一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

壁を貫通・・・シッカリ監理

2007年06月30日 | ミカンノイエ

ミカンノイエの壁貫通部分です。

Img_1293_1

換気扇、エアコン、配線、配管など 色んな物が

壁を貫通します。

いくら大工さんが、防湿、気密をシッカリとっていても

後に、電気屋さんや設備屋さんが、壁に ただポンっと穴を開けて

そのままだったら、そこが欠損になり、断熱が効きにくくなったり

壁内で結露が起こったり、大変な事になります。

写真の様に、テープやコーキングで、シッカリとすきまは埋めましょう。

   ◇

業者さんが、良心的でちゃんとした実績があることも重要ですが、

何といっても、監督さんのチェックが、重要です。

監督が現場に顔を出すのが、3日に1回だとか、5日に1回では、

必ずチェック漏れがあります。(見えなくなってしまう部分があるからです)

業者さんが、間違えのない施工をするのは、あたり前ですが

それを漏れなくチェックするのが、監督の仕事です。

優秀な監督さんが、現場を毎日見てくれる。

そんな会社に頼みましょう。

   ◇

ちなみに、当社の優秀な監督は私です。 (^_^)v

自分で設計した現場を監理するわけですから

中身の濃い 監理が可能です。

つまり、設計の段階から、施工を意識した計画をしているので

各部の納まりなども、きれいにまとまります。

(行き当たりばったりに納めるのとは、だいぶ違いますよ。)

   ◇

設計と施工、またその施工も業種によって分離する

分離発注が注目されていますが、

上記の事を考えるといかがなものでしょう。

もし、お知り合いに、分離発注やオープンシステムで

建築された人がいたら、どうか聞いてみてください。

システムによって、一長一短はあるでしょうが、

設計、施工、アフターと全てにおいて、一貫して

任せられる会社に、依頼する事が、どんなに大切な事か。

 以下は、以前に実際にあったケース

建てる時は、とにかく安く。と、分離発注。

しかし、後に不具合を直してもらおうと思ったのに、

作ってくれた大工さんがいない・・・?

照明を増やしてもらおうと思ったら(後に増やそうと計画していた)

工事の時とは、違う電気屋さんが来て、

配線がどうなっているのか分からなかったり・・・

もちろん、元請の会社が、全責任を取るべきなのでしょうが

施工業者との責任のなすりあい。(よくある事です。)

   ◇

本来は、昔ながらの地元の大工さんが

一番、安心なのかも知れません。

でも・・・ね。 

悩みますよね。

わかります・・・

そんな方は、是非 当社にご相談を!

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階段をつくってます。

2007年06月29日 | ミカンノイエ

以前ご紹介させて頂いた階段工事の続きです。

コチラを参照→ 6/7のブログ

建前時に蹴込み板を柱に、頑丈に接合しておいて

Img_1072_1

このたびは、踏み板を取付けました。

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見た目は軽快ですが、実にガッチリとした強度の階段です。

実は、この手前の廻り段になっている部分にも

仕掛けがあって、現在製作中です。

出来上がったら、またご紹介させていただきます。

   ◇

でも、こんな手の込んだ階段は、大工さんはすっごく大変なんです。

当社の大工は、社員だから 手間を惜しまずに 楽しんで(?)造っていますが

下請け(手間請け)の大工さんだったら、絶対に嫌がるだろうな~

普通(既製品)の階段の何倍も手間がかかりますから・・・

   ◇

階段の廻りのデザインは、他の部分とは違い

タテに伸びる立体的な空間のデザインになるので

私も大工も、とても楽しいし ウデ(?)の見せ所です。

常に、既製品とは一味違う空間の演出を、心がけています。

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絶対にいけません!

2007年06月28日 | 建築

近くでこんな現場を発見!

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何かヘンだと思いません?

