一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

構造見学会(長期優良住宅)

2009年10月29日 | 月岡の住宅

今週末 10/31(土)・11/1(日)に

長期優良住宅の構造見学会を行います。

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場所は、三条市月岡です。 

チラシPDF

是非、いらしてくださいね

ただ、構造見学会って、

来場者数が結構少ないんですよね。 



でも、完成見学会では見ることができない

住まいにとってとても大切な部分を

是非、是非、ご覧頂きたいと思います。


いざ これから 家づくりをしようとした時、

どうしても 素敵なデザインや装飾などに

憧れや要望が集中してしまい

「家族の健康や生命を守るための家」

を作ると云う本来一番大切な事は、

建築会社任せに・・・

そうなっちゃう方々も多いのでは? 


確かに、構造や断熱部分はお任せにしても

一定の高性能住宅を作ってくれる建築会社も多いですが

高性能がオプション扱いになっている会社も非常に多くて

例えばお客様から、総額〇〇〇万円で収めたいなどと

金額的に少し厳しいご要望があった場合、

そのオプションがあること自体に触れない事もあると聞きました。


逆に、デザインや装飾がオプションだとしても

一定の性能は、標準であるべきだと思うのですが・・・



ちょっと乱暴な言い方をすれば

完成見学会では、住まいにとって重要な所はまったく見えません。

(でも、本当ですよ。)



見学会や写真の見栄えだけで、建築会社を決めるのではなく

その会社が、希望の予算の中で、見えない部分をどのように作ってくれるのか?

どのレベルの性能の住宅を、どんな理由ですすめるのか?

そこをよく聞いた上で、依頼する建築会社を決めるべきだと思います。


今後、長期優良住宅の物件がドンドン増えてくる事でしょう。

いや、もうすでに長期優良住宅はスタンダードな仕様なのかな?

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門?と構造用合板?

2009年10月27日 | いくつかの現場のこと

近頃の住宅では「門」を見かけなくなりました。

敷地が狭く、目一杯に家を建てるせいか

十分なアプローチが取れないからでしょう、

「門」の出番がなくなってきました。



東裏館の住宅も、前面道路から3、4mの所に

玄関ドアが位置します。

そこで、ちょっとひと工夫。

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ポーチの形自体を門型にしてみました。

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白い出窓と同様、この家のシンボル的な形です。



話は変わり、

新光町の住宅は大工工事が大詰めです。

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細かく難易度の高い工事が残っています。

そのうちの一つ、リビングの壁面です。

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施主様のご要望により提案させて頂いた

TV台と一体化した装飾壁です。

照明も埋め込んで、手の込んだ工事です。

使用した材料は、構造用合板。

そう、普通は下地などに使う安価なベニアです。

それを墨汁で塗装しました。(これも超安価

(紫色の部分は、真っ白い壁紙が貼られます。)

大工さんはちょっと大変ですが、

あまり費用をかけずに、個性的なリビングになります。



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スチール階段と、排気フード

2009年10月23日 | 東裏館の住宅

東裏館の住宅の階段がかかりました。

フレームは、スッキリさせるため黒いスチール、

踏み板は、ナチュラルな木(シナ)としました。

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スチールのフレームは、なるべく細くしたかったので

右のフレームは、手摺と一体造りの合成梁とし

左のフレームは、途中でキッチンの壁に力を持たせています。

こんな工夫によって、極細のフレームですが

シッカリと強度のある階段としました。



また、外壁に付いている排気フードもコンパクトな物となっています。

この換気扇などの排気フードは、半円タイプを使う事が多いですが

今回は、超極薄タイプ。

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サッシの出とほとんど同じしかありません。

美観的に、あまり取付けたくない物ではありますが

どうしても必要な物ですので、なるべく目立たない物を

採用することにしました。



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リブ外壁 と ボード張り

2009年10月17日 | いくつかの現場のこと

石上の住宅です。

一部分に少し変わった外壁材を張りました。

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これは、杉板をリブ型に加工してシルバーグレーに塗装した物。

後にもう一度 木製の玄関ドアと一緒に 再塗装して仕上げます。

なぜこんなデザインなのか?というと

後に作る目隠しの格子と連続した感じを出すためです。

工事の後半にならないと目隠し格子は作りませんが

イメージとしてこんな感じ ↓ りりぱっとです。

Photo

でも今回は、少し使い方や格子サイズは異なります。



また、新光町の住宅では

大工さんの造作工事がすすみ

少しづつ 各部屋の感じが

カタチとなってわかるようになってきました。

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2階の個室は、コストを落とすために

ラワンベニア張りをベースとし

ロフトの表皮になる部分を

箱型に白いクロスで仕上げます。

すると白い箱が浮いているかの様な意匠となります。

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(写真の紫のボードの部分が白くなります。)



リビングには、TV台を作りつけた

飾りの壁が作られています。

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墨で塗られた針葉樹合板を表面材とし

くりぬかれた部分は白い壁となります。

建築化照明で照らす予定です。

外観同様 とても個性的な内観になります。



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耐力面材 「かべ震火」施工中

2009年10月12日 | 月岡の住宅

月岡の住宅は、建前が終わり

現在、耐力壁を施工中です。

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耐力面材には、かべ震火を使っております。



今回は、長期優良住宅の認定を取得していますので

耐震等級:2 をクリアします。



このかべ震火は、壁倍率3.5倍と とても強いのですが

大きな窓があったりすると、この耐力面材が張れず

耐力壁が偏ってしまい、家全体でのバランスが取れません。



また、広いリビングや吹抜け、階段室などがあると

区画が大きくなり、水平力が伝わらなくなります。



そこで、外廻りに耐力面材を施工するだけでなく

内部の間仕切り壁にも、部分的に スジカイや

構造用合板で補強してバランスをとることになります。



もうまもなく、構造見学会で

公開できるようになると思います。



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