一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

開放感はプライバシーが確保されてこそ、次回もバッチリ

2016年06月27日 | 五十嵐のヒシノイエ

[ヒシノイエ]のオープンハウスが終了!

お越し頂いた多くの皆様、大変ありがとうございました!
同業者の方にもたくさん見て頂き、いろいろ褒めても頂いたので
すごく楽しく充実した時間でした。 

来場者様に1番評判が良かったのが、やっぱり三角バルコニー



良好な日射と景観は取入れながら、西日や海風のカットとプライバシーの確保がシッカリとなされています。

一般的なリビングなら、どの家でも大きな窓が設けてあると思います。
開放感や良好な日射を取入れるため設計したはずです。 しかし、実際の暮らしを見てみると・・・

通りや隣家の視線が気になり、カーテンが締め切りに (もったいない

どんなに大きな窓を設けても、プライバシーがシッカリ確保されてなければ
本当の開放感は得られませんし、冬場の日射取得も計算通りにはいきません

[大きな窓]と[日射やプライバシーのコントロール]、これらがセットになって初めて
本当の開放感が得られ、設計で目論んでいた良好な環境が実現できるんです。

図面や数字とにらめっこばかりしていると、現場で起きてる事、本当に大切な事を
うっかり見落としてしまいます。 気を付けなくちゃね


また、次に評判が良かったのが、広いエントランスホールです。



隣接した収納庫の建具を開け放つと・・・



延べ床面積33坪のコンパクト住宅らしからぬ広々とした土間空間が誕生。
お庭が取れなかった分、ここを土足エリアでの軽作業や遊び場として活用して頂きたい。
そんなちょっと贅沢な多目的スペース。

その他、プロの方々にもたくさん見て頂き、私の設計を褒めていただいたり・・・
職人の施工技術を褒めて頂いたり・・・ と、
集客や営業のための見学会というより、お披露目会的な見学会でした。




また、次回オープンハウスは、7/30(土)・31(日)に長岡市[花園南の住宅]で予定しています。
こちらもバッチリ[大きな窓]と[日射やプライバシーのコントロール]がセットになっています。(普通の住宅分譲地ですが工夫さえすれば可能なんです。)

見ごたえ十分の個性的な住まいです。
詳細はまた後日告知させて頂きますが、こちらもたくさんの方々に見て頂きたいな~




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スプルースの[3パネ]、シナの[突付] マニアックな方は是非!

2016年06月23日 | 五十嵐のヒシノイエ

いよいよ今週末は[ヒシノイエ]のオープンハウスです!



本物件では、弊社定番の[モイス]をメインに、スプルース、シナ、などのやさしい風合いの樹種をプラスして、
クセのないナチュラルな内装に仕上げてあります。

今回は特にスプルースの3層パネル[3パネ]↓を多く使いました。

上野住宅建材株式会社HPより

[3パネ]は同一樹種が交互に3層に重ね合わせてあり、強度や形状安定性に優れていて
小口(切り口)がとってもユニークな建材です。

無垢の風合いのよさと、変形の少ない形状安定性(無垢は変形が大きい)が両立していて、
「使える」建材です。

とても個性的な小口(切り口)をそのまま現してもユニークですし、
ちょっと工夫すれば、小口を出さない難い納まりも可能。

本物件では、棚板やゲタバコ、階段など多くの場所に採用しましたが
一つ一つ納まりを工夫して、「無垢」っぽくしたり、「パネル」らしさを出したりしています。


そして、シナベニアは ほぼ全室の天井に使われています。

ベニアは四角いので(当たり前)、これが基準となりこの建物の特徴である[不整形]なのが確認できます。
(クロス貼りだと基準線がないので、この特徴には気づかないかも・・・

そのシナベニアはいつもの[突付]張りです。↓


一般的には、[目透かし]張り↓


この施工より、技術が必要でとても手間もかかるけど、クドさがなくスッキリ
納得の仕上りです。

ちょっと細かい所ですが、マニアックな方は
是非、会場でご確認ください。

見える所もこだわっていますが、見えない所はもっとスゴイ
耐震等級MAXの3をクリアした長期優良住宅です。





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オープンハウスです!ナナメのナナメ?やっぱり説明しにくいです。

2016年06月18日 | 五十嵐のヒシノイエ

「五十嵐のヒシノイエ」では、いよいよ来週末(6/25.26) オープンハウスを開催します!

