一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

相性が抜群、日射の取得、自然と一体

2016年01月10日 | コの字プランの白い家

[コの字プランの白い家]の竣工写真が出来上がってきましたので、一部をご紹介します

近いうちにHPのWorksにもUPしますね。

まずはファサード。 白いガルバリュウムにレッドシダーの相性が抜群 やさしく人を迎え入れます。



グレーチングの階段で、靴に付いた雪や土を落してポーチに上がります。 その下に敷いた砂利は流れる川をイメージしています。





ポーチからは素敵な中庭をチラ見できます。この中庭は少し荒々しい川の上流のイメージ。



玄関に入ってもこの庭は存分に楽しめます。



ど~ん とね



もちろんリビングからも。 全開口のサッシを開け放てば、リビング、デッキ、中庭が一体に。 
まるで渓流の中で自然を満喫している様です。とても癒される空間です。



撮影日はちょうど冬至の頃。 以前ブログで紹介した 計画通りに冬の日射取得がきちんとされているのが良くわかります。 リビングの一番奥まで日が入り込みポカポカです。





幸いにも今年は今の所とても暖かい冬ですが、それでも日射熱の有効利用は省エネ効果は絶大です
おそらく、いや必ず 暖かく快適な冬を経済的に過ごして頂けることでしょう。

最近うけているのは、屋外との関係が切り離され インテリアだけにゴテゴテと凝ったマンション的なデザイン住宅・・・ 
それとは異なり、緑や太陽といった外部を計画的に取り入れ、自然と一体となった 心から心地良いと感じられる素敵な住まいになりました。


冬至、日が短くて長い、日射熱の取得

2015年12月23日 | コの字プランの白い家

本日、コの字プランの白い家の竣工写真を撮りました。 
カメラマンは山岡さん(オフィスワイエス
中庭を中心にたくさんのカットを撮って頂きました。



ところで、昨日は冬至でしたね。一年で昼間が一番短い日です。
太陽高度が一番低いので、南の窓からは日射が家の中に長~く入ります。



本物件では、なんと リビングの一番奥まで余裕で日が届きます。 
これがいわゆる日射熱を取得する。という事です。(撮影のため窓全開ですが・・・)
このおかげでウンと冬期の暖房負荷を減らす事ができます。 (撮影のため窓全開ですが・・・)



しかも、先回のブログでお話した「絵に描いた餅」ではありません 
しっかりプライバシーを確保しながら、計算通りに南の日射を取り入れる事ができるんです。(撮影のため窓全開ですが・・・)



本日は、窓全開でも床暖房してるかのようにポカポカでした。 太陽ってスゴイね。
逆に夏は太陽高度が高いので、庇があれば南からはほとんど日射は入りません 

高性能なサッシや断熱材、工法などが効果があるのは言うまでもない。 あたりまえの話。
しかし、それを生かすも殺すも設計しだい。

このスゴイ力をもった太陽熱を冬は取入れ、夏はしっかりカットする。
立地条件や予算、施主様のご希望、様々な条件を読み取って、一番最善のプランを提案する。
それが建築士の仕事なんです。 すごいスキルだと思いませんかぁ


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グレードアップ、納得のいく仕事。

2015年12月17日 | コの字プランの白い家

「コの字プランの白い家」の庭園工事が完了!



気づけば、当初の計画よりもずいぶんとグレードアップしちゃってます。

EN GARDEN WORK 小川さんの作品です。 まるで川や山林の中に居るような気分になります。



いつも予算の中でご提案頂いておりますが、実際に現場に入ると本人的に納得できないらしくドンドンとグレードアップ

職人気質というか芸術家なんですね。「利益は二の次、まずは納得のいく仕事をする。」

見習いたいものです。(できることなら・・・

こうして庭園工事も完成。 さあ、いよいよオープンハウスです

12/20(日)
10:00~17:00 三条市内某所

見学をご希望の方は、コチラ までご連絡ください。折り返し地図をお送りいたします。
(開催日当日にご連絡頂いても、地図の送信ができませんのでご了承ください。)



庭園工事、気密測定、オープンハウス。

2015年12月11日 | コの字プランの白い家

「コの字プランの白い家」はまもなく竣工です。



クリーニングも終わり、庭園工事が始まりました。
今回も EN GARDEN WORK の小川さんにお願いしましたので、安心してお任せできます。



そして、昨日 完了時の気密測定を行いました。家中でどれだけ隙間があるかがわかります。 
工事中盤でも測定しましたが、一番大切な最終的にどうなのか? またその性能をどれだけ長く保てるか? です。

