一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

3方向の開放と1.8mの跳ね出しタルキ

2017年06月29日 | 新発田の住宅

新発田の住宅です。



リビングからはこの開放感 





写真1枚では収まりきれません (2枚横につなげて想像してみてね)
グルッと3方向が大開口窓。パノラマウィンドウです。

大工工事は順調に進み、内部ではスジカイや断熱材の充填。



そして外部では軒裏の造作中です。
軒が1.8mも跳ね出ししていますので



通常のタルキでは雪の荷重に耐えられません

そこで、軒先部分を方杖トラス構造とします
(三角形は強いのだ



これで、一気に高耐力の軒先になります


今回、この軒裏は小屋裏換気の出入り口にもなっていますので

ここにネットを貼って



杉の貫材を目透かして張ります



もちろん杉は新潟県産を利用して補助金もゲット

工場で塗装中のラフ仕上の雨板も、もちろん新潟県産杉




この新発田の住宅もスゴ~イ開放感ですが
見附のリノベ現場も尋常じゃないくらいの開放感です。

ということで、今週末のオープンハウスの告知です。

詳細はクリック↓
7月2日(日) 「倉庫に住む」オープンハウス



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構造用合板でキッチン。いよいよオープンハウスです。

2017年06月27日 | 見附のリノベーション

見附のリノベーション現場。
クリーニングも終わり後は少々の残工事のみ。

だだっ広い48帖のLDKにようやくキッチンが完成。



個性的でシッカリと存在感がある。でも違和感はゼロ。
この家にピッタリ

ピカピカのシステムキッチンも良いけれど
この家にはこの家に似合ったキッチンがある

その答えがこの「構造用合板キッチン」
キレイな合板なんか使わない
ワイルドな表情の合板でザクッと造る。

建具だって合板
ハンコだって気にしない



階段だって合板
カッコいいじゃん



ゲタバコだって合板
扉なんかなくたって



玄関ポーチだって合板
全然気にならない



天井の合板なんか当たり前
なんか全然普通じゃん



そもそもコストダウンが目的で合板仕様になったんだけど、
この家にとってはかえって完成度を高める結果になっちゃた

と言うわけで、いよいよ今週末にオープンハウスを開催します。
1日限りの見学会、お見逃しなく!

詳細はクリック↓
7月2日(日) 「倉庫に住む」オープンハウス



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「花園南の住宅」ハウジングKomachiに掲載

2017年06月25日 | 花園南の住宅

現在発売中の「ハウジングKomachi2017夏・秋号」に
花園南の住宅」が掲載されています。





巻頭の特集記事です
書店、コンビニ、Amazon、などで是非ご購入ください。

ただ、いつもの様に 広告記事ではないので弊社の名前は載っていませんし
ハウジングKomachiのWEBにも出ません

ただケチっているのではなく、弊社は小さな小さな工務店ですので
広告に費用をかけなくても(かけられないが正しいかな?)
器に似合った仕事量は十分に確保できている。が理由
ご依頼頂いているお客様には本当に感謝です。


それでも、広告したい事もあります

弊社が一生懸命に作った楽しい住まいを是非見てもらいたい!

住まいづくりの予定がない方も
住まいを建てられたばかりの方でも
同業者の方でも

ぜひぜひ見てほしいぃ~


そこで、オープンハウスの告知です。

↓ クリックで詳細
7月2日(日) 「倉庫に住む」オープンハウス



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スキップフロア、3世代同居、耐震等級3、上棟です。

2017年06月23日 | 高屋敷の3世代住宅

高屋敷の3世代住宅が上棟しました。
述べ床面積が64坪。と、弊社にとってはけっこう大きめな住まいです。



しかも、3世代同居なので部屋数が多い。
しかも、スキップフロア。
となると、軸組みのボリュームがすごい

特にスキップする部分の両壁の柱が多い。



ここにビッシリ耐力壁が入ります。

この部分から建物を2つに分けてそれぞれ別に構造計算を行い、
それぞれが耐震等級3をクリア。
さらに、双方をほぼ同等の強さに収めます。
さらにさらに、全体で構造計算した時も耐震等級3をクリアさせます。

床(水平構面)がつながらないスキップフロアは、
構造計算が難しい。長期優良住宅はムリ。と、言われておりますが
最初から上記の計算がクリアできるように間取りを考えれば良いだけなんです。

