一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

住まいづくりへの想い

2022年06月21日 | 建築
先週末にこっそりと見学会を開催しました。



こっそりでしたが多くの方にご見学頂き、物件の解説だけでなく、弊社の設計コンセプトについてもご質問を頂きました。
確かに💦 近年はFBなど同業者向けのマニアック発信ばかりで、ユーザーに届ける事をサボっていいました(笑) という事で、久々にブログにて弊社の住まいづくりに対する考えを書いてみます。
 
一般的な話は書いてもつまらないので、他社さんとはちょっと考えが違う所のみ挙げてみます。
 
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施主様のご要望は話半分で聞く(笑)
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今まで何度か次のような経験した。
初回ヒアリングでは「シンプルモダンなガルバの家がいい」との要望、しかし都合により計画が1年延期に、で改めてヒアリングすると「ナチュラルな木を使った家が好き」と要望が変化。ほかにも「対面キッチンがいい」→「やっぱり壁付けでコンパクトに」や「ベランダのある2階建てに」→「やっぱり平屋に興味がある」など、わずか数年いや数か月で要望の変化を経験してきた。近年ではコロナにより「玄関に手洗い」が全国的に急増、しかしこの要望でさえ既に減少傾向にあるという。
その二転三転する施主の要望に、我々プロが振り回されるのはいかがなものか。我々はもっと長い時間軸で住まいを考え、変化する要望や流行ではなく、立地や環境など変わらないものを頼りに(ここはプロじゃないと分からない)住まいのあるべき姿を提案しなければならないはず。よって施主様の要望は話半分でしか聞きません(笑)

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施主様のご要望を聞くべき
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逆に施主様の要望をちゃんと聞くべきと思う所がある。
(施主様)「耐震等級3でG3にしたい」 (建築会社)「それは過剰です、耐震等級2のG2がちょうど良いです」 こんなやり取りがあると聞く。性能に関しては、施主様の高い要望にきちんと応えるべきではないかと思う。もちろん、施主がそこまで求めない場合もあるかもしれない、しかし、少なくとも建築会社側から「あなたの家は程々でいい」とは言うべきではないと考える。
かくいう弊社では、要望も聞かず強制的に耐震等級3、G3としてしまうが(笑)

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地域工務店が選ぶべき素材とは
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素材や設備は何を頼りに選ぶべきか。ここも施主様の要望は後回しにしたい(笑) まずは地域工務店としての社会的責任を考えたい。中央資本のハウスメーカーではなく、せっかく地域工務店をお選びいただいたのに、資材のほとんどを県外や海外から買い、地域から外へお金を流出させている。安易な素材選びでは、施主様からお預かりした大切なお金が地域には落ちないのだ。
資材全てを地元で調達するのは不可能だが、できる限り努力すべきと考える。素材の選び方一つで、地域経済に影響を与え山や環境を守る事につながる。この事は施主様にきちんと提案すればご理解頂ける。地域工務店にはここを説明する責任がある。
好みや流行の仕上げ材、新発売の建材、海外の高性能な設備、これらを採用する前に、地域、社会、環境のためになる素材があるのであれば、まずはそれを検討してみたい。
 
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高価高性能な設備機器より高性能な躯体
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蓄熱式暖房、床暖房など、わずか15年程で使われなくなった暖房器具を今まで見て来た。設備にも流行に似た変遷があった。換気、暖房設備などはメンテナンスが容易か、持続的に部品が供給されるか、取替えは容易か、性能だけではなく持続可能な設備かどうか見定めが必要だ。 最低50年は持続させたい、35歳で新築すると85歳、その先もまだまだ長い。単純に今欲しいものではなく、高齢者でも使いこなせるものを採用すべきと思う。35歳の施主も確実に高齢者になるし、とにかくそこからがとても長いのだ。さらに、住み替えにより別の施主が住むことも想定しておきたい。将来の空き家を作らないためにも。 例え目の前の施主が、複雑なシステムの使い方やメンテナンスを熟知していても、住まい手が変わればこの高性能設備は宝の持ち腐れとなり家の価値がそこで途絶えてしまう可能性も。35歳の施主と、85歳の施主と、まだ見ぬ施主のために、誰もが使いこなせるシンプルな住まいを提供したい。つまり、アパート並みの設備が理想だ。設備に大きく依存せずに済むよう、生涯取替え不要な躯体を高性能化する事で、持続可能な高性能住宅となると考える。弊社では外皮性能を県内1位にまで上げているが、冷暖房は普及グレードの壁掛けエアコン、換気は熱交換ナシ第三種換気としているのは、こういった理由からだ。
 

