棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

童謡

2009-01-15 09:13:30 | 賢犬さくら
真夜中、お父さんは布団の中で突然大声で歌いだした。
ときどき予期もしない動きをするので、油断も出来ないが、夜中に歌を歌うとは。
そーーと覗いてみると涙を流している。いつもの、ケッタイナ行動とはちがう。
「ダイジョウブ、デスカ・・」と優しく声をかけたら「サクラ、お前にわかるかーー」と。
解るわけがないが、お父さんの下手な歌を聞いていると、昼間にラジオから流れていた歌だった。
お父さんが大好きな「渥美清」とかいうひとの「童謡」で、そのときもベロベロ泣いていたおとうさんだった。ついでに私はペロペロなめてやると、かなりショッパカッタ。
「とうりゃんせーとうりゃんせー ここはどこのほそみちじゃーーー」を何度も聴いているうちに寝てしった。

サブー

2009-01-14 16:45:27 | 山郷の暮し
寒くなりました 
3日ほど前からサブーーくなっています。マイナス6-7度と、普通の冷え込み。
PUUUの散歩道は冷え込んだといっても、まだ地熱が高いのか、それほどの霜柱が出来ておりません。午後にはぬかるみになりますが、本当の冷え込みはこれからで、5cm以上も伸びた霜柱を踏みしめての、散歩になるでしょう。
散歩道から見え隠れする端麗な常念岳は、厳しい冬山の雄たけびを上げているかのようです。
いつも新鮮な空気が入る我が家、いよいよ薪ストーブが活躍してくれないと困るのですが、今季は薪の準備が思うようにならず少し心配です。

70-衆人愛欲曼荼羅-ラスト

2009-01-14 08:05:11 | 大人の童話

忍抄全10巻を紐解く時期にようやく到った。
龍に生まれて死に  人間に生まれて死に  魚に生まれて死に  トカゲに生まれて死に  草木に生まれて死に  地に生まれて風空火水に死に  メビウスの輪のごとく  生命の根源は「連続する魂」
この詩の大真理が少しはわかるようになったであろう。
最後に 偉大なる教えを授けよう。

樹々は美しい この世は美しい 人の命は甘美である 愛欲にまみれた人の命は しかし甘美である

「人生は苦悩に満ち、この世は穢土である」と出家されたゴータマ・シッタールタは 目覚めた者・ブッタ となられた。そのブッタすら死からは逃れない。死期を予感した頃おっしゃられた。(ブッタの肉声を伝える原始仏典 Maha-Parinivana Sutra より)

長い間「衆生愛欲曼荼羅」を飽きもせずにお読みいただき感謝申し上げます。
次は何にしましょかねーーー 作品-釈迦生涯図より-墨画 70X90X4

カレンダー

2009-01-13 17:11:49 | 山郷の暮し
当たり前のことですが、どこのお宅でもマッサラのカレンダーですね。
以前よりはへったとはいえ、カレンダー大国。お金のかかったものが無償で手に入る。こんな国は私が知る限りないのですが・・。
10数年前までは、有り余ったカレンダーを後進国に送っていましたが、資金が続かなくなって・・・。カレンダーは世界共通ですからね。
さて私の部屋のカレンダーは、Marilyn Monroe チャン。目の前に濃艶なまなざして見ていてくれます。
これをもってきてくれたのが、近くの若妻さん「会社でもらい手がないので、RYU-SUNとこならいいと思って」と。ありがたや、いいどころではない。大フアンで同じ写真集を持っていた。
じーとみていると、実に不思議な女性だ。あまたの美女はいるが、美に鋭さがなく焦点が定まらない。ボワーーとした大空間を観ているような、平安すら感じてくる。
ヘップパーンも美しいが、モンローのような慈愛すら感じる美しさではない。
朝いちからニヤニヤしているわけでわアリマセンが、なにか観音様を観ているような、祈りたくなるような、そんな気持ちなんです。

堪忍抄全10巻--69衆人愛欲曼荼羅

2009-01-13 09:02:12 | 大人の童話
堪忍抄全10巻を紐解く時期にようやく到った。
龍に生まれて死に 人間に生まれて死に  魚に生まれて死に トカゲニ生まれて死に 草木に生まれて死に 地に生まれ風空火水に死に メビウスの輪のごとく 生命の根源は連続する魂
この詩の大真理が少しはわかるようになったであろう。
最後に 偉大なる教えを授けよう。

