佐渡(さわたり)の住宅のオープンハウスが無事終了。
おかげさまで大盛況のうちに3週連続のオープンハウスが終了しました。
ご来場頂いたたくさんの皆様、本当にありがとうございました。
と、オープンハウスの準備やお引渡しでバタバタ
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している間にも
素敵な住まいを2棟上棟させて頂きました。
なかなかブログにアップできなくて、すみませんでした。
まずは、
小須戸の住宅
とてもボリューム感あるフレームですが、普通の2階建てとはちょっと違います。
通常の木造は、2階の床が全面に連続して存在していないと、構造的に成り立ちません。
(実際には、構造計算をせずに大きな吹抜けやスキップフロアの家を作っている建築会社もあるみたいですけど・・・
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)
1階の耐力壁の上に2階の床という「フタ」をしてはじめて地震に強い構造になるのです。 もちろん2階の耐力壁の上にも屋根部分を強く固めてフタをする必要があるのです。
「全棟に構造計算を行っています。」と、うたっている会社でも、例えば クリアするレベルが耐震等級1(建築基準法程度)なら、この床(フタ)の強さなどは対象外ですので、この大事な床剛性は計算はされていません。
つまり、吹抜けだらけだったり、複雑なスキップフロアだったり(ちゃんとフタがされていない)の危険な建物でも、壁量のチェックだけで「構造計算しているから大丈夫です。」と、言って簡単に建てる事ができちゃうのです
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怖いでしょ
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(でも、これでは長期優良住宅の認定は取得できませんよ~)
ここで、話を戻してこの小須戸の住宅。 実は吹抜けだらけ・・・ というか2階の床(フタ)がほぼない住まい。
今お話したとおり、このままでは強い地震には耐えられません・・・
そこで、背の高い大きな平屋(1層)の建物として構造計算する事で安全性を確保する事にしました。
通常より、たくさんの長い柱や、部分的に太い柱を使い、さらに屋根のフタをとても強固なものにしたり、それによりとても強い構造が可能となりました。
今物件は、もちろん耐震等級2以上で長期優良住宅の認定も取得しています。
そして、もう一棟の上棟した物件は、
女池上山の住宅
こちらは、2階の床(フタ)も、屋根(フタ)も、シッカリ作るベーシックな構造。
しかしながら・・・ 一部にすこし変わったフレームが・・・
弊社の設計はどの物件も普通の構造じゃすまないみたいです・・・
構造に縛られない自由な間取りとしたい・・・ そのために「緩い基準の建築基準法をハードルにする?」のではなく、
シッカリとした構造計算により高いレベルの耐震性を確保する事で、安全に自由でダイナミックな住まいが実現できる。 そう考えています。
この変わった構造・・・ 実は、横幅が7m以上の柱のない水平連続窓(地窓)を作るための構造です。 写真ではまだ仮の短い柱が3本立っていますが、そのうち取ってしまいます。
本当に大丈夫なのでしょうか・・・ 続きはまた今度
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