棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

蒸気機関車-2

2008-11-24 14:00:22 | 山郷の暮し
先日、北信濃地を蒸気機関車の記念運行ニースについてかきました。
連休最終日は、予報の通りにお、昼頃から重い空になってしまいました。

小学1年生の冬休みにのった蒸気機関車が、しっかりと記憶にあるのには訳があります。
松本地方は、三九郎といって正月飾りを15日前後に燃やす祭事があります。
この祭事については小生の「松本歴史絵巻」を参照していただきたいのですが、東京に帰る日がその日だったのです。http://ryuomaru3.web.fc2.com/matumoto/hp39-40.html
あおばなをたらしたガキ大将連に「東京モン」とからかわれながらも、楽しく三九郎作りに参加していた。
いったいどんなことになるのか、かいもく見当がつかなかった。
そのおり手にひどいアカギレになってしまい、いまでもその後が残っている。
それはともかく、楽しみにしていたその夜に出立となってしまった。
闇の中に燃え盛る三九郎の火が、車窓に点々と現れたのを思い出す。
半べそで見入っていた私に「ごめんなさいね」母がしきりにいっていた。
   
続く

芸術って? 21愛欲曼荼羅

2008-11-24 08:47:47 | 大人の童話
術-食通ということ 
少々回りくどいようだが、肝心の「芸術って何?」の質問に、即答できないが・・・。
尊師様がワシにコレを読めと、授けてくれた古代インドの芸術論がある。

それによると、芸術とは
「俗なる鑑賞者のこころを、聖なる天上の高みに引き上げて、歓喜にみちびくこと」
「上手に作られた料理を、食通が食し、あたかもソーマの汁をあおった様な エクスタシーに達することだ」
なんとなくわかるなーー。
食通になるとは、いうまでもなく勉学・経験が必要だ。
それには、詩・文学・音楽全般・舞踏・絵画・彫刻の順で展開し、全ての知識を織り交ぜていくにある。
ということは、我が教団が目指しているそのものであるわけだ。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本