職は哲学すること-68愛欲曼荼羅

2009-01-12 08:57:34 | 大人の童話
ラトン哲学の饗宴ではないが、食べることは単に滋養でもなければ、肉体を支えるものではない。哲学的・宗教的真実の実践的な行為で大切なことだ。
パーティーは特に楽しい精神活動だが、ワシも歳を得て酒池肉林の修行は、若い頃のようにはいかなくなった。
老骨に鞭打ってはいるが、無数の華と蜜の真理に到ってはおらんのだ・・・・。

達磨さん バイバイ

2009-01-11 16:24:33 | 山郷の暮し

左-あめ市の牛つなぎ石   右--三九郎
さすがに今朝は冷え込み窓ガラスがまっ白であった。
お天道様も一日拝め、光溢れてはいましたが、日陰は凍りついたままであった。
松本市内は恒例の「あめ市」の祭りがあり、成人式姿の晴れがましい若者たち。
数年前に、新聞社より成人式の挿絵依頼で取材したことがあった。着物姿に、くわえタバコ・携帯などを描いたことを思い出す。
お正月の収め行事として、道祖神祭りも忘れてはならない。
松本の山郷には、面白い伝統行事が細々と執り行われていますが、今日はいけませんでした。
夕刻から、三九郎に火がともされる。
今年こそだるまを持っていかなくては。この煤けた だるまは数年前からのもので、留守だったり、忘れてしまったりであった。
パッとしたこともなかったが、不幸もなかった。まーー腰痛になったのはショックだが、まさかだるま様のせいでもないが、今夜は焼き払っていただきたい。

宗教会議 67愛欲曼荼羅

2009-01-11 08:43:52 | 大人の童話
ずかなワインと食料で、3日3晩の会議は決して初めてでも終りでもない。
尊師様の宗教的真理を求め喧々諤々。天上の神々も地獄にうごめく亡者も、ジッとなりを潜め聞き入っておった。
ときとして、神々が感極まってワシラに甘露の水を賜ってくれた。
議題としては 信徒の平安なくらしについて・信徒の救財について・信徒の獲得と布教について・教団の運営・財政 などなど実に多義にわたるものだ。

聖職者の嘆き三態-私は貴方が見えない より高さ180cm

冷えてきました

2009-01-10 16:48:11 | 山郷の暮し
http://ryuomaru3.web.fc2.com/matumoto/hp39-40.html
昨夜は月光を受けた雪雲もちぎれ、今日の好天を約束していてくれた。

早朝に凍りついたツララも、朝日が強くなりだすと、ポキリト折れだす。
雨どいから溢れでた水音が賑やか。
時おり強い風が吹く度に、木々についた雪が飛ばされる。

日が落ちると、松本特有の急速冷凍。まるでビリッ・ピリッと音を立てるように。
市内を流れる河川敷に、正月飾りを燃やす三九郎が点々とある
まるっきり人気がなく、松飾の緑よりもだるまの朱色が賑やか
マーケットでは、三九郎で焼いて食べる、繭玉団子と柳の枝が売られている。
一式1000円ぐらい。もはやいわれも知らぬままの正月最後の行事か。
http://ryuomaru3.web.fc2.com/matumoto/hp39-40.html
三九郎のことーー松本歴史絵巻より 説明文は画面をクリックしてください

安心をさせること-67愛欲曼荼羅

2009-01-10 08:09:05 | 大人の童話
がき苦しみ、必死で「死」と戦かっている病人に「新しい世界に行くんだよ、とか、懐かしい世界によみがえる、など、安心して死をむかえるその手助けだ」誤解せんでほしいが、葬式坊主がいう「引導」などとは違う!。
「死のプロセス」へのなかで、どうしても通過しなくてはならないトンネルがある。そのトンネルは、幼き頃体験したワクワクするファンタスチックな回廊なんだ。決して鬼や化け物などいやしない。真に魂のよろこびを体験しながら次の世界にいくことになる。死へのプロセスはそおいうことだ。
ありがたいことに、死はいかなる人にもやってくる。年齢・職業そして主義や権力にかかわらず、いかなる人にも至福の喜びを浴しながら「次の世界」にうまれでる。
尊師様はおっしゃっておられる。
ワシラは修行・教理を勉学せよ。それらの目的は、良き死を迎えるこころを養っていくことだ。本質は小難しい教理より、信じるということだ。そして、
「死ぬことの尊厳と権利をとりもどし『快適に死ぬこと」への手助けをせよと・・・。
『釈迦生誕曼荼羅図』 油彩 180-180cm

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本