間取りだけを優先的に考え、後で構造計画しようとするから、ムリィってなっちゃうんです。
間取りの検討と構造計画を同時進行させることが基本なんです。

小屋の登り梁も整然と並んでいます。シンプルな架構です。



梁成を240ミリに揃え、後で室内側からここに断熱材をパンパンに充填します。

この屋根にも厚合板を張って水平構面を作ります。
耐震というと「壁」だけが注目されますが
実はこれら屋根や床といった水平方向の剛性が非常に重要です。



しかし・・・
建築基準法では、木造2階建て程度の場合は
簡易な壁量の計算といくつかの仕様ルールが決まられてはいるだけ
この床と屋根の剛性や量の計算までは求められていません。
(そもそもこの簡易な計算さえ、だ~れも審査しないんですけどね

たとえ基準法では求められていなくても、構造計算(許容応力度計算)をしておいた方が
確実に構造の安全性は確保されます。

住まいを検討中の方が依頼先の工務店や設計事務所に、この構造計算をお願いしても
難しい専門分野なので「ちゃんと計算しているから大丈夫ですよぉ」と、ごまかされてしまいがち。
(信用するしかない・・・)

そこで、
長期優良住宅の認定を取ってもらうのが最善だと思います。
そこそこの規模の建築会社が計算したから大丈夫。で済ませるのではなく
第三者の目で評価してくれる専門機関でチェックしてもらう必要があります。

その建築会社の計算が間違ってるかもしれませんし
(そもそも計算してないかもしれませんし)
長期優良住宅なら、金利や税の優遇もありますしね。
また、タイミングが合えば補助金もゲットできます。

今物件は、
耐震等級3をクリアした長期優良住宅です。
(本当は耐震等級2のクリアでOKなんですけどね
そして、「地域型住宅グリーン化事業」の3世代同居で補助金をゲット
更に、「ふるさと越後の家づくり事業」の補助金もタップリとゲット

玄関が3ヶ所
キッチンが3ヶ所
お風呂が2ヶ所
う~ん、工事にけっこう時間がかかりそう・・・



1から考えて作れる新築は楽しいです。
でも、制約のある中でのリノベもけっこう楽しい
と、いうことでオープンハウスの告知です。

↓ クリック
7月2日(日) 「倉庫に住む」オープンハウス

「倉庫に住む」のオープンハウス

2017年06月16日 | 見附のリノベーション

見附のリノベーション現場のオープンハウスを開催します!
           (することに決めました


【倉庫に住む】オープンハウス

 7月2日(日曜日) 9:00~17:00

※ WEBのみの告知ですが、予約は不要です。

※ 駐車スペースもそこそこあります。会場外にいるスタッフにお声掛けください。
 
※ 事前にご連絡頂ければ翌7/3(月)のご案内も可能です。
  satoh-koumuten65@sirius.ocn.ne.jp 佐藤まで

会場 → 見附市南本町



「倉庫を改装して住む」
今物件のような需要はそんなにない(まずない)はずですので
営業的に?集客は?ビジネスとしてどうか?とも思いましたが

単純に「私が目一杯楽しんだ。作る人も楽しんだ。施主様も喜ばれている。」
その理由だけでオープンハウスを行うことになりました。

アンケートを頂いたり、追客もいたしません(いつもそうですけどね)
住まいの計画がない方も、同業他社さんも見学OKです(いつもそうですけどね)

工事はあともう一息



ファサードの外壁張りが開始。
ウエスタンレッドシダーをラフ仕上げにして、ランダム巾にスノコ張りします。



この住まいに似合ったワイルドさを出す計画。

裏の南側は、ほぼ全面開口部。
耐力壁が不用なラーメン構造の鉄骨だから出来る事です。




そして、48帖の大ホール。



これも鉄骨造ならでは。というか倉庫そのまんま。

配管なんかもそのまんま現しの所があったり、
既存の鉄骨がそのまんま現しの所もあったり、
構造用合板でキッチンや洗面を作ったり、

そんなとてもワイルドで潔い造りです。
表面的な化粧ではなく、リアルなインダストリアルデザインとなりました

施主様ご夫婦そろって「潔く」「シンプル」な考えをお持ちだからこそできた住まい。
1日だけの公開ですが、ご都合がつく方は是非ご覧ください。

一般的な住まいづくりの参考には、あまりならないかも知れませんけど



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