一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

雪が解けたのでそろそろ・・・ 今回も外壁は白!

2015年03月20日 | 駒込の住宅
春を今か今かと待っていた物件が着工します。

駒込の住宅です。

雪の多い旧下田村にある物件ですので、雪解けを待っての着工です。

まずは、地縄。



敷地は広いのですが微妙に農地が絡んでいますので、それをかわすような細長い平面形状。

屋根は自由落雪。 母屋に寄り添うようなコンパクトな住まいになります。

外壁は弊社では定番となった県産杉雨板を使ったボードアンドバテンのホワイト仕上。



表面は保護塗料の付着性能が上がるようにあえて鋸目を残しラフな仕上げです。

一見真っ白ですが、目の前に立つと、やっぱり「木」。



リアルで荒い表情が本物である事を主張します。

同じ素材でも色や張り方を変えると印象が大きく変わりますので

その建物の外観形状やコンセプトによって設計当初から外壁の仕様は決定しています。(私の中ではね・・

この駒込の住宅は屋根やサッシまで真っ白。

白い外壁は空の青や植栽の緑との相性が抜群! 







全く嫌みのない色です。 

当然、雪景色にも合いますので、この地域ではおすすめの色と言えますね。




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倉庫が住宅に! たのしいリノベ(^_^)v

2015年03月13日 | 南新保のリノベーション
南新保のリノベーション現場です。



鉄骨の塗装が始まりました。

これがLDKの天井に見えるのだ。 すごくカッコいい 



部分的に古い部分を見せる。新築では出来ない事をさせて頂いております。 楽しい~ 

倉庫だった事。年を経ている事。を、完成しても感じ取れる様に、エイジング感、ヴィンテージ感を少し残す計画。

新築でエイジングをやると少々嘘っぽくなってしまいますが、本物件はリアルです。 

無垢の床に内装用モイス、主な仕上材は、いつもの新築と同じですが、

細かい納まりなどを工夫してリノベーションならではの雰囲気を作ります!



実は、我が家もプチ・リノベーション中 



このたびスタートした省エネ住宅ポイントをちゃっかりゲットします



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竣工!(女池上山の住宅) ナナメのヒミツと構造デザイン

2015年03月10日 | 女池上山の住宅

女池上山の住宅が無事に竣工しましたので、竣工写真と合せ解説します。

まずはファサード。新潟県産杉を使った外壁材です。
弊社で最近よく使う外壁材。 シンプルだけど質感ややさしさが感じられるのでとても好評です。



玄関ドアはシンプルに全面ガラスのドア。 これでむやみに窓を増やさなくても明るい玄関が演出できます。
すごく単純な手法ですが、余計な開口部を増やさないのでコストを下げつつ断熱性能を上げられます。

左手の黒いガルバリュウムの部分は外収納と自転車置場。 庇にはちゃんと雨樋がついていますが極小で目立ちません。

弊社の設計ではとにかくスッキリ!を心がけています。

色濃く複雑な造形は一見高級にも見えますが、長期にわたり本当に心地良いのか? 好みや流行が変わらないのか?など考えると
暮らしの背景となる住まいは、極力シンプルでニュートラルなデザインが良いのではないかと思っています。
実際にはシンプルで余計な物を見せない納まりの方が、設計も施工も難易度が高くて大変なのですぅ・・・ 

またこの住宅の特徴は、敷地に対してナナメに配置されていることです。
理由はいくつかありますが・・・ 以前に解説あり
主な理由は限られた敷地を無駄なく使うため。 ナナメに建物を配置すると三角の空き地ができます。



道路面の三角地には車をコンパクトに駐車できます。 住宅を大きくセットバックさせる必要がなく無駄がありません!

また、裏の三角の空き地はお庭に。
46坪の敷地でもこれだけ立派なお庭が取れました。



そして、この素敵なお庭を隣家の視線などを気にしせずにLDKから存分に楽しむための工夫も。
7m以上無柱で飛ばした連続水平窓です。 
必要な構造がそのままデザインになった壁面収納 以前に解説あり がシンプル空間のアクセントになっています。



キッチンは奥様のご要望が取入れられたオーダー品。 ほぼ大工工事なので意外に安価。
シンク下のゴミ箱スペースや戸棚の中まで調湿・消臭性の高いモイスを使っています。
ここはシステムキッチンでは真似が出来ない所ですね。



LDKには通常あるはずの 背の高い掃き出し窓がないため このままだと明るさがやや不足・・・
そこで隣接する玄関・階段ホールを目一杯明るくしています。



トップライトを設け、透明の強化ガラス床の踊り場やオープンな階段により、光あふれる空間に。



2階ももちろんこんなに明るい



周りをグルッと隣家に囲われた住宅街でも、工夫しだいでプライバシーを確保しながらこんなに明るく開放的な住まいが作れるのです。


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壁にはアクリアα 屋根は付加断熱 大切なのは・・・

2015年03月03日 | 南新保のリノベーション
南新保のリノベーション現場です。



現在、大工さんがセッセと断熱工事中。



壁面にはアクリアα。 アクリアαは超細繊維の高性能グラスウールで世界最高水準となる熱伝導率0.032W/m・kを実現した断熱材。
室内側は防湿フィルムで包みます。



また屋根には、アクリアNEXT。すでに屋根上から50㍉の外断熱(押出法ポリスチレンフォームにて)してありますが、さらに内部から105㍉の高性能グラスウールを付加します。 




このように断熱材の性能や工法はもちろん大切なのですが、断熱工事で一番大切なのは丁寧な施工。 もうこれに尽きます。

いくら「弊社は○○工法です。」「○○断熱を使っています。」といっても、それを作っている職人さんが丁寧に隙間なく施工するかしないかで、実際の性能は大きく異なってきます。
外皮性能計算はあくまでも机上の計算ですし、気密測定は気密層での隙間の大小はわかるが、大事な断熱材自体の隙間や欠損は見抜けません。

つまり、数字上は断熱性能が良い事になっているが、実際にはその性能が出てない事もある。 ということなのです。
この辺の所は、あまり突っ込んで話をする評論家?建築士?は少ないです・・・  現場感覚がなく、少々頭でっかちになってしまってるのかもしれませんね。

「断熱材が○○㍉も入ってます。」「Q値が○○にもなっています(もうQ値での評価はしませんが・・・)」「C値が○○以下です。」と優位性をうたっても
実際に施工する職人に、知識と技術と、丁寧な仕事を心がけようという気持ちが欠けていたら・・・
もちろん、丁寧で優秀な職人さんが多いと思いますが、そうでない職人もいないわけではありません。

監督さんがチェックしているから大丈夫? 本当にそうでしょうか? 朝から晩まで付きっ切りで見てるわけではありません。チェックされずににシートやボードが貼られたりしている所がほとんどのはずです。
と、言うことは、隙間や欠損があるかどうかは、施工する本人にしかわからない部分がたくさんあるのです。

外皮性能をあと0.0いくつ下げたい。C値を0.0いくつ下げたい。もちろんそうなのですが、それを施工する人が 「どんな人間なのか?」 は大変重要なのです。

そういった理由で、弊社の施工は自社の大工。 下請けに出すのとは違って、少々手間がかかっても、お金がかかっても 
ここにはシッカリとこだわっています。  

私はこれが言いたかったのです。