先日行われた月岡の長期優良住宅の
オープンハウスにお越し頂いたお客様に
「理由は良くわからなけど、スッキリしてカッコイイですね。」
と、お褒めを頂きました。
「理由は良くわからないけど・・・」 それはおそらく・・・
細かいディティール(詳細)へのこだわりが効いているのだと思います。
もちろん長期優良住宅ですので、
耐震性能、断熱性能などが、高いレベルなのは当然ですが
お客様には、あまりわからない、気づかない 細かい納まりなども
プロとしては、シッカリこだわって作っています。
たとえば、外観では・・・
まず、外壁の使い方にこだわっています。
黒いガルバリュウム鋼板は、下から上まで
一枚の板で作っています。
通常は、真ん中あたりで継ぎ足す事が多いはず。
たったそれだけで、印象が大きく違うものです。
また、白と黒を何処で切替えるか?
それによっても、まとまりがずいぶん違います。
これも、とても重要です。
換気扇のフードも違います。
せっかくの外観を崩さない様に
小さな部分にもこだわります。
また、電気の引下げ線が見えません。
通常は、上部の電線取付け部分から
メーターまで、パイプに入った線が下がってきます。
特に目立つ位置に引き込み線がある場合は
このように隠す事も検討する必要があります。
さらに、本物の素材にこだわります。
ベランダは、アルミの既製品ではなく
細かい細工をした木製のベランダです。
白い部分は、〇〇サイディングではなく 塗り壁です。
左官屋さんがコテで塗ったジョリパットです。
外の流しなんかもオリジナルで作っちゃいます。
こだわりのすっきりしたエントランスが出来上がります。
住宅だけではなく、あらゆる物に共通すると思いますが、
凝ったデザインは、しなくても
基本コンセプトがしっかりまとまっていて、
その形状を活かす色や素材を使い
細かいディティールには手を抜かずに
しっかり作ってあれば
素敵なものが出来上がるのではないでしょうか。
逆に、形や装飾にだけ凝って、
ディティールにこだわらない物は、
とても陳腐なものに見えてしまいます。
住宅の外観は街並みをつくり、将来も残っていきます。
その時だけの流行や、既製品の装飾などで
飾られた住宅では、少し恥ずかしくはないでしょうか・・・
次回は、内装のディティールを紹介します。
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