一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

屋根断熱と天井断熱

2018年06月12日 | 加茂の住宅

加茂の住宅です。
断熱工事がほぼ完了




屋根の断熱は、上棟の時に上段の屋根タルキに120ミリ。


そして今度は室内側から下段の屋根タルキに120ミリ。
合計で240ミリの高性能グラスウールを充填しました。





弊社では、この「充填」がとても大切だと思っていますので、天井面ではなく屋根面で断熱する設計がほとんどです。

天井断熱の場合は、施工自体が難しいだけでなく、隙間なく施工されているかがチェックしにくいし、
後で電気屋さんなどが天井上で配線した時に断熱材がズレたりする事も多々ありますしね


屋根断熱と天井断熱の違いを簡単に図解で解説します。
(ややヒイキ気味に書いてありますが・・・



まずは弊社がやっている屋根断熱



屋根断熱は、屋根勾配なりに屋根タルキや登り梁といった構造躯体に断熱材を充填します。
スッキリとキレイに断熱の充填が可能です。断熱充填部分に障害物はありません

この納まりであれは、勾配天井でも平らな天井でも容易に造作ができます



では、天井断熱はどうでしょう?



構造とは切離された天井を作り、その上に断熱材を乗せます。

図からもわかるように、天井の上は様々な障害物があります。
これらをかわしてキレイに断熱材を乗せるのは、至難の業です

もちろん、無理な作業ではありませんが、
充填と比較すると隙間ができやすいのは、容易に想像できますよね

少なくても、私は隙間なくキレイに敷き詰められた天井断熱を見たことがありません

ヒドイとこんな感じ↓ (何がヒドイの?って思う人もいるかも




↑断熱材の間に相当な隙間が空いてます

天井上に上がってみるととこんな感じ↓




これは、ちょっとヒドイ例ですが隙間ができやすい事には間違えありません。
これでは、残念ながら計算通りの断熱性能は期待できません


もし天井断熱するなら、後から天井裏に吹き込むブローイング等が良さそうですね。

「構造」と「断熱」はまるで別物みたいに考えている建築士も多いみたいですが
施工上の納まりも含めて同時に検討すれば、地震に強くて快適な住まいが設計できます


住まいにとってはこの見えない部分が一番大切です

弊社では公に構造見学会は行っておりませんが、
ご希望の方には個別にご案内しておりますので、お気軽にお声かけくださ~い



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上棟!水平構面、付加断熱、気密、通気、防水・・・

2018年04月27日 | 加茂の住宅

加茂の住宅が上棟となりました。
建て方一日目



雨の中の作業となりましたが、ほぼ予定通りフレーム工事が完了。





建て方二日目(上棟日)は野地の工事です。
ピーカン

工事はサクサク進みます・・・
いや そーでもない。
なんてたって屋根構成が複雑。

建て方の時に、水平構面、付加断熱、気密、通気、防水・・
これらを一気に作っちゃいます。

まずは、水平構面
(スジカイなどの耐力壁は鉛直構面ですが、床や屋根などで水平方向の耐力を持たせます。)

梁に高さ120㍉の屋根タルキを落とし組む(のちに室内からここに120㍉の断熱材を充填する)



その上に構造用合板を張り、目張りテープ。これで水平方向の耐力と気密を確保。




その上にまた高さ120㍉の屋根タルキを取り付ける。



ここに付加断熱となる120㍉の高性能グラスウールを充填。
(室内から充填する断熱材と合わせて240㍉)



そしてタイベックを張り(これで防風、防水、湿気の排出が可能)
(いい写真がない)

湿気の排出が効率よくできるよう30ミリの厚さの胴縁で通気層を確保。
(いい写真がない)

そして、ようやく屋根の下地となる野地板を張って屋根の大工工事は完了。



通気層はこんな感じでツツーって向こうまで抜けてます。
(奥の方に明かりが見えるかな?)

上が最後の野地板、下がタイベック、その下に断熱材


無事に上棟はしましたが、終わったのは本屋(2階の屋根)のみ
下屋根の工事はまだまだ残されています。

しばらくはお天気も良いみたい。
安全第一で大工さん頑張れ~


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