 
以上、普通の工務店とは少し考えが違ったりしている所を挙げてみました。見方によって正解はいくつもありますので、共感して頂ける方とそうでない方と居られると思います。でもそれで良いと思っています、後に私の考えも変わるかもしれませんので(笑)
これからも施主様のためはもちろんですが、同時に世の中のため、未来のためになる住まいづくりを目指したいです!(ここは変わらないはず)




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先日の『お金がない人ほどG3』の解像度をアップ

2022年04月21日 | 建築
やりたい事がたくさんできたので、以下ブログ記事はSNSのコピペです(笑)
 
先日の『お金がない人ほどG3』の解像度をもう少し上げてみました。
まず新潟県の「雪国ZEH」の資料から、ZEH→G3への工事費は30年程度の冷暖房費で回収できる(1ページ目)
ここは、試算方法により誤差はあると思いますが、光熱費シミュレーションしたことがある方なら、おおかた納得して頂けるはず。



私が違和感を感じるのは「回収」といった表現です。
そこで、借入れ3000万円35年返済額と、冷暖房費を合算してみました(2ページ目)
月々の支出は、ほぼ同額かG3の方が安くなります!



さらに、完済後はG3が年間10万円安くなります(電気代の値上げは考慮していない状態で)
そうです。やはり回収という表現より、単純に「そもそも最初から安く住める」という事です。
ですから『お金がない人ほどG3』なのです!
借入限度額など金融機関さんのご理解も必要ですが(^^;)


★施主さまは安くて快適な住まいが手に入る
★ビルダーも売上げが上がる
★地球環境への貢献できる
めっちゃみんなが、Win-Win-Winです!

誰も損しないはずなのに
なぜ、我々ビルダーはG3住宅をもっとすすめないのかな? 不思議だ。
私がバカなのかな・・(^^;)
 

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お金がない人ほどG3住宅にすべき!

2022年04月19日 | 建築
やりたい事がたくさんできたので、以下ブログ記事はSNSのコピペです(笑)
 
「大型パネルで建てるUa値0.16の平屋」
断熱構造見学会は大盛況でした!ご来場頂いた皆様大変ありがとうございましたm(__)m



この見学会で一番伝えたかった事。それは!
『お金がない人ほどG3にすべき』
って事です。

このたび公開された新潟県の「雪国ZEH」の試算でも(とはいえ、私の尊敬するあの方が試算したのですが^^) 
ZEH→G3への断熱の追加工事費は、30年の光熱費で回収できる事になっています。私の試算でもほぼ同じです。



「回収」っていうと、先行投資のようにお金に余裕のある人だけが・・的なイメージですが、
実際には、住宅ローンと同様に光熱費も月々払うので、30年以上住まう家なら、最初からG3の方安く住める。という事です。

私が「G3だ~、Ua値が〇〇だ~、気密が△だ~」って騒ぐと「いやいやコスパ悪いでしょ~、そこまで要らないでしょ~、G2がちょうどいいよ~」って言われます(^^;)

しかし、私はG3が一番安く住むことができる住まいだと信じています!「お金がないならG3!」(笑)
もちろん、外皮だけじゃなく換気や日射取得、耐震性や耐久性も全て重要です(イチイチこういう事を言っておかないと、揚げ足とる人がいるので。もうイヤ~💦)

光熱費以外にも、断熱性能が上がる事による、冷暖房設備の容量や台数の減、入替えコストの削減、補助金や低金利の適用、電気料値上げ対策など多くの金銭的メリットを加えると、実はもっともっと安く住む事ができるんです!

更に、お金には換算しにくい健康や快適性が同時に手に入るのです!!

家を建てるなら「G3にしとかないと絶対損!」もうハッキリと言い切っちゃいます(笑) 
・施主さまは安くて快適な住まいが手に入り
・ビルダーも売上げが上がり
・地球の環境、日本の経済が良くなる
めっちゃWin-Win-Winです!

誰も損しないはずなのに
なぜ、我々ビルダーはG3住宅をグイグイとすすめないのか? 

