一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

設備に大きく依存しないゼロエネです。

2013年10月29日 | 月岡のゼロエネハウス


月岡のゼロエネハウスは上棟から3週間経過。

耐力面材のモイスを張り。

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その外に付加断熱を充填するための間柱を取付けています。

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この外周部には、壁に105㍉の高性能グラスウール、基礎に50㍉のポリスチレンフォーム。

そして内部にも、壁に105㍉の高性能グラスウール、基礎に50㍉のポリスチレンフォーム。

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合計、壁に210㍉の高性能グラスウール、基礎に100㍉のポリスチレンフォームで断熱する事になります。

月岡のゼロエネハウスは、普通の家に太陽光発電を屋根にただポンと載せて「ハイ、ゼロエネです。」といった設備に大きく頼ったゼロエネではありません。

躯体の断熱性能をシッカリ上げて省エネ性をウンと高めたゼロエネです。 設備に大きく依存したゼロエネとは省エネ性はもちろん快適性が段違いに違います。

これから充填されるたっぷりの断熱材は、まだしばらくは現場内を占領しそうです。

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付加断熱・らせん階段・ストレストスキン

2013年10月09日 | 月岡のゼロエネハウス


月岡のゼロエネハウスの建て方です。

LDK棟は5m近い長柱を使った平屋構造です。体育館の様な独特なスケール感です。

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長柱の場合、柱を座屈させない工夫が必要です。


またこの物件は、高性能グラスウールのアクリアを、屋根には350㍉、壁には210㍉充填する付加断熱工法で超高断熱仕様となります。 

屋根には予めタルキ間に210㍉充填しておきます。まるでお布団みたいですね。

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後で下から更に140㍉を内側から付加断熱します。


後にブラックペイントされる鉄骨のらせん階段もセット。 

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可能な限りシンプルで部材は最小限のサイズで作ってあります。 機能とデザイン、ギリギリのバランスです。


そして、ガレージ棟は2階の床が7.2mもスパンがとんでいる 木造では普通ありえない広さの間口のガレージとなります。 軽自動車も含めれば3台横並びも可能です。

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当然、大きな梁が必要になってくる。 梁が大きければ大きいほど自重も大きい。更にクリープというやっかいな変形も考慮しなければならない。 初期の変形は小さくても時間の経過とともに変形が増大するのだ。

そこで、まず計算上十分にクリアできるサイズの梁を選択したうえで、更にストレストスキン効果を期待して 梁上に張る厚い構造用合板を接着と高耐力のビスで一体化。 

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梁とその上の合板が一体化すれば断面二次モーメント(I=bh?/12)が大きくなる。計算すると1.8倍以上にもなる。 たわみの公式が(5wl?/385EI)なので、たわみが1/1.8以下になる計算。

他にも外周壁に面材を張る事によるウォールガーダーの様な効果や、後に補強されるスチールブレースによってたわみや揺れがウンと低減されます。

他にもトラス構造や張弦梁を使うといった方法もありますので、建物の間取りや意匠によってこれらを使い分けします。


ちなみに我が家の2階ホールは張弦梁。

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構造が分かれば、安全を確認したうえで 大胆で自由なプランが可能になってきます。

この月岡のゼロエネハウスは、構造から仕上げまで施工難易度の高い建物です でも出来上がりは超シンプルに見える予定です。

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サンワカンパニーのカタログに掲載

2013年10月04日 | 石上のゼロエネハウス


このたび 「石上のゼロエネ住宅」の写真が サンワカンパニー2013秋冬のカタログ のアーキナビというページに掲載されています。 小さくですけど

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サンワカンパニーさんといえば、タイルやウッドデッキなどの輸入建材をはじめキッチンなどの住設から小物・雑貨まで様々な商品を扱っている会社。 しかもそのどれもがチョーハイセンスな物ばかり。 カタログやウェブは眺めているだけでもとても楽しいですよ。

もちろん当社もよく購入させて頂いておりますが、このカタログは全国の設計事務所などがご用達もの。 そこに掲載させて頂けるのはとても光栄な事です。

実は掲載頂くのは今回で2回目 大変ありがとうございました。


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解体、地ナワ、地鎮祭、基礎

2013年10月02日 | 月岡のゼロエネハウス

現在の各現場の状況は・・・


栗林の住宅では

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既存建物の解体が終わり

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地ナワを張って、地鎮祭を行いました。

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月岡のゼロエネハウスでは

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基礎の立上りまで完了。付加断熱をするので基礎部分は内外のダブル断熱とします。

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本日 内部土間を打設して完了。

来週はいよいよ上棟です。



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