そこがアメリカの強さだとかたっていた。
オバマ氏の演説にも、結束の力の尊さと偉大さを説いています。

そこへゆくと、我が日本。言語体系の違いはあったとしても、死語にちかい小難しい漢字を並べ「一般的では」と言った本人が、間違えばかり。そんなお方が日本の最高責任者とは。説得ではなく、非建設的な時間をかけて、十二分に協議したと断言、決定してしまう。なんともオソマツな政治感覚だ。

フランスの報道は、去りゆくブッシュへの拍手は、ヘリの音で消されてしまったと、微妙な皮肉をいっているのが面白かった。
日本の報道は、生真面目すぎて、独自性がない。

窓辺の象-5

2009-01-21 08:45:59 | 大人の童話
象は一つ一つの体内について、色形や触感などを想像してみた。
しかし、思えば思うほど 自分の創り上げる器官のありようがわからなくなってしまった。
さらに、自分はいったいナンなのか、どんな世界にあるのか。自分ばかりでなく、見えるものの実体はナンなのか・・・。
絵-JOO-TAROU  文-りゅうおうまる

感激・感激でもう一杯

2009-01-20 19:56:43 | 山郷の暮し
サブーイです。気温は最低-6度前後。最高5-6度と平年よりたかめらしいのですが、体感気温はサブーーーイッ!
お天道様は本当にありがたいと感じる一日でした。
いつもは呼んでもそっぽを向いている我が家の賢犬(?)サクラも、適当に裏山で遊んできてはストーブの横でごろり。
PM7:いつものごとく晩酌をしながらNHKニュースを見る。オバマさんのことより、ホームから転落し男性を救った親子の報道に感激。
彼らばかりでなく、だまって協力した人たち。すばらしい。すばらしい、と、もう一杯飲んでしまいました。
7時以降は自堕落タイム。とてもPCどころではありませんが、なんだか嬉しくて、おもいのままに・・・。
でも、今夜はオバマ就任式を見るのだ!!!!

窓辺の象-3-4

2009-01-20 08:17:14 | 大人の童話
3-象は皆から慕われ、愛されるほど、自分はどうなっているんだろう、と考えた。
だいいち「ぞうさん・ぞうさん」と呼ばれながら、ほかの象をみたことがない。
自分の全体の姿すら知らないことに気がついた。

4-観るものは光と色に溢れ、刻々と変化をしている様子を見て取れた。
どうして変化するのか、何であるのかは解らなかったが、確かにナニカがあることはわかっていた。
それに引き換え、自分を創り上げている物質的な要素と、それを操る存在となるとまるっきりわからなかった・・・。

貧乏寿司--野沢菜漬け

2009-01-19 15:22:38 | 山郷の暮し
昨日の日中は陽も弱く、なんとも薄ら寒い一日でしたが、夜は雨でしたねーー。
今日は10時ごろから、お天道様が照りだし、お湿りを得た畑地が、なんとなくふっくらとして見えます。
土曜日の夜から、甲府に住む松本出身の友が滞在し、ラチもないことを肴に飲む。
朝飯に私の漬けた「野沢菜漬」をだすと、ヤッパリやっていました。そう、先日書いた「貧乏寿司」のこと。12-27記載http://blog.goo.ne.jp/462981/e/8ce298c88b42fbe137691db7d01396bc 
野沢菜漬の葉っぱの部分を、箸で、ご飯をクルリト巻きながら、パクリとやる。
「いやーー久しぶりに貧乏寿司をたべたーー」と、ごえつまん。
「やっぱり信州っ子だよなーー。自然にソオなるんだよなー」と、ご飯に酒が加わる。
暖かな甲府盆地では、野沢菜漬はないようで、土産にしても、すぐに苦くなってしまうらしい。
添加物が何も入っていないシンプルな味は、やはり現場でしか味わえないのかもしれない。

窓辺の象

2009-01-19 08:42:06 | 大人の童話
1「かわいいわネッ!」とか「おおきいわねー」などと言われた象
 つややかで大きく誰が見ても立派な姿で、もう一つの呼び方があるなど、思いもしなかった。
観る風景は日々新しく、観るもの聴くもの、すべてに感動し、喜びが蓄積してゆく思いであった。

2 時には、あまりにもの驚きぶりに、ケッタイな顔になることもあったが、強さばかりでない、彼の様子は皆から愛された。

絵本-窓辺の象--絵・JOUTAROO 文-りゅうさん

2009-01-18 10:26:02 | 大人の童話
窓辺の象 絵本製作にあたり 絵-JOO TAROU 文 りゅうさん
JOO-TAROU の絵画作品にヒントを得て、物語を創作。絵画作品の創作意図と、物語の意図は異なっていますが、作者の了解を得た。
当初の絵本文は、幼児向きのつもりでしたが、私には幼児むきに文が書けず、結局、小難しい言葉になってしまった。
蛇足ながら、絵画作者のJOO TAROUの製作意図は、私の意味づけよりも、いま少し肩の力を抜いたものです、といっていた。彼については追々紹介していきたいと思います。
なお、絵は会場での撮影で、かなりぶれています。扉とした絵は合成です。

