一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

続々・アクリア

2007年06月21日 | ミカンノイエ

ミカンノイエの壁・天井に、アクリアが充填されてきました。

Img_1269

アクリアは室内側が防湿フィルムになっていて

隙間なく施工する事で、防湿ができます。

(今回は、内側にこれで防湿、外側に耐力壁で気密をとっています。)

この内部のフィルムは、断熱材より一回り大きくて

耳が付いた状態になっています。

この耳を柱や梁にきちんとラップさせて施工します。

(ただ断熱材を入れるだけでは、全然ダメですよ。)

このフィルムも以前の物の倍の厚みになっていますので

破れにくいし、防湿性能も高いです。

また、壁の中に空洞を作ったりせず、

床や天井へと空気が行き来させない様に

エンを切ることも重要です。(気流止め)

壁の中で気流が起こると、室内や床下から湿気のある空気を

吸い込む可能性があるからです。

中には、壁内通気をさせている工法もあります。

この場合は、断熱材や工法が全く違います。

これとは別に、外壁下地の通気はもちろん必要です。

(壁内の湿気を排出するため)

   ◇

こうやって、断熱の事を一つとっても

一般の方に分かる様に 説明するのはとても難しい。

実は全然伝わってなかったりして・・・ (~_~;) 

これから家を建てようとする方々は大変です。

様々な材料や工法があり、何が正しく、何が間違えなのか・・・

表面的に勉強したつもりでも、まだ奥が・・・

業界にいる人でも、分からない事がたくさんあるのですから、あたり前ですよね。

   ◇

これから建てられる方は、いかに信頼できる人・会社を見つけるかが重要ですし

業界の人(もちろん私も)は、絶え間ない勉強が、必要なのです。 ( ..)φ

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