一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

防水透湿シート

2007年06月22日 | ミカンノイエ

ミカンノイエの外壁下地です。

Img_1268

壁の構成は外側から、

外壁材(ガルバリュウム鋼板) ・・・ これから施工します。

胴縁(木のサン) ・・・ 外壁を留めるための下地

タイベック(防水透湿シート) ・・・ 防水と壁内の湿気を排出するためのシート

かべ震火(耐力壁) ・・・ 耐震性と耐火性があります。

柱(間に断熱材) ・・・ 充填断熱

気密シート(断熱材と一体になっている) ・・・ 室内の湿気を壁内へ入れない様に

胴縁(木のサン) ・・・ 内壁を留めるための下地

石膏ボード ・・・ 耐火性があり、壁紙の下地となる

壁紙 ・・・ 内壁の化粧材

となります。

  ◇

写真で見えるタイベックは、どこの建築現場でもよく見るシートですよね。

防水性が高く、万が一 外壁の中に雨水が浸入しても

躯体の中に入らない様に施工します。

しかも、これは内部からの湿気は透すという 優れもの。

水は通さないのに、なぜ 湿気は透すのでしょう?

(業界のでも、意外に知らない人が多いのですが・・・)

答えは簡単、水に比べ 水蒸気の分子ははるかに小さいのです。

つまり、シートを形成する繊維に、水分子より小さく 水蒸気より大きい

すきまが空いていればいいのです。

シートをよく見ると、細い繊維で編んだ様になっています。

このタイベックは、医療や様々な分野でも 使われている

とても優れた素材なのです。

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