元にもどるかなー

2009-01-17 15:43:05 | 山郷の暮し
複合プリンター CANON MP500
100ショップで売っている、正規でないインクを詰め替え(当然メカーの拒否・責任なし当の掲示はありました。)て使用しているうちに、スイッチが入らなくなってしまった。プリンターはさほど高いものではありませんが、あまり使用しないうちにぶっ壊れてしまうことが面白くない。
金銭的なこともありますが、もったいないので修理ができるものでしょうか。方法がありましたらおおしえください。と投稿したおり、色々とアドバイスをいただきましたが、結局はわからずそのままに。
先日、ネットにくわしい友が見つけてくれた、情報と修理法が、どうも100円未満のタクトスイッチにあるらしい。インクには関係無さそうだ。
 昨日より暖かな今日、窓越しのお日様を浴びながら、プリンターの頭を開こうとしたが、止めてあるべきネジがない。ということは、パチントはめ込んであるはずだが、わからぬ。ぶっ壊れてもともととドライバーを差し込めば、パチンとはずれる。となれば、あとは同じこと。
ようやく、パワースイッチにたどりつき、理屈はぬきにテスター(持っているのだ)でチョコチョコやってみると、私なりにスイッチがいかれているのではないかと・・した。だが、それまでわかったが、この先は交換部品がないので、とりよせることになるのか。問題はひとつも解決しておらず、ただ今の状態は最悪。元に戻ることを願いつつ。
私は電気のことは全の素人で「叩けば治る」という程度。今の電気製品って内臓ヒューズってヤツはないのですねー。昔は、車でもまずはヒューズをみたものです。
ところで、詰め替えインクは100円ショップでは売れ筋らしい。
これを使うと壊れてしまうのですかねー。みなさんどうしているのでしょうか。

幼児の絵かと--JOO-TAROU絵画展示会

2009-01-17 09:23:35 | 山郷の暮し
松本市美術館の小展示室でJOO-TAROUの作品を鑑賞した。
一見、幼児の絵のごとく、いきなりクレヨンを手にし、なぐりがきをしたような絵である。引っかき線のごとき塗り方は、輪郭線でなく、描き出そうとするものの、内部に切り込んでゆく強い情念を感じる。
大人が、幼児のごとく思いのままに筆を執るなど、不可能に近いことだ。だが、彼の作品はその世界に遊び、なおかつ大人の芸術性に満ちている。
色のバランスとアンバランスのかけひきなど、天性を思わせる。
無造作に書きこまれたごとき、ローマ字・漢字・ひらがな等の文字は、文字の役目を果たしつつ、越え、絵画の中でオブジェ的に、または空気的(背景ではなく)に存在している。不思議な感性である。
鑑賞者が「よくまーー子供の頃の絵を取っておいたものですネーー」と。JOO TAROUは最高のほめ言葉だと笑っていた。
私は彼の作品から「大人の絵本」を創作することをお願いした。

おいでやす

2009-01-16 09:22:46 | 山郷の暮し
いでやす  きなすがたで 迎える美女は  さしき姿のてきなすてきな舞妓さん
先日松本美術館で催された写真家の兄の「極美 京の色写真展」等身大の舞妓さん写真を玄関にドーーンと。
自分でも2-3日は、玄関をガラリと開けドキリ。ましてや、初めての人はビックリだ。先ほど、宅配便のオッチャンが、今までの我が家の飾り付けの中で、一番ばんドキッ!とした、という。
さて、注意をしなくてはいけないことがある。
賢犬サクラのダーリンが、時おり放れてすっ飛んできたときだ。オスの本能といえばソオなのであろうが、この犬はすこぶる生まれたまま。つまり、しつけがまったくできていない。大抵開けっ放しの玄関ゆえ、おいでやすの言葉に無関係にあがりこむ。
それはいいのだが、この舞妓さんを見て感激のあまり、シルシをすることは今までの経過で必定だ。
まさに、水も滴る・・・ということになってしまう。
そうだ、もうひとつの心配は、サクラの生理が始まったことだ。棒をかたてに・・・。イヤ、いまの俺は杖だ。
蛇足--写真は横向きですが、普段は真正面姿を飾ってあります。
肖像権ばかりでなく、ネット被害が彼女におよばないようにと、写真家の兄より注意を受けました。
ネットは便利なものですが、現代の生み出した遊びで出来る凶器-侠気ですね。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本