その前に、竣工写真を撮ってもらいました。
梅雨合間の貴重な快晴



空を三角形に切取ったアングル ひこうき雲もアクセントに

取り急ぎ、ブログ告知用の写真データを数点頂きました。
カメラマンさんは、オフィスワイエスの山岡さん

建物が平面的にも、屋根勾配てきにも、ナナメなので、
アングルを決めるのに大変苦労されていました。

皆様には、是非見学でご覧頂きたい。
パッと見は、違和感なく室内空間が広がっていますが、よく見ていただくと・・・

床の張り方向と壁の取り合いがナナメ。
天井がナナメのナナメ??





う~ん
やっぱり言葉では説明しにくい。写真でもわかりにくい。
是非、その目で見て頂きたいです。

小さなお庭ですが、植栽も完了。
造園の設計施工は、EN GARDEN WORK の小川さん



その他少々の残工事と微調整が残っていますが、オープンハウスには十分に間に合います。

当日のお天気は・・・ どうでしょうかね。梅雨ですからね。
あまり期待しないでいたほうがいいのかな・・・ 


開催日時 6/25(土)・26(日) 10:00~17:00
会場 新潟市西区五十嵐2の町 MAP
※ 予約は不要です。どなたでもご覧頂けます。
※ 駐車スペースはあまりございませんが、スタッフがご案内させて頂きます。

皆様のお越しを心よりお待ちしております!






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手でこねるようにプランニング、たまたま?、オープンハウス

2016年06月09日 | 五十嵐のヒシノイエ

先日、いつもお世話になっている不動産屋さんから、プランのご依頼を頂きました。
このたび新しく造成される分譲地の1区画を使っての売建用(建売ではないです)のプランニングです。

分譲地は、とても緑が豊かな公園に隣接しています。
この分譲地にとって、ここがとても大切なウリになります。

しかし・・・
もしも、公園側の区画にド~ンとふさぐ様に、家が建ってしまったとしたら、
残りの区画や分譲地全体にとって「緑豊かな公園に隣接」という魅力が半減してしまいます。

そこで、分譲地の良好な環境を大きく変えないようにしながら
自らの住まいの環境も良好となる。そんな提案をさせて頂きました。

具体的には、
まず、間取りを考える前に、3D(無料ソフトで十分)を使いボリュームの検討です。



分譲地内の道路に立った時、公園の景観が妨げられないように、建物の外枠を考えます。
なるべく敷地の余白を残しつつ、視線がぶつかるところをカット



さらに、プライバシーを考慮しながら真南の良好な日差しが入るように、開口部を設けます。



そして、ここからようやく間取りの検討です。

1年を通して、どのように日が当たるかチェックしながらプランニング。
もちろん、冬にはたっぷりの日が差し、夏には入らない様に。

さらに同時に構造計算を行い耐震等級3以上クリアできるプランである事も確認

結果的に、2階リビング、隣接した大きなバルコニー、そしてビルトインガレージのある
とても個性的な住まいとなりました。



紙とエンピツを使い 平面的に間取りを検討したのではなく
模型や粘土を手でこねるように、立体的に検討したという事です。

これは、実際にこれが建つかどうかはわからない。という設計です。
しかし、私は今回ももちろん完全燃焼

脳みそがオーバーヒートする一歩手前まで考え抜きました。
ちょっと大げさですけどね・・・



また、昨日ある業者さんから、「サトウさんってブログで納まりや設計の手の内を見せているけど、けっこうパクられているよ。しかも県内の業者だよ。それでいいの?」

うん? 教えていただいた建築会社をネットで検索してみると・・・ あれ~

確かに弊社のオリジナルのつもりだった外壁の仕様が・・・ 内装の納まりが・・・ 
また、違う会社では、あれ~この階段って・・・
全国的に普及している一般的な仕様ならわかるが、(少なくとも私は)他には見たことがない仕様だったりする。え~ 

