島潟の住宅は外壁工事中。
新潟県産杉のヌキを使ったスノコ張りです。 ス・ノ・コ つまり、隙間だらけの外壁です。
隙間だらけで雨は入らないの? と、心配ですか?
大丈夫です。基本的には入りません。
実際に同じ仕様で施工から1年が経過した小須戸の住宅でも、雨が入った形跡がほとんどありませんでした。
私も少々びっくり (多少は入っていると思っていましたので)
このように、外壁の隙間を完全にシールして密閉するのではなく、開放することによって外壁材の内外の圧力差をなくし
雨水が外壁内に入りにくくする工法を、オープンジョイント工法と言います。
シーリングなどのメンテナンスが困難な高層ビルなどの外壁やガラス、カーテンウォールに使われています。
でも、絶対に雨が入らないわけではありません。 少々入っても壁内に留まらずサッサと排出されればOKとの考えです。
念のため、その排出される通気層(雨水排出層)をたっぷり約5cmも設けました。
万が一雨が入っても、防水層であるタイベックにさえもなかなか雨が届きません。(まあ防水層まで届いても全然OKなんですけど。)
スノコ張り。 けっこう大胆な外壁材でしょ。
興野の小さな家は、大工工事がほぼ完了。
最後にウッドデッキを作っています。
今回は「桧」のウッドデッキ
弊社のウッドデッキの定番は「ウリン」や「ウエスタンレッドシダー」を使うのですが
今回は、コストダウンを図るためと、(軒下の壁に使われたシナ合板)の品の良い(少し黄色がかった)白い木目に合せるために「桧」を採用。
当然、耐久性も高く、上品な仕上がりになりました。
壁の「シナ合板」とデッキの「桧」が、バッチリ調和が取れて大成功
弊社では、1階の外周部の間柱には「桧」を使っています。(耐久性を高めるために) 、この材はあくまでも下地材なので、安価な節ありの「桧」です。
しかし大量に仕入れるので、その中には写真のような「無節」の物も時々混じっています。
それを予め仕分けしておけば、安価できれいな材料を採用することができます。少々手間はかかりますが・・・
こうしてコストパフォーマンスに優れたウッドデッキが完成
オープンハウスは、11/7(土)・8(日)に開催できそうです。
詳細はまた後日。
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コの字プランの白い家。
少し遅くなりましたが 外壁工事が始まりました。
メインとなる外壁、白いガルバリュウムを板金屋さんに張ってもらいました。
やっぱり白って気持ちがいい~
この後、玄関廻りの木の外壁張りが始まります。楽しみ~
ここにきて、どの業者さんも超多忙 職人さん不足がジワジワと感じられる様になってきました。
弊社は基本的に、社員大工だけで細々と工事をしているので、職人不足はさほど脅威ではないのですが
たくさん工事を請け負って、大工さんを外注している会社は、今のうちから(もう遅いのかな?)職人の確保が必要になってきます。
「腕」を問わなければ、たくさん職人さん(職人とは言わない?)はいるのでしょうが、やっぱり住宅は「誰が作るか?」が重要。
ローコストメーカーの建築現場は、大工さんが乗用車やバイクで仕事に来ている・・・
悪いことではないが、本当に大工さんなのだろうか?と勘ぐってしまう。
それなりの仕事ができる人がそれなりの賃金をもらう。これってすごく当たり前のこと。だと思うのです。
弊社も「より良い住まいをより安く提供する」ために努力をしております。しかし、どこのコストを削るか?が、とても大切
構造や断熱、耐久性など見えない部分は絶対に削れない。(もちろん、地盤の補強もね・・・)
また、それらを丁寧にキチンと施工してくれる職人の手間ももちろん削れない。
では何を削るか? 表面的な装飾だったり、規模を小さくしたり、経費だったり・・・ くらいかな。
う~ん、あまり削るところがありませんね。
じゃあ・・・ よく広告にある「優れたデザインに豪華な設備、全てコミコミで、この値段!」の家を作っている職人さんて
いったいいくらもらっているのかな・・・
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