西大崎の住宅です。
ウエスタンレッドシダーの外壁を張り始めました。
WRC(ウエスタンレッドシダー)の外壁は、よくありますが
今回は、なんと隙間の空いたスノコ状。
使うスノコは、3~4mの材料を 1500本
大工さんにとっては、気の遠くなる作業です。
目指す所は、こんな外壁。
だいぶ近い雰囲気になりそうです。
スノコには、水切れが良い様に斜め加工をしてありますので
普通の雨では、外壁裏に水が廻る事はありません。
しかし、雨風の強い時には、当然 外壁裏まで雨が入る事が予想されます。
では、普通の外壁材では雨が入らないのか?と言えば
そんな事はなく、普通に雨は入っています。
通常 住宅では、表面の外壁材を一次防水とし、
その下の通気層と防水透湿シートで二次防水としています。
つまり、外壁で完全に雨を防ぐ作りではなく
ある程度雨が入る事を想定して建物は作っているのです。
今回の様にスノコ状の外壁とすると、
普通の外壁より雨は入りやすくなりますが
逆に通気性がとてもよくなりますので、乾きも早く
外壁下地の劣化対策として効果が期待できます。
前々からチャレンジしてみたい外壁だったのですが、
今まで お客様に 特におすすめしたこともなく・・・
しかしながら、このたびは お客様の方からのご依頼です。
二つ返事で「是非、やらせてください!」と、なったしだいです。