棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

窓辺の象-3-4

2009-01-20 08:17:14 | 大人の童話
3-象は皆から慕われ、愛されるほど、自分はどうなっているんだろう、と考えた。
だいいち「ぞうさん・ぞうさん」と呼ばれながら、ほかの象をみたことがない。
自分の全体の姿すら知らないことに気がついた。

4-観るものは光と色に溢れ、刻々と変化をしている様子を見て取れた。
どうして変化するのか、何であるのかは解らなかったが、確かにナニカがあることはわかっていた。
それに引き換え、自分を創り上げている物質的な要素と、それを操る存在となるとまるっきりわからなかった・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