一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

在来工法の浴室、木の外壁

2012年04月29日 | 長倉の住宅


長倉の住宅です。

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床がタイル貼りの在来工法の浴室を作っています。

タイル貼りの在来工法と言うと、水漏れや白アリによる劣化が心配されますが

下地を無機質のケイカル板でおおい FRPでグルッと防水しますから

ユニットバスとほぼ同等の防水性・耐久性が確保されます。


写真に見える右奥の床の穴に、浴槽をスッポリ落し込む予定。

すると、フラット感のあるスッキリした浴室になります。

さらに手前の脱衣室とは 透明ガラスで仕切られるため

とても開放的な浴室となります。


外では、水廻りの外壁材を張っています。

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ウエスタンレッドシダーのベベルサイディング。当社の打合せ室と同じです。

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材料も施工方法もすごく大雑把で荒々しさが特徴の一つ、

とても「生きている」感がある外壁です。


また、母屋の杉の外壁は、仕上げ塗装に入っています。

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真っ白にスッキリ仕上がっています。

もちろん、塗装した物ですので年々少しずつ塗装が落ちてきます。

塗装が落ちても木が腐ったりするわけではありませんので

経年変化さえそのまま受入れて頂ければ、なんの問題もありません。


しかし、既製品のサイデングが色落ちした場合は、見た目が悪いだけではなく

耐久性が失われてしまいますので、再塗装が絶対に必要になります。

どちらを採用するかは、メリットデメリットを知った上で、選択して頂ければと思います。


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難しい増築工事

2012年04月25日 | 西四日町の増築

西四日町にて、増築の基礎工事中です。

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元々あった住宅の半分くらいを一旦取り壊し

またほぼ同じくらいの面積を建築しています。

今回の工事は、既存の取り合いや、準防火地域だったり、

とても難しい工事となっています。


また、この辺りはの道路は、知らない人は車で入ってこない方がいい? 

くらいに道幅が狭く、一方通行だらけですので、さらに工事が難しくなります。


しかし、幸いにも 陽気が良いこの時期に、解体・基礎・建て方までできるので、

工程通りに順調に進められそうです。


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自然素材は取入れたいが、すぐ外にある自然には興味が・・・

2012年04月23日 | 建築

現在も数件のお客様と新築相談が進行中なのですが、そんな中で感じる事が少々ありまして・・・

これから新築をしようとする方々が、一番に重要とする事が耐震性・断熱性・長寿命など 表面に見えない部分である事は皆さん全く同じ意見。

しかし それについてのお話は最初のほんの数分のみ。 あとは 「リビングはこんなインテリアにしてほしいし・・・、ここの天井はレッドシダーで・・・、階段のデザインは・・・」と、内部空間のご要望がたっぷりと・・・。

でも それは仕方がない事なのかな~とも思います。 一般の方が家を検討する際に参考にする雑誌のページのほとんどがそんなインテリアの写真なんですから・・・。 

色んな建築会社のホームページにある施工例などを見ても、インテリアがメイン。 中には 外部との関係を一切写さずにカーテンでクローズドされた写真ばかりだったり、夜間撮影のシーンばかりで自然光などは考慮されていない様な設計など。

どー思いますか? 確かに写真や見学会ではきれいに見えるかもしてませんね。 しかし、一戸建ては マンションとは異なり、もっと自然光や風など積極的に取り入れる事ができるわけですし、本当に心地良く感じるのはその自然の物なのですから。

無垢の床や自然素材を取り入れたいとほとんどの方がおっしゃいます。 しかしすぐ家の外にあるその活きた自然を取込む事にはあまり興味がない様です。

皆が心地良いと感じる無垢の床や自然素材と同様に、いやそれ以上に 家のすぐ外からもたされる自然の光や風や緑は、もっと遥かに心地良い物なのです。

我々設計者でも、インテリアの表面的な装飾にこだわるばかりに、大切な物を忘れてしまっているのかもしれません。 小細工したマンション的デザインも良いですが、その心地良さの寿命はどのくらいですか? 10年20年さらにもっと先もそれが住まう家族を心地良くしてくれますか?

逆に 余計な装飾がなくても 適切に外部との関係が設計された住宅では、自然の光や風、緑などが、将来にわたり長い間、住まう家族に心地良さを提供し続けてくれるでしょう。

外部にある自然の物ほど 私たちに豊かさを与えてくれる物はないのではないでしょうか。 いくらインテリアの造作に凝った所で、緑の木1本には到底かないません。 山や川など自然が眺められればもっと最高なんですけどね。

久々に文字ばかりの記事でしたので、写真を1枚。 東裏館の住宅 の借景です。

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杉板の外壁、透ける渡り廊下のトップライト

2012年04月21日 | 長倉の住宅

長倉の住宅です。

杉板の外壁を大工さんが張っています。

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真っ白な保護塗料でスッキリ仕上ます。

張る前にすでに工場で2度塗りしていますが、

最後に仕上げにもう一度塗ります。


透ける渡り廊下にはトップライトが入りました。

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強化ガラスを使ったペアガラスの屋根です。

とても大きなサイズのガラスですが、耐積雪1mで計算。

万が一の飛散防止フィルムも貼ってあります。

お風呂へ行く時に渡る廊下がガラス張りになるのです。

Photo

内部では、無垢の床板が施工済みです。

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「R2000+」のセミナー

2012年04月17日 | その他

先週、上野住宅建材さんのモデルハウス「R2000+」の

オープニングイベントに参加してきました。

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今回のR2000の復活プロジェクトの総監督を務めた南雄三さんと

設計を担当した(有)オーブルデザインの浅間さんのセミナーがありました。

南雄三さんは、住宅技術評論家としては有名すぎるほど有名なお方。

そして浅間さんは、県内では間違いなくトップの断熱技術者。


先月にも、オーブルデザインさんの完成住宅も見学させて頂きましたが

とにかく浅間さんの徹底したこだわりがビンビン感じられる住宅でした。

そして今回の「R2000+」プロジェクトも、徹底したこだわり。


一般の方の住宅でここまでやるには、コスト的には難しいとは思いますが

大きな費用をかけずに、すぐにでも取入れられる工夫も

いくつかありましたので、大変参考になりました。


ちょっと忙しくて、「欠席しちゃおうかな・・・」と少し考えてしまいましたが

参加してみてとても良かったです。


こういったセミナーや見学会で、「良い」と思った事は

遠慮などせずに真似をして、実践させて頂きます。

当社でもこだわりがないわけではありませんが・・・

まだまだ発展途上の会社ですので、新しい事にも

ドンドン挑戦 していきたいと考えております。


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