棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

初冬の光

2008-11-21 16:43:31 | 山郷の暮し
朝から重い鉛色が立ち込めたままの一日です。
朝の2度くらいから6度と、気温も少しもあがっていません。
冷たい風が、最後の葉を吹き飛ばしています。

山裾を犬と散歩する姿も、畑の冬支度をする農夫も、山仕事の音も無い。
車のテールランプの赤色だけが、灰色の道を一時色ずけるだけ。
色彩豊かな今までの季節の色が、吸い込まれてしまったような景色になっている。

18-方便について-愛欲曼荼羅

2008-11-21 08:44:37 | 山郷の暮し
便とは、一種のシカケでもある。
かのお釈迦様も、あまりにも崇高な心理を、そのまま衆生に伝えることは不可能。
そこで、噛み砕いて教えになられた。当然 ニュアンスも変わってしまうが、しかたがあるまい。

言葉だけでは理解できない深遠な教理は 時にはし掛けが必要になってくる。
つまりだ、五感に感じさせたほうが、俗人にはわかりやすいだろう。

我が尊師様がいくら偉大な方であっても、指先がペンライトのごとく輝きはしない
重力に逆らって、ボールをそのまま浮遊させることなど、できるわけがない。
バッテリー・見えにくい紐など、様々にシカケがある。
「インチキだと」
そうかもしれないが、そおでないかもしれない。
ここからが肝心だが、様々な仕掛けを「真実だと思えば真実」なのだ。
たとえば、ダメダとして誰が幸せになり、希望ががもてる。
信ずるものは強い ツヨイ つよい!!!

この世は黄檗一炊の夢。人生朝露とはいってもやっぱり年月は永い。
今を楽しみ、シカケを楽しむ、人生であるべきだ。








ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本