三角帽子-11-愛欲曼荼羅

継ぎはぎだらけの、へんてこな三角帽子はなんだと
一つ一つ腹の立つ、質問以下の質問だが、コレこそ尊師様が古今東西の聖典・性典・哲学書・芸術・医学・科学書を読破・研鑽された証なのだ。
尊師様のご修行は想像を絶したもので、お話を承っただけで、わが身が切り裂かれる思いだ。
中でも、雨水・すきま風・のみ・しらみ・ゴキブリ何でもござれの草庵で、書籍を目張りとして貼り付けながらの勉学だった。
鼻水が染み込んだ聖なるものとして、帽子を作ったのだ。
どこぞの国で行なった、たわけた三角帽子とは、訳が違う。

罰当たりめ！！

あかあかや月

http://ryuomaru3.web.fc2.com/akmokuji.html
昨夜は二時ごろパッチッと目が覚めてしまった。
外の明るさにつられ庭先に出る。
アッパレなほど晴れ渡った空にみごとなオッ月様。
光を失った星星が遠く囲んで懸命に光っている。

あかあかや　あかあかあかや　あかあかや月

明恵の歌である。禅境の最高地を表しているという真意はともかく、まさにこの歌そのものの月夜。
今朝も曇一点とない空。
昨日に続き心地よい小春日和の一日を願う。

月をテーマにした詩歌を適当に選び、これまた適当に解釈した、小生の「あかあかや月」をぜひごらんください。上記のＵＲＬ