実はホールダウン金物が一本も見当たりません。

現行の建築基準法ではありえない事です。

阪神大震災を教訓に、平成12年の建築基準法改正時に

柱の引き抜きを防止するために、ホールダウン金物

(基礎から太くて長いアンカーボルトが出ます。)が

義務づけられています。

取り付け位置は、スジカイの位置や方向により

決まってきますが、少なくとも出隅(通常通し柱)部には

ほとんどが必要になってくるはずです。

それが一本もない。ありえない。

しかも、工事中は「建築基準法による検査済」表示の看板を

立てなくてはいけないのに、これもない!

完全に違法建築です。

更に、基礎の立ち部分がすべて連続している?

後に、人が入って点検も修理もできない。どうするんだろ?

こんなものを作る 業者、どう思います?

設計者は?監理はしてないの?

近年の耐震偽装をはじめ、今やミートホープなど

他業種でも、偽装、偽装、偽装、偽装・・・・

もうイヤになってしまいますよね

どうしたら、こんなインチキがなくなるのでしょう。

法律の改正も必要なのでしょうが、こんな悪い事をしているのを

見つけたら、とにかく 内部の人でも外部の人でも、

「それはダメ!」って指摘するべきではないのでしょうか。

とってもあたり前の予防策だけど・・・

誰も見てないし、お客に言わなければ分からない事だから、などと言って

悪い事をしているのだから・・・

行政の検査もいいが、まずは社内、下請け業者、または同業者などが

「見てるぞ!」「そんな事していいのか!」って

お互いに注意しあう

「インチキは絶対に許さない!」

そんな環境が作れないものかな・・・。

先週、改正建築基準法が施行されました。

提出図面や書類が増え、設計者の負担が増しました。

結果的には、施主への金額的負担が増す事になります。

<一部に悪人がいたために、善良な消費者の負担を増す。>

とうてい納得のいかない解決策です。

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外壁工事

2007年06月27日 | ミカンノイエ

ミカンノイエの外壁工事が進んでいます。

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正面以外の3面は、ガルバリュウム鋼板の角波です。

ガルバリュウム鋼板といっても、様々な形状や色があります。

価格的には、とても安価な外壁材になりますが

防火構造にするには、下地に石膏ボードなどの物との

組合わせが必要です。

今回は耐火性のある「かべ震火」を使ってクリアしました。

   ◇

見た目は、釘頭なども見えて少々ワイルドですが、

折り形状や色、張り分けなどを、気をつければ

とっても良い感じになります。

特に、タテ張りにしろ、ヨコ張りにしろ

端から端まで、ジョイントしないで、一枚ものを使うと

とてもきれいに仕上ります。

今回はタテに一枚、長いものは6mくらいかな。(普段はもっと長いです。)

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よく、3m(2F床ラインあたりの途中)で 外壁材を継ぎ足しているのも

見かけますが、頼めば、継ぎ目なしの1枚で施工可能なはずです。

検討中の方は、建築会社に頼んでみましょう。

見た目がだいぶよくなりますよ。

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玄関ドア

2007年06月26日 | ミカンノイエ

ミカンノイエ、工事の進捗状況

玄関ドアが付いています。

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ミカンノイエの玄関ドアは、スチールドアを使います。

これは、マンションなどの集合住宅でよく使われるドアです。

 なぜコレを選んだかと云うと

デザインがシンプル(凹凸も飾りも何もない)で、リーズナブルだからです。

住宅用のアルミの物でも最近になって、このフラットなデザインの物も出てきました。

ただ若干高めなのと、出来があまりにきれい過ぎて、ミカンノイエには、

似合わない様な気がしたもので、おすすめはしませんでした。

施主のSさんが望んでいるイメージともきっと違うでしょうし、たぶん・・・ね

   ◇

このスチールドアは、

一般にRC(鉄筋コンクリート)造や鉄骨造で採用される物のため

取り付けは溶接となります。

普通の木造住宅用なら、ビスで止めでいいのですが。

写真のダンボールの下はまっ白なドアですが、枠部分も後に白い塗装がされます。

今はグレー色のサビ止め塗装がされています。

また今回は、オプションで断熱・遮音仕様にしてもらっています。

  ◇

階段の造作も始まりましたし、本当の?外壁も張っています。

内容は、近日ご紹介いたします。

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