ちょっとショックだったけど、いいの たまたま似たのかもしれないし、真似されるのも真似するのも悪いことではない ただ・・・
「オレが先に考えたんだぞ~」「すごく考えたんだぞ~」と、叫びたいだけ。 ただそれだけ。

ウチよりたくさん住宅を施工している会社だから仕方ない、下手すると弊社が真似したみたいに・・・ 
よ~し、これからは、施工も設計も 真似したくても真似できないくらい、もっとスキルを上げてよるぞ~


そして、今回ご紹介したプランと同様に、手でこねるように立体的に設計した物件が「ヒシノイエ」です。

6/25(土)・26(日)にはオープンハウスを開催します。
乞うご期待!




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「構造」と「省エネ」の二刀流。

2016年06月07日 | 建築

ある物件を見学させて頂きました。



ネイティブディメンションズさんのミニストック-02です。
少し前に拝見させて頂いた-03も良かったですが、今回もまたイイ

何がイイって、全てイイ。
デザインも、アイデアも、小ささも、空気感も、間も、見える所も見えない所もです。
代表の鈴木さんは、特に「構造」と「省エネ」に関してはプロ中のプロ。

「えっ? 建築士ってみんなプロじゃないの?」 
う~ん、まあそれはそうなのですが・・・
実は一級建築士の資格を持ってても、浅い知識で止まっている方がほとんどなんです。

デザインが好きで色々な素材や形は提案できるんだけど、細かい数値や計算の必要な性能面に関しては・・・まあ最低限で・・・
そんな建築士さんの多いこと多いこと

そんな人は、構造計算はもちろん、省エネの計算なんか、あまり良くわからないので、計算を外注に出しています。
外注していればまだ良いが、計算さえしていない。 そんなケースも珍しくはないのです。

また、省エネは詳しいけど、構造の方はサッパリ またはその逆の建築士も。
一部の分野だけに頭でっかちになっちゃってるんですね。

特に構造が苦手な人は多いです。(ハッキリ言い切ります)
気持ちいい吹き抜け空間。たのしいスキップフロア。ん?でもどー考えても水平構面が成り立ってないじゃん。
そんな住まいを作る建築士がたくさん。

雑誌やTVの影響が大きいのでしょうね。
でもね、一番大切な性能が二の次では絶対ダメなんです。

そんな中でも、この鈴木さんは構造も省エネも両方スゴイ、超一流。 大谷翔平ばりの二刀流です。
様々な講師もやっている、私の先生でもあります。

一番大事な性能を大切に考えている。ネイティブディメンションズさんはスゴイのです。
とてもすごく当たり前な事なのですが、ここをちゃんとやっている建築会社の少ないので、いやほとんどいないので、スゴイんです。

また、知識はあっても現場を知らない人も多い。 
「会議室で起きてるんじゃない、現場で・・・」と、叫びたい。

よくあるのが、
計算上はすごく省エネな建物でも現場を見ると、
プライバシーが確保されてないから全くカーテンが開けられずに、冬の日射取得なんか全然できないじゃん。とか
そもそも共働きだから、日中はずっとカーテン閉めてるし・・・とか

構造計算がしてある建物でも現場を見ると、
耐力壁、屋根構面をシッカリ固めて・・・、って小屋で一旦切れて連続してないじゃん。とか
登り梁によって耐力壁の高さが変わっているのだから、耐力も違うよね。そもそも計算が間違ってるんじゃない?とか
(ちょっと細かいチェックですが・・・ 大事なとこ)

頭でっかちな建築士さんの現場を見ると突っ込みどころが満載。
しかし、この鈴木さん。この辺の現場の事もよくわかってらっしゃる。
そこがなおさらスゴイんです。





とっても小さい小さい家でしたが、中身がギュッと詰まった住まいでおなかいっぱいになりました。
詳しくはネイティブディメンションズブログをご覧ください。

とてもいい刺激になりました。
弊社も負けてられません。頑張ります!




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