んで、結果は・・・ C値=0.19 cm2/m2

スゲ~ です。 0.2を切っちゃいました。
基準としては「2.0以下」という あま~い指針があるのですが、その1/10しか隙間がありません。

今回のC値=0.2の数値に床面積をかけて、家中の隙間を計算すると、25cm2の穴があることになります。
しかし、エアコンのドレン管はふさがずに測定しているので、それが2台分で約4cm2
つまり、25-4=21cm2 = 4.6cm×4.6cm程度の穴です。
なんと、名刺の半分にも満たない大きさしかない事になります。

超高気密ですね。

しかも・・・
この物件は、「コの字プラン」です。つまり床面積のわりに外皮面積が多いのです。
C値の計算は、外皮面にできる隙間面積を床面積で割る。ので、総2階の様な単純な形状の建物の方が良い結果が出やすいのです。「コの字プラン」のような凹凸のある建物では本来はウンと不利なはず。 
でも、いい数字が出ちゃいましたね~

気密性能は、新築後1~2年で10~30%ほど性能が落ち、その後は安定する。と言われていますが、余裕で安心していただける数値がでました。

以前にも書きましたが、この物件はパネル工法(FPやスーパーウォール)でもなく、吹付け断熱でもなく、外断熱でも、別貼りフィルムをしているわけでもなく、ふつ~の袋入り断熱材の充填工法です。



サッシも隙間ができやすいふつ~の大きな引違い窓がバンバン付いています。



このふつ~の工法でも これだけの性能が出せるヒミツは・・・・ 「丁寧な仕事」 これに尽きます。

どんな高性能な材料でも、どんな合理的な工法やマニュアルがあっても、この「丁寧な仕事」を行わなければ、高性能な住宅はできません。
「誰が作るか?」が高性能で高品位な住まいを作るためには大事なんです。

現在弊社では大工工事は少数精鋭(?)の社員が担当します。下請けには出しません。よって年間にそんなにたくさんの住宅は作れません。
たくさんの仕事はできませんが、こらからも一棟一棟大切に作られていただきます。

12/20(日)には この高性能、高品位の「コの字プランの白い家」のオープンハウスを行います。
見学をご希望の方は、コチラまでご連絡ください。折り返し案内図をお送りさせて頂きます。

どうぞ宜しくお願いいたします。




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オープンハウス(限定)のお知らせ。12/20(日)

2015年12月09日 | コの字プランの白い家

もうまもなく[コの字プランの白い家]が完成します。
そこで、オープンハウスを開催します

今回は限定的な開催となります。

開催日時は、12/20(日)10:00~17:00(1日限り)

会場場所は三条市内某所、詳細はヒミツ・・・

どなたでも見学できますが、見学ご希望の方はメールにてご連絡ください。
 → コチラ
折り返し案内図をお送りいたします。


出来たばかりの分譲地 南向きの区画です。中庭をコの字に囲う様に間取りを配置し敷地の優位性を最大限に活かしました。
プライバシーを確保しながら 外部の自然の豊かさを室内で感じとれる 建築と外構が一体となった住まいです。

「日当たりが良い土地なのに 人目が気になり日中からカーテンが開けられない・・・
「冬期の日射取得を期待して、大開口サッシを設けたが、カーテンが閉めきりで意味がない・・・
「せっかく南向きの価格の高い土地を購入したが その優位性が得られない家になってしまった・・・

そんな住まいになった例も少なくないはず。

敷地の条件や個性を読み取り、メリットを最大限に活かしデメリットは最小限に。
建築士と施主様が力を合せて考えれば、それも実現可能なんです。

ただ、流行のデザイン、最新の設備、本やネットでのハウツーばかりに気を取られ
完成時点で100点満点の家を作ろうと頑張ってしまう・・・

そうやって建てた住まいは、住まいの大切な本質を見失ってしまっているので
年々点数が低くなっていきます、20年30年経過してみると平均点が低く、気づけば落第点に

完成時は100点でなくていいんです。20年30年経過(住宅ローン)が終わる頃
思い返してみて、平均点が合格ラインに達していればいいのです。

ちょっと肩の力を抜いて、「私たちはこれから、20年30年ここでどんな暮らしがしたいのか?」
これから未来の暮らしを創造してみてください。

すると・・・
家族の笑顔、ポカポカの太陽、庭の緑、心地よいソファーでうたた寝、とか・・・そんな感じの風景が見えませんか?
「流行のデザイン、最新の設備、本やネットでのハウツーなどは最優先ではない」事に気づくはずです。

何気ない普通の暮らし、家族の命と健康、笑顔を守るために住まいがあるのです。
私達はそんな住まいを実現するために、施主様と一緒になって頑張って住まいづくりを続けています。

そして、また1棟 新しい住まいが完成しました。
是非、多くの方々にご覧頂きたいと思います。



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