例えば、所得が少ないからと安いZEH住宅を建てて35年ローンを組んでも、月々支払い=返済+光熱費なので
G3住宅を建てるより、月々の支払いは増える。
つまり所得が少ないのに、わざわざ支払いのきつい方を選んでいる。いや、ビルダーがすすめている。

不思議だ・・
私がバカなのかな・・(^^;)



 

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耐震等級3、G3、大型パネル、モイス、全部標準で。

2022年03月01日 | 建築
やりたい事が増えたので、最近のブログは手を抜いてます💦
以下は、FBの投稿のコピペです(^^;)

 
「大型パネルでつくるUa値:0.16の平屋」は明日が上棟日❗ 
シンプルな基礎とシンプルな木軸で耐震等級は3(積雪1m)

弊社が耐震等級3を標準にしてから既に6年半。熊本地震の前から弊社は等級3を標準にしてきました(ここは誇りたい😁)
熊本地震の前は「いやいや等級3は過剰だよ~、コスパが悪いよ~、等級2で十分だよ~」って多くの方に言われました。

でも、今では誰も言わない(笑)

で、今、Ua値とかG3だとか言ってると
「 いやいやG3は過剰だ~、コスパが悪い~、G2がちょうどいい~」って、あの時のような同調圧力が(-_-;)

いやいや、出来る人はサッサとチャレンジして、経験を活かしたり、出来ない人に教えたり、見本になったりすればいいんじゃないの? 結果、我々も施主も誰も損しないんじゃないの? 
何でチャレンジしようとする人の足を引張るのかな? ソレ楽しくないぞ😑





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「G2.G3セミナー」無事終了~!

2022年02月22日 | 建築
やりたい事が増えたので、最近のブログは手を抜いてます💦
以下は、FBの投稿のコピペです(^^;)

「勝手にセミナー」無事終了~🙌
申込み540名、ライブ視聴380名、そしてアーカイブの再生数もどんどん伸びています。
ご視聴頂いた皆様本当にありがとうございました🙇‍♂️  

ゆる~くやるつもりがガチガチになってしましました💦 お聞き苦しい点多々ありまして大変申し訳ございませんでした(^^;)


 

 



渋谷さんの施主目線の話は本当に良かった。全然オマケじゃなかった(^^;) 突然の無茶ぶりにご快諾頂き本当に感謝です❗
このセミナーで伝えたかった事は、テクニカルな事だけじゃなく、正解は一つじゃない❗って事。

我々は自分と違う考えややり方に対し、批判したりけん制したりしちゃうけど(自分も含め) もう少し「そういう考えもあるよね」って認め合ってもいいと思う。 とくに省エネ.断熱に関してはまだまだ発展途上だと思うから、5年後10年後は違う事やっているかもしれないし。

「人命」や「環境」のためといった大きな目標はみんな一緒だと思う。ただそこへ向かうルートが違うだけ「それがダメでこれが正解」とかじゃなくて、もっと多様な考えやテクニックを認め合う優しい業界がいい。

人を批判していた人が、いつの間にか批判される側に。小学校でいじめっ子だった子が、中学校ではいじめの標的に。我々は全く成長していない(^^;

「みんな仲良くしましょうね」「できない子にはやさしく教えてあげましょうね」「勇気をもって発表した人を笑わないでね」「人を傷つけるようなことはダメですよ」「みんな違うから素晴らしいのですよ」「ケンカはしないでね」
子供の頃、先生や親からそういわれて育ったのに、我々はそんな大人になったでしょうか?

セミナーで自動車業界との比較をしましたが、もう一つ。
車には、FF・FR・MR・RR・4WDと様々な駆動レイアウトがある。エンジンの位置、どのタイヤが駆動するか。全く違う。自動車誕生から250年も経つのに、未だ一つに集約されていない。

それぞれにメリットデメリットがあり正解は一つではない。それぞれの正解を未だ探し続けている。多様で豊かで前向きな業界に見える。

高断熱化を始めたばかりの我々住宅業界で「こうじゃないとダメ」なんて誰も言えないと思う。
意見の違う人を「敵」とするのではなく「みんな違って当たり前」って許容できる豊かで楽しく優しい業界にしたいです。 そんな環境の中で住まいづくりがしていきたいです!

またいつか「勝手にセミナー」を開催するかもしれませんし、しないかもしれません(笑)
もしも、開催する事になったら、ご参加をよろしくお願いしますね😁 みんなで楽しくやりたいです🙌


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